基本情報技術者試験の履歴書への書き方は?取得日・合格日の確認方法も!
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基本情報技術者試験の履歴書への書き方は?取得日・合格日の確認方法も!
アンドエンジニア編集部
2023.07.21
この記事でわかること
基本情報技術者試験の資格を履歴書に記載する際は、一般的に正式名称「基本情報技術者試験」で記載する
基本情報技術者試験の資格には有効期限がないため、いつでも履歴書に記載できる
履歴書には勉強中の資格も記載できる

基本情報技術者試験は履歴書で有用?

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基本情報技術者試験とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催する国家試験です。しかし、「履歴書に書いていいかわからない」「書き方が合っているか不安」という方が少なくありません。そこで、基本情報技術者試験の概要や、履歴書への記載方法について詳しく紹介します。

基本情報技術者試験は履歴書に記載すべき資格

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基本情報技術者試験は履歴書を書く際に、ぜひとも記載しておきたい十分有用な資格です。まずは基本情報技術者試験がどのような試験であるかを説明し、履歴書に有用な理由をお伝えします。

そもそも基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験は国家試験の1つであり、情報処理技術者試験の難易度によるとレベル2に位置します。なお、情報処理技術者試験の難易度はレベル1〜レベル4までに区分されており、ITパスポート試験はレベル1に該当します。

基本情報技術者試験ではITに関する幅広い知識を問う問題が出題されるため、資格を取得すればITに関する網羅的な基礎スキルが習得可能です。

基本情報技術者試験の試験日は通年実施されており、科目A試験と科目B試験の両方でどちらも60%以上の得点率を取得すれば合格できます。また、合格率は約25%程度です。合格日や試験情報については公式サイトで確認できます。

【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験区分一覧 【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:基本情報技術者試験 【参考】:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 試験要綱 【参考】:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表

基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!

基本情報技術者試験が履歴書で有用な理由

基本情報技術者試験は比較的難易度が高く、ITエンジニアの登竜門とも呼ばれる資格です。そのため、特に学生のうちに基本情報技術者試験に合格していれば、資格は就活で役に立ちます。ITの基礎スキルを証明できるので、履歴書に記載する際は十分おすすめの資格と言えます。

また、ITの急激な進歩に伴う人材不足が叫ばれる中、どのような企業でもITに関するスキルを持っている人材は重宝される傾向にあります。企業に関係なく、基本情報技術者試験の資格は履歴書に記載して良いでしょう。

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基本情報技術者試験を履歴書に記載するメリット

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ここからは、基本情報技術者試験を履歴書に記載することで得られるメリットについて解説します。主な利点としては、以下のようなことが考えられます。

面接の際に好印象を与えられる

基本情報技術者試験は認知度が高い上に、決して簡単な資格ではないため、就職先や転職先からは「ITの知識がある人」「継続的な努力ができる人」という評価を得られます。当然ながら、その様な高い評価は採用にも繋がるため、大きなメリットになり得ます。

基本情報技術者試験の難易度は高いのか?資格取得のメリットを解説!

仕事の幅が広がる

実際、企業に採用されることになった場合、基本情報技術者試験に合格していることで、さまざまな仕事を任せてもらえるかもしれません。

現在、ITの分野はどの企業でも必要不可欠であり、慢性的な人手不足を感じているケースが多くなっています。そのため、ITの知識が豊富であることをアピールすれば、システムに関わる幅広い仕事に携われる可能性があります。

ITエンジニアの仕事内容は難しい?職種や向いている人の特徴も解説

収入アップの足掛かりになる

基本情報技術者試験の合格者が多いシステムエンジニアの年収は、「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は432万円(※2023年5月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアは一般平均年収と同等かやや高めであることが分かります。

企業によっては社員に基本情報技術者試験の資格取得を勧めたり、昇進条件の1つになっていたりするケースもあります。さらに、基本情報技術者試験を足掛かりに、もっと上の資格を目指すことで、キャリアアップ・収入アップに繋がるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

基本情報技術者試験の履歴書への書き方

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基本情報技術者試験は、ITに関するスキルをアピールできる資格です。しかし、履歴書の資格欄に記載する上で書き方が間違っていると、上手くアピールできません。そのため正確に履歴書に書く方法を覚えることは重要です。ここでは、基本情報技術者試験の履歴書への書き方について詳しく紹介します。

記載箇所は「免許・資格欄」

資格を履歴書に記載するときは、 「免許・資格欄」に書くようにしましょう。記入欄を間違えてしまうと、書類審査の時点で落とされてしまうことも少なくありません。

また、履歴書には様々な形式のものがあり、記入欄の配置や記入スペースは異なることが多いです。さらに、資格欄についても履歴書によって記載する箇所やスペースが異なるため、十分注意して記入しましょう。

「科目A試験免除(午前免除)」は特記事項へ

基本情報技術者試験は知識を問う科目A試験と、技能を問われる科目B試験があり、資格を取得するためにはどちらにも合格する必要があります。以前は午前と午後で分けていましたが、2023年4月より通年実施となったことから、科目A試験と科目B試験になりました。

この科目A試験は、IPAの認定を受けた講座を受講し、修了試験(科目A試験に相当)に合格するなどの基準を満たした場合、1年間免除となります。

しかし、科目A試験が免除になっても、科目B試験に受かるまでは資格保有者ではありません。そのため、科目A試験免除の状態で履歴書に記載する場合は、「免許・資格欄」ではなく特記事項に、「科目A試験は免除となっており、現在は科目B試験の対策中である」といった内容を記載するようにしましょう。

