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PMP試験の申し込み方法とは?受験資格を理解して挑戦してみよう
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PMP試験の申し込み方法とは?受験資格を理解して挑戦してみよう

アンドエンジニア編集部
2024.01.28
この記事でわかること
PMPはプロジェクトマネジメントに関して世界的にも、様々な業種でも有効な資格
PMP資格の取得には様々なメリットがあり、幅広い活躍機会を期待できる
PMP試験はテストセンター受験とオンライン受験とで申し込み先が異なる

PMP試験の申し込み

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「PMP」試験とは、米国系のNPO法人プロジェクトマネジメント協会(通称:PMI)が実施し、認定している国際資格「Project Management Professional」の資格試験です。PMIが策定するPMBOK Guideは、プロジェクトマネジメントにおける世界標準(グローバルスタンダード)となっています。

PMP資格はプロジェクトマネジメントに関するスキル証明となり、様々な業界で注目され、

世界中ですでに100万人以上が取得しています。このPMP資格者はIT以外にも、建設業界、製造業やコンサルティング企業など多様な業界で活用しています。

この記事では、PMP資格の取得を目指す方に向けて、PMP試験の概要、受験申し込み方法などを解説していきます。PMP試験は受験資格要件を満たす必要があり、一般的な資格試験とは申請方法が異なりますので、不安を感じる方はぜひ申請の参考にしてください。

【参考】:一般社団法人 PMI日本支部 【参考】:プロジェクト マネジメント プロフェッショナル (PMP)® 認定資格 | PMI

PMPとは?資格取得で年収アップ?試験の概要から難易度まで解説
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PMPの厳しい受験資格

日本ではIT系の国家試験として、IPA独立行政法人主催の情報処理技術者試験が知られており、基本的に受験資格が設けられていないため誰もが受験可能です。

一方、PMP試験は受験に際して以下の条件を満たしている必要があります。

■ 1.プロジェクトマネジメント経験 最終学歴毎に一定時間以上のプロジェクトマネジメント経験が求められます。プロジェクトはプロジェクト業務を指揮・監督する立場での経験が必要であり、メンバーとしての経験ではありません。

<最終学歴>      <プロジェクト経験年数> ▪高校卒業   : 60カ月間(5年以上、7500時間以上) ▪大学卒業   : 36カ月間(3年以上、4500時間以上) ▪大学院卒業  : 24カ月間(2年以上、3000時間以上)

■ 2.PM公式研修の受講実績 公式プロジェクトマネジメント研修35時間以上(5日間の研修)の受講が必要です。研修は認定トレーニング・パートナー(ATP)などが実施しています。ただし、PMPの入門資格に相当するCAPM資格の保有者は、資格の有効期間内であれば35時間の研修が免除されます。

【参考】:CAPM®試験について | 一般社団法人 PMI日本支部 【参考】:Microsoft Word - PMP Examination Content Outline - P15

■ PMPによる監査 PMP試験の受験申請では一部の申請者に対して、PMIによる監査があります。監査対象となった人は申請内容に虚偽がないことを証明しなければなりません。その証明に必要な書類は以下の3点です。

▪卒業証書 ▪PM経験を証明する上司や責任者の署名 ▪35時間の「公式プロジェクトマネジメント研修」の履修証明書

監査対象者となった場合には、請求を受けてから90日以内に以上の書類をまとめてPMIに郵送しなければなりません。

【参考】:PMI資格ハンドブック―P5

PMPの受験資格とは?必要な実務経験や研修時間を徹底解説!

PMP資格の取得

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PMP資格の受験ハードルが高いことは理解できました。資格取得後も資格維持プログラムであるCCR(Continuing Certification Requirements Program)に従って、資格の更新を行わなければなりません。

ここでは、資格取得に関する流れを確認していきましょう。

PMP資格取得までの流れ

PMP資格取得までの大まかな流れは以下の通りです。

1.受験資格(最終学歴別のプロジェクトマネジメント経験)の有無を確認します。資格を満たしていない場合は受験できません。 2.PMIが認定する35時間以上の公式研修を受講します。 3.受験申請の内容についてPMIによるレビューを受けます。 4.監査の対象者になった場合には、監査に必要な資料(学位証明、実務経験の証明、公式研修の受講証明)を提出します。 5.受験方法を選択し、試験日と会場を決めて予約し、受験を行います。

