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Windows11のWi-Fiが表示されない?接続できない原因と解決方法
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Windows11のWi-Fiが表示されない?接続できない原因と解決方法
アンドエンジニア編集部
2024.02.21
この記事でわかること
Wi-Fi接続の問題は、Windows PC側からインターネット回線まで多岐に渡ります
Wi-Fi接続の状態は、タスクバーのシステムトレイのアイコンで簡単に分かります
Wi-Fi接続の設定は、タスクバーの「クイック設定」や「設定」アプリを用いて行います

Windows11のWi-Fiが表示されない?

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Windows11を利用する際には、ネットワーク接続環境で利用するケースが大半を占めます。初期設定もインターネット接続でアカウント認証を行いますので、設定完了後にはネットワークが利用できる状態になっています。

そのためネットワークアクセスに問題が発生すると、何もできずに慌てることもあるでしょう。ここでは、Windows11のWi-Fiが表示されない原因について探っていきます。

Wi-Fi接続に問題がある

Windows11のWi-Fi接続の問題は、Windows PC側から実際に接続するインターネット回線まで多岐に渡ります。遭遇する問題を大まかに分類すると、Windows11 OS・PCハードウェア・Wi-Fiルーター・インターネット接続機器・インターネット回線などの設定や故障が原因です。

実際には、個々の問題から接続機器をまたぐ複雑な問題まで多種多様なケースが考えられます。マイクロソフト社ではいくつかの要素に分類し、公式サイトで解説しています。

【参考】:Windows サポート:Windows の Wi‑Fi 接続の問題を解決する

同様に、各PCメーカーもトラブルシューティングの情報を掲載しています。必要に応じてご確認ください。

【参考】:富士通 Windows11 無線LANでインターネットに接続できません 【参考】:NEC Windows11の無線LANでインターネットに接続できない場合の対処方法 【参考】:ASUS トラブルシューティング - 無線 LAN 不具合について 【参考】:HP PC - Windows11 無線LAN(Wi-Fi)の接続方法 【参考】:DELL Windows11 Homeのワイヤレス ネットワークの使用方法とトラブルシューティング ガイド 【参考】:Lenovo 無線ネットワークの範囲が検出できない - Windows 7, 8, 10, 11

ネットワーク設定に問題がある

Wi-Fiが表示されない時に確認したいのが、ネットワーク設定です。ネットワーク設定自体に問題があるとWi-Fiに接続できません。設定画面を開いて問題がないかをチェックしてみましょう。

PCにWi-Fi機能が搭載されていない

PC自体にそもそもWi-Fi機能(無線LAN)が搭載されていないケースがあります。デバイスマネージャーを起動して「ネットワークアダプタ」を開くとWi-Fiが搭載されているかを確認できます。または、メーカーに確認する方法が1番かもしれません。

Wi-Fiの物理ボタンがオンになっていない

これはノートパソコンに限りますが、数多くある機種の中には、Wi-FiのON・OFFが設定画面ではなく、本体の横にある物理ボタンで行う場合があります。PCの側面またはキーボードの上部にあるため、ノートパソコンを使用していてWi-Fiが接続されない場合は、まずはここをチェックしてみましょう。

セキュリティソフトウェアによる接続不良

PCに導入しているセキュリティソフトによって、Wi-Fiの接続が阻害されるケースがあります。セキュリティソフトの過干渉が原因と考えられており、特にインストールするタイプにその傾向が見られるとされています。

まずはセキュリティソフトがインストールされているかを確認し、その場合は一旦停止してWi-Fiの再接続を試みます。無事接続されたらセキュリティソフトの影響が原因だったことを確認できるでしょう。

PCが帯電している

PCを長時間利用していると電力を帯電してしまい、それが原因でWi-Fiの接続を阻害することがあります。これを防ぐには、PCをシャットダウンして、ACアダプターや周辺機器などを全て取り外して放電する必要があります。しばらく放置して再度接続を試みると復活することがあります。

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解決しやすいWi-Fi接続の問題

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ここで説明する内容は、ちょっとした設定変更などによりWi-Fi接続が正常に表示できるケースを挙げます。比較的簡単な作業でネットワーク接続が復旧しますのでご確認ください。

Wi-Fi接続が正常動作している状態

Windows11のタスクバーには、アプリやシステムのアイコンが表示されています。ネットワーク接続のアイコンも、次の図のようにタスクバーのシステムトレイに表示されています。

