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E資格のおすすめ本8選!資格合格を目指す参考書と問題集を紹介
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E資格のおすすめ本8選!資格合格を目指す参考書と問題集を紹介

アンドエンジニア編集部
2023.09.30
この記事でわかること
E資格の合格者の多くの方が参考にする書籍は、試験範囲をカバーしており知識の整理に有効です
「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」はベースとなる数学知識がカバーされます
「赤本」と呼ばれる参考書、「黒本」と呼ばれる問題集は特におすすめです

E資格のおすすめ本

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E資格は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定するプログラムの受講など、自己への投資が必要です。限られた予算と期間で成果を最大化するには、参考書や問題集なども使用しながらE資格の合格率を高めていくと良いでしょう。

ここでは資格合格に向けて役に立つ、E資格のおすすめ本について紹介していきます。

E資格の概要

E資格とは、「ディープラーニングの理論と理解開発実装能力」を認定する試験を指します。JDLAによって実施されており、E資格の「E」は「Engineer」の頭文字を表します。E資格は、エンジニア向けですので、より高度なディープラーニングの知識が求められます。

【参考】:E資格とは

E資格とはどんな試験?概要や難易度と取得のメリットを解説!

E資格の受験資格を得るには

E資格の受験資格を得るには、JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に終了することが必要です。JDLA認定プログラムとは、E資格受験資格のために日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定する講座プログラムを指します。

JDLA公式サイトには2023年8月時点で、21の認定プログラム事業者、25の認定プログラムコースが公開されています。

【参考】:E資格とは 【参考】:E資格認定プログラム事業者一覧

E資格に必要な知識

E資格に必要な知識は、試験範囲としてシラバスに公開されています。「応用数学」「機械学習」「開発・運用環境」「深層学習」の各分類から出題されます。

「応用数学」  確率・統計、情報理論

「機械学習」  機械学習の基礎、実用的な方法論、強化学習

「開発・運用環境」  ミドルウェア、エッジコンピューティング、分散処理、アクセラレータ、環境構築

「深層学習」  順伝播型ネットワーク、深層モデルのための正則化、深層モデルのための最適化、畳み込みネットワーク、回帰結合型ニューラルネットワークと再帰的ネットワーク、生成モデル、深層強化学習、グラフニューラルネットワーク、深層学習の適用方法、距離学習、メタ学習、深層学習の説明性

JDLA認定プログラムを受講して、自身の弱点を克服し知識の漏れがないように準備を進めましょう。

【参考】:E資格の試験範囲(シラバス)

E資格の難易度はどのくらい?出題範囲、合格率や感想から徹底考察

参考書や問題集を使用するメリット

本来であれば、JDLA認定プログラムを受講することで必要な知識が身につくはずです。実際には、得意、不得意な分野や、勉強に時間を要するものもあります。また、E資格の認定プログラムでは前提知識がありますので、前提を横断的に学ぶには参考書が有効です。

参考書や問題集は、自身のペースですきま時間を活用して学ぶことができるため、まとまった時間が取れない場合も、こまめな勉強でスキルを蓄積できるメリットがあります。

意外と役立つ参考本「ゼロから作るDeep Learningシリーズ」

「ゼロから作るDeep Learningシリーズ」、は「赤本」と呼ばれます。通称「ゼロつくシリーズ」は、とにかく分かりやすく書かれている参考書なので、要チェックです。

著者が日本人のため、専門用語の解説や文章校正も初心者でも理解しやすくまとめられています。シリーズは4作からなり、それぞれ特徴があります。詳細は以降で解説していきますが、出版日は少々古めでも内容は確かです。関連ファイルや最新の正誤表も確認しながら勉強すると良いでしょう。

E資格のおすすめ本8選

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E資格に必要な知識は、応用数学、機械学習、開発・運用環境、深層学習に分類付けられています。そのために、どの部分を学ぶかでおすすめする参考書や問題集に違いがあります。ここでは、代表的な参考書・問題集の特徴を踏まえて解説していきます。

最短コースでわかる ディープラーニングの数学

本書では、前提となる高校1年生で学ぶ基礎数学から応用数学の入口まで解説しています。機械学習、深層学習にも触れていますので、数学に自信がない方の必須本です。2019年出版ですが、数学的要素は不変であるため基礎知識としておすすめします。

