インフラエンジニアにプログラミングは必要?おすすめの言語や必要スキルを解説
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インフラエンジニアにプログラミングは必要?おすすめの言語や必要スキルを解説
言語
アンドエンジニア編集部
2022.08.20
この記事でわかること
プログラミング言語に対する知識やスキルがあるインフラエンジニアは仕事も効率的に行うことができる
インフラエンジニアの仕事に役立つ言語はBAT、TTL、Bashであり、おすすめの言語はPython、Ruby、Javaである
インフラエンジニアに役立つ資格は、LinucとCCNAである

インフラエンジニアにプログラミング言語スキルは必要?

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インフラエンジニアを目指す方の中には、プログラミング言語を学ぶ必要はないと考えている人がいるかもしれません。インフラエンジニアはプログラミングをしない、仕事がきついエンジニアという誤ったイメージがあるからです。

結論から言えば、インフラエンジニアもプログラミングスキルは必要です。この記事では、インフラエンジニアにプログラミングスキルが必要な理由、仕事に役立つプログラミング言語、必要なスキルや資格などについて解説していきます。インフラエンジニアを目指す方はぜひ最後までお読みください。

【参考】:インフラエンジニア|ITエンジニアの職種図鑑|マイナビ IT AGENT

インフラエンジニアの仕事内容

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インフラエンジニアに必要なプログラミングスキルを解説する前に、インフラエンジニアの仕事内容について確認しておきましょう。インフラエンジニアが担当する分野は、インフラ・ネットワーク・サーバの3つの分野に分かれます。インフラエンジニアを目指す方は、自身がどの分野に向いているのか、どの分野を目指したいのかを確認しておいてください。

インフラエンジニアとは

「インフラ」とは、インフラストラクチャー(Infrastructure)の略称であり、意味は「基盤」です。インフラエンジニアはITの「基盤」となるサーバ構成やネットワーク構成に関わる設計や構築、もしくはそれらの運用・保守に関わるエンジニアのことです。

インフラエンジニアはきついのか?その仕事内容やスキル、将来性を解説!

インフラエンジニアの仕事の種類

インフラエンジニアが担当する分野は3つに分かれていますが、仕事内容や範囲はそれぞれ異なります。以下に、インフラエンジニアにおける3つの分野の仕事について解説します。

▪ネットワークエンジニア:   ネットワークエンジニアは主に、クラウドやクライアントの拠点間、サーバやストレージ間のネットワーク設計や構築、運用などを担当するエンジニアです。

▪サーバーエンジニア:   サーバーエンジニアは、クライアントのアプリケーションサーバーやWebサーバ、メールサーバなどのサーバ類の選定から設計、設定、導入や運用までを担当するエンジニアです。

▪保守・運用エンジニア:   保守・運用エンジニアは、クライアントで稼働しているシステム保守・オペレーション・システム監視・障害対応などを担当するエンジニアです。

インフラエンジニアにプログラミング言語スキルが必要な理由

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インフラエンジニアは、サーバやネットワークなどのインフラ基盤に関わる設計や構築・運用を担当しており、プログラミングが仕事となるプログラマーとは求められるスキルが異なります。しかし、プログラミング言語に対する知識やスキルがあり、コードが書けるインフラエンジニアは仕事も効率的に行うことができます。

1.クラウド化への対応

最近はAWSをはじめ、クラウド環境におけるインフラ構築が増加しており、インフラエンジニアはインフラ制御をプログラムを通して行うケースが増えてきました。

また最近普及が進むDevOps(開発と運用の一体化)では、インフラエンジニアがシステム開発に関わるケースもあり、プログラミングスキルを持ったインフラエンジニアが重用されるようになっています。

【参考】:AWS

2.システム障害の対応

インフラエンジニアはシステム障害の対応を行うことがありますが、障害原因の特定、把握を行う際にプログラミングの知識が役に立ちます。またOSを操作するために、シェル(shell:OS側の窓口)プログラミングを用いることがあり、シェルプログラミングに関する知識が必要です。よく使われるのはシェルスクリプト言語「Bash」です。

3.スキルアップのために

その他、インフラエンジニアがプログラミング言語を習得することで、システム開発のほぼ全工程に関われる「フルスタックエンジニア」を目指すことが可能です。そのため、インフラエンジニアの中でも「Python」「Ruby」「Java」などのプログラミング言語を学ぶ人が増えているようです。

初心者には文法がシンプルで、学びやすいPythonの人気が高まっています。Pythonは機械学習系のライブラリが豊富で、AI分野においてもニーズが急速に高まっています。

また、ITエンジニアの絶対数が不足している今日、プログラミング言語スキルがあるインフラエンジニアは重宝され、転職の際にも有利なので、新たなキャリアパスを切り開くためにも身に付けておくと良いでしょう。

インフラエンジニアにおすすめのプログラミング言語

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ここから、インフラエンジニアの仕事やスキルアップに役立つと思われるプログラミング言語についてご紹介をします。ご自身の仕事で、それらがどのように活かせるのかをイメージしながら、どのプログラミング言語を学ぶとよいのか考えてみてください。

直接仕事で役立つ言語

インフラエンジニアの仕事で直接役に立つ言語から紹介します。以下の3つのいずれかを習得しておくと、きっと仕事で役に立つでしょう。

■ BAT Windowsに標準で搭載されているバッチファイルを作成するための言語です。BATを用いてシステムの起動や自動処理が行えるバッチファイルが作成でき、オペレーションの効率化や負荷軽減を図れます。

