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AWSは個人利用で何ができるか、できないことや利用時の注意点も解説!
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AWSは個人利用で何ができるか、できないことや利用時の注意点も解説!

アンドエンジニア編集部
2024.02.13
この記事でわかること
個人利用可能なAWSはサーバ構築やレンタルサーバなどの代替品となる
メリットも豊富で、選択肢も多く自由度が高い
無料分を超えると課金されるだけでなく、障害時の課金は自己負担となる
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AWSの個人利用で何ができる?

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AWSとはAmazonが提供しているサービスの1つで、クラウドコンピューティングサービスとして注目されています。企業だけでなく個人利用も増えており、様々な目的で活用されています。ここでは、自分なりのシステムを作っていく中で、どのようにAWSを活用するケースが多いのかを見ていきます。

AWSで何ができるのか?AWSの概要や強みについても解説

レンタルサーバの代わりにAWSを利用することができる

AWSを個人利用する中で、最初にレンタルサーバとして活用する人がほとんどです。数多くのユーザーがオンラインストレージやデータベースなどを作りながら、仮想システムを構築しています。

AWSでもレンタルサーバとして活用できるプランが多数あり、目的に合わせてOSやストレージを選べます。ユーザーはAWSを活用してブログやホームページを運営し、実際に利用する際は、初めにAWSにあるAmazon EC2を利用して理想のスペックで仮想サーバを作ります。その後WordPressなどをインストールし、ブログ作成を行います。

注意点は、一般的にレンタルサーバは月額制を採用していますが、AWSは利用した時間や通信量などで料金が決まる従量課金制です。負荷が大きくなるとその分料金も増えるため、スペック変更など柔軟に対応しなければなりません。利用頻度が多く、通信量が増えると想定外のコストが掛かるため注意が必要です。

AWSをクラウドコンピューティングとして個人利用できる

インターネット経由で仮想空間を利用できるクラウドコンピューティングを、AWSは個人利用で活用することが可能です。オンラインストレージやコンテンツ配信をAWSによって行うことができますが、個人利用だと複数端末を利用することもあります。

オンラインストレージを経由して画像や動画などのファイルを共有することができますが、通信量が増えると料金もかさむため、事前に見合うコストをしっかりと検討しましょう。

AWSの個人利用でデータベースを作って操作を行うことも可能

AWSを個人利用する理由で多いのが、「データベースを作る」というケースです。これはAmazon RDSを利用しますが、エクセルのように表データで管理します。これがデータベースとなり、必要な時に作って取り出すことができます。

また、AWSではMySQLやPostgreSQLなどのデータベースを作ることが可能です。アプリケーション開発を行う際に活用できるため、AWSでデータベースを管理する人が個人でも増えています。

Azureの個人利用との比較

AWSを個人利用する上で比較されるのが、「Azure」です。Azureは、Microsoftが運営するクラウドサービスの総称で、当然Windowsとの相性が良く、Windowsユーザーにとってクラウド移行がスムーズに行えるのがAzureを利用する最大のメリットでしょう。

AWSでもEC2インスタンスに接続してWindowsをインストールすることが可能ですが、元々WindowsユーザーであればAzureの方を選ぶでしょう。

また、AWSとAzureでは料金体系の違いもあります。どちらも使った分だけが課金される従量課金制なのは同じですが、AWSは無料クレジットが用意されていないため、利用時には課金されていないか注意する必要があります。一方、Azureは1ヶ月間利用できる無料クレジットがあるため、その期間に色々とお試しが可能です。

インフラ性能・ストレージ・ネットワークなど、両者とも異なる面があるため、どちらが自分に合うのか細かく比較しましょう。

AWSの個人利用で得られる5つのメリット

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様々なシステムを構築して運用が可能なAWSですが、個人利用で得られるメリットは様々です。簡単に利用できるAWSは、個人利用開始時にインスタンスや容量などを選ばなければなりません。

その中で費用や拡張性などで理想的なシステムを作っていくことができますが、他にも個人利用の上で知っておきたいメリットが4つあります。

個人利用の登録が簡単にできる

個人のAWSアカウントを持っていれば、簡単に手続きを進められます。AWSアカウントを登録し、個人情報や支払いについてクレジットカード情報などの登録も済ませます。登録後は、スマートフォンやタブレットに搭載しているSMSを活用したアカウント認証を行います。

アカウント認証完了後は、サポートプランなどを選択することでAWSの利用開始がスタートし、アカウント登録完了後に完了メールが届きます。手続きは全部で5分程度です。

メモリなどの豊富な拡張性がある

AWSでは様々なOS、オンラインストレージなどのシステムを構築でき、豊富な拡張性が存在しています。レンタルサーバだとデータ容量を増やす際や、ドメインの追加などで料金が発生してしまいます。契約プランを大幅に変更することもあり、想定外に高額になるケースもあります。

AWSの場合は、データやメモリ容量などを各アカウントで管理し、追加したり減らしたり設定が簡単です。レンタルサーバよりも料金が掛からず、拡張性もあるためAWSを個人利用したい人が増えています。アクセスや容量の増減も簡単に調整できる手軽さがAWSの最大のメリットです。

