
セキュリティエンジニアとは

セキュリティエンジニアは、IT分野で欠かせない存在となっています。本記事では、セキュリティエンジニアの仕事内容や必要なスキル、年収、キャリアパス、魅力について解説します。
また、理想の企業を見つけるためのエージェント活用法も紹介しますので、これからセキュリティエンジニアを目指す方にとって有益な情報となるでしょう。
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セキュリティエンジニアの役割と重要性
セキュリティエンジニアの主な役割としては、企業や組織の情報システムをサイバー攻撃から守り、安全性を確保することです。日々進化するサイバー脅威から組織を守るために、ネットワークやシステムの脆弱性診断、セキュリティ対策の設計・実装、インシデント対応などを行います。
特に近年では、個人情報漏洩やランサムウェア攻撃など、情報セキュリティに関するリスクが高まっているため、セキュリティエンジニアの役割はますます重要になっています。
なぜ今、注目されているのか
近年、サイバー攻撃はますます巧妙化し、企業や組織に対する脅威は日々高まっており、個人情報の漏洩やシステム停止などの被害は、企業の信用失墜ばかりか、社会全体に大きな影響を与えかねません。
そのため、これまで以上に企業はセキュリティ対策の強化を迫られ、その結果として、セキュリティに関する知識や経験を持つセキュリティエンジニアの需要が急激に高まっているのです。
セキュリティエンジニアの具体的な仕事内容

セキュリティエンジニアの仕事は、企業の情報システムを安全に保つために多岐にわたります。その主な業務を5つの視点から紹介します。これらの業務を通して、セキュリティエンジニアは、企業の機密情報を守り、ビジネスの継続性を確保するという重要な役割を果たしています。
【参考】:NPO日本ネットワークセキュリティ協会
システムの安全設計と構築
企業のIT環境に合わせて、最も効果的なセキュリティ対策を設計し、構築します。ファイアウォール設定、侵入検知システム導入、アクセス制御など、多岐にわたるセキュリティ対策を総合的に行い、システムの安全基盤を築きます。
特に、クラウド環境やIoTデバイスの増加に伴い、セキュリティ対策の重要性は高まっています。
脆弱性の発見と対策
システムやネットワークに潜む脆弱性を洗い出し、攻撃される前に対策を講じます。定期的な脆弱性診断を実施し、システムの安全性を高め、潜在的なリスクを最小限に抑えます。最新の脆弱性情報に常に目を光らせ、パッチの適用や設定変更など、迅速な対応が求められます。
セキュリティインシデント対応
セキュリティエンジニアは、万が一、サイバー攻撃が発生した場合に迅速に対応し、被害を最小限に抑えます。原因究明や被害状況の把握、復旧作業など、一連のインシデント対応プロセスを担います。また、インシデント発生後の対策強化や、再発防止策の立案も重要な業務です。
セキュリティポリシーの策定と運用
情報セキュリティに関するルールを定めたセキュリティポリシーを作成し、全社員に周知徹底させます。定期的に見直しを行い、常に最新の脅威に対応できるようポリシーを更新し、組織全体のセキュリティ意識向上に努めます。
従業員へのセキュリティ教育や啓発活動も、セキュリティポリシーの実効性を高める上で不可欠です。
セキュリティ技術の調査と導入
常に最新のセキュリティ脅威や技術動向を調査し、自社のセキュリティ対策に反映させます。新しい脆弱性が発見された場合、迅速に対応するための体制を整え、新たなセキュリティ技術を積極的に導入します。AIや機械学習を活用した脅威検知システムなど、先端技術の導入も積極的に検討します。
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セキュリティエンジニアになるために必要なスキル

セキュリティエンジニアとして活躍するためには、大きく分けると、専門知識や技術力、問題解決能力、コミュニケーション能力が求められます。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
専門知識
専門知識としては、まず情報セキュリティに関する幅広い知識が挙げられます。ネットワークセキュリティ、アプリケーションセキュリティ、データベースセキュリティなど、様々な分野の知識を深める必要があります。
また、OS(Windows、Linuxなど)やネットワークに関する深い理解も不可欠です。セキュリティに関する法規制や業界標準についても、常に最新の情報を把握しておくことが重要です。

技術力
ファイアウォール、IDS/IPS、WAFなどのセキュリティツールを運用・設定できるだけでなく、侵入テストや脆弱性診断を実施するスキルも求められます。さらに、スクリプト言語(Python、Perlなど)を用いて、セキュリティ対策を自動化できる能力も重要です。


問題解決能力
問題解決能力もセキュリティエンジニアにとって欠かせないスキルです。日々進化するサイバー攻撃に対応するためには、常に新しい脅威を分析し、適切な対策を講じることが求められます。また、セキュリティインシデントが発生した場合には、迅速に対応して原因を究明する能力も必要です。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力もセキュリティエンジニアにとっては重要な要素の1つです。技術的な内容を非技術者に分かりやすく説明したり、チームメンバーや顧客と円滑にコミュニケーションを取ったりする能力が求められます。
セキュリティエンジニアにおすすめの資格

資格を取得することで、自分のスキルを客観的に証明し、キャリアアップに繋げることができます。以下、セキュリティエンジニアにおすすめの資格をいくつか紹介します。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)
情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティに関する高度な知識とスキルを有する専門家として、国家資格によってその能力が認められた人物です。企業の情報システムのセキュリティ対策や、個人情報保護などの分野で活躍します。
本資格は情報セキュリティに関するコンサルティングや、セキュリティ対策の設計・実装など、幅広い分野で活躍が期待されています。
【参考】:情報処理安全確保支援士試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

