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Azure Fundamentalsとは?試験概要や難易度を解説
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Azure Fundamentalsとは?試験概要や難易度を解説

アンドエンジニア編集部
2024.01.10
この記事でわかること
Azure Fundamentalsは、Microsoft Azureを利用するための基礎的な知識を持つことを認定する資格試験である
Azure Fundamentalsの試験内容は、クラウドコンピューティングの基本からAzureのサービスや管理に関する知識まで幅広くカバーしている
Azure Fundamentalsの難易度は比較的低めだが、合格を目指すにはしっかりと対策勉強を行う必要がある

Azure Fundamentalsとは

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近年、インターネット経由でデジタルインフラやミドルウェア、ソフトウェアなどを利用できる様々なクラウドサービスの利用が盛んになっています。

Microsoft AzureはMicrosoftが提供するクラウドサービスであり、他のWindowsのサービスとの連携やWindowsのオンプレミスサーバーとの相性が良いことから、多くの企業が利用しています。しかし、Azureを業務に活用するにはクラウドサービスに関する知識やAzureのサービス知識が必要です。

Microsoft Azure Fundamentalsは、Azureを利用するための基礎的な知識を持つことを証明するためにMicrosoftが提供する、Azure入門者向けの資格試験です。

【参考】:Microsoft Certified: Azure Fundamentals

クラウドエンジニアを目指す方必見!Azureを分かりやすく紹介!

Azure Fundamentalsはクラウドエンジニアにおすすめの資格

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Azure Fundamentalsを受験することで、Azureのアーキテクチャコンポーネントや各種サービスの基礎や、クラウドコンピューティングの概念・モデルに関する知識など、Azureを活用するための基礎的な知識を習得することができます。

そのため、これからクラウドエンジニアとして活躍したい方や、Azureをこれから利用したい方、使い始めたばかりで一層知識を深めたい方におすすめの資格です。

この記事では、Azure Fundamentalsの取得を検討している方のために、試験の概要や難易度、勉強方法について解説していきます。

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Azure Fundamentalsの概要

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ここでは、Azure Fundamentalsの試験の位置づけや受験方法、資格を活用できる職種の年収など、試験に関する基本的な情報について解説します。

Azure Fundamentals認定試験の位置づけ

Microsoftは、世界中で広く使用されているMicrosoft製品に対する知識を認定するために、Microsoft認定資格試験(MCP:Microsoft Certifications Program)を提供しています。

Microsoft認定資格は、知識レベル・スキルに応じてFundamentals、Role-based、Specialityの3つに分かれており、それぞれさまざまな認定資格が存在します。

Azure FundamentalsはMicrosoft認定資格のFundamentalsレベルに位置づけられ、クラウド知識やAzureの基本を習得できる認定資格です。試験ではクラウドシステムの構築からAzureサービスの理解まで幅広く問われます。

Azure Fundamentalsに合格したら、Azure Data FundamentalsやAzure AI Fundamentalsなどの認定資格を取得してAzureの基礎をさらに習得したり、Azure Administrator Associateなど上位レベルの認定資格に挑戦したりするなど、さらなるスキルアップにつなげることができます。

【参考】:Microsoft の認定資格 【参考】:Microsoft Certified: Azure Fundamentals

MCPとは? マイクロソフト認定資格のロール分類と認定パスの詳細を解説

Azure Fundamentalsの受験方法

Microsoft認定資格試験は、ピアソンVUEのテストセンターでの受験か、職場や自宅でのオンライン受験が可能です。試験の予約はMicrosoft認定プロフィールを作成し、インターネット上の予約サイトから行うことができます。

テストセンターでの受験は、全国100箇所以上の会場から希望の受験場所を選ぶことができ、受験日も指定した受験会場の受験可能日から、自分の都合に合わせて決めることができます。 受験費用は13,750円(税込)です。

【参考】:ピアソンVUE マイクロソフト認定資格試験 【参考】:試験 AZ-900: Microsoft Azure の基礎

Azure Fundamentalsを活用できる職種の年収とは

Azure Fundamentalsを取得して活用できる代表的な職種は、クラウドエンジニアが挙げられます。今回は資格取得者の年収紹介として、類似職種のネットワークエンジニアの年収を参考にしました。

「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は380万円(※2023年11月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ネットワークエンジニアは一般平均年収よりもやや低めから高めで幅があることが分かります。

ネットワークエンジニアは、企業や団体のネットワークの設計・構築・運用・保守を行います。より高収入を目指すためには、高度な設計や構築を行うスキルを習得し、クラウドプロバイダの活用やサイバーセキュリティなどのより専門的な知識を身に着けることが重要です。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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Azure Fundamentalsの難易度とは

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Azure Fundamentalsの試験はどの程度の難易度なのでしょうか。試験の出題範囲・必要な勉強時間とあわせて解説します。

Azure Fundamentalsは入門者向けの基礎資格

Azure Fundamentalsは、Microsoft認定資格の中でもFundamentals(基本)に位置づけられており、その難易度は比較的低めに設定されています。

