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セキュリティエンジニアはきつい?理由と改善策を解説
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セキュリティエンジニアはきつい?理由と改善策を解説

アンドエンジニア編集部
2024.12.13
この記事でわかること
セキュリティエンジニアは業務の責任の重さや学習し続けない点できついと感じやすい
自己のスキルアップや先のキャリアパスに目を向けることできつさを軽減できる
セキュリティエンジニアは市場価値が高まっており、キャリアパスも豊富

セキュリティエンジニアの仕事はきつい?

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昨今、企業へのサイバー攻撃に関するニュースが増えている中、セキュリティへの関心と重要性は高まってきています。そのセキュリティを専門で取り扱う職種がセキュリティエンジニアです。

非常に重要な役割を担うだけに、「責任が重そう」「トラブル対応が多そう」というイメージから、きつい仕事だと思う人も多いでしょう。なぜそう思われるのでしょうか。

本記事では、セキュリティエンジニアは本当にきついのか、なぜきついと思われているのか、それらの疑問に答えるとともにその改善策も紹介していきます。

セキュリティエンジニアはやめとけ?向いている人・将来性・年収を解説

責任は重いが将来性は明るい

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結論から言えば、セキュリティエンジニアがきつい仕事であることは事実です。セキュリティに関するインシデント対応の緊急性や重大さは他の職種と比べて大きく、重い責任を課される傾向が強いためです。

その他にも、夜間や休日の対応を要求されることもあり、時間拘束でも大変な側面があります。ただ、そういった点を考慮してもセキュリティエンジニアを目指すメリットは大いにあります。

昨今のセキュリティへの関心の高まりと共に、同職種への需要も大きく伸びており、将来性が明るいためです。高い市場価値を持つセキュリティの専門スキルは、高い報酬だけでなく、自分に合った求人を選ぶことも可能にするでしょう。

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セキュリティエンジニアについての疑問

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エンジニア経験が豊富であったとしても、セキュリティエンジニアのような専門性の高い職種をイメージすることは難しいかもしれません。まずは同職種に馴染みのない方が抱きがちな疑問について答えていきます。

セキュリティエンジニアはなくなる?

「セキュリティエンジニアはこの先なくなってしまうのではないか」と心配する人もいるでしょう。しかし実際は逆であり、セキュリティエンジニアはなくなるどころか需要が伸びる職種と言われています。前述のように、昨今のサイバー攻撃の増加によりセキュリティの重要性が高まっていることが背景にあります。

また、「AIによって仕事を奪われるのでは」と考える人もいるかもしれません。しかし、セキュリティエンジニアの仕事は、次々と出現する新しいタイプの脅威に対して分析と対策立案を行う複雑な業務遂行が求められるため、AIによる自動化は現状困難だと言えるでしょう。

セキュリティエンジニアの仕事は楽しい?

セキュリティエンジニアの仕事は楽しいものなのか、と疑問に思っている人もいるでしょう。同職種には仕事をしていて楽しいと感じるポイントには何があるのでしょうか。

同職種は常に新しい技術を学び続けることが求められており、最新のセキュリティ事情やサイバー攻撃に熟知しておかなければなりません。こうした最新技術を学び続ける機会に溢れている状況に合っている人は、楽しみながら仕事ができるでしょう。

エンジニア職種の中には既存の技術分野しか扱わないものもあります。そういった事情が合わない人にとってもセキュリティエンジニアは向いていると言えます。

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セキュリティエンジニアに必要な資格は?

セキュリティエンジニアを目指すにあたって必要な資格はあるのでしょうか。結論から言えば必須となる資格自体はありませんが、目指すにあたって役立つ資格は豊富にあります。以下がその一例です。

セキュリティエンジニアにおすすめの資格8選!取得するメリットも紹介

◼︎情報処理安全確保支援士試験(SC) 「基本情報技術者試験」と同じくIPAが実施している国家資格であり、サイバーセキュリティに関する専門的な知識と技術を証明できます。応用情報技術者試験よりも難易度が高いのですが、取得する価値は大いにあるでしょう。

【参考】:情報処理安全確保支援士試験

◼︎情報セキュリティマネジメント試験 同じくIPAが主催する国家資格であり、情報セキュリティに関する基本的なスキルを証明できます。前述のSCよりは難易度が抑えられているため、先にこちらを取得しても良いでしょう。

【参考】:情報セキュリティマネジメント試験

◼︎CompTIA Security+ セキュリティに関して世界的に認められている資格です。SCほど難易度は高くありませんが、国際資格であるため外資系への転職を考えているならば役に立つでしょう。

【参考】:CompTIA Security+

情報処理安全確保支援士試験とは?難易度・必要な勉強時間を紹介
情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?合格率と勉強方法を解説
CompTIA Security+とは?難易度や勉強方法も解説

