情報処理安全確保支援士とは?将来性・難易度・勉強時間などを解説!
office
情報処理安全確保支援士とは?将来性・難易度・勉強時間などを解説!
資格・試験
アンドエンジニア編集部
2021.10.21
この記事でわかること
情報処理安全確保支援士の将来性は高い
情報処理安全確保支援士はIT系国家資格の中で初の士業
情報処理安全確保支援士試験の難易度は高く、未経験だと勉強時間は500時間以上必要と言われている

情報処理安全確保支援士の将来性とは?

workstation

情報処理安全確保支援士とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催している情報処理技術者試験の中の「情報処理安全確保支援士試験」に合格し、申請を行った人が取得できる国家資格のことです。ここでは、情報処理安全確保支援士の概要や将来性について詳しく紹介します。

情報処理安全確保支援士とは

情報処理安全確保支援士とは「登録セキスペ」とも呼ばれ、IPAが実施している情報処理安全確保支援士試験に合格し、申請を行った人に与えられる国家資格のことです。近年では社会的にIT依存度が高まっているため、サイバー攻撃に関する問題が増加していることが問題視されています。そのためセキュリティ対策が企業だけではなく社会的に重視される傾向になっており、高度なセキュリティに関するスキルを持った人材が急務となっています。そこで誕生したのが、情報処理安全確保支援士です。 ( 参考:https://www.ipa.go.jp/siensi/index.html

そして情報処理安全確保支援士試験とは、情報処理技術者試験の1つであり、難易度は最も高いレベル4に位置します。情報処理技術者試験の難易度はレベル別のランキング形式で4区分されます。なおレベル1はITパスポート試験、レベル2は基本情報技術者試験、レベル3は応用情報技術者試験です。レベル4はプロジェクトマネージャ試験・データベーススペシャリスト試験・システムアーキテクト試験など様々な試験があります。

情報処理安全確保支援士試験は春と秋の年2回実施され、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの全ての試験で60%以上の得点率を取得すれば、資格を手に入れることが可能です。午前試験では選択式問題、午後試験では記述式の問題が出題されます。合格率は約10%~20%であり、比較的難易度が高い試験と言えるでしょう。なお資格の受験条件はないため、誰でも受験ができます。 ( 参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

情報処理安全確保支援士の将来性

結論から言うと、情報処理安全確保支援士の将来性は高いです。近年では数多くの企業がセキュリティ対策を重視しており、大企業だけではなく中小企業でも様々なセキュリティ対策を実施しています。Cyber Security.comが公表している記事によると、サイバー攻撃の件数は増加傾向であることが分かります。

金融業や保険業はセキュリティ対策が進んでおり、インシデント件数は減少しています。しかし教育、学習支援業のインシデント件数は減少していないため、セキュリティ対策不足の可能性が示唆されています。 ( 参考:https://cybersecurity-jp.com/column/14641

よって今後も引き続きセキュリティに関するスキルを持っている人材の需要は高まることが予想されるでしょう。またIT人材不足も深刻化しているため、セキュリティに関するスキルを持っている人材の市場価値は非常に高いです。このことにより、情報処理安全確保支援士の将来性は高いと言えます。しかしIT技術はトレンドの移り変わりが激しいため、情報処理安全確保支援士の資格を取得するだけではなく、常に新しい知識にアップデートする姿勢が重要です。

マイナビITエージェント

情報処理安全確保支援士の資格を取得するメリット

digital

情報処理安全確保支援士の将来性は高いことは理解できたでしょうか。ここでは、情報処理安全確保支援士の資格を取得するメリットについて詳しく紹介します。

IT系国家資格の中で初の士業

士業とは、高度な専門性を持つ資格職業の俗称のことです。例えば弁護士・公認会計士・社労士などが挙げられます。情報処理安全確保支援士は情報系国家資格の中で初の士業に採用されました。ただし、合格後に申請を行わなければ、情報処理安全確保支援士と名乗れないため注意が必要です。

2016年10月に情報処理安全確保支援士の国家資格は誕生したため、まだ日が浅いこともあり他の士業と比較して独占業務のような仕事はほとんどありません。しかし今後セキュリティ対策の重要性が高まっているため、情報処理安全確保支援士の資格を保有していることはメリットが大きいと言えるでしょう。

職種の選考条件を満たすことができる

セキュリティに関するスキルが必要な職種の場合、情報処理安全確保支援士の資格を取得しているなどの条件が課されていることも少なくありません。例えば自衛隊の技術曹や警視庁のサイバー犯罪捜査官などが挙げられます。

また情報処理安全確保支援士の資格を取得している方を優遇して採用している企業もあり、就職・転職活動でも有利にはたらくでしょう。さらに、セキュリティに関するスキルは幅広い業界や職種で活かせるのが特徴です。

