オブジェクト指向言語とは?基本的な概念と代表的な言語を解説
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オブジェクト指向言語とは?基本的な概念と代表的な言語を解説
アンドエンジニア編集部
2021.10.13
この記事でわかること
オブジェクト指向言語とは、データやメソッドをクラスにまとめて管理する手法
代表的なオブジェクト指向言語は、Java、PHP、JavaScript、C++、Swiftなど
オブジェクト指向言語は多くの開発現場で使われている

オブジェクト指向言語とは?

学び方

オブジェクト指向言語とは、オブジェクト指向を基準として設計したもので、プログラムを簡単に記述することができるプログラミング言語のことです。 これによって人間の思考に近い表現が可能になり、現在さまざまなオブジェクト指向言語が開発されています。

「オブジェクト指向」とは

そもそもオブジェクト指向とは、共通点や関連性があるデータやメソッドを「クラス」にまとめて管理する開発手法を言います。例えば、何か機能を作りたい場合に1から全てを作ろうとすると大変です。 しかし、オブジェクト指向で記述することにより、クラスにデータを渡すだけで簡単に機能を用意することができます。

このように、オブジェクト指向とは開発を楽にするために考えられた物と言って良いでしょう。

オブジェクト指向言語のメリット 

オブジェクト指向言語のメリットは、分業しやすいという点が挙げられます。大規模なシステムを構築する場合、作業を数人で分担しなくてはいけません。 オブジェクト指向を使用すれば複数人でのプログラミング作業を上手く分担することができるため、仕事をスムーズに進められます。

また、オブジェクト指向言語には修正箇所が減るという特徴もあります。 バグやサービスの問題点が発覚した場合はソースコードの修正が必要ですが、オブジェクト指向なら修正部分がどこか分かりやすく、スピーディーに修正可能です。

このように、オブジェクト指向にはさまざまなメリットがあるため、特に大規模なシステムではよく使われています。

オブジェクト指向言語のメリット

オブジェクト指向言語のメリットは、分業しやすいという点が挙げられます。大規模なシステムを構築する場合、作業を数人で分担しなくてはいけません。 オブジェクト指向を使用すれば複数人でのプログラミング作業を上手く分担することができるため、仕事をスムーズに進められます。

また、オブジェクト指向言語には修正箇所が減るという特徴もあります。 バグやサービスの問題点が発覚した場合はソースコードの修正が必要ですが、オブジェクト指向なら修正部分がどこか分かりやすく、スピーディーに修正可能です。

このように、オブジェクト指向にはさまざまなメリットがあるため、特に大規模なシステムではよく使われています。

オブジェクト指向言語を理解する上で重要な概念

PHPMyAdminを使って接続

ここでは、オブジェクト指向言語を理解する上で重要な用語や概念を分かりやすくまとめました。 これからオブジェクト指向言語習得を目指す場合は、まずは以下の用語や意味を覚えましょう。

オブジェクト

オブジェクトとは、簡単に言えば全ての物や事柄のことです。 オブジェクト指向では、メソッドや変数などを「オブジェクト」という単位で扱います。共通のオブジェクトは「クラス」にまとめられ、機能を開発する際に外部から利用されます。

クラス

クラスとはプログラムの設計図のようなものです。 機能を開発する際、1から作るのは大変なため、クラスという設計図を用いることで容易に作れるようにします。 クラスの中には、設計に必要な情報(プロパティやメソッド)が含まれています。これらを使って、機能を開発していきます。

インスタンス

インスタンスとは、設計図であるクラスから生成した実体のことです。例えば「車」というクラスを作ったとします。 このクラスを基に、トラックやパトカーなどのさまざまな種類の車を作ります。 インスタンスはこの場合におけるトラックやパトカーがインスタンスにあたります。

インスタンスはクラスにさまざまな情報を送り、クラスはそれを基に実際の車を作っていきます。 言語にもよりますが、Javaでは「new クラス名()」と書くことでインスタンスが生成可能です。

プロパティ

プロパティとは、オブジェクトを生成するためのデータを指します。いわば、どんなインスタンスでも使う共通のものです。 例えば、「車」というクラスなら「タイヤの数は4本」「ハンドルは1つ」などのプロパティが必要でしょう。 プロパティがあるおかげで、車の定義から外れたインスタンスが生成されずに済むのです。プロパティは変数として格納し、基本的に外部から変更ができないようにします。

メソッド

メソッドとは、インスタンス全ての共通のアクションのことです。例えば「車」というクラスなら、走る・止まる・曲がるなどのメソッドがあります。これらのメソッドに情報を与えることで、車の走るスピードなどを決めていきます。メソッドがあるおかげで、1からプログラムを作る必要がなくなります

代表的なオブジェクト指向言語一覧

Ruby on Railsとは

ここでは、オブジェクト指向言語の代表的な例を紹介します。多くの言語をオブジェクト指向で書くことができますが、特に現在開発現場で使われてる言語を6つ厳選しました。オブジェクト指向を学ぶことで、これらの言語の理解が容易になるでしょう。

