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ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになるには?違いも解説
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ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになるには?違いも解説

アンドエンジニア編集部
2024.08.21
この記事でわかること
ネットワークエンジニアの平均年収はやや低いめだが、キャリアアップで年収を上げやすい
クラウドエンジニアは新しい職種で、ライバルが少ない上に需要が高くオススメ
ネットワークエンジニアとしての経験は、クラウドエンジニアの仕事に活かせる

ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになれる?

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ITエンジニアには、プログラマーやシステムエンジニア、プロジェクトマネージャーなどさまざまな職種がありますが、その中でもネットワークエンジニアが「やめとけ」「オワコン」「年収が低い」などと言われることに対して、将来性を不安視する人は多いでしょう。

しかし、実はネットワークエンジニアの実務経験をITエンジニアのキャリア初期段階で積むことで、将来的に年収アップにつながる可能性があるのです。

その代表例が、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになるというキャリアパスです。この記事では、ネットワークエンジニアの仕事内容とクラウドエンジニアへのキャリアアップについて解説します。

ITエンジニアはどんな職業?仕事内容や向いている人をわかりやすく解説
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ネットワークエンジニアとは

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ネットワークエンジニアはインフラエンジニアの職種のひとつで、ルーターやスイッチなどのネットワークに繋げる機器を設置・設定し、データや通信の送受信が適切に行えるような基盤を作るエンジニアのことを指します。

ネットワークエンジニアの仕事内容

一言でネットワークエンジニアと言っても仕事内容は幅広いです。その業務工程を大きく分けると、設計・構築・運用保守といったフェーズがあります。

設計 クライアントへのヒアリングをもとに、ネットワーク機器の選定、構築スケジュールの策定、コストの見積りなどを行います。

構築 設計をもとに、実際にネットワーク環境を構築します。この間もクライアントの要望を確認しながら、セキュリティ面なども考慮して構築していきます。

運用保守 ネットワークが正常に機能しているか監視し、必要に応じて調整を行います。トラブルが発生した場合は原因の究明と解決に尽力します。

ネットワークエンジニアの仕事内容とは?目指す上で知っておくべきこと

ネットワークエンジニアの年収

ネットワークエンジニアの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」での平均年収は380万円(※2024年8月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、ネットワークエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めな場合もあることが分かります。

同じインフラエンジニアであるサーバーエンジニアの平均年収が429万円、システム開発に関わるシステムエンジニアが431万円台であることに比べると、ネットワークエンジニアの年収は高いとはいえません。

そこで選択肢となるのが、ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになるという道です。ネットワークエンジニアをキャリアの初期に経験し、その経験を活かして将来性の高いクラウドエンジニアにキャリアアップすることで、年収を上げられる可能性があります。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

ネットワークエンジニアはきつい?

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運用保守などIT業界未経験でも挑戦しやすい業務があり、未経験OKの求人も多雨うあるネットワークエンジニアですが、実はきついと言われることが多いです。そう言われてしまう理由について考察していきます。

夜勤・シフト勤務が多い

ネットワークエンジニアは他の仕事に比べて夜勤・シフト勤務が多いという特徴があり、その背景には、インフラに関わる仕事であることが挙げられます。

基本的にネットワークというのは24時間365日稼働していますが、トラブルが起きてネットワークが正常に動作しなくなると、企業はサービスを提供できなくなります。そうなると、サービスの売上を出せなくなり、企業としては死活問題です。

そこで、ネットワークにトラブルが起きないよう、ネットワークエンジニアがネットワークを監視・運用します。そうすることで、企業は正常にサービスを提供でき、銀行のATMなどを問題なく利用できます。

