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CompTIA Data+とは?取得のメリットや学習方法を解説
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CompTIA Data+とは?取得のメリットや学習方法を解説

アンドエンジニア編集部
2024.02.27
この記事でわかること
CompTIA Data+は、CompTIAが主催するデータアナリスト向けのプロフェッショナル認定資格である
CompTIA Data+は18~24カ月程度の実務経験があるエンジニア向けの難易度である
CompTIA Data+の取得でデータ分析・活用のスキル向上が期待でき、データサイエンティストとしてのキャリアアップが見込める

CompTIA Data+とは

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企業や団体で蓄積されたデータの分析は、デジタル化が進む現代のビジネス環境において不可欠な存在となっています。

データを元に顧客行動を分析して販売計画を立てたり、データから有益な情報を抽出して経営戦略の立案につなげたりするなど、データ分析の活用の場面が広がりつつあるためです。

そんな状況の中、データに基づいたビジネスの意思決定に役立つスキルを持つ人材を育成することを目的とした認定試験である、「CompTIA Data+」が注目を集めています。

CompTIA Data+は、国際的なIT業界団体のCompTIAが主催するデータアナリスト向けのプロフェッショナル認定資格です。

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CompTIA Data+はデータアナリストに最適の資格

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データ分析の重要性は高まる一方で、多くの企業はデータ活用に課題を抱えており、データを分析して次の経営行動を提案できるスキルを持つエンジニアが求められています。

CompTIA Data+はそのようなデータ活用を取り巻く情勢を反映して、データを分析・活用できる人材を育成するために、2022年に開始されました。

CompTIA Data+はデータ分析のプロフェッショナルであるデータサイエンティストを目指す方や、現在データアナリストとして活躍している方のさらなるスキルアップにおすすめの資格であると言えます。

この記事では、CompTIA Data+の受験を検討する方のために、試験の概要や難易度、合格を目指すための勉強方法などについて解説します。

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CompTIA Data+の概要

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ここでは、多様な資格の種類があるCompTIA認定試験の中でCompTIA Data+がどのような位置づけなのか説明し、試験情報や、資格を取得して活用できる職種の年収なども解説していきます。

CompTIA認定試験とは

CompTIA認定資格は、特定のベンダーに依らないベンダーニュートラルな認定資格として国際的に広く認知されています。

IT人材の育成を目指し、IT業務の設計・構築、保守・運用などのスキルを持ち、現場で活用できる実践力を備えていることを認定する資格です。

CompTIA認定資格には多くの種類があります。

サーバーエンジニア向けのCompTIA Sever+、セキュリティに特化したCompTIA Security+、プロジェクトマネージャとしてのスキルを問うCompTIA Project+など、受験者のキャリアに応じた試験を受験し、スキルの向上や対外的な証明に役立てられます。

【参考】:認定資格の種類と概要

CompTIA Data+とはどのような試験なのか

CompTIA Data+認定資格試験は、データに基づいた経営方針の立案をサポートして、企業のビジネスモデルに変革を与えるために必要なスキルを持つことを証明します。

試験に合格するには、データマイニング・基本的な統計手法の適用・複雑なデータセットの分析など、高度なデータ分析に欠かせないスキルと知識が必要とされます。

CompTIA Data+の受験を通して、効果的なデータマイニングより明確な分析結果を導き出し、クライアントに説得力のあるレポートを提供して経営意思決定のサポートができるエンジニアを目指すことができるでしょう。

CompTIA Data+の試験情報

CompTIA Data+はピアソンVUEのテストセンターで受験することができます。受験地は全国100箇所以上のテストセンターから選択でき、テストセンターの受験可能日のうちから希望の日に受験することができます。

【CompTIA Data+ 試験情報】 ■試験番号:DA0-001 ■制限時間:90分 ■問題数/出題形式:最大90問(単一/複数選択) ■合格ライン:100~900のスコア形式/675スコア以上 ■受験料:一般価格:31,787円(税込)・メンバー価格:25,485円(税込)・CAPP Academic Partner価格:¥10,060円(税込)

【参考】:CompTIA Data+試験情報

CompTIA Data+を活用できる職種の年収

CompTIA Data+を活用できる代表的な職種として、データサイエンティストやデータアナリストが挙げられます。

データサイエンティストに近いと考えられるITコンサルタントの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は512万円(※2023年11月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、データサイエンティストは一般平均年収よりも高い水準であることが分かります。

データサイエンティストは、統計学・プログラミング・データ分析などの専門知識を用いて、ビジネスの意思決定をサポートします。

より高度なデータ解析スキルを活用し、深いビジネス理解と高いコミュニケーション能力を備えてクライアント企業を導けるデータサイエンティストは、より高収入を目指せるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

