基本情報技術者試験のメリットとは?概要とデメリット、活かせる職種を解説!
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基本情報技術者試験のメリットとは?概要とデメリット、活かせる職種を解説!
基礎知識
アンドエンジニア編集部
2022.08.17
この記事でわかること
基本情報技術者試験は、就職や転職する際のアピール素材として役立つ
基本情報技術者試験の資格を取得すれば、ITエンジニアとしての土台となる知識を身に付けられる
ITパスポート試験よりも、基本情報技術者試験の方が難易度は高い

基本情報技術者試験を受験するメリットはある?

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基本情報技術者試験とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が主催するITスキルを証明するための国家試験を指します。IPAが主催する情報処理技術者試験は、レベル1からレベル4まで難易度が分けられており、基本情報技術者試験はレベル2の難易度です。

・レベル7 国内のハイエンドプレイヤーかつ世界で通用するプレイヤー

・レベル6 国内のハイエンドプレイヤー

・レベル5 企業内のハイエンドプレイヤー

・レベル4 高度な知識・技能

・レベル3 応用的知識・技能

・レベル2 基本的知識・技能

・レベル1 最低限求められる基礎知識

レベル2に該当する同試験の取得には、どのようなメリットがあるのでしょうか?この記事では、基本情報技術者試験を取得するメリットの他、難易度・ITパスポート試験の違い・「意味ない」と言われる理由などについて詳しく紹介します。

【参考】:IPA:制度の概要:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!

基本情報技術者試験の資格を取得するメリット

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基本情報技術者試験は「ITエンジニアになるための登竜門」とも呼ばれる資格であり、取得すれば様々なメリットを受けることができます。以下に、基本情報技術者試験の資格を取得する上で得られるメリットについて解説します。

【参考】:IPA:情報処理技術者試験:試験のメリット

ITに関する幅広い知識を身に付けられる

基本情報技術者試験は「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3領域から問題が出題されます。ITに関する幅広い知識はもちろん、経営やマネジメントに関するスキルを身に付けることも可能です。また基本情報技術者試験では、アルゴリズムやプログラミングの問題が出題されるため、論理的思考力を高めることができます。

さらに、様々なプログラミング言語を学習しなければならない場合でも、基本情報技術者試験の学習で得た知識によって学習コストを抑えることが可能です。

ただしIT業界はトレンドの変化が激しいため、基本情報技術者試験の問題内容は度々更新される傾向にあります。例えば近年では、プログラミング言語の問題内容において、COBOLに代わりPythonが追加されました。PythonはAIやブロックチェーンなど最先端技術開発によく使用されるため、需要や将来性が高いことが理由として挙げられます。

Pythonとは?人気のPythonを学ぶ際に知っておきたいこと

企業によっては資格手当や報奨金がもらえる

基本情報技術者試験は、IT系企業に就職した新入社員に会社から取得するように勧められるケースがあります。企業の目的としては、国家試験の合格者数を増やして技術力の高さを表すこと、新卒社員にITに関する幅広いスキルを身に付けてほしいことなどが挙げられます。

そのため基本情報技術者試験を取得することで、資格手当や一時金として報奨金を出している企業が数多くあります。 

就職や転職時のアピール素材となる

基本情報技術者試験は国家資格の1つであり、資格を取得すればITに関する基礎知識を網羅していることが証明できます。また、難易度に関しては、令和4年度4月の試験では受験者数8,449名に対して合格者が3,816名だったので、合格率は45%です。

他の試験と比較すると、ITパスポートは60.9%(令和4年度4月)、情報セキュリティマネジメント試験の53%([令和3年度下期)と、合格率は低めであると分かります。そのため、就職や転職の際にアピール素材として基本情報技術者試験の資格は役立ちます。

 

【参考】:試験結果情報:令和4年度上期基本情報技術者試験

【参考】:ITパスポート試験 試験結果

【参考】:令和3年度下期情報セキュリティマネジメント試験

副業案件を獲得しやすくなる

近年では働き方改革の影響もあり、副業を許可する企業が増えています。副業案件を獲得する上で、基本情報技術者試験を取得するメリットは大きいです。基本情報技術者試験の資格を取得していれば、論理的思考力や基本的なITスキルを証明できます。

