応用情報技術者試験は就職に有利?試験概要や活かせる仕事も解説
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応用情報技術者試験は就職に有利?試験概要や活かせる仕事も解説
アンドエンジニア編集部
2023.09.13
この記事でわかること
応用情報技術者試験は、システム開発に必要な知識の中でも、高度な知識が求められます
応用情報技術者試験の試験概要が分かります
応用情報技術者試験に合格し、エンジニアとして就職するなら、転職エージェントを活用しましょう

応用情報技術者試験は就職に活かせるか?

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応用情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が運営しているIT系の資格です。そんな応用情報技術者試験ですが、資格を取得したい方の中には、この資格が本当に就職に有利になるのか不安を抱いている方も多いでしょう。

そこで本記事では、応用情報技術者試験の試験概要や、就職に活かせるかどうかなどを解説します。これからエンジニアを目指している方や、資格取得に向けて学習されている方は、ぜひ参考にしてください。

応用情報技術者試験はあると就職活動に役立つ

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応用情報技術者試験が就職に活かせるのかという疑問ですが、結論から言うと、応用情報技術者の資格を取得しておくと、就職試験の際に一定の評価される可能性が高いです。

一般的に未経験からエンジニアに転職する場合は、技術力を客観的に評価してもらうことが難しいです。しかし、この資格を持っていれば、ITに関する一定の知識を持っていると評価できますので、就職の際に役に立つことが多いでしょう。

また、IPA(情報処理推進機構)では試験ごとにレベル1からレベル4まで定義しており、レベルが上がるにつれてより応用的な出題がされます。その中でも応用情報技術者試験は、レベル3と定義されており、応用的知識・スキルを有していると評価されます。

就職活動の際に、応用情報技術者試験を保持していれば、ITに関する高い知識や関心が高いことをアピールできます。

【参考】:応用情報技術者試験 レベルについて

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応用情報技術者試験の試験概要

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ここからは、応用情報技術者試験の出題範囲や試験時間など、試験の概要について解説します。資格を取得してエンジニアとして就職を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

応用情報技術者試験とは

そもそも応用情報技術者試験とは、ITのサービスやシステムなどを作る人材向けの資格試験です。特にその中でも、高度な知識や技能を持つ人材を対象に試験を実施しています。そのため試験では、より専門的な知識が求められるでしょう。

【参考】:応用情報技術者試験 試験要項

試験範囲

試験範囲は以下の通りです。かなり幅広い範囲で出題されますが、この中でも特にセキュリティに関する問題は重点分野として公表されています。試験合格を目指すのであれば、重点分野のセキュリティは特に勉強しておいた方がよいでしょう。

  • 基礎理論
  • コンピュータシステム
  • 技術要素
  • 開発技術
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム戦略
  • 経営戦略
  • 企業と法務

 

【参考】:応用情報技術者試験 出題範囲

応用情報技術者試験は難しすぎる?受験のメリットや対策方法を解説

試験時間・出題数

試験時間は、午前9:30〜12:00と午後13:00〜15:30です。午前も午後も150分間という長い時間が設定されています。

また午前の試験では多肢選択式で80問出題されます。さらに、午後の試験では記述式の問題が11問出題されますので、それなりに問題数のボリュームがあることが分かります。

【参考】:応用情報技術者試験 試験要項

応用情報技術者試験の鬼門?午後試験で合格点を取る方法やコツとは

実施方式・実施時期

応用情報技術者試験が実施されるのは、春期と秋期の年2回です。いつでも試験が受験できる訳ではないので、受験の時期を忘れないように気をつけましょう。

【参考】:応用情報技術者試験 試験実施について 【参考】:応用情報技術者試験 試験要項

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合格基準

合格基準は午前と午後で、それぞれ100点満点のうち60点です。ちなみに午前と午後の、両方の試験で基準点を越える必要がありますので、各試験での対策が必要でしょう。

【参考】:応用情報技術者試験 試験要項

応用情報技術者試験の合格率は?試験の概要と合格するメリット・デメリット

応用情報技術者試験が活かせる仕事について

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応用情報技術者試験の資格を取得したい方の中には、IT企業への就職を目指している方もいるのではないでしょうか。また、応用情報技術者試験が活かせる職種が、今1つピンとこない方もいるでしょう。

