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PHPフレームワークLaravel入門!使い方や入門書も解説
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PHPフレームワークLaravel入門!使い方や入門書も解説

アンドエンジニア編集部
2021.09.08
この記事でわかること
Laravelとは、PHPフレームワークの1つでMVCモデルが採用されている
BladeというLaravelのテンプレートエンジンによってコーディングを効率化できる
Laravelの公式サイトには日本語のドキュメントも用意されている

PHPのLaravel入門 

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PHPフレームワークの1つとしてLaravelが挙げられます。Laravelを使用すれば、簡単にWebサイトを作成することが可能です。ここではPHPのLaravel入門として、PHPとLaravelの概要について詳しく紹介します。

PHPとは

PHPとは、動的にWebサイトを作成できるサーバーサイドのスクリプト言語を指します。他のプログラミング言語と比較して文法や使用が簡単であるため、スキルを身に付けやすいという特徴があります。 また、MySQLなどのデータベースとの連携も簡単にできるため、Webアプリの開発にもよく使用されているのが特徴です。例えば、PHPのプログラミング言語を習得できれば、WordPressをカスタマイズすることができるようになります。

Laravelとは

Laravelは2011年頃に公開されたオープンソースのPHPフレームワークの1つであり、認証機能・データベース機能・入力チェック機能などWeb開発を行う際に必要とされる機能が備わっているのが特徴です。

また、 LaravelではMVCモデルが採用されています。MVCモデルとは、ソフトウェアの設計の1つであり、機能を「Model(モデル)」「View(ビュー)」「Controller(コントローラ)」の3つの役割に分類して実装を行う方式を指します。

Modelは、データを処理したり、取得したデータをControllerに受けた渡したりする機能。 Viewは、ユーザーに表示する画面を指したり、Controllerにリクエストを送付したり、Controllerから送付されたレスポンスを画面に表示したりする機能。 そしてControllerは、Viewからリクエストを受け取ったり、Modelから受け取った処理の結果をViewにレスポンスとして受け渡したりする機能です。

MVCモデルでは機能ごとにクラスが明確化されているため、コードの再利用がしやすかったり、保守性の高いプログラムを記述できたりするというメリットがあります。

Laravelの使い方

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PHPやLaravelの概要は理解できたでしょうか。ここでは、 Laravelの使い方について詳しく紹介します。

Laravelインストール

OSでWindowsを使用する場合、まずXAMPPというPHP開発環境をダウンロードしてインストールを行います。下記のURLからXAMPPはダウンロードすることが可能です。 ( 参考:https://www.apachefriends.org/jp/index.html

次にPHPパッケージ管理ツールであるComposerを使用して、PHPのインストールを行います。下記のComposerの公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールすることが可能です。 ( 参考:https://getcomposer.org/

XAMPPとComposerを準備することができたら、コマンドプロンプトに下記を打ち込みます。なお「phpproject」の部分の名称は任意です。

composer create-project –prefer-dist laravel/laravel phpproject cd phpproject php artisan serve

Webブラウザで「 http://127.0.0.1:8000 」をURLとして入力し、Laravelの画面が表示されたら、開発環境の構築は完了です。

ルーティングの設定

ルーティングとは、URLとコントローラのアクションに関する対応ルールを作成することを指します。そして、ルーティングの核となるのがルーティングファイルです。ただしLaravelのバージョンによって、ルーティングファイルの配置場所やファイル名が異なる可能性があるため中する必要があります。原則としてルーティングファイルに内容を記述しますが、コントローラーなどに直接記述することも可能です。

ビューの編集

ビューファイルは一般的に「app/views」ディレクトリに配置され、HTMLとBladeを使用して編集できます。Bladeとは、Laravelのテンプレートエンジンを指し、PHPのコーディングを効率化することが可能です。Bladeを使用したファイルの拡張子は「.blade.php」です。変数を「{{ }}」で埋め込むことができ、直感的な操作で扱うことができます。

