サービスエンジニアはやめとけ?未経験はホワイトへ転職できるのか
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サービスエンジニアはやめとけ?未経験はホワイトへ転職できるのか
アンドエンジニア編集部
2022.04.03
この記事でわかること
サービスエンジニアは、機器製品の設置・保守・メンテナンス、アフターサポートを行う職種
サービスエンジニアがやめとけと言われるのは、働き方改革以前の話がほとんど
DX推進の背景により、サービスエンジニアの需要は高まっており、将来性のある職種

サービスエンジニアはやめとけ?

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機器製品の設置・保守・メンテナンス、アフターサポートを行う職種であるサービスエンジニアですが、一見とてもやりがいのある専門職に思えますが、「サービスエンジニア」と検索した際に「やめとけ」といったネガティブな言葉が出てきます。

これからサービスエンジニアを目指そうとしている方や、転職を検討中の方にとって、本当にこの職種を選択しても大丈夫なのかという不安や疑問がありますよね。今回は、そもそもサービスエンジニアはどういった仕事なのか・やめとけと言われる理由・向いている人・未経験でもサービスエンジニアになれるのか、といったことをわかりやすく解説していきます。

【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!

「サービスエンジニアはやめとけ」は数年前までの話

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サービスエンジニアが「やめとけ」と言われる理由で1番多くあるのは、労働環境が良くなかったことが挙げられます。

近年、働き方改革が進められている中、数年前まではサービスエンジニアを含めたエンジニア職の過重労働が問題視されていました。中でも、サービスエンジニアは月の残業時間が100時間を超える場合が珍しくなく、「労働時間が長い」という懸念点より「やめとけ」と批判されることがありました。

しかし、現在は大手を始め、人員を十分に確保して残業時間を減らし、働きやすい環境作りに努める企業が増えているため、いわゆるブラック企業がかなり減ってきています。転職を検討している場合は、転職エージェントなどを活用すれば予めブラック企業を避けることができます。

まだまだエンジニアたちの間では「サービスエンジニアは底辺がする仕事」「ブラック職種」といった認識が根深いですが、労働環境等の改善によって「安定した職種」というイメージも定着してきています。

サービスエンジニアの仕事内容

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前述の通りサービスエンジニアは、機器製品の設置・保守・メンテナンス、設置した後のアフターサポートの他に、営業に同行して営業支援のような動きをする場合もあり、主に顧客とのコミュニケーションをメインとします。

機器製品にトラブルがあれば修理したり、改善のために素早く対応したりしなければなりません。また、顧客からの問い合わせ対応なども担当します。

フィールドエンジニアとの違い

サービスエンジニアと類似する職種としてフィールドエンジニアがありますが、両者の違いはあまりなく、意味を混同して呼ばれることがほとんどです。フィールドエンジニアは、製品導入全般の顧客サポートを行います。具体的には、機器製品の設置・設定・故障などの修理・トラブルの解決など、サービスエンジニアとかなりリンクした仕事内容です。

その他、類似する職種にカスタマーエンジニアもありますが、サービスエンジニアとカスタマーエンジニアの総称がフィールドエンジニアであり、その中でもサービスエンジニアは営業支援の要素が大きくなります。

フィールドエンジニアとサービスエンジニアの違い、適性、将来性など

サービスエンジニアがやめとけと言われる理由

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サービスエンジニアがやめとけと言われる理由は、前述の通り働き方改革以前の残業時間が多かった点がありますが、他にはどのような理由があるのでしょうか。主な理由として「医療機器は責任が重い」「顧客対応が多くてきつい」「夜間に呼び出されることもある」といった3つが挙げられます。具体的な理由については、以下で詳しく説明します。

医療機器は責任が重い

サービスエンジニアが取り扱う機器は、サーバ・OA機器・精密機器・医療機器と種類はさまざまです。特に医療機器は命に関わる機械なため、トラブルなどが出ないように努める必要があり、責任が重くプレッシャーに感じてしまうエンジニアは多くいます。その反面、医療機器の分野ではサービスエンジニアの医療分野における功績は大きいため、やりがいに直結しやすい分野でもあります。自分がどういった業種でサービスエンジニアとして活躍したいか、予め決めておきましょう。