そのため、クラウドソーシングサイトなどで資格所有をアピールすることで案件を獲得しやすくなります。

有効期限がないため合格すれば更新の必要がない

国家資格は有効期限がなく、民間資格(ベンダー資格)には有効期限があります。基本情報技術者試験は国家資格のため有効期限がなく、更新の必要がないことがメリットです。

有効期限がある資格の場合、有効期限が切れる前に再度試験を受けて合格する必要があります。その分受験料や勉強時間にかかるコストが増えるのがデメリットです。

自社製品・自社開発の機能に対する知識を保有することを示す民間資格(ベンダー資格)は、製品や機能が更新されて内容がアップデートされると資格の内容も変わるため、数年ほどの有効期限が設けられています。

基本情報技術者試験とITパスポート試験の違い

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基本情報技術者試験と似た資格で、ITパスポート試験があります。ここでは、基本情報技術者試験とITパスポート試験の違いについて詳しく紹介します。

【参考】:IPA:制度の概要:ITパスポート試験

難易度

基本情報技術者試験もITパスポート試験も、IPAが主催している資格です。IPAが定義する難易度ではITパスポート試験はレベル1であり、基本情報技術者試験よりも難易度が低い資格です。また、前述の通りITパスポート試験の合格率は60%程度と基本情報技術者試験よりも高いため、難易度が低いことが理解できるでしょう。

なお、ITパスポート試験はIT技術を使用するユーザー側向けの資格と言えます。ITパスポート試験の資格を取得すれば、ITの基礎知識を身に付けることが可能です。そのため、ITパスポート試験は学生やIT系業務を担う事務職の方などにおすすめの資格です。

ITパスポート試験の内容には、プログラミングの問題が含まれていません。基本情報技術者試験の午前試験を突破できるスキルがあれば、ITパスポートは比較的容易と言えます。

基本情報技術者試験の難易度は高いのか?資格取得のメリットを解説!

令和4年度(2022年度)秋季の試験日

令和4年度(2022年度)における、基本情報技術者試験の試験日は以下のとおりです。

・春季試験:令和4年(2022年)4月17日(日)※実施終了

・秋季試験:令和4年(2022年)10月9日(日)

基本情報技術者試験は、春と秋の年2回実施されています。一方ITパスポート試験は、月に1回〜3回程度実施されているため、基本情報技術者試験と比較するといつでも受験できる資格試験と言えるでしょう。また、両試験では受験形式としてCBT方式が採用されており、パソコン上での受験が可能です。

【参考】:IPA:スケジュール、手数料など

受験料

基本情報技術者試験の受験手数料は、7,500円(税込)です。2022年4月より、以前の5,700円から料金の改定が行われました。改定の理由としては、試験問題の印刷・運搬コストがかかること、会場費用の値上がり、新型感染症対策費用の追加などがあります。

【参考】:受験手数料の改定について

【参考】:「情報処理技術者試験」「情報処理安全確保支援士試験」における受験手数料の改定について

基本情報技術者とITパスポートのどちらを受けるか迷った時には

受験がおすすめの人

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ここでは、基本情報技術者試験の資格受験におすすめな人について説明します。受験すべきかどうか迷っている方はぜひ参考にされてください。

IT企業に就職したい大学生・IT企業の新卒入社の方

基本情報技術者試験の資格は、IT企業に就職したい大学生の方やIT企業の新卒入社の方にとって自身のスキルの高さを証明するのに効果的です。就活時のアピールポイントになったり、就職先で自身の評価を高めたりする効果があります。また、学習の時間を確保しやすい大学生のうちに取得しておくことをおすすめします。

エンジニア志望者

基本情報技術者試験は、ITエンジニア向け資格と言えます。ITエンジニアを目指している場合、ITパスポート試験を受験せず、いきなり基本情報技術者試験を受験する方も多いです。

 

ITエンジニアとして勤めたいと考えている方は、基本情報技術者試験の資格取得がおすすめです。合格した後は、IPAが主催している基本情報技術者試験の上位資格である、応用情報技術者試験の資格取得を目指すと良いでしょう。

【参考】:応用情報技術者試験

フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアとして働きたい場合、基本情報技術者試験の資格を持っていると案件を獲得しやすいでしょう。企業で勤めた実務経験や自作のプログラムもアピールポイントになりますが、国家資格である基本情報技術者試験の資格を持っていることは大きなメリットです。

フリーランスは自身の賃金を相手と交渉する必要があります。そのため、基本情報技術者試験に合格すれば、ITエンジニアの基礎を身に付けていると客観的に示せるので、収入アップにも繋がります。

