G検定の難易度は低い?合格率や必要な勉強時間・対策についても解説
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G検定の難易度は低い?合格率や必要な勉強時間・対策についても解説
資格・スキル
アンドエンジニア編集部
2022.04.18
この記事でわかること
G検定は、AIや深層学習を事業活用するための知識や技術を問われる検定である。
G検定の合格率は比較的高いが、幅広い範囲の専門知識が必要な難易度の高い検定と言える。
G検定の合格に必要な勉強時間は30時間程度と比較的短く、書籍を活用した独学で十分合格が狙える。

G検定とは?

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G検定(ジェネラリスト検定)とは、日本ディープラーニング協会が発行している民間資格です。ここでは、G検定で問われる知識や試験方法、E検定との違いについて紹介します。

G検定の概要と問われる知識

G検定は「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する」ものとして、日本ディープラーニング協会が主催しています。2017年からスタートした比較的新しい検定で、毎年3月・7月・11月の三度試験があります。

問われる知識は検定の試験範囲(シラバス)に記載されています。人工知能の概要・動向・問題、機械学習の具体的手法、ディープラーニングの概要・手法・社会実装などに関する幅広い知識が必要です。試験範囲の詳細は、G検定の公式ページから確認してみてください。

【参考】:G検定とは

機械学習エンジニアとは?仕事の内容や将来性について解説!

G検定を受験するには?試験方法は?

G検定は受験費用の一般13,200円、学生5,500円を支払えば誰でも受験できる検定です。G検定申込サイトにアクセスしてアカウントを作成後、受験申込ができます。個人・団体で申込方法が異なるため、公式ページをチェックしてください。

G検定は試験時間120分、選択問題220問程度の試験です。オンライン形式の試験なので会場に集まる必要はなく、自宅やオフィスでの受験が可能です。試験日前に試験に使うPCやネットワークの動作確認をしておく必要があります。

【参考】:G検定(ジェネラリスト検定)受験(申込)サイト

G検定とE資格の違いは?

同じく日本ディープラーニング協会が主催する資格にE(エンジニア)資格があります。E資格はG検定よりも専門性の高い知識が必要で、難易度が高い資格です。ディープラーニングの理論だけでなく、適切な手法で実装する能力を問われるため、実務経験があるエンジニアなどが受験します。

受験資格を「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」としており、日本ディープラーニング協会が認める学習プログラムの受講が前提です。学習プログラムでは、AIや深層学習など、関連するさまざまな分野について学べます。

【参考】:E資格とは

G検定の難易度

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前述のようにG検定は自宅受験ができるオンライン試験ですが、決して難易度が低い検定ではありません。ここでは、G検定の難易度や合格率などについて説明します。

G検定の試験難易度は?

G検定の難易度を高めている要因として、専門性の高い出題分野・幅広い出題範囲・非常に多い問題数などが挙げられます。まず、ディープラーニングやAIといった専門性の高い分野を取り扱っている点です。事前学習が不十分だと問題文を理解することすらできません。

また、同じディープラーニングに関連する部分でも、概要・手法・社会実装など幅広い範囲の知識が必要です。丸暗記するには出題範囲が広く、それぞれの繋がりを意識しながら体系的に学ぶ必要があります。

120分の試験時間で220問の非常に多い問題数をこなす必要がある点も難易度を高めています。自宅受験で調べながら回答できるとは言え、1問に使える時間が数十秒程度です。「わからなければネット調べれば良い」という気持ちで受験すると、時間が足りなくなるため注意が必要です。

G検定合格に必要な勉強時間は?

G検定の合格に必要な勉強時間は、およそ30時間程度であると言われています。個人差はありますが、毎日1時間ずつ勉強すれば1か月程度で手が届くイメージです。幅広い範囲の知識を関連付けながら勉強することが大切です。

勉強の成果はカンニングペーパーとしてまとめていくことをおすすめします。自宅受験のG検定では、試験中にカンペを確認できます。問題数が多いのですべてを調べながら回答するのは困難ですが、自分で作成したカンペなら効率的に活用できるでしょう。

G検定の合格率・合格者の職業は?