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【図】:Windows11タスクバーのシステムアイコン

図の左側は、デスクトップ全体の表示です。右側にはタスクバーのシステムトレイを拡大したものです。電波のアイコンがWi-Fiのアイコンです(①)。アイコンにカーソルを合わせると、Wi-Fi接続先とステータスが表示されます(②)。

上記の場合は、正常にWi-Fi接続が表示されており、問題なく利用できる状態です。以降で説明する問題も、正常状態になるとこの図のように表示されます。

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Wi-Fi機能が無効(オフ)になっている

Windows11がインストールされると、通常はWi-Fi機能が有効(オン)になっています。誤って無効(オフ)になっていないか確認しましょう。次の図ではその確認の流れを表しています。

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【図】:Wi-Fi機能が無効の場合の設定方法

Wi-Fi機能が無効(オフ)の場合は、システムトレイのアイコンが電波のマークではなく、地球のアイコンになっています。カーソルを合わせると、「インターネット接続なし 利用できる接続はありません」と表示されています(①)。

ここで地球のアイコンをクリックすると「クイック設定」と呼ばれる設定画面が現れます(②)。ここでWi-Fiのアイコンが白色の場合は、Wi-Fi機能が無効(オフ)の状態です。アイコンをクリックすると青色に表示が変わり、「使用可能」の表示がされ、Wi-Fi接続が完了すると接続先のSSIDが表示されます(③④)。

上記の他に、Wi-Fiの機能が搭載されていない、またはPCの物理スイッチがオフになっている場合もあります。お使いのPCの説明書を確認してみましょう。

機内モードがオンになっている

機内モードがオンの場合は、PCは利用できますがネットワーク接続を行うことができません。次の図では機内モードの設定変更を解説します。

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【図】:機内モードがオンの場合の設定方法

機内モードの場合は、システムトレイのアイコンが飛行機の絵になっています。(①飛行機モードとも言います)。アイコンをクリックすると、「クイック設定」が起動します。この「機内モード」の色が青色の場合は、機内モードがオンです(②)。

「クイック設定」右上の飛行機のアイコンをクリックすると、青色から白色に変化します。その後、「クイック設定」左上の電波のアイコン表示が青色に変わり、Wi-Fi接続が完了します。

Windows 11のクイックアクセスを使いこなす!追加から削除まで

利用可能なSSIDに自動接続しない

Wi-Fi接続を自動的に行うためには、 Wi-Fiの接続先SSIDがあらかじめ設定済みである必要があります。ここでSSIDを登録した際に、自動接続を指定しなかった場合は、SSIDへの接続は手動操作が必要です。次の図で設定方法を説明します。

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【図】:SSIDから接続先を選択する方法

この図で最初に地球のアイコンをクリックし、「クイック設定」を起動します(①)。Wi-Fiの表示が青色であることを確認し、「>」をクリックします(②)。ここではWi-Fiの接続先一覧が表示されますので、該当するSSIDをクリックします(③)。

その後、詳細接続方法として「自動的に接続」または「接続」で指定したSSIDに接続することができます(③④)。ここで「自動的に接続」のチェックボックスをクリックすると、今後は自動的にWi-Fi接続を行います。

利用可能なSSIDに登録されていない

PCの接続先はあらかじめSSID一覧から指定するか、手動で作成しておく必要があります。SSID一覧から指定する方法は前述の手順の通りですので、ここでは手動作成の方法を次の図で紹介します。

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【図】:「ネットワークとインターネット」の設定の表示

最初に地球のアイコンをクリックし、「クイック設定」を起動します(①)。Wi-Fiの表示が青色を確認し、「>」をクリックします(②)。

続いて下側の「その他のWi-Fi設定」をクリックします(③)。これにより、Windowsの設定アプリの「ネットワークとインターネット」「Wi-Fi」が起動します。

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【図】:ネットワークの追加方法

ここで、「既知のネットワークを管理」をクリックし、「ネットワークの追加」をクリックすることで、必要なSSIDを登録することができます。

登録したSSIDのWi-Fiルーターがダウンしている

上記手順で、使用しているWi-FiルーターのSSIDが一覧表示されなかったり、「ネットワークの追加」で手動作成できなかったりする場合は、Wi-Fiルーターがダウンしている可能性があります。Wi-Fiルーターの再起動を行い、ルーターのLED表示を確認しましょう。

