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プロジェクトリーダーをやりたくないと感じる理由とは?
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エンジニアとしてのキャリアを続けていると、勤続年数や年齢を重ねるにつれて実績・信頼が積み上がっていき、プロジェクトリーダーのような責任あるポジションを任される機会があるかもしれません。期待に応えたいと思う一方で、プレッシャーや不安から「やりたくない」という気持ちもあるのではないでしょうか。
この記事では、プロジェクトリーダーをやりたくないと感じる理由と、その対処法について紹介します。
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仕事量が増える
プロジェクトリーダーはプロジェクト全体の進捗に責任を持つポジションです。そのため、クライアント・プロジェクトメンバー・協力会社やベンダーなど、様々なステークホルダーと打ち合わせやメールなどで適切なコミュニケーションを取る必要があります。
一般的に開発などの作業を行うプロジェクトメンバーと比較して、仕事量が多くなる傾向にあります。
プロジェクトによっては1日のスケジュールのほとんどが会議で埋まってしまう場合もあり、その合間を縫って資料の作成や進捗管理、事務作業などを行わなければなりません。仕事量が増えると時間の余裕を持ちづらくなるため、やりたくないと感じるかもしれません。
責任が重い
プロジェクトメンバーは自分のタスクに責任を持ちますが、プロジェクトリーダーはプロジェクト全体の進捗や成否に責任を持つため、責任の範囲が広くなります。場合によってはプロジェクトメンバーの進捗の遅れや失敗の責任を取ることもあるため、やりたくないと感じるかもしれません。
技術力を活かす機会が減る
プロジェクトリーダーになると、タスクは自らこなすというよりはプロジェクトメンバーに割り振って進捗を管理する立場になります。そのため、エンジニアとして身に付けた技術力を発揮する機会が少なくなり、技術が好きな人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
年収が仕事量や職責に見合わない
プロジェクトリーダーは一般的にプロジェクトメンバーより責任が重く、仕事量も多いことから、高い年収が設定されていることが多いです。しかし、人によっては増えた仕事量や責任範囲に比べて年収が見合っていないと感じるかもしれません。
プロジェクトリーダーの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によると、526万円(※2024年11月執筆時点)と算出されています。また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))」の平均年収を参考にすると、758万円でした。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プロジェクトリーダーは職責に応じた高い年収が設定されていると言えるでしょう。
仕事量や責任に対して年収が見合っていないと感じる場合は、自身のスキルや実績を棚卸して、市場価値を相場と比較してみることが重要です。
【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
やりたくない理由の対処法
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プロジェクトリーダーになるとプロジェクトメンバーとは違った様々な悩みが発生するため、やりたくないと感じるエンジニアは少なくありません。一方で、プロジェクトリーダーを避けてしまうとせっかく訪れたキャリアや年収アップの機会を逃す可能性があります。
ここでは、プロジェクトリーダーをやりたくない理由ごとに、対処法を紹介しますので参考にしてください。
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仕事を見直して自動化・効率化しよう
プロジェクトリーダーになったら、仕事を見直して自動化・効率化しましょう。たとえば、情報収集や調査に時間がかかっているようであればスクレイピングツールを作ったり、議事録作成はAIによる文字起こしで省力化できたりします。
プロジェクトリーダーは打ち合わせやミーティングでスケジュールが埋まってしまい、自身のタスクをこなす時間が取れなくなりがちですが、面倒なことは自動化して効率化を図りましょう。
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仕事の振り方・頼り方を覚えよう
プロジェクトリーダーになったら、仕事の振り方・人の頼り方を覚えましょう。日常のタスクはプロジェクトリーダーから割り振られるのが基本ですが、自分がやる方が早いからとタスクを割り振らず抱え込んでしまうと、メンバーの成長の機会を奪ってしまうことになります。
また、仕事をうまく割り振らないと、リーダーのリソースが枯渇してパンクしてしまうなど悪影響を及ぼす可能性もあります。
大きな責任は共有しよう
プロジェクトリーダーになったら、責任を上手に共有しましょう。プロジェクトリーダーは大きな責任を持つポジションですが、立ち回り次第で責任を共有し、分散することができます。
たとえば、プロジェクトの途中で当初の要件と違う要望が出てきた場合、要望通り対応すると納期に遅延が発生してしまう可能性があります。クライアントには納期に関する最終的な判断を委ね、責任を共有・分散しましょう。
キャリアを活かして選択肢を拡げよう
プロジェクトリーダーになったら、キャリアを活かせる道を探してみましょう。リーダーのポジションを求める企業や求人は多く、年収や待遇もメンバーと比べて高い傾向があります。場合によっては現職よりも良い条件の求人が見つかる可能性があるため、リサーチしてみることをおすすめします。
プロジェクトリーダーとしての経験を積み重ねれば、プロジェクトマネージャーにステップアップすることもできるでしょう。
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プロジェクトリーダーはやり方次第で魅力的なキャリアになる
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プロジェクトリーダーは仕事量が多く責任範囲も広がるため、やりたくないと感じるエンジニアは少なくありません。しかし、タスクを自動化・効率化したり、適切な仕事の割り振りや責任の共有をすることで負担感が軽減される可能性があります。
また、仕事量や職責に対して年収が見合っていないと感じる場合は、転職活動を通じて自身の市場価値を見直し、良い条件があれば職場環境を変えてみることもおすすめです。自身の市場価値が分からない場合や、企業選びや面接対策などに不安がある場合は、専門家である転職エージェントを頼ってみましょう。
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