データサイエンティストの年収はいくら?必要なスキルや資格も紹介

CompTIA Data+取得のメリット

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CompTIA Data+を取得することで、データ分析・活用のスキル向上を目指すことができ、データサイエンティストとして活躍するためのキャリアアップにつなげられるメリットがあります。

データを扱うエンジニアとしてのスキル向上に役立つ

CompTIA Data+資格では、基礎的なデータスキーマやデータタイプの理解から、データ収集、適切な統計手法やツールを使用した分析、説得力のあるレポートの作成、データ品質の管理まで、データ分析業務の一連の流れに必要なスキルを認定します。

そのため、CompTIA Data+の学習を通してデータ分析業務を体系的かつ実践的に学ぶことができ、データアナリストとしての実力を向上させることができます。

実際にデータ分析の現場で働いているエンジニアにとっても、データ活用の全体像を見直し、自らのスキルや知識で足りない部分を補う機会となるでしょう。

データサイエンティストとしてのキャリアップに役立つ

CompTIA Data+は国際的にも信頼性の高いCompTIA認定試験の1種であるため、資格を取得することでデータ活用を活用できるスキルを持つことを証明できます。

将来的にデータを活用して企業の問題解決や経営意思決定を導けるデータサイエンティストを目指す方は、資格を取得して自らのキャリアパスを実現できる企業に転職を検討するのも良いでしょう。

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CompTIA Data+合格を目指す勉強方法とは

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ここでは、CompTIA Data+に合格するために必要な勉強方法について解説します。あわせて、試験の難易度についても確認しましょう。

CompTIA公式の参考書を使って勉強する

CompTIAでは、CompTIA Data+の公式参考書を用意しています。公式書籍であるため、最新の試験範囲を押さえて学習を進めることができます。

試験対策の参考書ではありますが、内容は実際の業務でも活用できるように設計されており、実務にも役立つでしょう。

重要な用語集や略語集も用意されていますので、理解があいまいな用語はしっかりと覚え直しましょう。トピックごとに確認問題もあり、理解度を確認しながら勉強を進められます。

【参考】:The Official CompTIA Data+ Self-Paced Study Guide

CompTIA公式のトレーニングや教材を活用する

CompTIAでは、各種CompTIA認定試験の学習の助けとするため、CompTIA CertMaster Labsを提供しています。ブラウザ上のバーチャル環境で通常業務のような環境を再現し、実践的な学習を行うことができます。

また、CompTIAの認定資格別教材検索では、CompTIA Data+向けのWeb模擬試験やトレーニングを探すこともできます。いずれもある程度の費用はかかりますが、活用することでCompTIA Data+合格に近づくための実力を身に着けることができるでしょう。

【参考】:CompTIA CertMaster Labs for Data+ 【参考】:認定資格別教材検索

CompTIA Data+の難易度とは

CompTIA Data+の試験は100〜900のスコア形式で実施され、675スコア以上で合格となります。その難易度とはどの程度なのでしょうか。

CompTIAではCompTIA認定試験の合格率を公開していません。そのため、CompTIA Data+の合格率も明らかにされておらず、実際の数値からその難しさを判断するのは困難です。

CompTIA Data+は、データ分析の18〜24カ月程度の実務経験で得られる知識やスキルを目安に設計されています。データベースや分析ツールの使用経験なども必要とされるため、少なくとも短時間の学習で容易に合格できる難易度ではないと考えることができます。

CompTIA Data+の試験範囲と出題の割合は以下の通りです。公式参考書やトレーニングを活用して、範囲を押さえた勉強を十分に行って受験しましょう。

■1.0 データの概念と環境:15% ■2.0 データマイニング:25% ■3.0 データアナリシス:23% ■4.0 ビジュアライゼーション:23% ■5.0 データガバナンス、品質と管理:14%

【参考】:CompTIA Data+ 認定資格試験 出題範囲_JA.pdf)

CompTIA Data+を取得してデータ活用のスペシャリストを目指そう

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ここまで、CompTIA Data+の概要・取得のメリット・学習方法を解説してきました。受験を通してCompTIA Data+に必要な実践的なスキルを身に着けることができ、業務にも活用できることが分かりました。

また、国内外で広く知られるCompTIA Data+を取得することで、データ活用のスペシャリストを目指せる企業に転職し、自らのキャリアパスの実現を目指すこともできるでしょう。

しかし、1人で転職活動を行うのは思ったより大変かもしれません。努力して取得した資格を活用できる企業に転職するためには、数多くの求人情報を確認しなければならないでしょう。職務経歴書や面談の準備も必要です。

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