PHPのおすすめ本13選!入門レベルからさらに学べる学習本まで解説
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PHPのおすすめ本13選!入門レベルからさらに学べる学習本まで解説
アンドエンジニア編集部
2024.02.02
この記事でわかること
PHPの学習本は入門レベルから応用レベルまで多岐に渡ります
対応バージョンはPHP 5、 PHP 7、PHP 8といくつかのリリースの書籍が流通しています
フレームワークのLaravelや、ウェブページ作成のWordPressなどと一緒に学ぶと効果的です

PHP学習におすすめの本を紹介!

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PHPは、動的ウェブコンテンツを簡単に実装できるため、ウェブアプリケーション開発で注目されています。ここではおすすめの本を紹介していきます。参考本の選択にあたっては、自分のレベルや目的に合うものを選ぶのが上達の近道です。自習で進める場合は、演習問題や解説、あるいはサンプルコードがある参考本を選ぶとよいでしょう。

バージョンも、PHP 5、 PHP 7、PHP 8版の書籍が流通していますので、書店で内容を確認することをおすすめします。PHP 8は、2020年にリリースされたバージョンですので、その記述があるものを選ぶと良いでしょう。

そもそもPHPとは

PHPとは、サーバーサイドWebアプリケーション開発に用いられるスクリプト言語を表します。スクリプト言語のため、使いやすく文法が簡単なのでWebページ作成用に人気があります。PHPは、「PHP: Hypertext Preprocessor」の略称です。The PHP Groupが開発した言語で、コミュニティにより開発提供されています。

【参考】:php 【参考】:日本 PHP ユーザ会

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PHPが人気な理由

PHPが人気な理由は、学習効果が高いことが挙げられます。C言語やPerlなどの言語に近いため、すぐに使用することができます。使用するには、”<?php ?>” のタグに記述するだけで、簡単に実行コードを埋め込むことができます。HTMLの学習のついでに学ぶことが可能です。

さらに、DBMSで使用する組み込み関数が用意されており、サーバーサイドで必要な機能がカバーされることも人気の理由です。

【参考】:php

PHPの活用例

PHPは動的なWebページを生成するツールとして、サーバーサイドのアプリケーション開発に用いられます。DBMSとしてMySQLとの連携が簡単にできるため、HTMLとMySQLを組み合わせたシステムによく利用されます。

具体的な活用例としては、Webページ作成のWordPressが挙げられます。WordPressはPHPで開発されており、MySQLと連携します。そのため、PHPを用いて動的ページを生成することが簡単にできます。WordPressはコンテンツ管理システム(CMS)として人気があり、ショッピングサイトなどのEコマースサイトの構築が簡単にできます。

【参考】:WordPress.com

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MySQLとは?特徴から使い方・学習方法まで詳しく解説!

PHPのおすすめ入門本

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ここでは、初心者向けにおすすめする入門本をピックアップして解説します。初心者向けでは、図解やサンプルプログラムの掲載があると理解が進みます。具体的には、次の3冊をおすすめします。

確かな力が身につくPHP「超」入門 第2版

本書は、初心者向けにPHPの基礎から学ぶことができます。サンプルファイルがダウンロード可能で、実際に動かしながら学習することができます。Eコマースで必要なショッピングカードの考え方やログイン処理、そして商品管理など実用的な部分までカバーしています。

▪著者:松浦健一郎、司ゆき ▪ページ数:360ページ ▪出版社:SBクリエイティブ ▪発売日:2022/9/22

【参考】:確かな力が身につくPHP「超」入門 第2版

誰もがあきらめずにすむPHP超入門

本書では、初心者向けにPHPの概要からMySQLまでカバーされており、サンプルファイルがダウンロード可能です。基本的な概念を学ぶことができます。出版年が古いため、最新の仕様に対応していないところもあります。実際に利用する際に修正が必要なものもありますので、正誤情報を出版サイトからダウンロードして利用しましょう。

▪著者:西沢 夢路 ▪ページ数:144ページ ▪出版社:SBクリエイティブ ▪発売日:2018/12/21

【参考】:誰もがあきらめずにすむPHP超入門

気づけばプロ並みPHP 改訂版

本書では、実際に通販サイトを想定した開発を基礎から学ぶことができます。商品のデータベースを作成し、ログイン画面やユーザ認証などを学びます。やや出版年が古いので、PHP 5やPHP 7の学習用と考えて活用するのが良いでしょう。

▪著者:谷藤 賢一、 徳丸 浩(協力) ▪ページ数:328ページ ▪出版社:リックテレコム ▪発売日:2017/2/18

【参考】:気づけばプロ並みPHP 改訂版

フレームワークとセットで学べる入門本

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フレームワークは、ソフトウェアの再利用性を高めるために、共通用法などを定義したものです。各プログラミング言語毎に活用できるフレームワークがあります。

PHPで記述されたフレームワークの代表例が、Laravelです。フルスタックのウェブアプリケーションフレームワークとして人気があり、PHPで使用するフレームワークの大半はLaravelが使われています。そのため、 Laravelを学ぶことで、PHPのより効率的な利用が可能になります。

【参考】:Laravel

フレームワークとは?プログラミング言語ごとに代表的なものを解説
PHPフレームワークLaravel入門!使い方や入門書も解説

動かして学ぶ! Laravel開発入門

Laravel 6.x(LTS)を使い、サンプルを動かして学んでいきます。PHP 7に対応します。本書では、セットアップやインストールの解説ではなく、Laravel自体を学ぶことが目的です。そのため、WindowsやmacOSでの作業ではなく、オンライン統合開発環境(IDE)のAWS Cloud9を用いて開発しながら学んでいきます。