▪著者:赤石 雅典 ▪ページ数:344ページ ▪出版社:日経BP社 ▪発売日:2019/04/15 【参考】:最短コースでわかる ディープラーニングの数学

最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング

本書は、「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」の著者が書き下ろした深層学習の入門書です。最初につまずく項目がうまく解説されており、PyTorchに必要なPythonの基本文法もカバーされています。深層学習の基本は、本書でマスターしましょう。

▪著者:赤石 雅典 ▪ページ数:584ページ ▪出版社:日経BP社 ▪発売日:2021/9/17 【参考】:最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング

PyTorchとは?特徴やメリット・デメリット等の入門情報を解説

最短コースでわかる Pythonプログラミングとデータ分析

本書は、「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」の著者が書き下ろしたデータ分析の入門書です。Pythonやpandasを用いた分析の理解が、一層進みます。データサイエンスの入門書としても、おすすめの1冊です。

▪著者:赤石 雅典 ▪ページ数:408ページ ▪出版社:日経BP社 ▪発売日:2022/12/17 【参考】:最短コースでわかる Pythonプログラミングとデータ分析

データ分析とは?基本的な目的や方法、職種例と転職方法について解説

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

「ゼロつくシリーズ」第1作目の本書では、Pythonの解説やライブラリの使い方も学ぶことができます。ニューラルネットワークや学習アルゴリズム、深層学習がカバーされます。

プログラミング初心者でも理解できる内容ですので、「最短コースでわかる ディープラーニングの数学」とともに内容を理解しておくと良いでしょう。

▪著者:斎藤 康毅 ▪ページ数:320ページ ▪出版社:オライリー・ジャパン ▪発売日:2016/09/24 【参考】:ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理編

本書はシリーズ2作目で、1作目の復習から自然言語処理や時系列データ処理をより深く学ぶことができます。また、深層学習を支える技術の実装などもカバーしており、モデルの理解とともに実践的な知識を得られます。

▪著者:斎藤 康毅 ▪ページ数:432ページ ▪出版社:オライリー・ジャパン ▪発売日:2018/7/21 【参考】:ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理編

ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク編

本書では、「DeZero」という深層学習のオリジナルフレームワークを作成し、PyTorch、TensorFlow、Chainerなどのフレームワークを構成する知識を得ます。直接的にはE資格には関係しないので、余裕がある時に目を通しましょう。

▪著者:斎藤 康毅 ▪ページ数:552ページ ▪出版社:オライリー・ジャパン ▪発売日:2020/4/20 【参考】:ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク編

TensorFlowとは?特徴やできることをわかりやすく解説!

ゼロから作るDeep Learning ❹ ―強化学習編

本書では、機械学習の中の強化学習に注力した書籍です。強化学習固有の知識や理論、手法をマスターすることができます。ここでも、オリジナルフレームワークである「DeZero」が登場しますので、3作目となる「ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク編」に軽く目を通しておくと良いでしょう。

▪著者:斎藤 康毅 ▪ページ数:376ページ ▪出版社:オライリー・ジャパン ▪発売日:2022/4/6 【参考】:ゼロから作るDeep Learning ❹ ―強化学習編

徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版

問題対策本で、通常「黒本」と呼ばれます。著者が所属するスキルアップAI社は、E資格認定プログラム第1号のコースを提供しています。人気が高く、対策本の本命ですのですでに第3版はいつ?などと次の改訂版の登場も待たれています。解説の比率を多めにしており、分かりやすくまとめられています。

▪著者:小縣 信也、斉藤 翔汰、溝口 聡、若杉 一幸 ▪ページ数:520ページ ▪出版社:インプレスブックス ▪発売日:2021/5/31 【参考】:徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版

セミナーやE資格の対策講座を活用するのも有効

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E資格認定プログラム事業者には、知識を肉付けする関連セミナーや対策講座を開設している場合があります。

受講した認定プログラムのテキストを復習するとともに、弱みを強化することも可能です。参考書とともに、スキルアップの選択肢とすることもできます。本試験に向けて、E資格模擬試験を実施している場合もありますので、合わせて確認すると良いでしょう。

【参考】:E資格認定プログラム事業者一覧

E資格のおすすめ本で合格に向けた準備ができる

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E資格合格者の多くが、今回紹介したおすすめ本で準備を進めています。紹介した参考書や問題集の理解度は、合格水準に到達しているか自身でも把握することもできます。落ちたらどうしようと考えずに、しっかりと準備を進めましょう。

おすすめ本でカバーしている内容を、一定程度理解できたら実際のE資格受験に向けた準備が進んでいると考えて良いでしょう。

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