しかし、難易度が低いと言っても、試験ではクラウドサービスの基礎レベルのスキルやMicrosoft Azureで提供されている幅広いサービスの知識、Azureで行えることなどについての理解が求められるため、合格するためには十分な勉強が必要です。

また、試験問題は英語からの翻訳で作成されていることから、出題文に翻訳ならではの特徴があり、文章の理解に時間がかかる場合もあるでしょう。そのため、あらかじめ試験の形式や模擬問題などに慣れておくことも重要です。

Azure Fundamentalsの試験範囲

Azure Fundamentalsでは主にAzureのサービスや管理について問われますが、クラウドサービス利用のための基礎的な概念についても問われます。試験範囲と出題比率は以下の通りです。

■クラウドの概念(25–30%) クラウドコンピューティングの基本、クラウドの利点、IaaS、PaaS、SaaSの違いなどについて出題されます。

■Azureのアーキテクチャとサービス(35–40%) リージョン・可用性ゾーン・サブスクリプション・リソースグループなどのAzureにおける主な概念や、Azureで提供される各種サービスについて出題されます。

■Azureの管理とガバナンス(30–35%) Azureのカバナンス・コンプライアンス機能や、Azureの管理やモニタリングのために使用するツールなどに関しての知識が問われます。

【参考】:試験 AZ-900: Microsoft Azure の基礎の学習ガイド

Azure Fundamentals取得に必要な勉強時間

Azure Fundamentalsは基礎レベルの資格試験ではありますが、一般的には合格のために20~30時間程度の勉強が必要とされています。

受験の前提条件はありませんが、受験のためにはインフラストラクチャの管理・データベースの管理・ソフトウェア開発に関するスキルと経験を持つことが必要とされているため、これらの実務経験がある方はより試験対策の学習を進めやすいでしょう。

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Azure Fundamentals合格のための勉強方法

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ここでは、Azure Fundamentalsの合格を目指す勉強方法について説明します。学習におすすめの参考書や、Microsoftが提供するMicrosoft Learnを紹介し、さらに学習を進めてキャリアアップする方法についても解説します。

基礎知識を参考書で習得する

Azure Fundamentalsに合格するためには、まずクラウドサービスの基礎的な知識とAzureのサービス知識をしっかりと学ぶことが重要です。幅広い学習内容を体系的に学ぶために、参考書を何度も繰り返し読んで知識の土台を築くことを目標にすると良いでしょう。

ここでは、おすすめの参考書として「Microsoft認定資格試験テキスト AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals」を紹介します。

この参考書ではクラウドの基本的な概念から、Azureを業務で活用するために必要な知識まで丁寧に解説しています。試験内容に沿ってカテゴリー分けされ、クラウド初心者にも基本的な概念、用語、考え方が分かりやすく説明されているので、学習が進めやすいでしょう。

【Microsoft認定資格試験テキスト AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals】 ▪著者:須谷聡史・ 富岡洋・ 佐藤雅信 ▪ページ数:292ページ ▪出版社:SBクリエイティブ ▪発売日:2021/12/23 【参考】:Microsoft認定資格試験テキスト AZ-900:Microsoft Azure Fundamentals

Microsoftが提供する学習サイトで勉強する

参考書で基礎を固めるのとあわせて、Microsoftが提供する「Microsoft Learn」も活用して学習を進めましょう。

Azure Fundamentals向けに用意されたラーニングパスでは、豊富な動画やスクリーンショットを通じて、Azureに関する理解を深めることができ、試験範囲を学習できます。途中には演習や問題もあるため、実践的に学ぶことができます。

文章が英語からの翻訳のような日本語で記述されており理解が難しい部分もあるかもしれませんが、自分のペースで学びながら、Azureの基礎をしっかりと身につけましょう。

【参考】:Microsoft Azure の基礎: クラウドの概念について説明する 【参考】:試験 AZ-900: Microsoft Azure の基礎の学習ガイド

さらに学習を続けるためには

Azure Fundamentalsの試験対策の学習を通してクラウドサービスの基礎を学び、Azureのサービス知識を習得したら、クラウドエンジニアとしてのさらなるステップアップを目指すことをおすすめします。

クラウドサービスの活用やAzureのスキルを高めるためには、業務の現場で実際に利用して学ぶことが最も効果的です。取得した資格を活用して、クラウドエンジニアとしてのスキルを高められる企業に転職することを検討するのも良いでしょう。

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Azure Fundamentalsを取得してクラウドエンジニアとしてキャリアアップしよう

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ここまで、Azure Fundamentalsの試験の概要や難易度、勉強方法について解説しました。Microsoft Azureを活用したいクラウドエンジニアにとって、基礎的な知識を習得するためにぜひ取得を考えたい資格であることが分かりました。

IT化が進む社会でクラウドサービスの利用が広がる中、スキルを持つクラウドエンジニアを必要とする企業は多くあります。資格を取得したら、将来的なクラウドエンジニアとしてのキャリアアップを目指して転職を検討しても良いでしょう。

しかし、1人で転職活動を行うのは大変なものです。求人情報をチェックし、資格を活かして将来的な成長が見込める企業を探す必要があります。また、応募書類の作成や面接の準備などにも時間を取られるでしょう。

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