応用情報技術者試験では、特に開発現場で役に立つような、データベース・セキュリティ・ネットワーク・システムに関する知識が問われます。そのため、プログラマーなどは応用情報技術者試験で学んだ知識が特に役に立つでしょう。

そこで、ここからはプログラマーの仕事内容や年収について紹介します。転職や就職活動を検討している方は、参考にしてください。

プログラマーの仕事内容

プログラマーは、システム設計書にあったシステムを開発するのが主な業務です。具体的には、プログラミング言語を用いて実際にコードを記述します。

さらに、システムがきちんと動作するか確認するテスト作業や、バグの修正などにも対応します。そのため、システム構築に必要なプログラミングの言語や、データベース、セキュリティなど開発に関係する知識が求められます。

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プログラマーの年収

プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年8月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のプログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは一般平均年収と比較すると、ややバラつきがあることが分かります。

この理由として、プログラマーは案件によって求められるスキルが異なることが挙げられます。難易度の高い開発案件に参画できるようになれば、年収アップも期待できるでしょう。また、未経験からプログラマーを目指す場合、いくつかの開発現場で経験を積めば、スキルアップを目指せます。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

応用情報技術者試験の勉強方法

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ここからは、応用情報技術者試験の勉強方法を紹介します。この勉強方法は一例ですので、本記事を参考にしつつ、自分にあった勉強方法を探しましょう。

応用情報技術者試験は独学で合格できる?出題範囲や勉強法を解説!

資格取得者にアドバイスをもらう

周囲に応用情報技術者試験にすでに合格している方がいれば、その方に不明点や勉強のコツを聞いてみましょう。もしかすると、参考書にはないような勉強のコツや試験の傾向を教えてくれるかもしれません。

また、周囲にそのような資格保持者がいない場合、インターネットなどで情報を集めるのもおすすめです。

参考書で知識を身につける

応用情報技術者試験は午前試験・午後試験に分かれているため、それぞれの試験に対応した書籍が販売されています。また、参考書の中には問題が用意されている本もあります。知識の定着や力試しをしたい時は、自分にあった参考書を探してみましょう。

また、企業の中には資格取得に積極的な企業も存在しています。そのような企業であれば、関連書籍の購入費用を負担したり、研修を実施したりすることも可能です。働きながら専門的な知識を身につけたい場合は、そのような企業を探してみるのもよいでしょう。

応用情報技術者試験合格におすすめの参考書・過去問・問題集8選!
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簡単なシステム開発をしてみる

簡単なシステム開発をするのもおすすめです。なぜなら、システム開発をして実際に手を動かすことで、サーバーやデータベースなどの知識が身につくからです。

また、実際に手を動かして開発することで、参考書で得た知識を定着させることができます。余力のある方は、簡単なシステムを制作してみましょう。

応用情報技術者試験に合格して就職活動に挑戦しよう

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本記事では、応用情報技術者試験の試験概要や勉強方法などを解説しました。応用情報技術者試験は簡単な試験ではありませんが、ITに関する知識をしっかり身につけたい方はぜひ挑戦してみましょう。

ただし、単純に試験に合格するだけでは、エンジニアとして転職するのは難しいかもしれません。未経験からエンジニアとして転職するには、未経験でも就職しやすい企業や、研修制度がある企業を探す必要があるからです。しかし、そのような企業を1人で探すと非常に労力がかかってしまいます。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。 

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アドバイザーは企業側と直接連携を取れるので、求人票に載っていない情報も確認することができます。こちらで、働き方などをしっかり確認の上、応募企業を選んでいくのが良いでしょう。

未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変でしょう。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。

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