初心者でもJavaでアプリケーション開発できる?
Javaを勉強中のプログラミング初心者は、「本当に独学でJavaアプリケーションを開発できるのか」と不安に思う方がいるでしょう。Javaは初心者にも比較的学びやすい言語であり、初心者向けの入門書などを活用して基礎を学べば、独学でもアプリケーションを開発できます。
本記事では、Javaの特徴やJavaを利用するメリット、Javaを使ったアプリの開発例について解説します。
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Javaの特徴
Javaはオブジェクト指向のプログラミング言語で、企業向けのアプリケーションからスマホなどのモバイルアプリケーション、組み込みシステムまで幅広く活用されています。
また、Javaは「WriteOnce、RunAnywhere(1度書けば、どこでも実行できる)」という理念のもと、1度書いたプログラムをどのプラットフォームでも実行できるように設計されています。そのため、例えばWindowsで開発したデスクトップアプリケーションを、他のOSで実行することも可能です。
【参考】:Java公式
Javaを利用するメリット
他の言語と比較してJavaを利用すると、どういったメリットがあるのでしょうか。ここからは、Javaを利用する主なメリットを3つ紹介します。
初心者用の書籍や情報が充実している
Javaは他のプログラミング言語と比較するとポピュラーな言語のため、初心者用の入門書籍が多く取り揃っています。さらにインターネット上でも情報が充実しているため、アプリケーション開発の途中で疑問点が出てきたとしても、ネットで検索すれば解決策が出てくる可能性も高いです。
独学で勉強している方は、疑問点が出てきた時に自力で解決できないと挫折してしまうこともあるため、その点でJavaは初心者にも優しいプログラミング言語だと言えます。
セキュリティツールを豊富に提供している
Javaは標準で複数の暗号化アルゴリズムをサポートしていたり、セキュリティ関連のAPIを豊富に提供していたりします。Javaのこのようなセキュリティツールを活用すれば、安心してアプリケーション開発ができます。
また、世の中で使われているシステムや企業が開発しているアプリケーションでJavaが利用されているのは、セキュリティの高さも関係していると考えられます。
プログラマーの仕事内容と年収
現在Javaを勉強している方の中には、近い将来プログラマーとして転職したい方もいるでしょう。そこで、本章ではプログラマーの仕事内容や年収を紹介します。
プログラマーの仕事内容
プログラマーの仕事はクライアントの要望に沿って、プログラムを書いて機能を実装することです。基本的にシステム開発の現場では、クライアントの要望を設計書という書面にまとめます。プログラマーはその設計書をもとに、実際にプログラムを記述したり、バグがあった場合には修正対応を行ったりします。
また、システムが完成した後も、追加機能の実装やアップデートなどの対応を行うこともあります。そのため、配置される現場によっては新規開発だけでなく、運用や保守のスキルも求められるでしょう。
プログラマーの年収
プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2024年2月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装)を参考にすると、平均年収593万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマは一般平均年収と比較すると、年収額に幅があることが分かります。
これは、プログラマーのスキルや稼働時間によって年収が変動していると考えられます。プログラマーとしてまずは基本的な開発スキルを身につけ、そのスキルを企業にアピールできれば、より高い年収を目指すことも可能でしょう。
【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態①~職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
Javaで作れるアプリの開発例
Javaでどういったアプリケーションが作れるのか気になる方も多いでしょう。ここでは具体的な開発例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
業務系アプリケーション
Javaは企業向けの業務アプリケーション開発に利用されています。例えば、財務管理システムや在庫管理システム、人事管理システムなどさまざまなシステムでJavaが利用されています。
このようなアプリケーションでは、Javaの知識に加え業務に関する知識が求められるため、業務ロジックに関する研修を行う企業も多いです。
ゲーム
Javaはゲーム開発も可能であり、例えば「Minecraft」はJavaで構築されたゲームとして有名です。
Javaはゲーム開発のためのオープンソースライブラリやフレームワークを提供しているため、これらのツールを使えば誰でも効率的にゲームを作ることができます。Javaの基本知識を身につけたらゲームを開発してみるのも面白いでしょう。
統合開発環境(IDE)
統合開発環境(IDE)とはJavaなどの開発環境を指しますが、Javaは自分の開発環境もJavaで構築しています。例えば、eclipseという有名な統合開発環境は主にJavaで書かれています。
IDEはコードを編集するだけでなく、デバッグやビルドなど開発に欠かせない機能を提供しており、プログラマーなら必ずと言っていいほど使われるものでしょう。
【参考】:eclipse公式
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Javaアプリの開発方法
ここからは、Javaのアプリ開発の方法について解説します。Javaの学習は、他の言語と同様に基本知識を身につけてから、実際に手を動かすことが重要です。具体的な学習方法をそれぞれ見ていきましょう。
Javaのアプリ開発に関する本を読む
前述の通りJavaは初心者向けの入門書も充実しており、初心者にも優しくアプリ開発の手法を教えてくれる書籍もあります
そのような本では図解で開発手順を示すものや、サンプルコードを記載しているものもあります。Java以外の言語を学んだことがない方や、プログラミング初心者の方は、まず自分に合った書籍を選び、その手順通りに開発してみるとよい練習になるでしょう。
サンプルコードなどを参考にして開発する
書籍などを通して基本の文法や開発手法を理解したら、実際にアプリ開発をしてみましょう。個人開発をする場合には、自分の作りたい機能を簡潔に書き出し、順を追ってコードを記述すると抜け漏れなく機能を実装できます。
また、コードの書き方がわからない場合はインターネットなどで調べるとサンプルコードが出てくることもあります。他のプログラムを見て、どのような書き方をすれば1番効率的かを考えながら手を動かしましょう。
ちなみに、自分で作成したアプリケーションがあると、転職活動で技術スキルをアピールすることもできます。転職を視野に入れている方は、簡単なもので良いので、実際に手を動かしてアプリケーションを開発しましょう。
Javaのスキルを身につけたら転職してスキルアップしよう
Javaは一見、難しそうなプログラミング言語にも思えますが、汎用性が高くさまざまアプリ開発に活用できます。また、市場での需要も高いため、エンジニアとして転職を考えている方は、この機会にぜひスキルを身につけて転職にチャレンジしてみましょう。
また、転職活動の際には、どれだけ自分のスキルをアピールできるかが重要ですが、働きながら転職先の企業分析や自分のアピールポイントを考えるのは非常に大変です。
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