そのようなインフラに関わるネットワークエンジニアは、必然的に夜勤・シフト勤務が多くなります。

休日が多くなるケースもある

「夜勤が多い=体力的にきつい」のイメージがありますが、実際ネットワークエンジニアの現場では、夜勤・シフト勤務が多くても出勤日数が少ない所もあります。

シフト勤務には、2交代制と3交代制と呼ばれる働き方があります。このうち2交代制であれば、日勤と夜勤に勤務時間が分けられるので、1回の勤務時間は長くなるものの、通常の日勤に比べて休みの日数が多くなる傾向にあり、週休3日となるケースも少なくありません。

2交代制であれば、勤務時間が終わると次の担当に仕事が交代されるため、残業も少ない傾向にあります。

近年の働き方改革の影響もあり、きちんとした勤務体制が整った環境であれば、懸念されるような働き方にはならないでしょう。転職時にはこういった労働環境の観点からも企業を見極めることが大切です。

クラウドエンジニアとは

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では次に、クラウドエンジニアについて解説していきます。インターネット上のクラウド環境でネットワークを設計・構築・運用するエンジニアのことを「クラウドエンジニア」と呼びます。

クラウドエンジニアの仕事内容

クラウドエンジニアも、ネットワークエンジニアと同じインフラエンジニアの一種です。ただし、クラウド環境上でネットワークやサーバーを設計・運用します。

これまで企業のサーバーやソフトウェアは、社内に設置して運用(オンプレミス)することが多かったのですが、最近ではコストの削減や導入スピードが速いといったメリットから、クラウド上で運用することも増えてきました。

クラウドエンジニアはハードウェアの管理は行わず、クラウドサービスを用いてネットワークを整備していきます。有名なクラウドサービスに、AWS(Amazon Web Service)、Microsoft Azure、GCP(Google Cloud Platform)などがあります。

【参考】:アマゾン ウェブ サービス(AWS クラウド) 【参考】:クラウド コンピューティング サービス | Microsoft Azure 【参考】:Google Cloud Platform

クラウドエンジニアとは?インフラエンジニアとの違いや市場性・年収などを解説!

クラウドエンジニアの年収

クラウドエンジニアの平均年収を、マイナビIT エージェントの求人情報から調査しました。マイナビ エージェントに登録されている募集中の公開求人(2024年8月現在)から、職種を「クラウドエンジニア」に絞って検索を行いました。

検索結果一覧を見てみると、500万円〜1000万円程度の年収を提示している企業が最も多く、上限が1000万円以上の企業も多数見られました。中には、500万円〜2000万円と提示年収の幅が非常に広い企業もあります。

未経験可の求人だと300万円代、400万円代などやや低い場合もありますが、プロジェクトマネジメントや運用全般の責任者など、上流工程の担当や責任範囲が広いと年収は高くなる傾向にあり、経験やスキルが年収を大きく左右すると考えられます。

マイナビの調査におけるネットワークエンジニアの平均年収380万円は、クラウドエンジニアの求人での最低年収に近く、ネットワークエンジニアの経験を活かせるとなれば高年収を狙える可能性は高いと言えるでしょう。

【参考】:マイナビIT エージェント

クラウドエンジニアは需要や将来性が高い

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近年、多くの企業が従来のオンプレミスからクラウドへの移行を進めています。オンプレミスでは、ネットワークを整備してサーバーを動かすのに物理的な作業が必要ですが、クラウドサービスでは必要なリソースを簡単に追加・削除できるため、非常に柔軟性が高いです。

また、リモートワークの必要性が高まっていることも、クラウドへの移行が増えている理由の1つです。クラウドであればインターネットを通じていつでもどこでもアクセス可能になるからです。

しかし、クラウド市場の伸びに対して、クラウドエンジニアとして働ける人材は多くありません。何故なら、クラウド技術が発展したのは2008年頃からと言われており、インフラの歴史からみればごく最近で、高度なクラウド技術を扱えるエンジニアは多くないからです。

今後もクラウド化のニーズは高まっていくと考えられており、クラウドエンジニアの需要が落ちることはないと予想されます。

クラウドエンジニアの年収は?求められるスキルや資格を解説!

ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアになる方法

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未経験からクラウドエンジニアを目指すのは難易度が高いですが、ネットワークエンジニアとして実務経験を積み、サーバやネットワークの設計・構築のスキルが身に付けば、クラウドエンジニアの土台ができあがったとも言えます。

加えて、クラウドエンジニアとして効率的なネットワーク構築・運用ができるようになるには、クラウドサービスに関する専門的な知識やスキルが必要です。クラウド全般や仮想化に関する知識と、クラウドサービスの種類や個々のサービスについての知識などが求められます。

クラウドエンジニアに未経験からなるには資格は不要?適性・スキルも解説!

ネットワークエンジニアを経てクラウドエンジニアを目指すロードマップ

まずは未経験からでもチャレンジのしやすい運用・保守フェーズから経験を積み、サーバ、ネットワークの設計・構築経験を経て、クラウドエンジニアへキャリアアップするのがおすすめです。

1.ネットワークエンジニアとして運用・保守フェーズの経験を積む 2.サーバ、ネットワークの設計・構築経験を積む 3.クラウド関連の知識やスキルを身に付ける 4.クラウドエンジニアにキャリアアップする


クラウド関連の知識やスキルについては、書籍や各クラウドサービスが提供する学習プログラムなどを活用して独学でも習得できます。また、同じくクラウドサービスが認定する資格を取得するのも良いでしょう。資格取得に向けて勉強することで体系的に知識が身に付き、取得できれば客観的なスキル証明となって転職にも有利に働きます。

【参考】:AWS トレーニングと認定 【参考】:Google Cloud トレーニングでスキルアップ 【参考】:Azure のトレーニング|Microsoft Learn

クラウドエンジニアのキャリアパス5選!職種別に強みとなる資格も解説

クラウドエンジニア以外のキャリアパスもある

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ここまでネットワークエンジニアからクラウドエンジニアを目指すことについて解説してきましたが、ネットワークエンジニアのキャリアパスはそれだけではありません。

ネットワーク技術に特化したネットワークスペシャリストや、ネットワークの設計・構築経験を生かしてプロジェクトマネージャー、ITコンサルタントなど上流の仕事に携わることもできます。

ネットワークスペシャリストを目指すには、ネットワークスペシャリスト試験やCCIEなどの難関試験に合格するのが有効です。これらの資格を取得すれば、ネットワークの専門的なスキルがあると評価され転職で有利になるケースもあります。

プロジェクトマネージャーを目指すには、PMP、ITコンサルタントを目指すにはシステムアーキテクト試験の合格を目指しましょう。いずれも難関資格ですが、これらの資格を取得すれば上流の仕事を任せてもらいやすくなります。

【参考】:ネットワークスペシャリスト試験|IPA 【参考】:トレーニング & 認定 - Cisco 【参考】:PMP®資格について|一般社団法人 PMI日本支部 【参考】:システムアーキテクト試験|IPA

ネットワークスペシャリストの年収はいくら?資格の難易度や将来性を解説!
CCIEの難易度はどれくらい?試験内容・勉強法・年収を徹底解説!
PMPとは?資格取得で年収アップ?試験の概要から難易度まで解説

ネットワークエンジニアからクラウドエンジニアを目指そう

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ネットワークエンジニアは未経験者でも挑戦しやすいITエンジニア職種ですが、より高みを目指すのであれば、将来性の高いクラウドエンジニアにキャリアアップするのも1つの選択肢です。

クラウドエンジニアはスキルや経験があることで高年収を狙いやすい職種なので、そのキャリアの一歩として、同じインフラエンジニアであるネットワークエンジニアを選択することはおすすめです。

ただし、IT業界未経験からクラウドエンジニアを目指すには、企業選びが重要です。ネットワークエンジニアを募集している求人から、将来的にクラウドエンジニアになることを見据えて自分に合う企業を探すのは大変でしょう。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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