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MCPとは? マイクロソフト認定資格のロール分類と認定パスの詳細を解説
MCP

MCPとは? マイクロソフト認定資格のロール分類と認定パスの詳細を解説

アンドエンジニア編集部
2021.11.06
この記事でわかること
MCPは、マイクロソフト認定資格プログラム(Microsoft Certification Program)を指します
マイクロソフトではクラウド利用者の増加に伴い、ロールベースの認定資格に体系を改めました
新体系の受験方法は従来と変わらず、旧資格は順次廃止を行っています

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MCPとは?

MCP

MCPとは、マイクロソフト社の公式認定資格を指します。2012年以前は、MCPはマイクロソフト認定プロフェッショナル(Microsoft Certified Professional)と言っていましたが、現在はマイクロソフト認定資格プログラム(Microsoft Certification Program)を指します。

MCPの資格体系

MCPの資格体系は、2019年ロール ベースの Microsoft 認定資格として新しく体系化されました。ロールベースの認定資格については、以下のサイトに記載されています。 参考:Microsoft Certifications

上記ロールベースへの変更の結果、現在のMCPは以下のカテゴリーで案内されています。 ・Fundamentals認定資格(基礎資格) 製品カテゴリー(Azure・Dynamics 365・GitHub・Microsoft 365・.NET・Power Platform・Teams)に分類し、製品に関連する基礎知識を認定します。

ロールベースの認定資格 職務に応じたロールを定義し、ロールに応じたトレーニングの提供と認定を行います。現在9つのロールが公開されています。

上記以外 より専門性の高い分野、Microsoft認定教育機関向け、Microsoft Office認定を行います。

MCPの受験方法

MCPは、ピアソンVUEにより試験実施されています。試験日は受験申し込みを随時受付しているため、随時実施可能です。受験予約にはMicrosoftアカウントが必要です。 参考:ピアソンVUE マイクロソフト認定資格試験

試験はオンライン監督付き試験を選択することも可能で、自宅やオフィスで受験することもできます。オンラインの監督付き試験は、ピアソンVUEPSIにより実施されています。

MCPの試験は、1,000点中700点以上(70%以上)で合格で、試験別に40から60問が出題されます。試験時間はFundamentals(初級)試験が45分、Associate(中級)・Expert(上級)が100分です。ラボが含まれるAssociate(中級)・Expert(上級)は120分です。

Microsoft Officeの試験は試験ごとに合格点が異なりるため、各試験詳細をご確認ください。

各科目の試験費用は、Fundamentals(初級)試験が14,040円(税別)、Associate(中級)・Expert(上級)が21,103円(税別)です。この他、再試験1回付のExam Replayバウチャーが25,000円から27,500円(税別)で販売されています。 参考:Microsoft Exam Replay 利用で合格チャンス 2 倍!

MCPのロールの定義は?

Role definition

MCPで定義されているロールは、現在以下の9つの分類が公開されています。

Developer(開発者) ソリューションの設計・構築・テスト・保守を行い、他のロールと連携してアプリケーション・サービス実装を行います。 参考:MCP認定ロール Developer

Administrator(管理者) コンピュート・ストレージ・ネットワーク・セキュリティ含めたMicrosoftソリューションの実行・監視・保守を行います。 参考:MCP認定ロール Administrator

Solutions Architect(ソリューション アーキテクト) コンピュート・ストレージ・ネットワーク・セキュリティの専門知識に基づく設計・実装を行います。 参考:MCP認定ロール Solutions Architect

データ エンジニア データ サービスのデータの管理・監視・セキュリティ・プライバシーを設計・実装します。 参考:MCP認定ロール データ エンジニア

データ サイエンティスト 機械学習技術を用い、問題解決のモデルをトレーニング・評価・展開します。 参考:MCP認定ロール データ サイエンティスト

AI エンジニア Azure Cognitive Services ・機械学習・ナレッジ マイニングを用いた AI ソリューションを設計・実装します。 参考:MCP認定ロール AI エンジニア

DevOps エンジニア サービス利用者のニーズを理解した製品・サービス供給を行います。 参考:MCP認定ロール DevOps エンジニア

セキュリティ エンジニア ID管理・アクセス管理によるセキュリティ制御、データ・アプリケーション・ネットワークの保護を行います。 参考:MCP認定ロール セキュリティ エンジニア

Functional Consultant(機能コンサルタント) Microsoft Dynamics 365とMicrosoft Power Platformを用いた顧客のニーズ予測・計画を行います。 参考:MCP認定ロール Functional Consultant

それぞれのロールはさらに、Fundamentals・Associate・Expertの3段階のレベルが設定されています。Fundamentalsは初級、Associateは中級、Expertは上級に位置づけられており、Expertは難易度が最も高いレベルです。

MCPの旧資格体系と今後の廃止予定は?

MCPの資格体系は2019年に見直しをしており、それまでは以下の資格体系となっていました。

マイクロソフト テクノロジー アソシエイト (MTA) MCPのアソシエイト(中級)レベルの認定資格です。 ・マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト (MCSA) MCPのアソシエイト(中級)レベルの認定資格です。 ・マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD) MCSDはシステム開発者の認定資格です。IT技術者が目指すべきレベルと認定し、3年ごと資格更新を必要としていました。資格更新で最新テクノロジーの知識維持を目的としていました。 ・マイクロソフト認定ソリューション エキスパート (MCSE) MCSEはインフラ技術者の認定資格です。MCSD同様に3年ごと資格更新を必要としていました。資格更新で最新テクノロジーの知識維持を目的としていました。

MCSEおよびMCSDは難易度が高く、MTAとMCSAはアソシエイトのため難易度は中級レベルでした。資格体系見直しにより2020年6月から廃止に伴い、順次取得することができなくなっています。

旧資格廃止とロールベースへの移行の理由は、製品テクノロジーからクラウドベースの職務へ移行が進んでいるからという説明がされています。以下のリンクに今後の廃止予定含めて記載されていますので、ご確認ください。 参考:MCP認定 認定資格の廃止

MCPのロールベース認定を活用し、キャリアアップを目指しましょう

Skill up

MCPの認定制度は、クラウドの職務の広がりからロールベースに移行しています。マイクロソフトの認定制度を理解したら、想定ロール別に設定されているラーニングパスに沿って学習を進めましょう。学習によりスキルを高め、新体系の資格取得を目指すことをおすすめします。

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