ここでご利用のスマホやタブレットからのアクセスもできない場合は、Wi-Fiルーター側の問題の可能性が高いと考えられます。

上記の他、Wi-FiルーターのSSIDが「ステルスモード=非表示モード」の場合は、SSIDが表示されませんので明示的にSSIDを指定する必要があります。詳しくはお使いのWi-Fiルーターの説明書をご確認ください。

解決が難しいWi-Fi接続の問題

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ここではちょっとした設定ではなく、もう少し別の原因がある場合を挙げます。根本原因を取り除き、Wi-Fi接続が正常に表示されるか確認を進めていきます。

Wi-Fiの設定オプションが表示されない

Windows11の設定機能が動作しないと、Wi-Fiを有効化することができません。紹介した手順に従ってWi-Fiまたは地球のアイコンをクリックし、「クイック設定」から「その他のWi-Fi設定」をクリックし、「設定」「ネットワークとインターネット」の表示が可能か確認しましょう。

「設定」アプリの起動方法は、スタートメニューを右クリックし「設定」「ネットワークとインターネット」から「Wi-Fi」をクリックすることでも表示可能です。「クイック設定」から起動できない場合は、こちらの起動方法もおすすめします。

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ネットワークデバイスの故障やドライバーが古い

ネットワークデバイスの故障やドライバーが古い場合も、動作しない場合があります。この場合は、デバイスマネージャーを起動して確認します。

次の図は、デバイスマネージャーの起動方法です。

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【図】:デバイスマネージャーの起動

スタートメニューを右クリックし「デバイスマネージャー」をクリックします(①②)。デバイスマネージャーが表示されたら、「ネットワークアダプター」をダブルクリックします。

「ネットワークアダプター」をダブルクリックすることで、次の図のように表示が展開されます。

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【図】:ネットワークアダプターのプロパティ確認

ここで、最初に表示されるネットワークアダプターにWirelessの表記がありますので、Wi-Fiアダプターであることが分かります(①)。このデバイスをダブルクリックし、プロパティを表示し、正常動作しているかどうか確認します(②)。

ドライバーが古い場合は、タブの「ドライバー」をクリックし、「ドライバーの更新」をクリックし最新のドライバーに更新しておきます(③④)。ドライバーが消えた場合も、ここで更新・復旧できます。

なお、ネットワークアダプターの名称はお使いのPCによって異なります。ご自身の環境を確認の上、ネットワークアダプターのプロパティ表示を行ってください。

Wi-Fiネットワーク環境に繋がらない

Wi-Fiネットワーク環境は、Wi-Fiルーターによって構成されており、公共設置・オフィス・自宅などによって接続先が異なります。さらにWi-Fiで使用する周波数帯も、2.4GHz・5GHz・6GHzに分かれます。

使用しているPCのWi-Fiネットワークアダプターと、Wi-Fiルーターのサポートする仕様が合致している必要があります。Wi-Fiネットワーク環境に繋がらない場合は、接続オプションやサポートする周波数帯を確認するのが良いでしょう。

使用周波数帯は、複数のチャネルで構成されており、対応するチャネルやチャネル幅が適切か、確認します。使用するチャネルが混雑している場合は、通信速度が維持できずに切断してしまうこともあります。

【参考】:Windows サポート:Wi-Fi の問題と自宅のレイアウト

Wi-Fiは接続されているがインターネットに繋がらない

Wi-Fi接続が行われてもインターネットに繋がらない場合は、「インターネットアクセスなし」となります。この場合は、メディアコンバーターなどインターネット回線の接続機器の再起動が必要な場合があります。念のため、Windows PCの再起動を併せて行い、確認するのが良いでしょう。

上記手順で復旧できない場合

上記手順で復旧が難しい場合は、ネットワークのトラブルシューティングツールを実行します。

「スタート」を右クリックし、「設定」「システム」「トラブルシューティング」「その他のトラブルシューティングツール 」を選択します。ここで、「その他」「ネットワーク アダプター 」「実行」を選択します。次の図はトラブルシューティングツールの実行例です(①)。

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【図】:トラブルシューティングツールの実行

この実行例は、正常動作しているWindows11ですので、トラブルシューティングツールを実行した結果は、「問題を特定できませんでした」と表示されます(②)。ここで問題がある場合は、具体的な情報が表示されます。

Windows11のWi-Fiが表示されない時は落ち着いて確認しよう

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Windows11のWi-Fi接続は、これまでのWindowsの設定方法の流れを汲んでいます。Windows11のWi-Fiが表示されない場合も、順を追って確認することで時間をかけずに正常動作します。このため、落ち着いて状態を確認するのが解決のポイントと言えます。

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