CompTIA Security+
CompTIA Security+は、世界中で広く認められているベンダーニュートラルなセキュリティ資格です。IT業界でセキュリティキャリアを目指す人にとって、初級から中級レベルのスキルを証明する重要なステップとなります。
ネットワークセキュリティ、リスク管理、インシデント対応など、幅広いセキュリティ分野をカバーしており、実務に役立つ実践的な知識とスキルを習得できます。
【参考】:CompTIA Security+ | CORE|CompTIA JAPAN (コンプティア 日本支局)

CISCO技術者認定試験
ネットワーク機器の大手メーカーであるシスコシステムズが実施する、ネットワークエンジニアのスキルを認定する試験です。CCNA、CCNP、CCIEなど、複数のレベルがあり、それぞれが異なるネットワーク技術の知識とスキルを評価します。
この資格を取得することで、シスコ製品の導入・運用・トラブルシューティングに関する専門性を証明でき、ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップに繋がります。
【参考】:シスコ認定試験 |Cisco


CISM(Certified Information Security Manager)
CISMは、情報セキュリティマネジメントの分野で国際的に認められた資格です。情報セキュリティガバナンス、リスクマネジメント、コンプライアンスなど、組織の情報セキュリティ全般を管理する上で必要な知識と経験を証明します。
CISMは情報セキュリティ戦略の策定や、セキュリティインシデント対応など、組織の情報資産を保護するためのリーダーシップを発揮できることを示す資格です。
【参考】:ISACA東京支部/公認情報セキュリティマネージャー
CISSP(Certified Information Systems Security Professional)
CISSPは、国際的に認められた情報セキュリティ専門家の資格です。
情報セキュリティの10分野(セキュリティ管理、リスク管理、資産セキュリティ、セキュリティエンジニアリング、通信とネットワークセキュリティ、ID管理とアクセス管理、セキュリティ評価とテスト、セキュリティ運用、セキュリティアーキテクチャ、法務、倫理、コンプライアンス)に関する幅広い知識と経験が求められます。
CISSPを取得することで、高度なセキュリティ専門家としての能力を証明できます。
【参考】: CISSPとは|ISC2 Japan

セキュリティエンジニアのキャリアパスと年収

セキュリティエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」(※2025年1月執筆時点)」によると356万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」で近い職種の「IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等)」は758万円でした。
「マイナビエージェント職種図鑑」には40代以上の登録者のデータがないことから、低めに算出されている可能性があります。2020年時点で、30代の年収は416万円ですが、マイナビエージェントの公開求人では、セキュリティエンジニアの平均年収はおおよそ600万円前後と分かります。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、セキュリティエンジニアの平均年収は一般の年収よりも、やや高めであると言えます。
セキュリティエンジニアのキャリアパスは、専門知識と経験を積み重ねることで多岐にわたります。専門性をさらに磨き、セキュリティコンサルタントやセキュリティアーキテクトなど、特定分野のスペシャリストとして道が開けます。
また、ステップアップも可能であり、情報セキュリティマネージャーやCISO(最高情報セキュリティ責任者)として、組織全体のセキュリティを統括する役割を担うことができます。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/セキュリティエンジニア ※【平均年収 調査対象者】2020年1月から2020年12月の間でマイナビエージェントに登録いただいた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
セキュリティエンジニアのやりがいと魅力

セキュリティエンジニアの仕事は、単なる技術職にとどまらず、社会インフラであるITシステムを守り、人々の安全・安心に貢献できる仕事であることから、社会貢献性の高い、やりがいのある職業と言えます。
社会貢献性
企業や社会全体の安全を守ること、それはセキュリティエンジニアの使命です。サイバー攻撃から組織を守り、情報漏洩を防ぐことで、社会全体の安全に貢献できます。自らの仕事が社会に直接的な影響を与える実感を得られることは、大きなやりがいに繋がります。
専門性の高さ
サイバー攻撃の手法は日々進化し、それに対応するためのセキュリティ技術も常に更新されています。最新の技術を学び、新しい脅威に対応していくことは、技術者としての探究心を満たし、自己成長を促します。
問題解決の楽しさ
セキュリティインシデントが発生した場合、その原因を究明し、適切な対策を講じる必要があります。まるで謎解きをしているような感覚で問題解決に取り組めるため、高い達成感を得られます。
キャリアパスが多彩
セキュリティエンジニアは企業のセキュリティ部門だけでなく、コンサルティング会社やSIerなど、様々な場所で活躍できます。また、マネジメント層へのキャリアアップも可能です。自身のスキルや興味に合わせて、多様なキャリアパスを選択できるのも魅力の1つです。

自立性と裁量
セキュリティエンジニアは日々変化する脅威に対応するため、常に新しい知識を習得し、自ら考え、行動する必要があります。また、状況に応じて柔軟に判断し、最適な対策を講じる裁量が求められます。
これら自律性と裁量があることで、セキュリティエンジニアは単なる指示待ちの仕事ではなく、主体的に仕事に取り組むことができ、高いモチベーションを維持できます。
未経験からセキュリティエンジニアを目指すなら

ここまでセキュリティエンジニアの仕事内容、必要なスキルや資格、年収、やりがいと魅力について解説しました。セキュリティエンジニアは担当する範囲が広く、求められるスキルレベルは高いため、しっかりとしたロードマップと、資格取得や実務経験が必要です。
それらの資格やスキルを活かすには、理想とする企業との出会いが欠かせません。最適な企業を紹介してくれ、転職をサポートしてくれる転職エージェントの選択が、転職成功の大きな鍵となるでしょう。
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