顧客対応が多くてきつい

サービスエンジニアは顧客からの問い合わせ対応や客先訪問を頻繁に行うため、例えば製品にトラブルが発生した場合、クライアントのフラストレーションをダイレクトにぶつけられやすい職種です。トラブルやメンテナンスが直接サービスエンジニアの責任でなくても、クレームの窓口として対応することが多いため、そのような顧客対応が精神的にきついと感じることもあります。

夜間に呼び出されることもある

扱う製品によっても変わりますが、サービスエンジニアは顧客からの依頼や要望があればすぐに駆けつけて解決しなければなりません。それが夜間に起こる可能性もあり、頻繁に呼び出しが続くとつらいと感じるエンジニアが多くいます。こういったことも残業時間の多い所以でしたが、働き方改革によってシフト制で夜間対応をする企業が出てくるなど、夜間の急な呼び出しに対応する回数が以前よりも少なくなり、サービスエンジニアの負担は徐々に軽減されてきています。

サービスエンジニアが向いている人とおすすめな理由

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サービスエンジニアはやめとけと言われる反面、実は将来性の高い職種でもあります。ここでは、サービスエンジニアがどのような人が向いているのか・おすすめな理由・今後の将来性について解説します。

機械関係の仕事が好きな人

サービスエンジニアに向いているのは、1番重要なことはやはり機械をいじることや、機械関係の仕事が好きな人です。どのような仕事も大変さやつらい部分がありますが、長く続けるには「この仕事が好き」という原動力が欠かせません。「機械が好き」という気持ちがあれば、文系・理系関係なく、未経験でも始められるのもサービスエンジニアになるメリットの1つです。

人と接することが好きな人

サービスエンジニアに向いているのは、人と接することが好きでコミュニケーションが苦にならない人です。顧客対応を重点としている職種なので、人とのコミュニケーションは欠かせません。時にはクレーム対応などで疲れてしまうことがあっても、根本的に人と接することが好きな人であれば辞めたいと思うこともないでしょう。コミュニケーションスキルがあれば、営業職やシステムエンジニアへのキャリアパスも可能です。

製品の多様化・複雑化により需要が高まっている

昨今、DX推進の背景により企業内で機械設備や電子機械を導入することが増えており、サービスエンジニアが扱うのはそういった新しい製品も含まれます。将来的に機械がなくなることは考えにくく、今後もさまざまな製品の設置やメンテナンス作業が増えていくと考えられます。サービスエンジニアの需要は年々高まり、将来性のある職業の1つであるといえます。

現に、求人情報サイトで「サービスエンジニア」と検索すると数多くの募集がヒットします。業種・年齢・経験によって変わりますが、給与を400〜700万円で提示している企業が多く、需要の高さがわかります。

【参考】:FAE/サービスエンジニア/サポートエンジニアの平均年収 - マイナビエージェント

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未経験でも転職ができる

「やめとけ」と言われる反面、安定したサービスエンジニアへの就職・転職を希望する人は多く、転職サイトなどを活用すれば未経験でも転職可能な職種です。エンジニア職は常に人手不足であるため、未経験でも採用してくれる企業が多く、研修制度をしっかりと設けている企業を選べば安心して働くことができます。

より採用されやすくするためには、以下のような資格を保持していると有利に働きます。

・電気工事士 この資格があることで、電気工事法に基づいて電気工事を行うことができます。電気工事作業を行うには電気工事士の資格取得が義務付けられています。サービスエンジニアは電子機器の配線作業も行うため、取得しておきたい資格の1つです。 【参考】:一般財団法人 電気技術者試験センター

・基本情報技術者試験 IT技術職に関わる人であれば取得しておきたいベーシックな資格です。国家試験である「情報処理技術者試験」のうちの1つで、ITに関する基本知識や技能を証明できます。エンジニアの登竜門とされる試験で、難易度は低めです。 【参考】:基本情報技術者試験

・普通自動車免許 サービスエンジニアは営業職の側面も持ち合わせており、外回りをすることが多いです。顧客先へ訪問するには車移動が欠かせません。車で機器の搬入を行うことも多いため、自動車の免許は必須です。

基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!

サービスエンジニアに転職して安定したいなら

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このように、将来性の高いサービスエンジニアになるためには、資格取得やスキルを磨く方法がおすすめです。未来を見据えてコツコツと努力できるタイプの方であれば、自分の思い描く道が開けるでしょう。

しかし業界未経験からサービスエンジニアを目指すには、企業選びが重要です。希望の職種を募集している求人から、あなたにピッタリな求人を探すのは大変でしょう。

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