G検定の合格率は2017年の初回から現在まで50〜70%程度で推移しています。この合格率は、ほかのIT系検定・資格と比較しても高めの水準です。

合格者の業種の内訳としては「ソフトウェア業」「情報処理・提供サービス業」が全体の30%、職種では「研究・開発」「情報システム・システム企画」が全体の35%を占めています。したがって、合格率は高いものの、3割強はすでに実務経験がある人であると言えます。

【参考】:2021年第3回G検定 結果

G検定に落ちたら?

G検定を受験したものの残念ながら不合格になってしまったという人は、2年以内に再チャレンジできるように準備を進めましょう。最後の受験から2年以内の再受験であれば、受験費用が半額になります。諦めずに勉強し直して、早めに再受験することをおすすめします。

なお、再受験時に半額となるのは個人受験の場合です。団体受験では適用されないので注意が必要です。対象者は、過去受験時に利用したIDで再度申し込めば、自動的に半額処理されます。

G検定は意味ない?取得するメリットは?

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一部の情報では「G検定は意味のない資格」「G検定を取得しても役に立たない」という意見が見られますが、G検定を受験・取得するメリットはあります。ここでは、G検定を受験・取得するメリットや、G検定に対してネガティブな意見がある理由について紹介します。

G検定を受験・取得するメリット

G検定を受験する大きなメリットは、受験に向けてディープラーニングを体系的に学べる点です。難易度が高いとは言えしっかりと学習すれば合格できる試験であるため、ゼロベースで勉強を始めたい人のモチベーションとして役立ちます。これからAI分野に挑戦する人の入門としておすすめです。

G検定を取得するメリットは、ディープラーニングの基礎知識を持っていることを社内外にアピールできる点です。未だ発展途上のAI分野において、概要や手法を理解している人材はそれほど多くありません。自社のサービスへの深層学習の応用を検討できる人材として重宝されるでしょう。

なお、G検定に合格すると合格を証明するバッジがもらえ、名刺などに貼って知識をアピールできます。また、任意で合格者用コミュニティにも参加でき、その分野で活躍する人たちとの接点を持てる点も取得のメリットの1つです。

G検定は役に立たないと言われる理由

「G検定は役に立たない」という意見の背景には、G検定がビジネス職向けである点があります。合格者は概要・手法の理解にとどまり、技術を実装できるエンジニアには到底及びません。合格しても即戦力エンジニアではないという文脈で、受験するメリットは薄いという意見が上がっています。

G検定はAI・ディープラーニングについて学び始める入門的な資格と捉え、ゼロベースから学ぶ際の1つの目標として考えると良いでしょう。合格後は、よりエンジニア向けのE検定に挑戦するなど、それぞれのキャリアに沿ったステップアップを検討することが大切です。

G検定の勉強方法

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G検定合格に向けた勉強にはいくつかの方法があります。ここでは、書籍や通信講座などの教材について紹介します。

書籍を使った独学

G検定は書籍を使った独学で十分合格が狙えます。予備知識の程度にもよりますが、まずは教材を1冊通して勉強してみましょう。

教材に迷ったときは、日本ディープラーニング協会が監修しているものがおすすめです。G検定の公式テキストも販売されており、試験向けの学習に適しています。日本ディープラーニング協会の推薦図書は公式ページで確認できますので、チェックしてみてください。

【参考】:推薦図書

試験対策できる通信講座

効率的に学習を進めたいなら、G検定対策ができる通信講座が便利です。アガルートやAVILENなど、通信教材各社がG検定対策講座を開講しています。書籍と比べると受動的に学べるので、なかなか腰を据えて勉強を始められない人にもおすすめです。

ただし、1万円以上の受講料が発生する講座がほとんどである点には注意が必要。書籍に比べると勉強にコストがかかります。前述のとおりG検定は書籍の学習だけでも十分合格が目指せるので、まずは推薦図書から1つを選んで勉強してみることをおすすめします。

難易度は高いがAI・ディープラーニングを勉強したい人はG検定に挑戦しよう

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G検定は、AIやディープラーニングの概要・手法・社会実装などを問うビジネス職向けの民間資格です。専門的かつ幅広い範囲の知識が必要であり、決して難易度は低くありません。ただ、該当分野の基礎的な知識を学習するには、目標資格として良いモチベーションとなるでしょう。

AI・ディープラーニングなどの分野は未だ発展途上ですが、今後急速に社会に浸透していくと予想されます。これからこの分野について学習する人や、現在の自身の習得レベルを確認したい人は、是非G検定を1つの目標に設定し、挑戦してみてください。

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