PMP試験の概要

ここでは、PMP試験の概要について確認しておきましょう。

▪試験方式:CBT(コンピュータを用いた試験) ▪試験委託機関1:ピアソンVUE(テストセンター受験) ▪試験委託機関2:ATA社(オンライン監督試験) ▪試験会場:東京や大阪など日本各地(10カ所)のピアソンVUEセンター試験会場 ▪自宅受験:月2回(オンライン試験のみATA社が担当) ▪日本語受験:可能 ▪日程:センター試験はほぼ毎日、オンライン試験は月2回 ▪試験時間:4時間(200問) ▪合格ライン:ダミー問題5問を除いて61%以上正解 ▪試験結果:試験結果は5営業日以内にPMIよりEメールにて通達(2023年11月現在) ▪受験料:  ・PMI会員は405ドル(再受験は275ドル)  ・PMI非会員は555ドル(再受験は375ドル)  ※PMI会員登録には約153ドル(税込み)が必要ですが、PMI日本支部販売の書籍割引購入や、資格更新に伴う受講料割引などの特典があります。

【参考】: PMP Examination Content Outline - June 2019 【参考】:ピアソンVUE公式サイト(PMI) 【参考】:PMP®監督付きオンライン試験|ATA 【参考】:PMI日本支部会員制度 | 一般社団法人 PMI日本支部

PMP資格を取得するメリット

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PMP資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。PMP資格は国際的にも、各種業界にも知られた資格であり、以下に挙げるような様々なメリットが想定されます。

プロジェクトマネジメントのスキル証明

プロジェクトマネジメントに関する公的なスキル証明となります。プロジェクトマネジメントはIT以外にもあらゆる業種や業界で求められるスキルのため、PMP資格取得者はあらゆる企業から必要とされるでしょう。

プロジェクトマネジメントとは?知識が必要ないと考えるのは素人?

プロジェクトマネジメントのスキルアップ

プロジェクトマネジメントは実践で学ぶことも重要ですが、研修や参考書で学ぶことで、より効果的に知識を高められます。プロジェクトマネジメント力を高め、自身のスキルアップを図ることができます。

プロジェクトマネジメントにおすすめの本14選!初心者中級者別に解説

活躍機会の拡大

PMP資格は日本ではまださほど知名度は高くありませんが、世界的に知名度の高い資格です。外資系企業の中には採用条件の1つにPMPの資格を挙げているところもあるくらいですので、海外や外資系企業で活躍したい人にとっても有効な資格となり、活躍機会を大きく広げるでしょう。

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PMP試験の申し込み方法

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PMP試験の申し込みには、PMIアカウントが必要です。このアカウントを得るためには、PMIに対する受験申請が必要です。ここでは受験申請の方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

アカウント作成

ここではPMIアカウントを作成する方法について紹介します。

1.次のPMI公式サイトにアクセスし、[PMP認定を申請する]の[続く]をクリックします。(公式サイト英文ですが、Webの翻訳機能を利用して日本語でも操作は可能です)

【参考】:プロジェクト マネジメント プロフェッショナル (PMP)® 認定資格 | PMI

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【図】:PMP認定申請 トップ画面 

2.ログイン画面が表示されたら、「Register now」をクリックします。

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【図】:PMP認定申請ログイン画面 

3.氏名、メールアドレスを入力し、「国 」はプルダウンからJapanを選択します。PMIの製品やサービス、イベントに関する情報を受け取りたい人は「Email Preference (optional)」の下の▢にチェックを入れます。

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【図】:PMP認定申請アカウント作成画面 

4.名前やEmailアドレスを入力した後、画面を下にスクロールすると、「Tell Us More About you」の見出しが表示されますが、ここでは仕事に関する経験などを入力します。会社名、役職、生年、勤務経験、プロジェクト管理経験、職種や業種などをプルダウンから選択します。

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【図】:PMP認定申請アカウント作成 詳細入力画面 

5.続いて「Account Information」でアカウントのパスワード、秘密の質問とその答えを入力し、▢にチェックを入れPMIのプライバシーポリシーに同意し、[Create Account]をクリックします。