ちなみにバッチファイルは、Windows環境で動作するコマンド列を記述したファイルのことです。バッチファイルの拡張子は「.bat」となるため、別名BATファイルとも呼ばれています。

■ TTL Windows用のターミナルエミュレータである「Tera Term」はサーバへのリモートログオンなどでエンジニアの間では愛用されています。TTLは「Tera Term Language」の略称であり、「Tera Term」用の独自言語で、TTLを利用することで複数のサーバに対する自動ログオンなどが効率的に行えます。

■ Bash Bashは「Bourne Again Shell」の略称で、Linuxでコマンドなどの命令を記述したシェル(Shell)の実行に利用する言語です。

BashはLinuxに標準搭載され、他のプログラミング言語と同様に変数、関数、演算処理などの機能を持っています。Viコマンドで新たに拡張子「.sh」のファイルを作成し、エディタでシェルスクリプトを記述したファイルを実行します。

スキルアップにつながる言語

次に、インフラエンジニアのスキルアップにつながる言語を紹介します。もちろん、C言語・C++・PHPなどでも役立ちますが、ここでは特におすすめの言語を紹介します。

■ Python Pythonは、AIの開発に必要な機械学習・統計解析・データサイエンスで活用されている人気のプログラミング言語ですが、文法がシンプルで学びやすいことに加え、汎用性の高い言語です。

また、Pythonは運用の自動化などでも用いられるため、学んでおくと仕事の役に立ちます。Pythonエンジニアの需要は高く、キャリアアップや他のITエンジニアへのキャリアチェンジに有効です。

■ Ruby Rubyは楽しく学べる言語として知られていますが、日本人が開発した言語なので日本語の解説資料や情報が豊富にあり、習得しやすい言語の1つです。RubyはPythonと同様に、運用の自動化でも用いられることが多く、インフラエンジニアにおすすめの言語です。

■ Java JavaはあらゆるOS環境で利用されているプログラミング言語の1つで、大企業の基幹システムからIoTにまで利用され、その汎用性の高さが特徴です。習得の難易度は高めですが、Javaエンジニアはあらゆる現場で重用されるため、自身のスキルアップ・キャリアアップの強い味方となります。

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インフラエンジニアに必要なスキルと資格

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ここまでインフラエンジニアの仕事に役立つ言語、スキルアップにつながる言語、身に付けておきたいシステム基盤について紹介しましたが、それ以外にも必要なスキルがあります。ここでは、インフラエンジニアに必要なスキルと資格について解説します。

インフラエンジニアに必要な資格は?スキルについても徹底解説

コミュニケーションスキル

インフラエンジニアは、クライアント・ITベンダー・メーカーなどさまざまな人との接触機会があります。特にインフラ構築の要件定義・稼働システムの障害対応・定例報告会議などでは、クライアントや関係先と直接コミュニケーションを図るため、高いコミュニケーションスキルが求められます。

マネジメントスキル

インフラエンジニアはインフラ構築や運用・保守工程において、チームやプロジェクト活動に関わります。インフラ設計、構築、運用・保守などのあらゆる局面で、メンバーのマネジメントが発生します。特にリーダークラスを目指すのであれば、マネジメントスキルは必須スキルです。

取得しておきたい資格

資格取得はインフラエンジニアになる上で必須ではありませんが、実力がものを言うインフラエンジニアの世界で、スキル証明となる資格は強い味方です。以下は、インフラエンジニアに役立つおすすめの資格です。インフラエンジニア志望の方はぜひ取得を目指してみてください。

■ Linux技術者認定 LinuC level1 インフラエンジニアを採用する企業の多くが取得を推奨する資格の1つが、[Linux技術者認定]です。サーバ系のインフラエンジニアには、Linux技術者認定資格である「LinuC」レベル1(LinuC-1)をおすすめします。比較的取得しやすい資格ですが、就職や転職では有利な資格です。

【参考】:LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan

■ シスコ技術者認定 CCNA ネットワーク系のインフラエンジニアを目指す方には特におすすめしたい資格の1つです。シスコ技術者認定のCCNAは、世界に通用する資格で、LinuC-1よりは難易度が少し上がりますが、日本でも認知度や評価が高い国際資格です。

【参考】:シスコ技術者認定 CCNA | Cisco

LinuCとは?LPICとの違い・難易度・試験日・勉強方法を解説
CCNA資格とは? 難易度や勉強法、ネットワークエンジニアが取得するメリット

活躍できるインフラエンジニアを目指して

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インフラエンジニアにとってプログラミングスキルが必要な理由、仕事に役立つプログラミング言語、インフラエンジニアに必要なスキルや資格などについて解説しました。

インフラエンジニアは、システムエンジニアと比べて裏方的な役目を担っているように思われがちですが、ハードウェアスキルに加え、ソフトウェアスキルを身に付けることで、さらにできることが増え、活躍の場を広げることができます。

また、万能エンジニアと言われるフルスタックエンジニア・プロジェクトマネージャー・ITコンサルタントなど豊富なキャリアパスがあります。さまざまな活躍の場を自ら勝ち取れるインフラエンジニアをぜひ目指してください。

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