制御系エンジニアに求められる資...
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制御系エンジニアに求められる資格とは?必要スキルも合わせて解説!
アンドエンジニア編集部
2021.04.03
この記事でわかること
制御システムは機械系・電気・電子系システムに活用され、市場が拡大しています
制御系エンジニアは活用の幅が増えている制御システムの設計・開発・導入を担当します
資格取得により、制御系エンジニアとして上位の仕事や幅広い仕事への対応能力が証明されます

制御系エンジニアとは?

他の機器やシステムを管理したり制御するシステムを制御システムと言います。制御系エンジニアとは、その制御システムに用いる組み込みコンピュータを要件に適合するよう動作させるために必要とされる、設計・開発・導入を行うエンジニアのことを指します。

制御系エンジニアとは?広がる制御システムの市場性や活用領域を解説!

制御系エンジニアの仕事は?

制御系エンジニアの実際の作業は、必要とされる顧客要求を要件として定義し、制御に必要なレスポンス時間や許容可能な時間等を考慮し適切に定めていくことです。そしてその必要な要件を満たすための設計やソフトウェア機能の開発およびテスト・導入を行います。同様に要件で想定される動作を保証するために、リアルタイム製の高いOSの選択やアプリケーション開発言語を選択し設計に反映します。

制御系エンジニアの将来性は?

今後普及が予想される、5G高速・広帯域通信並びにIoTによるモノのインターネット接続が、市場予測を上回る勢いでビジネス化されています。同様にロボットの適応範囲は急速に拡大し、今後は介護ロボット遠隔診療等多くの新規領域で採用されるでしょう。同様に、ロボットを制御する際には安全性が特に重視されますから、ロボット制御に関する制御エンジニアのニーズはさらに高まるでしょう。

制御系システムの実装例

制御システムは、電気系システム機器から機械系システム機器まで実装の幅が広がっています。制御系エンジニアの求められる領域は、機械の動作に関する姿勢制御・速度制御や、電子機器の動作の安定化等があります。また、通信機器においてはプロトコル制御や帯域割当の制御等があります。また、通信の高速化により機器の遠隔操作や、音声操作・音声リモコン等の生活環境を豊かにするものまで多岐におよびます。さらに近年増えているドローンは、機器自体の姿勢制御や移動制御および音声認識・画像認識のコントロールまで、多岐に及ぶ最先端の制御技術が実装されています。

制御系エンジニアに求められるスキルは?

制御系エンジニアのスキルには、ハードウェアやOSの機能の利用などがあります。そのため、組み込みシステム用に用いられているOSやプログラミング言語の理解が不可欠でしょう。同様に、IoT機器に実装されている各種センサー群については自動制御のプログラミングスキルが必要になるでしょう。

制御系エンジニアに求められるIT系のスキルは?

制御系エンジニアのスキルには、ハードウェアやOSの機能の利用などがあります。そのスキルのベースにあるものは一般的なITエンジニアに求められるスキルを共通知識として必要な部分です。

特に制御システムにおいてもシステム開発の工程は、設計・開発・構築と一般的なITシステム開発の工程の流れと違いがありません。そのため、ITシステムの設計知識や開発で用いるプログラム言語知識が必要となってきます。特に制御用に用いられている組み込みOSやリアルタイムOSの知識は仕様に適合するためには重要な要素です。また、最適なアプリケーション開発のためには、用途に応じたプログラミング言語の理解が不可欠でしょう。

制御系エンジニアに求められるIT関連以外のスキルは?

制御系エンジニアの役割は、機器やシステムが正しい動作をするための制御機能を作ることにあります。したがって制御系エンジニアは適切な制御ロジックの実装や、モニターコントロールする機能などに関しての専門性が求められます。そのため、IT関連スキルの他電子・電気に関するスキルが求められます。また、制御系エンジニアには、要求項目を適切に把握する技術知識に加えて、顧客の要求を正確に要件定義するコミュニケーション能力も求められます。

組込みスキル標準(ETSS)とは?

組込みスキル標準(ETSS)とは、不足する組み込みシステムのソフトウェア開発者を育成するために情報処理推進機構(IPA)によって定義された、組み込みソフトウェア開発のスキル体系とフレームワークです。ETSSは主に組み込みエンジニアを想定していますが、制御系エンジニアにも組み込み実装の技術は共有スキルとして活用可能です。したがってETSSにより、スキルアップの目標が設定できますのでご一読をお勧めします。
参考:情報処理推進機構(IPA) 組込みスキル標準(ETSS)

制御系エンジニアにお勧めの資格は?

制御系エンジニア専門性を高めるためには制御系システム固有の技術を学ぶことが求められます。また動作環境・特性を深く理解し、ライフサイクル全般を正しく理解できればスキルが蓄積されてきます。以下の資格は制御系エンジニアにお勧めの資格です。共通のスキルも学べますので、同様なスキルが求められる組み込みエンジニアにも有効な資格となります。

応用情報技術者試験(AP)

情報処理推進機構(IPA)の応用情報技術者試験(AP)は制御系システム専用ではありませんが、ITシステム全般の開発・設計・運用・保守ライフサイクル全般理解度が評価されます。
参考:情報処理推進機構(IPA) 応用情報技術者試験(AP)

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

情報処理推進機構(IPA)のエンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)も、汎用的に組み込みシステムの要件がカバーされており制御系エンジニアにお勧めできる資格です。機能・性能・品質・セキュリティの各工程の理解度が証明できるでしょう。
参考:情報処理推進機構(IPA) エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

ETEC(組み込み技術者試験)

次に制御系エンジニアにお勧めする資格は、一般社団法人組込みシステム技術協会の組込みソフトウェア技術者試験(ETEC)です。組み込みエンジニア向け技術者試験として設計されており、レベル2は上級者の指導の下組み込みシステムを担当するエンジニアを想定しています。レベル1はシステムの要求、設計工程、それに対応するテスト工程における知識から分析能力までの総合力が試され、リーダクラスの実践力が評価基準となります。
参考:一般社団法人組込みシステム技術協会 組込みソフトウェア技術者試験(ETEC)

OCRES(OMG認定組込み技術者資格試験)

OCRESは国際標準化団体OMGによって認定される、リアルタイムシステム並びに組み込みシステム設計・開発能力が評価されます。初級・中級・上級の3段階の試験が設定されており、上級資格ではリアルタイム組込みソフト開発全般のプロジェクト責任者としてグローバルで資格認定されます。
参考:OMG認定組込み技術者資格試験

JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)認定テスト技術者資格

JSTQBは自動車・携帯電話・社会インフラ・企業システムなど多種多様な情報システムのソフトウェアの品質や信頼性・安全性の確保を目的としたテスト技術者の認定試験となります。資格取得により高信頼のテスト品質が確保できる技術者と認知されます。そのため、品質を重視する制御系システムのエンジニアとしてお勧めできる資格です。
参考:JSTQB 認定テスト技術者資格

資格取得を推進し市場拡大する制御システムのエンジニアとして成長を続けよう!

現在5G高速通信やIoT活用の広がりによって、制御システム市場は拡大を続けています。特に医療機器の遠隔操作介護ロボットは今後期待される市場と見込まれます。同様に自動運転に用いられている高度な制御技術もいよいよ実用化されつつあります。この多様化する制御技術を吸収するためにも、制御系エンジニアは新技術を学び各担当工程を正確に対応することが求められます。資格取得により高品質な対応が可能なエンジニアとして認知されることで、活躍の場がさらに広がるでしょう。

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