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【図】:PMP認定申請 セキュリティ設定画面 

6.「Enter your verification code」のポップアップが表示されたら、PMIより届いたメール内にあるセキュリティコード6桁を入力し、[Submit]をクリックします。

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【図】:PMP認定申請 アカウント確認画面 

7.次画面で「Apply for PMP Certification」(PMP認定を申請する)が表示されたら、[Apply Now For Your PMP](今すぐPMPに申し込んでください)をクリックします。

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【図】:PMP認定 受験申請画面 

受験申請

「PMP Application」のページが開いたら、受験申請に必要な情報を入力していきます。

1.学歴(Academic Education)を登録します。最終学歴、在学年数、学校の国、学校名、専攻を入力したら[Save Education]をクリックして保存します。

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【図】:PMP受験申請 教育履歴入力画面 

2.35時間の公式研修(Professional Education)情報を登録します。公式研修を受講していない場合は、受験申請ができません。

コース名、プロバイダ名、コース日程、修了時間を入力したら、[Save Education]をクリックして保存します。

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【図】:PMP受験申請 研修履歴入力画面 

3.PMの実務経験(Experience)を登録します。ここで気を付けるのは、プロジェクトマネジメントを行った期間です。大卒の人であれば、3年(36ヶ月)以上の期間が必要ですが、過去8年以内に開始したプロジェクトしか対象になりません。

PM経験が豊富でも、古いプロジェクトは経験として認められないため注意しましょう。またプロジェクトは複数登録可能ですので、期間は合算できます。その際、プロジェクトの概要説明を求められます。

プロジェクト詳細は200単語以上500単語以内で英文での記載が求められるため、日本語で作成した後に翻訳ツールなどで英文に変換してから入力します。書き方は、インターネット上で「PMP受験申請例文」で検索して、参考にしてみましょう。

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【図】:PMP受験申請 PM経験入力画面-1 
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【図】:PMP受験申請 PM経験入力画面-2 

4.受験資格に必要なPM経験期間を満たすと、画面右上の合計時間欄に次のようなチェックマークが表示されます。

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【図】:PM経験時間 確認画面 

5.PM経験の入力が済んだら、画面右下の[Continue to Exam Details]をクリックして「次のExam Details」(試験詳細登録ページ)に進み、受験地、住所、名前、Eメールアドレス、電話番号などを入力します。

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【図】:PMP試験 受験者情報入力画面 

6.「利用規約の確認」及び「申請情報が正しいことの確認」が済んだら、それぞれのチェックボックスにチェックを入れ、[Submit Application]をクリックして申請書を提出します。「Your application has been submitted for review」と表示されたら、PMIに対する受験申請は終了です。

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【図】:PMP試験 同意画面 

申請が受理され、受験資格の確認が済むと数日程度で申請受理メールが届きます。メールにはその後の手続きが記載されていますので、テストセンターで受験する人はピアソンVUEのサイトから、試験日や試験会場の空き状況を確認しながら受験申込をしましょう。

自宅でオンライン受験をする方はPMIのサイトから「PMP監督付きオンライン試験」を選択して試験予約をします。いずれも設定したPMIアカウントでログインします。

申請受理メールを受信後、1年間が受験資格期間です。仮に1回目の試験で不合格となっても受験資格期間内であれば、最大で3回までのチャレンジが可能です。

【参考】:PMI - プロジェクトマネジメント協会 |ピアソンVUE 【参考】:PMP監督付きオンライン試験 |ATA

PMP合格に向けて

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ここまでPMP資格試験の概要や資格取得メリット、PMP試験の申し込み方法について解説してきました。PMP試験は誰でも受験できるわけではありません。PMIが求める資格要件を満たし、さらにその資格の証明書類を求められることがあります。

PMP試験はハードルの高い試験ですが、資格取得によって様々なメリットが得られます。プロジェクトマネージャーとしてスキルアップしたい方、転職を考えている方、世界で活躍してみたい方はチャレンジしてみることをおすすめします。

プロジェクトマネージャーとは?仕事内容や必要なスキルを徹底解説
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