▪著者:山崎 大助 ▪ページ数:328ページ ▪出版社:翔泳社 ▪発売日:2021/3/15

【参考】:動かして学ぶ! Laravel開発入門

PHPフレームワークLaravel入門 第2版

Laravel 6、PHP 7に対応します。ある程度PHPが分かる人向けに、MVCなどのフレームワークの考え方を説明した解説書です。Laravel初学者向けに、インストール方法などの解説も豊富です。

▪著者:掌田 津耶乃 ▪ページ数:368ページ ▪出版社:秀和システム ▪発売日:2019/12/27

【参考】:PHPフレームワークLaravel入門 第2版

ウェブサイトの構築とセットで学べる入門本

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ウェブサイトの構築の際には、WordPressを利用することが多いです。WordPressはPHPが用いられており、テンプレートはPHPで出来ています。HTMLの知識に加えて、PHPの知識があればWordPressがより効率的に利用できます。

【参考】:WordPress.com

WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第3版]

入門とありますが、すでにある程度WordPressを使える方向けの情報です。WordPressの中で登場するPHPの意味が分からないことがあれば、本書のPHPの基礎情報が役立ちます。PHPの文法や、テンプレートの利用方法などの理解に有効です。

▪著者:水野 史土 ▪ページ数:256ページ ▪出版社:エムディエヌコーポレーション ▪発売日:2019/8/27

【参考】:WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。[第3版]

詳細! PHP 8 + MySQL入門ノート XAMPP + MAMP 対応

本書では、PHP 8に対応しており新機能が図解で説明されます。PHPとMySQLをセットで解説しており、データベースの構造や管理も学習することができます。説明内容に多少の難解さがみられますので、他の参考本と併せて学習すると良いでしょう。

▪著者:大重美幸 ▪ページ数:592ページ ▪出版社:ソーテック社 ▪発売日:2021/7/2

【参考】:詳細! PHP 8 + MySQL入門ノート XAMPP + MAMP 対応

PHPをさらに学ぶ方向けのおすすめ本

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入門レベルの内容が理解できたら、中級や上級レベルの知識吸収へ進んでいきましょう。ここでは、初学者向けの内容が理解できた方向けの、おすすめ本を紹介します。

PHP本格入門[上][下]

本書は上下巻1000ページ超のボリュームで、入門でありながら多くの範囲をカバーします。基礎情報を活用しながら、実際に色々と活用することができます。入門書を理解して、さらに活用範囲を広げるときに参考となる情報です。

▪著者:大家 正登 ▪ページ数:688ページ(上巻)、520ページ(下巻) ▪出版社:技術評論社 ▪発売日:2020/8/3

【参考】:PHP本格入門[上] 【参考】:PHP本格入門[下]

独習PHP 第4版

本書では、標準教科書としてまんべんなくPHPが学べます。リファレンス情報としてPHP 8の基本構文から、応用情報までカバーします。そのため、ある程度基本を理解している人向けの参考本です。Windows環境を想定して、プログラミング環境を解説しています。

▪著者:山田 祥寛 ▪ページ数:664ページ ▪出版社:翔泳社 ▪発売日:2021/6/14

【参考】:独習PHP 第4版

プロフェッショナルWebプログラミング Laravel

最新のLaravel 9、PHP 8に対応した解説書です。PHPを学び終えた方が、Laravelを始める際の入門書です。PCにDockerとLaravelをインストールして、実際にテストやデプロイを行っていきます。そのため、プログラミングとしては、初級というよりも中級レベルの知識が求められます。

▪著者:久保田 賢二朗、荒井 和平、大橋 佑太 ▪ページ数:320ページ ▪出版社:エムディエヌコーポレーション ▪発売日:2022/3/28

【参考】:プロフェッショナルWebプログラミング Laravel

PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン8.x対応

Laravel 8、PHP 7.3以降に対応した解説書です。入門書ではなく、実務書として経験者向けの記述となります。より複雑な、ウェブアプリケーション開発・設計技法を学びます。

▪著者:竹澤 有貴、栗生 和明、新原 雅司、大村 創太郎 ▪ページ数:560ページ ▪出版社:ソシム ▪発売日:2021/5/28

【参考】:PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン8.x対応

認定試験対策本の活用

PHPの認定試験としては、PHP技術者認定試験があります。初級、上級/準上級試験に分かれています。そこで必要となる知識ですが、参考書が公式サイトに掲載されています。試験対策としても、知識の整理として有効です。

なお、初級試験用教材として、無料ダウンロード版も提供しています。89ページの教材で、最初に必要な情報はカバーしていますので有効活用することをおすすめします。

【参考】:PHP技術者 認定教材 【参考】:PHP技術者 無料初級試験対応教材

PHP技術者認定試験とは?おすすめ参考書や難易度・メリットを解説

PHPの参考本を活用して知識吸収に役立てましょう

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PHPはサーバーサイドで動作するプログラミング言語ですが、タグの記述で簡単に利用することができます。動的ウェブコンテンツはウェブアプリケーション開発に重要で、Laravelのようなフレームワークや、WordPressを活用することでさらに簡単にショッピングサイト等の構築が可能です。

このように活用広がるPHPはニーズが高く、覚えておいて損がないプログラミング言語と言えます。

Webアプリ開発言語PHPの特徴や学習方法を初心者向けに解説!
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