Java Silverを受験するのは意味ない?
Java Silverを受験するのは意味がないと考えている人もいるのではないでしょうか。Java Silverに合格するにはJava文法やオブジェクト指向などの知識を身につける必要があり、ある程度勉強時間を確保しないといけません。
また、Java Silverは受験料が37,730円(税込)であるため、時間とお金を使ってまで資格を取得する意味があるのか気になる方は多いでしょう。
ここでは、Java Silverが意味ない資格なのではと不安になる方や、資格取得に興味がある方に向けて、メリットや活かせる職種例について内容をまとめました。ぜひ参考にしてください。
Java Siverは意味のある資格
結論から言うと、Java SilverはJavaエンジニアを目指す方にとって意味のある資格です。Java Silverに少しでも興味があるなら受験をおすすめします。Java SilverはOracle社が運営する資格であり、IT業界での知名度もあります。
ITやWeb業界に転職する際にも、Java Silverの取得はプラスになると言えるでしょう。
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Java Silverを受験する前に知っておきたいこと
ここでは、Java Silverを受験する前に知っておきたいことについて解説します。Java Silverはどういった資格なのか、Javaエンジニアの年収はどの程度なのかについて説明します。
Java Silverとは
Java SilverはOracle社が主催するJava SE 11 認定資格の1種です。Java SE 11 認定資格はBronze・Silver・Goldの3つのレベルに分かれており、Bronzeが入門者向け、Silverが初心者向け、Goleが中・上級者向けという位置づけです。
【参考】:Java SE 11 認定資格 | オラクル認定資格制度 | Oracle University
Javaエンジニアの年収
Javaエンジニアに絞った年収情報はないため、参考としてJavaを活用するプログラマーの平均年収のデータを記載します。
プログラマーの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年2月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビの調査では民間企業平均年収よりもやや低く、経済産業省ではやや高いという結果が出ています。
一口にプログラマーといってもさまざまな種類があり、統計の仕方によって平均年収に差が生じていると予想されます。Javaエンジニアとして高年収を獲得したいなら、年収が高い企業でも通用するだけのスキルを身につけることが大切です。
【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
Java Silverの受験は意味ないと感じる理由
Java Silverの受験が意味ないと感じている方は、次の2つの考えがあるのではないでしょうか。ここでは、「意味ない」と感じる理由について深堀りしていきます。
Javaエンジニアには経験・実績の方が大切と考えているため
Java Silverの資格を取得するよりも、Javaエンジニアには経験・実績が必要と考えている人は多いでしょう。確かに、資格を獲得できたからと言って、必ず転職できるわけではありません。前職の経験や実績がなければ転職が難しい企業も多くあります。
ただ、仮に経験・実績が大事だとしても、Java Silver合格がマイナスになることはありません。そのため経験・実績の方が大切というのは、Java Silverの取得が意味ないことの根拠にはならないでしょう。
Java Silver合格レベルでは不十分と考えているため
Java Silver合格レベルでは、Javaエンジニアとして働くには不十分だと考える人もいるかもしれません。確かに、資格取得だけでいきなり1人で開発できるようになるわけではありません。実務で失敗と改善を繰り返さないと得られないスキルも多くあります。
とはいえ、実務をこなすためには、まずは基礎スキルを身につけ転職できるようにならなくてはいけません。基礎スキルを身につけるために、Java Silverは意味があるものと言えるでしょう。
Java Silverの受験はメリットが多い
Java Silverの受験には多くの意味があります。具体的にどのような意味があるのか詳しく解説するので、Java Silverを受験するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
Javaの基礎スキルを全体的に習得できる
Java Silverに向けて勉強することで、Javaの基礎スキルを偏りなく習得することが可能です。独学の場合、自分の興味ある範囲ばかり勉強してしまうこともあります。すでにJavaの基礎学習を終えた方も、Java Silverによって抜け漏れているスキルがないか確認できます。
Java学習のモチベーションになる
資格という明確な目標があった方が、学習のモチベーションは上がりやすいです。独学では進捗を管理してくれる人がいないため、モチベーションをいかに保つかは重要です。
資格を通じてスキルをアピールできる
未経験の場合、前職の実績をアピールすることができないため、Java Silverなどの資格を通じてスキルをアピールするのがおすすめです。Java Silverを取得することで、どのようなスキルを得たのか、そのスキルはどういった業務で活用できるのかなどを面接でアピールすることができます。
Java Silverを活かせる仕事例
最後に、Java Silverを活かせる仕事例を紹介します。Java Silverを受験して得られたスキルは、次のような仕事で活かすことができます。
Androidエンジニア
JavaではAndroidアプリを開発することが可能です。スマホアプリは身近なため、開発に興味がある方も多いでしょう。Java Silverを通じて、Androidアプリ開発に必要なJavaの基礎文法知識やオブジェクト指向の概念などを学べます。
業務系エンジニア
顧客管理システムなど業務で使うアプリもJavaで開発することが多いです。Javaはオブジェクト指向で書くことができるため、大規模な業務システムでもコードの可読性を高めることができます。
また、これらのようなJavaを扱う企業の中には研修制度が整っている場合もあり、未経験から知識をつけながら働くことも可能です。未経験からITエンジニアを目指すなら、自分のスキルにあった企業を探してくれる転職エージェントの活用をおすすめします。
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Java Silverを活かせる仕事に転職したいなら
本記事では、Java Silverの受験には意味がある理由について解説しました。資格を獲得するだけで必ず転職できるわけではないものの、基礎スキルを得られる・面接でスキルをアピールしやすくなる、など資格取得には多くのメリットがあります。
Java Silverはさまざまな仕事で活かすことが可能です。しかしながらJava Silverを活かせる仕事に問題なく転職できるのか、不安な方も多いでしょう。転職先の選択を誤ると、せっかく身につけたスキルを活かせない可能性もあります。特に未経験者の場合、どうやってスキルを活かせる求人を探せば良いか分からない場合もあるでしょう。
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