エンジニアは勉強し続ける必要性がある仕事
エンジニアは他の職種に比べ勉強し続ける必要性が高いと言われています。社会人でありながら自宅で勉強をしていると周囲からいわゆる意識が高いと見られることも多いですが、エンジニアの場合勉強するのが当たり前という雰囲気があります。
また、企業によっては資格獲得者に手当や報奨金を出したり、参考書などの購入費を会社で負担するなどの福利厚生を導入したりして、従業員の自主的な勉強を後押ししていることもあります。従業員に勉強してもらうことは会社にとってプラスに働くことを、経営者も理解しているためです。
エンジニアが勉強に疲れたら無理して頑張る必要はない
エンジニアはたしかに勉強し続ける必要性が高い職種ですが、疲れた場合は無理して頑張る必要はありません。無理して勉強を続けると体を壊してしまったり勉強そのものが嫌になってしまったりする可能性もあるからです。
勉強に疲れたらひとまず好きなことに没頭すると良いでしょう。十分に休息を取った後に、どうすれば勉強を続けやすくなるのかを考えれば良いです。
エンジニアの学習方法
エンジニアの学習方法にはさまざまな種類があります。ここでは代表的な学習方法を4つまとめたので、学習の参考にしてください。
参考書を購入する
参考書を購入するのがもっとも一般的な学習方法です。たとえば、プログラミング言語に関するものやAWSやGCPなどインフラに関するもの、プロジェクトマネジメントなど上流工程に関するものなど数多くの書籍が出版されています。
学習サイトを活用する
最近ではスマホで手軽に閲覧できる学習サイトも多くあります。学習サイトは基礎だけに絞って分かりやすく内容をまとめているものも多く、勉強を始めて間もない方におすすめできます。
ただし、応用分野に関しては解説している学習サイトが少ないのが現状です。そのため、ある程度学習サイトで基礎を固めたら参考書で知識を深めていくとよいでしょう。
研修やセミナーに参加する
研修やセミナーに参加するのも学習方法の1つです。研修やセミナーに参加することで、最新技術など参考書では得られない情報を知ることができる可能性もあります。また、研修やセミナーに登壇するエンジニアは経歴の豊富な方が多いため、彼らから影響を受けることでモチベーションがアップするメリットもあるでしょう。
資格獲得を目指す
資格獲得を目指すのも学習方法の1つです。たとえば、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などIT関連の資格には数多くの種類があります。資格獲得に向けて学習することで、その分野のエンジニアに必要な知識を偏りなく身につけることが可能です。
また、資格が転職活動で有利に働くことがあります。資格があればどの技術をどのレベルまで高めているのか、IT技術に明るくない採用担当者にも分かりやすく伝えることが可能です。
【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験
【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験
エンジニアは勉強し続ける必要性がある理由
なぜエンジニアは勉強し続ける必要性があるのか、理由を4つまとめました。勉強する理由を知らないとモチベーションが湧きにくくなってしまうため、今1度勉強の目的を把握しましょう。
業務をこなせるようにするため
業務をこなすために勉強するという方がもっとも多いと予想されます。特に新人の頃は現時点のスキルではこなすのが難しい業務を任されることもあり、勉強せざるを得ないこともあります。
会社によっては研修がなかったりOJTのスタイルを取っていたりして、仕事に必要なスキルを社内で得られないこともあるからです。
技術の進歩についていくため
IT技術はトレンドの変化が激しいと言われており、トレンドについていくためには勉強が必要になります。たとえばプログラミング言語なども、昔主流で使われていたのに今ではほとんど使われていないものもいくつかあります。
他にもインフラ分野では、昔は自社でサーバを管理することが中心だったのに、今ではクラウドサービスを活用することが増えています。
技術の進歩についていけないエンジニアは、仕事を失ってしまう可能性もあります。
市場価値を高めるため
勉強して市場価値を高めることで年収アップする可能性が高まります。特に、マネジメントなどの上流工程のスキルを身につけると、市場価値を高めやすいと言われています。
マイナビエージェントではエンジニア職の平均年収ランキングを算出しています。
- プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー:569万円
- システムエンジニア・プログラマ:443万円
- システム運用・保守:416万円
上記の職種のデータを見て分かるように、上流工程の仕事ほど平均年収が高めになっています。平均年収のデータからも、上流工程のスキルを身につけることの重要性が分かります。
【参考】:職種別平均年収ランキング|求人・転職エージェントはマイナビエージェント
エンジニアが勉強に疲れた場合の対処方法
続いて、エンジニアが勉強に疲れた場合の対処方法について解説します。これら4つの対処方法を実践することで、少しでも勉強を続けやすくなります。
勉強の目的を明確化させる
まずは勉強の目的を明確化させましょう。たとえば「ITコンサルタントに転職するため」「フルスタックエンジニアを目指すため」などです。
目的があやふやなままだと、学習のモチベーションも湧きにくくなります。また、将来のキャリアプランに向けたスキルを効率よく習得することができません。
スキマ時間を上手く活用する
エンジニア職の方の中には現職が忙しく自宅に帰ってから勉強する余裕がない方もいるでしょう。その場合はスキマ時間を上手く活用することをおすすめします。
通勤時間や会社の昼休みなどに、学習サイトを開いて15分だけでも勉強する習慣をつけると良いでしょう。1日15分の勉強でも継続すれば大きな差となります。
コミュニティに所属する
勉強のモチベーションを高めるにはコミュニティに所属するのもおすすめです。PHPやPythonなどメジャーなプログラミング言語には、コミュニティが存在しています。
コミュニティに所属することで、他のエンジニアと分からない箇所を教え合ったり勉強の進捗を報告したりできるため、学習のモチベーションを高めることが可能です。
別のエンジニア職に転職する
どうしても勉強が続かない場合、今の仕事の技術分野が向いていない可能性もあります。その場合、1度自分がやりたいことを整理し、キャリアプランを改めて考え直した方が良いでしょう。場合によっては、別のエンジニア職に転職することも視野にいれた方が良いかもしれません。たとえば、プログラマーからインフラエンジニアに転職するなどです。
若いうちであれば未経験のエンジニア職への転職はそこまでマイナスにはなりません。むしろ興味がない仕事をいつまでも続けると、市場価値が下がり続けてしまう可能性が高くなります。
エンジニアが転職を成功させるには
本記事ではエンジニアが勉強に疲れた場合の対処方法について解説しました。疲れた場合はまずは休息を取り、落ち着いてから勉強を続けるための方法を考えると良いでしょう。
ただし、今の仕事の技術分野に興味が持てない場合、無理して勉強を続けても途中で挫折してしまう可能性が高くなります。勉強を続けるのが辛い場合、別のエンジニア職に転職するのも1つの手です。
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