インフラエンジニアの求人状況は?転職に必要なスキルも解説
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インフラエンジニアの求人状況は?転職に必要なスキルも解説
アンドエンジニア編集部
2021.05.24
この記事でわかること
インフラエンジニアとは、ITインフラに関する設計・構築・保守・運用に携わる技術者
インフラエンジニアを含むIT職種の有効求人倍率は1.24倍
インフラエンジニアの主な求人の探し方として、転職サイトと転職エージェントが挙げられる

インフラエンジニアの求人の状況

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インフラエンジニアの需要は、近年高まりつつあります。クラウドサービスに関する技術が発展したことにより、オンプレミス環境からクラウド環境へ移行する企業が増えていることが理由の1つとして挙げられます。特に、Amazon社が提供しているクラウドサービスであるAWSは急激に普及しはじめています。ここでは、インフラエンジニアの概要と求人倍率についてご紹介します。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークなどITインフラに関する設計・構築・保守・運用に携わる技術者を指します。例えば、インターネットを通じてWebサイト・Youtubeの動画・Netflix・Huluなどを閲覧することがあるかと思います。それらにおける基盤を作っているのが、インフラエンジニアの仕事です。

インフラエンジニアの中には多くの職種が存在し、代表的なのが、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアです。他にも、データベースを専門としているデータベースエンジニアや、クラウドサービスを利用して業務を行うクラウドエンジニアなどもインフラエンジニアの一種です。

インフラエンジニアの求人倍率

求人倍率には「有効求人倍率」と「新規求人倍率」の2種類があります。それぞれ意味が違うので注意しましょう。有効求人倍率は、前月から持ち越された求人数と求職者数から算出しています。一方新規求人倍率は、当月に新しく登録された求人数と求職者数から算出しています。

一般的に求人倍率を考える際は、有効求人倍率を利用することが多いでしょう。求人が多いときには数値が大きくなり、求人が少なくなると数値が小さくなる傾向があります。例えば、求人数が3,000件あり、求職者数が1,000人いる場合の有効求人倍率は「3件/人」となります。つまり理論的には、1人あたり3件の求人が存在している状態といえるでしょう。

厚生労働省が発表している、令和3年2月の一般的な職業における有効求人場合率は1.09倍でした。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて前年度より下がっていることがわかります。

[参照:厚生労働省]

次に、IT業界の求人倍率を参照してみましょう。同様に厚生労働省が発表している「職業別一般職業紹介状況」の令和3年2月の利用によると、「情報処理・通信技術者」の有効求人数は37,861件、有効求職者数は30,418でした。つまり有効求人倍率は1.24倍です。また、新規求人倍率は2.67倍。これらの結果より、IT業界の求人倍率は平均より高い傾向にあるといえるでしょう。なおこの数値は全国の平均値であるため、地域や企業などによって変化します。

[参照:職業別一般職業紹介状況]

インフラエンジニアに転職するために必要なスキル

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ここでは、インフラエンジニアに転職するために必要なスキルについて詳しく解説します。

ITインフラに関するスキル

インフラエンジニアになるためには、サーバーとネットワークに関する基礎知識を身に着ける必要があります。特に、Linuxの操作技術は必須です。また、システム開発に関する作業工程の知識やシステムトラブルが発生したときの障害対応スキルなどがあると、市場価値はより高まるでしょう。

セキュリティに関する知識

インフラエンジニアはセキュリティに関する知識も要求されます。近年、セキュリティの重要性はあらゆる場面で高まっています。セキュリティエンジニアという専門の職種が注目を浴びているように、現在の情報社会ではセキュリティがトレンド技術の1つにもなっているといえるでしょう。

例えば、セキュリティの設計が甘いために顧客情報が外部へ流出してしまうなどの事例は少なくありません。インフラエンジニアになるためにはセキュリティに関する知識を深める必要があります。

クラウド技術に関するスキル

インフラエンジニアは、トレンド技術でもあるクラウドに関するスキルも今後は必要です。クラウドサービスの代表はAWS・Azure・GCPなどです。特にAWSは市場シェア率が非常に高いため、スキルを身に着けておいて損はありません。また、クラウドサービスが注目を集めるようになったのは最近のことです。クラウド技術を扱えるインフラエンジニアがまだまだ少ないので、クラウドサービスのスキルがあるインフラエンジニアは市場価値が高いといえるでしょう。