データベースの使い方

Laravelでは、一般的にMySQLと呼ばれるリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)を使用します。 もちろん、接続情報をきちんと記述すればPostgreSQLやSQLiteなどの他のRDBMSでも問題なく使用することが可能です。

Laravelを利用してデータベースに接続するには、MySQLを用意し「config/database.php」に対して接続情報を記述する必要があります。「config/database.php」は1つの配列でできており、きちんと接続を定義できれば、Laravelからデータベースを操作可能です。

データベースに接続できれば、マイグレーション機能を使用することができます。ただし、マイグレーション機能を使用できるデータベースは構造があるものに限るため注意しましょう。マイグレーションとは、英語で「移動・移行」を意味し、データベースのテーブル定義を管理する仕組みのことです。マイグレーションファイルは「Artisan make:migration」というコマンドを実行するれば、デフォルトで用意されている雛形を元に自動で作成することができます。

Forgeの利用

開発したWebアプリケーションをクラウドにデプロイするために、LaravelではForgeというツールが用意されています。Forgeを使用すれば、「Amazon EC2」「DigitalOcean」などのクラウドサービスと連携することが可能です。変更や更新がある度に、自動でデプロイ作業を行ってくれるのが特徴と言えます。有料ですが、デプロイ作業のコスト削減に役立つでしょう。

Laravelチュートリアル

下記のようにLaravelの公式サイトには、日本語のドキュメントが用意されており、英語が苦手な方でも勉強しやすい環境が整備されています。 ( 参考:https://readouble.com/laravel/

まずは、インストールから実際にプログラムを実行するまでの方法が説明されているドキュメントを参照するのがおすすめです。理解できない用語があったとしても、リンクが埋め込まれているため、詳細の説明ページに簡単に遷移することが可能です。

またLaravelを学習するにあたって、チュートリアルサイトもあります。例えば「laravel学習帳」が挙げられます。他にも初級者向けから上級者向けのものまであるため、自分のレベルに合わせてチュートリアルサイトを選択するのが大切です。

Laravel入門書

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チュートリアルサイトだけではなく、Laravel入門書を利用して学習を始めたい方も少なくないでしょう。ここでは、Laravel入門書について紹介します。

PHPフレームワーク Laravel入門 第2版

「PHPフレームワーク Laravel入門 第2版」は、PHPフレームワークのLaravelのインストールから、フレームワークの核となるMVCモデルの概要・開発に便利な機能まで、分かりやすく解説された入門書です。ディレクティブ・バリデーションルール・Bootstrapによるぺジネーションリンク・Authなどの新しい機能の使い方についても詳しく解説されているのが特徴です。Laravelについて網羅的に理解したい方に、本書はおすすめと言えます。 ( 参考:https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798060996.html

速習 Laravel 6 速習シリーズ

「速習 Laravel 6 速習シリーズ」は、PHPフレームワークLaravelの基礎スキルを短期間で身に付けたい方におすすめです。Laravelの基礎からテンプレート開発・データベース連携・リクエストとレスポンス処理・ルーティング設定までを学習することができます。サンプルコードも用意されているため、実際に手を動かしながら勉強することも可能です。サンプルコードは、下記のサポートサイトからダウンロードできます。 ( 参考:https://wings.msn.to/index.php/-/A-03/WGS-PHP-001/

PHPフレームワークLaravelをマスターして開発に役立てよう!

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これまでに、PHPやLaravelの概要・Laravelの使い方・Laravel入門書について解説しました。Laravelとは、PHPフレームワークの1つであり、MVCモデルが採用されているのが特徴です。Laravelは自由度が高く、Bladeというテンプレートエンジンによってコーディングを効率化できるのが大きなメリットと言えます。

Laravelを勉強する際には、LaravelチュートリアルサイトやLaravel入門書を活用するのがおすすめです。Laravelの公式サイトでは、日本語のドキュメントも用意されているため、勉強しやすい環境が整えられていると言えるでしょう。Laravelは将来性も高いため、ぜひスキルを習得して市場価値を高めましょう。

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