1つ1つの言語の特徴について、詳しく解説していきます。

Java

Javaは、オブジェクト指向言語の代表例です。JVM言語でもあり、幅広い用途に使われています。特にデスクトップアプリ、Androidアプリの開発で多く使われている言語です。Javaはオブジェクト指向で書かれているため、ソースコードの修正がしやすく、大規模開発に向いているでしょう。求人数も多いため、仕事を獲得したい方にもおすすめの言語です。

PHP

PHPは、Webアプリ分野で活躍している言語です。文法が平易なのが特徴で、初心者でも習得が容易でしょう。フレームワークも充実しており、ECサイトやSNSなど数々のアプリを作成可能です。そんなPHPですが、実はオブジェクト指向で書ける機能も備わっています。オブジェクト指向を使えば、大規模なWebアプリも開発することが可能です。

JavaScript

JavaScriptは、Webアプリ分野のフロントエンドで活躍している言語です。フロントエンドとはサイトの表側のことで、サイトのレイアウトやサイト表示後の処理を担当しています。JavaScriptはフロントエンド開発において20年も現役で活躍しています。Webアプリ開発に携わるなら、JavaScriptも習得すべき言語でしょう。

JavaScriptとは?その特徴やメリット・デメリットを解説!

Python

Pythonは、プログラミング初心者から上級者まで広く使われている言語です。特徴として、シンプルで覚えることが少ない構文・1行で多くの処理を記述できる・外部ライブラリが豊富・標準ライブラリとして多くの機能が用意されている、などが挙げられます。

Pythonでできること・できないことは?活躍している分野を解説

C++

C++は、C言語をオブジェクト指向で書けるようにした言語です。C言語はオブジェクト指向ではなく関数型言語と呼ばれています。関数型言語は、処理を関数にまとめて取り扱う開発手法のことです。数学的な処理を得意とする他、テストがしやすいというメリットがあり、家電製品などのプログラムでC言語はよく使われます。

対してC++は、スマホアプリやゲーム開発に多く使われる言語です。C言語をパワーアップした言語であるため、ポインタを使えたりメモリの管理ができたりするのもメリットでしょう。反面覚えることが多く、初心者にはハードルが高い言語とされています。

Swift

Swiftは、iOSアプリ開発で使われる言語です。iOSだけでなくMacブックやApple WatchなどApple製品全ての開発で使えます。文法が平易な上バグが出にくい仕様のため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。昔はiOS分野ではObjective-Cが主流でしたが、習得難易度の高さやSwiftの方が処理が高速なことから次第にSwiftにシェアを奪われていきました。

おすすめのオブジェクト指向言語の勉強方法

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ここでは、オブジェクト指向言語を学ぶ具体的方法を分かりやすく解説します。オブジェクト指向を学ぶ場合にどのようなことに気をつけるべきかも説明しているため、これからオブジェクト指向言語を学ぶ方は、ぜひ参考にしてください

参考書を購入する

プログラミング言語の参考書は文法に関する説明が中心で、オブジェクト指向の説明は詳しく書かれていないことがあります。本で勉強する場合は、オブジェクト指向専用の参考書を購入しましょう。以下に、おすすめの参考書を2冊紹介するので、ぜひこれらを精読して基本的な概念を理解しましょう。

1.Javaのオブジェクト指向がゼッタイにわかる本[第2版]

Java初心者がつまづきやすいオブジェクト指向の考え方と使い方を分かりやすく解説している本です。段階的に学べるため、自分の苦手なポイントを知ることができます。

2.オブジェクト指向でなぜつくるのか 第3版

Java・Python・Ruby・JavaScriptの最新動向を盛り込んでいる参考書です。オブジェクト指向の全体像や特徴、アジャイル開発手法と実践手法などが記載されています。

実際にオブジェクト指向でアプリを開発する

オブジェクト指向の概念が理解できたら、実際にオブジェクト指向でアプリを開発してみましょう。それぞれの言語でどのように記述するかアウトプットすることで覚えていきます。簡単なアプリでも良いので、1人で完成させることで開発現場で働けるだけのプログラミング力が身につけることも可能かもしれません

オープン系プログラマーとは?プログラマーの職種や将来性について解説!

実際の開発現場でスキルを磨く

オブジェクト指向に関しては、実際の開発現場で働くことで、初めて有用性が分かることもあります。例えば、仕様変更時にオブジェクト指向ならすぐ変更できることや作業箇所の分担のしやすさなどは、個人で開発していても実感しにくいでしょう。

また、オブジェクト指向を用いる企業は大規模な開発をしていることが多く、人材育成の人手を回す余裕があります。研修がしっかりしているため、そこでオブジェクト指向を学ぶことも可能です。実際の開発現場でオブジェクト指向の便利さを体感しましょう。

オブジェクト指向は多くの開発現場で使われている

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本記事では、オブジェクト指向言語について解説しました。オブジェクト指向は多くの開発現場で用いられており、特に大規模な開発では活用するメリットが大きいのが特徴です。また、代表的なオブジェクト指向言語にはJavaScript・PHP・Pythonなどがあります。

オブジェクト指向言語を勉強する場合は、参考書の熟読や実際にアプリ開発を試みるのがおすすめです。本記事を通じてオブジェクト指向に興味を持った方は、ぜひ勉強してみてください。

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