プロジェクトマネジメントスキル

インフラエンジニアは、プロジェクトマネジメントスキルを要求されることもあります。特に将来的にプロジェクトマネージャーを目指している方には、必須のスキルです。プロジェクトをまとめる立場になった場合、プロジェクトの進捗・品質・コストなどを管理することが求められます。プロジェクトが成功に導けるかどうかは、プロジェクト管理者の腕にかかっているといっても過言ではありません。したがって、プロジェクトマネジメントスキルも身に着けておくとよいでしょう。

コミュニケーションスキル

インフラエンジニアは、コミュニケーションスキルも重要です。例えば、要件定義工程を実施する際に、上流工程を担当するインフラエンジニアは、クライアントや社内からの要件について正確にヒアリングしなければなりません。また、インフラエンジニアはチームでシステム開発を進めていきます。プロジェクトメンバーと良好な人間関係を構築する際にも、コミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションスキルがあることで、仕事をスムーズに進められるでしょう。

インフラエンジニアの求人の探し方

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インフラエンジニアの求人を探す場合、転職サイトや転職エージェントを利用しましょう。転職サイトは求人探しのみを行いたい方向けで、転職エージェントは求人探しに加えて、アドバイザーからのサポートを受けたい方に向いています。ここからは、転職サイトと転職エージェントを利用したインフラエンジニアの求人の探し方について詳しくご紹介します。

転職サイトを利用する

インフラエンジニアの求人を探す際に、転職サイトを利用する方は少なくありません。自身で効率よく求人を探したい場合は、求人情報を見つけやすいサービスの方がよいでしょう。転職サイトを利用するメリットは、インフラエンジニアの求人数が多くあることです。また、インターネットを活用して転職活動を自分のペースで始めることができます。さらに転職サイトは仲介サポートが徹底している点もメリットです。

一方、転職サイトの場合のデメリットは、アドバイザーなどのサポートしてくれる方が近くにいないことです。自分のペースで進めることができる反面、求人について客観的なアドバイスをもらえません。また、地方で求人を探している方の場合はインフラエンジニアの求人が少ないことも多いです。IT業界の仕事は、東京や大阪などの都市圏に集中している傾向があります。そのため、地方で求人を探したい方は他のサービスも利用しましょう。

転職エージェントを利用する

インフラエンジニアの求人を探す場合、転職エージェントを利用することもおすすめです。近年、転職する方の数が増加していることから、転職エージェントの数も増加傾向にあります。転職エージェントのメリットは、求人情報に加えてアドバイザーのサポートを受けることができる点です。1人で転職活動を進めることに不安を抱えている方は、転職エージェントを利用する方がよいでしょう。

一方、転職エージェントのデメリットは求人数がエージェントによって異なる点です。また、転職サイトほど多くの求人は扱っていません。しかし、転職エージェントは無料で利用できる場合がほとんどなので、気になるエージェントはすべて登録しておきましょう。多くの企業を比較できることや、自分に合っている転職エージェントを確かめることができます。

インフラエンジニアの適切な求人探しに加えて必要なスキルを身に着けよう!

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これまでに、インフラエンジニアの概要・求人倍率・必要なスキル・求人の探し方について詳しく解説しました。インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークなどITインフラに関する設計・構築・保守・運用に携わる技術者を指します。インフラエンジニアを含むIT職種の有効求人倍率は1.24倍で、平均的な倍率と比較すると高めです。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、求人倍率は下がっていることも見受けられます。

求人探し方は、主に転職サイトと転職エージェントを利用することです。どちらもメリットとデメリットはあるため、自分に適した求人探し方法を見つけましょう。また、今後インフラエンジニアとして活躍するためには、コミュニケーションスキルやITインフラ技術などの基本的なスキルと、クラウド技術やセキュリティに関する知識など新しいスキルも身に着けることが重要です。

求人探しに加えて、インフラエンジニアとして働くためのスキルも磨いておきましょう。

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