【参考】:基本情報技術者試験(FE)の科目A試験免除制度のご案内

資格名は正式名称で記載する

基本情報技術者試験の資格の正式名称は、その名の通り「基本情報技術者試験」です。この試験に限られたことではありませんが、資格名は正式名称で記載することが大切です。免許や資格の名称は、省略されていることも少なくありません。例えば、基本情報技術者試験の場合「FE」「基本情報技術者」などと呼ばれることもあります。

履歴書に記載する免許や資格は、一般的に正式名称で記載しなければなりません。そのため基本情報技術者試験の資格を資格欄に記入する場合は、正式名称で記載しましょう。

また、基本情報技術者試験という名称になる前は、第二種情報処理技術者試験という名称で試験が行われていました。この場合履歴書には、合格証書に記載されている通り「第二種情報処理技術者試験」と書くのが一般的です。

資格取得日の書き方

一般的に履歴書の免許・資格欄には、取得した日付を記載する項目があります。ここには試験を受験した日ではなく、資格を取得した日、つまり合格日を記載しなければなりません。基本情報技術者試験では資格取得者に合格証書が発送されるため、証書に記載されている日付を書くと良いでしょう。

合格証書は資格を取得した証拠にもなるので、失くさないよう大切に保管してください。万が一、「基本情報技術者試験の合格証書を紛失した」「資格取得日を忘れた」という場合は、IPAに申請すれば合格証明書を交付してもらえます。

【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:合格証明書の交付手続き

書き方の例

ここでは以上を踏まえて、実際に履歴書に基本情報技術者試験の資格を記載する例を紹介します。履歴書に記載するときは、履歴書の免許・資格欄に次のように書きます。

令和×年の〇月△日に基本情報技術者試験に合格した場合は、「令和×年・〇月△日・基本情報技術者試験合格」となります。なお、ここでは「・」を使用していますが、履歴書の表に合わせて適切に記載するようにしましょう。

履歴書によっては年・月・日の列が離れているものや、年月のみで日は記載しないものもあります。履歴書ごとに書き方は異なるため、履歴書の仕様に合わせて記入するのが大切です。応募先の企業から、履歴書のテンプレートや記載例・記載方法が送付されてくる場合は、指示に従って正しく記載しましょう。

それでも履歴書の書き方に不安がある場合は、知識のある第三者に確認してもらうのが最も確実です。転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーが履歴書の添削を行ってくれるため、自信を持って面接に挑めます。

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履歴書へ記載するときの注意点

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基本情報技術者試験の履歴書への書き方は理解できたでしょうか。ここでは、基本情報技術者試験の資格を履歴書へ記載する際に、注意すべき点について詳しく紹介します。

資格によっては、有効期限があるものもあります。例えばLinuC・CCNAのベンダー資格には、それぞれ独自の有効期限が設けられています。有効期限が切れている場合には、履歴書に記載できないため注意が必要です。

一方、基本情報技術者試験には有効期限がありません。基本情報技術者試験は1度資格を取得すれば、生涯有効な資格の1つです。この点からも、基本情報技術者試験は有用な資格と言えます。

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取得した日付の順番に資格を記載する

履歴書で免許・資格を記載する場合、一般的に取得した年月日が古い免許・資格から記入します。また、免許と資格は同じところに記載することが多いです。そのため、記載する免許・資格の順番が取得した日付の順番になっているか注意しましょう。

履歴書によっては、日付に和暦と西暦の両方が使用できることもあります。この場合、和暦と西暦どちらを使用しても問題ありませんが、混在しないようどちらかに統一するのが大切です。

最後に「以上」を記載する

免許・資格を全て書き終えたら、その1つ下の行に 「以上」を記入しましょう。企業によっては履歴書から人柄を判断することもあるため、「以上」が抜けていると「注意力に欠ける人」という印象を与えてしまう可能性があります。

履歴書には一般的なルールがあるため、規則に従って作成すれば大きなミスは防げます。また、小さなミスをしないためにも、履歴書の作成後は必ず見直しを行いましょう。見直しをする際は書き終えた後すぐに行うのではなく、時間をおいてから確認するのがおすすめです。

なお、応募先の企業から履歴書の記載方法が送付されている場合は、それに沿って記載できているかもきちんと確認しましょう。

応募する企業で求められている資格を優先的に記載する

資格を数多く保有していると、資格欄に記載しきれなくなることも少なくありません。この場合は、応募先の企業で求められている資格を優先的に記入するのが大切です。例えば外資系企業に応募する場合は、英語力がアピールできるTOEICの得点を先に記載します。

また、プロジェクトマネージャーの職種に応募する場合は、プロジェクトマネージャー試験の資格を1番に記載しましょう。

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勉強中の資格も記載できる

履歴書を作成しているときに、資格試験の勉強に励んでいる方も少なくないでしょう。勉強している資格が応募先の企業にアピールできる資格であれば、 勉強中の資格も記載するのがおすすめです。

ただし、その場合は免許・資格欄ではなく、履歴書の下部にある特記事項に記載します。自分のスキルをきちんとアピールできるように、履歴書を上手く使いこなすのが大切です。

履歴書の書き方をマスターしてスキルをアピールしよう

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基本情報技術者試験の概要や履歴書の書き方・注意点について解説しました。基本情報技術者試験はIPAが主催する国家試験であり、有効期限がないためITの基礎スキルをアピールする際にはおすすめの資格です。履歴書に資格を記載するときは正しい名称を使用し、記載場所や取得日を間違えないようにしましょう。

また、履歴書にはルールがあるため、きちんと確認してから書き始めてください。書き終えたら見直しを行い、その際は第3者に確認してもらうのもおすすめです。スキルをアピールできれば、転職をする際もより有利になります。しかし、資格を活かした企業を探すのは、なかなか難しいですよね。

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