 

フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット、年収や将来性

基本情報技術者の資格が「意味ない」と言われる理由

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基本情報技術者試験の資格を取得すれば、様々なメリットがあることが分かりました。一方で、基本情報技術者試験は「意味ない」「いらない」という否定的な意見も見受けられます。

ここでは、基本情報技術者試験の資格を取得しても「意味ない」と言われる理由について解説します。

費用や学習コストが掛かる

基本情報技術者試験に合格するには、午前試験と午後試験の2つの合格基準を満たす必要があります。午前試験が合格で午後試験が不合格の場合、基本情報技術者試験の資格は取得できません。また、基本情報技術者試験はITの特定領域ではなく幅広い領域から問題が出題されるため、学習コストが掛かるというデメリットがあります。

これは他の試験にも言えることですが、資格を取得するには受験料や書籍などの費用がかかります。学生の場合、費用と時間を確保できるかどうかが問題です。一方社会人の場合は、時間確保に加えて資格取得にかかる費用を会社が負担してくれるかどうかも確認しましょう。

資格を取得しても直接仕事には影響しない

基本情報技術者試験の資格に独占業務はなく、資格を取得しても直接仕事に影響しないことが多いでしょう。また、基本情報技術者試験を取得してもいきなり即戦力として働くのは難しいかも知れません。ITエンジニアは机上の勉強よりも、実務経験が要求されます。

しかし、基本情報技術者試験を受験するために勉強した経験は無駄にはなりません。例えばプログラマーを目指すときに、いきなりプログラミングを学ぶのと、基本情報技術者試験の資格を取得してからプログラミングを勉強するのとでは、学習コストに差が生じます。

基本情報技術者試験の資格は仕事に直結するわけではありませんが、基本情報技術者試験を受験するために学習した経験は、ITエンジニアの土台として役立つことでしょう。

外資系企業での評価が低い傾向にある

基本情報技術者試験は国内で評価が高い国家資格ですが、国外では評価が低い傾向にあります。そのため、IT系の外資企業に就職・転職する場合、基本情報技術者試験の資格があまり効力を持たない可能性が高いです。

近年ではアジアで行われているIT系の資格試験と相互認証制度が整備されつつありますが、まだまだ対象国が少ないのが現状です。そのため、海外では基本情報技術者試験についてはあまり認知されていません。

しかし、ITエンジニアは資格よりも実務経験が重宝されるため、基本情報技術者試験を土台としてスキルアップしていけば、外資企業でも必要とされる人材になることは十分に可能です。

基本情報技術者試験を活かせる職種とは

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基本情報技術者試験を活かせる仕事には、どういった職種があるのでしょうか?ここでは、同資格を活かせる仕事を具体的に述べていきます。

プログラマー

プログラマーの求人において、基本情報技術者試験の資格取得が有利となる場合があります。資格取得においてプログラミングの知識を学習するため、プログラマーとして必要な知識を習得できているとアピールできます。また、資格を取得していることで、将来システムエンジニアなどにキャリアアップを図る際にも有効です。

システムエンジニア

システムエンジニアにとって基本情報技術者試験は必須資格ではありませんが、エンジニアの登竜門とされる資格は取得しておいて損はありません。特に、未経験でシステムエンジニアになる場合には能力を示すためにも資格取得はおすすめです。

 【参考】:マイナビ ITエージェント

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアとは、アプリケーションを開発するエンジニアのことです。スマホ用・Web用・業務用など、アプリケーションエンジニアが担当するアプリの種類は多岐に渡ります。企業によっては、要件定義・保守を担当する場合もあります。

アプリケーションエンジニアが取得しておきたい資格の1つに「システムアーキテクト試験(SA)」があります。情報処理技術者試験の中でも最高難易度であるスキルレベル4に相当する試験です。基本情報技術者試験の資格を取得することで、システムアーキテクト試験に合格するための足掛かりとなります。

【参考】:システムアーキテクト試験(SA)

 

基本情報技術者試験を活用して就職・転職するなら

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この記事では、基本情報技術者試験のメリットの他、プログラマー・システムエンジニア・アプリケーションエンジニアなど、資格を活かせる職種も併せて紹介しました。この他にも基本情報技術者試験の資格を活かせる職種は数多くあります。エンジニア職に就職するなら、どの職種においても資格取得は有効です。

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