高度なセキュリティ知識を客観的に証明できる

情報処理安全確保支援士試験の難易度は、情報処理技術者試験の中では最も高いレベル4に位置します。試験に合格するためには、豊富な実務経験と徹底した試験対策が必要です。IPAの資格は認知度が高く、問題の質も保証されているため、客観的な指標として資格を扱うことができます。特に転職活動を行う際には、高度なセキュリティ知識を客観的にアピールできるでしょう。

企業によっては資格手当や報奨金がもらえる

特にIT系企業では国家資格の合格者数によって技術力を証明することがあるため、資格の取得を積極的に推進している企業は多いです。そのため企業によっては資格手当や一時的な報奨金がもらえることもあります。

情報処理安全確保支援士試験に合格すれば報奨金の場合、約10万円以上を受け取ることができるでしょう。ただし企業によって報奨金の有無・金額は異なるため注意が必要です。また、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の場合、報奨金は約1万円~3万円程度であるため、情報処理安全確保支援士試験の報奨金は高いことが理解できます。

情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強方法

laptop

情報処理安全確保支援士の資格には様々なメリットがあることは理解できたでしょうか。ここでは、情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強方法について詳しく紹介します。

情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強時間

情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強時間の目安は、ITに関する知識がない方の場合、500時間以上必要と言われています。なお目安であるため、人によって勉強時間は異なります。またこの勉強時間には、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に合格するための勉強時間も含まれているため、情報処理技術者試験のレベル1からレベル3までのいずれかの資格を保有していれば、勉強時間を削減できるでしょう。

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の資格を保有していれば、午前試験の問題が解きやすくなります。また、ITエンジニアなど実務経験がある方は、午後試験の記述式問題が解きやすくなります。そのため未経験からいきなり情報処理安全確保支援士試験に挑戦するのではなく、下位資格を受験したりや実務経験を積んだりするところから始めるのがおすすめです。

具体的な勉強方法

ITに関する知識がない方は、まず応用情報技術者試験に合格できるレベルを目指しましょう。なお応用情報技術者試験の資格を保有していれば、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰの免除を受けることが可能です。また応用情報技術者試験の勉強をする際に、セキュリティに関する問題を中心に学習するのがおすすめと言えます。さらに、午前試験では過去問と似た問題が数多く出題されるため、試験対策に過去問は必須です。

実務経験がある方や、ITに関する知識がある程度身に付いている方は午後試験の勉強に力を入れましょう。午後試験では知識だけではなく、長文読解能力など国語力も必要です。そのため数多くの問題に取り組み、問題に慣れることも大切と言えます。

勉強時間を短縮するためのコツ

勉強時間を短縮するには、効率よく勉強するのが大切です。情報処理安全確保支援士試験は全ての試験で60%以上の得点率を取得すれば良いため、まずは過去問に取り組み自分のレベルや苦手分野を把握しましょう。例えば午前試験で最初から合格点を取ることができているのであれば、対策は不要です。

独学で勉強する場合、書籍選びも大切な要素の1つです。IT技術はトレンドの移り変わりが激しいため、最新版の書籍を選ぶこと重要と言えます。勉強は継続することが最も大切なため、簡単すぎる書籍だと、知識が身に付かないだけではなく途中で飽きてしまうことがあります。一方難しすぎる書籍だと、勉強が嫌になり途中で学習を辞めてしまう方もことも。そのため口コミ・評判を参照したり、実際に本屋に出向いたりして自分に合う本を選択するのが重要です。

情報処理安全確保支援士は将来性が高い国家資格!

macbook

これまでに情報処理安全確保支援士の概要・将来性・メリットや、情報処理安全確保支援士試験に合格するための勉強方法について解説しました。情報処理安全確保支援士とはIPAが主催する情報処理安全確保支援士試験に合格し、申請を行った人に与えられる国家資格です。

近年ではセキュリティに関する高度なスキルを持った人材は重宝される傾向にあるため、情報処理安全確保支援士の将来性は高いと言えるでしょう。また情報処理安全確保支援士は、IT系国家資格の中で初の士業ということもあり、今後の動向に注目です。

情報処理安全確保支援士試験に合格するためには約500時間以上の勉強時間が必要と言われています。しかし、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の資格を保有している方や、実務経験がある方は勉強時間を削減することが可能です。そのため情報処理安全確保支援士試験を受験する前に、下位資格の勉強から始めるのが推奨されます。

また、中小企業診断士試験などでは情報処理安全確保支援士試験で勉強した知識を流用できる部分もあるため、ダブルライセンスの取得を目指すのもおすすめです。

気になる人のTwitterをフォローしよう!
アンドエンジニア公式LINEでは
新着記事やエンジニアに役立つ情報をお届け!
日々のキャッチアップをお手伝いします!
マイナビITエージェント

編集部オススメコンテンツ

ITパスポート
ITパスポートは不要な資格か?メリット・デメリット、活用について
アンドエンジニア編集部
2022.03.17

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

お問い合わせ・情報提供

アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから

Powered by マイナビ AGENT