初期費用がかからない

無料キャンペーンを行うAWSは、期間中に無料枠を提供しています。その際にシステム構築時に様々なインスタンスの中で、無料で組めるものもあります。初期費用が無料になるため、お金を掛けずに利用したい人にぴったりです。無料枠については個人利用を開始した時期によりますが、無期限や12ヶ月もしくはトライアルで提供されています。

自分が使いたいサービスをチェックして始めていくといいでしょう。

セキュリティ面も安心して利用できる

AWSはシステムを構築・運営する上で求められる堅牢なセキュリティを持っており、安心して利用できます。豊富に活用方法があるAWSですが、セキュリティ関連には定評があります。

認証や認可などに使われるIAMや暗号キー作成などを行うKMS、そして脆弱性をカバーする際に使うInspectorなど、数多くの企業がこれらのセキュリティ機能を使っており、信頼性も高いのが特徴です。

高いパフォーマンス性

AWSでは、常に最新のハードウェアが定期的にアップグレードされています。そのため、サーバの質が高く保たれていることによる高いパフォーマンス性がAWSの魅力の1つです。ネットワークの速度が遅い場合、ストレージ・CPU・メモリ・ネットワークキャパシティーの組み合わせによって構成されているインスタンスタイプを見直すことでパフォーマンスの改善を図ることができます。

AWSを個人利用する際は料金面に注意

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様々なメリットがあるAWSですが、個人利用でサービスを活用する際に注意点があります。料金面において、無料登録してさほど利用していないのにもかかわらず料金を請求されるケースがあるため、システムを構築する際は注意が必要です。その他の個人利用での注意点を以下にまとめました。

AWSの料金計算法を覚えて頼られるITエンジニアになるために

AWS利用時に料金が発生することがある

すでにAWSを個人利用している場合、無料登録からスタートした人は料金面に注意してください。個人利用で多く見られるのが、急に料金を請求されたというケースです。最初は無料で対応しているシステムを構築しているため安心していても、料金の状況確認をしたら知らぬ間に料金が発生していた、ということもあります。

メールで通知されることもありますが、無料期限が過ぎていたり対象外のサービスを利用したりしているのが要因の1つです。本当に無料利用枠内での利用だったのかどうかをチェックしましょう。全てのサービスが長く無料で使えるわけではなく、トライアル期間が過ぎているケースもあるため、無料期間がいつまでなのかあらかじめ理解しておく必要があります。

トライアル期間内だと最低限のシステムで活用できるため、使わないインスタンスは止めておき、なるべく負荷を掛けずに期間内で解約すれば問題ありません。

もしくは使い続けるというプランもありますが、その際は精査して稼働すべきインスタンスを決めます。負荷を掛けずに運用していくことによって、課金されにくくなります。ある程度の軽い負荷は蓄積されて課金されていきますが、スピードは遅いため、結果的にはレンタルサーバより安く抑えることが可能です。

無料期間中でも1ヶ月の上限に達すると課金される

AWSの無料アカウントの作成を行うと、12ヶ月間の無料利用枠がついてきます。多くの対象サービスについて、無料枠内での1ヶ月分の使用上限が設定されている、ということを把握しておきましょう。

月間で750時間程度利用すると課金されることがアカウント登録時に記載されています。そこには注意すべきポイントもしっかりと記載されているため、確認不足だと課金される可能性があるため注意が必要です。

ポイントは「構築したシステム全体の稼働時間」で、それぞれのインスタンスでカウントされます。1つのインスタンスだけ稼働していれば月間31日なら744時間となり、上限に達することはありません。しかし、複数のインスタンスを同時に稼働させている場合には、それぞれの合計時間となります。

また、トライアルや無料でアカウントを登録してから1年以内で1ヶ月分という点も重要で、翌月から課金されていたケースもあります。AWSの個人利用は、使用上限などをあらかじめしっかりと確認しましょう。

AWSの無料利用枠とは?利用方法と対象AWSサービスを解説!

請求は無料利用枠を超えてから来る

無料枠で使えるのは稼働時間だけでなく「容量」も対象で、容量を多く使うと無料枠で対応できません。高額請求されることもあるため、利用する際には注意が必要です。最も気をつけなければならないのが、容量も無制限に使えると最初から勘違いしているケースで、インスタンスで数十ギガのマシンを構築して自由に使えると判断してしまうことです。

無料で利用できる1ヶ月分の容量は決まっており、それを超えると料金が発生します。意図しない料金が発生することもあるため注意しましょう。料金ではサービス内容が多すぎて判断しづらいこともあり、やりたいことに見合うかわからなくなるケースもあります。使い道を絞りつつ、希望する条件通りに利用できるように事前に調べておきましょう。

想定外の障害発生時は全て自己負担となる

仮に、セキュリティを破られてDoS攻撃を受けた場合、大容量の負荷が掛かれば、その際の通信量は全て自己負担となってしまいます。そのような場合はAWSのサポートを受けることで、障害発生時に掛かった多額の料金が返金されることもあります。ただし、サポートは全て英語で対応されるため、英語力や翻訳できるツールを揃えておきましょう。

個人利用の注意点を押さえてAWSを活用しよう

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AWSの個人利用によって、より良いシステムの構築や勉強が可能です。メリットもあれば料金面での注意点もあるため、AWSを利用する前に計画をしっかりと練っておきましょう。また、料金面で不安にならないよう、利用開始から常に状況をチェックしておくことも重要です。知らない間に課金されないように、AWSをうまく活用してください。

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