セキュリティエンジニアの年収

目指す職種の年収がどの程度なのかは誰しも気になるところです。セキュリティエンジニアの年収について公開されているデータから推定をしていきます。

セキュリティエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は356万円(※2024年11月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、セキュリティエンジニアは企業や業種によって年収にバラつきがあるものの、平均やや低め〜やや高めの範囲にあると考えられます。

高い専門性が要求されるセキュリティエンジニアでも、下流工程に近い業務になるとプログラマーなどの職種と報酬が大差ないこともあります。企業や業種によっても異なりますが、高い報酬を求めるならば上位職種であるセキュリティアナリストなどを目指すと良いでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

セキュリティエンジニアがきつい理由

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前章ではセキュリティエンジニアに関して疑問を抱きやすいポイントについて回答してきました。ここからは本題である「きつい」「やめとけ」などと言われる理由を解説していきます。

責任が重く緊急対応が求められる

セキュリティに関するインシデントが発生した場合、多くのケースで緊急対応が求められます。例えば情報漏洩が起きたとき、即座に対応しなければさらなる情報漏洩が起きることもあるためです。

こうしたときに迅速な対応を求められているのがセキュリティエンジニアです。保守を行うエンジニア職においても同様に迅速なトラブル対応が求められますが、セキュリティに関するインシデントの重大さは他と比べて大きく、責任も重いと言えます。

この責任の重さが、「きつい」と言われる理由につながっていると考えられます。

夜間や休日の対応が求められる

セキュリティエンジニアでは責任の重さに加えて、夜間や休日での対応が求められることもあります。セキュリティのインシデントはいつも平日に起きるとは限らず、休日や深夜を狙ったサイバー攻撃が起きることもあるためです。

企業によっては海外の事業所でのインシデントも担当することもあるでしょう。海外でインシデントが発生した場合には、海外で平日や昼間であっても日本では休日や深夜の対応になることもあります。

休日や深夜に起きた場合でも即座に対応を行わなければならない点は、多くの人にとっては「きつい」と感じる要因になるでしょう。

常に最新の技術を学び続けないといけない

近年のサイバー攻撃は巧妙かつ複雑さを増しており、防ぐための技術だけでなく、仕掛ける技術も進化しています。そうした状況では、セキュリティエンジニアは最新の技術動向に目を光らせ、常に学び続けなければなりません。

業務の中で学ぶ機会があれば良いのですが、必ずしも学習に費やす時間があるとは限りません。業務外に自己学習をすることも多いでしょう。自分の時間を削って学習に費やさないといけない状況は、人によってはかなり「きつい」と感じる要因になります。

どうすればきつさが改善されるか

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なぜセキュリティエンジニアがきついと言われているのか、その理由を解説しました。では、そのようなきつい要因はどうすれば改善できるのでしょうか。改善策の一例を紹介していきます。

スキルアップのための機会と捉える

まず、数々のきつい要因に対する捉え方を変える方法があります。

与えられた業務の責任の重さは、裏を返せばそれだけ重要な業務を任されていると言えます。重要な業務を任される機会は通常そう多くないため、実践的なスキルを身に付けるチャンスが多いとも捉えることができるでしょう。

また、必要に迫られなければ自ら自己修練に励むことはなかなかできません。自己修練が必要なセキュリティエンジニアは、裏を返せば望まずともそういった機会に恵まれるといえます。そのため、スキルアップのチャンスが多いと言えるでしょう。

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豊富なキャリアパスに目を向ける

豊富なキャリアパスに目を向けることは、セキュリティエンジニアとして働くにあたって大きなモチベーションになるでしょう。代表的な職種として、セキュリティアナリストやセキュリティコンサルタントがあります。

より上流の工程に位置するそれぞれの職種は、同職種よりも高い報酬が期待できるほか、高い市場価値を持っていると言えます。他にも、ホワイトハッカーを目指して犯罪を目的とするハッカーと戦っていくキャリアパスも存在します。

市場価値の高さから求人も豊富にあるため、キャリアアップせずとも経験を活かしてより待遇の良い企業に転職することも1つの道です。

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理想の企業でセキュリティエンジニアとして働くには

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本記事ではセキュリティエンジニアがなぜきついと言われているのか、その理由を説明しつつ、改善策も紹介しました。きついところもありますが、同職種は市場価値が高く、豊富なキャリアパスも用意されているため目指す価値はあると言えます。

一方、セキュリティエンジニアとして働き続けるには企業選びが重要です。しかし、数ある企業の中から自分に合ってかつ明確なキャリアパスが描ける企業を探すことは非常に困難です。

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