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CCNP ENCORとは?試験の概要や難易度・勉強方法を解説
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CCNP ENCORとは?試験の概要や難易度・勉強方法を解説

アンドエンジニア編集部
2024.01.24
この記事でわかること
CCNP ENCORはネットワークエンジニア向けの試験であり、合格には高度なスキルと知識が求められる
CCNP ENCORは、CCNP Enterprise・CCIE Enterprise Infrastructure・CCIE Enterprise Wirelessの認定に必要な「コア試験」の1つである
CCNP ENCORの難易度は高く、試験範囲の広さや出題内容の難易度が要因として挙げられる

CCNP ENCORとは

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社会のIT化が進む昨今、多くの企業がインターネットやVPNなどを業務に活用しており、それを支えるITネットワーク技術はその重要性を増しています。

CCNP ENCORはネットワークエンジニアとして必要とされる高度なスキルと知識が求められる試験であり、CCNP Enterprise・CCIE Enterprise Infrastructure・CCIE Enterprise Wirelessの認定に必要な試験の1つである「コア試験」に位置づけられています。

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CCNP ENCORで高度なネットワークスキルを学べる

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CCNP ENCORは高度な有線・無線ネットワークの構成や管理について問われる試験であり、CCNP・CCIEのEnterprise資格の認定を受けたい方にとっては合格することが必須です。

CCNP ENCORの合格だけでは認定を取得できませんが、試験を通してネットワークエンジニアとして幅広くスキルを向上させることができます。合格後には対象のコンセントレーション試験・ラボ試験を受験して、CCNP・CCIEのEnterprise認証の取得を目指しましょう。

この記事では、CCNP ENCORの受験を考える方のために試験の概要・難易度・勉強方法などについて解説します。

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CCNP ENCORの概要

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ここでは、CCNP ENCORの試験概要について解説します。シスコ技術者認定におけるCCNP ENCORの位置づけや試験情報、CCNP ENCORを活用できる職種の年収などについて見ていきましょう。

シスコ技術者認定とは

シスコ技術者認定は、世界的に広く知られるネットワーク機器ベンダーであるシスコ社が主催するネットワーク技術を認定する資格試験です。資格はエントリレベルからエキスパートレベルまで多くの種類が用意されており、自分のキャリアに適した認定を取得できます。

対象の技術分野についても、企業におけるネットワークソリューションに関するエンタープライズ、複合的なインフラ構築を目的としたコラボレーション、近年ますます重要視されつつあるセキュリティなど、幅広い認定試験が用意されています。

シスコ技術者認定は3年間有効です。再試験に合格したり、シスコの生涯学習プログラムへ参加したりすることで再認定を受けられます。再認定のために定期的に学習することで、自身のネットワークスキルを常に最新の状態に保つことができます。

【参考】:シスコ認定

CCNP ENCORはCCNP・CCIE Enterprise認定取得に必要

シスコ技術者認定で企業ネットワーク向け資格として展開されているエンタープライズ資格に、「CCNP Enterprise」「CCIE Enterprise Infrastructure」「CCIE Enterprise Wireless」があります。

CCNP ENCORは、これらの認定を取得するために合格が必須である「コア試験」に位置づけられています。CCNP ENCORでは、それぞれの試験で共通して求められる、コアエンタープライズネットワークテクノロジーの実装スキルと知識が問われます。

コア試験の合格に加えて、さらにCCNP Enterpriseでは選択式の「コンセントレーション試験」、CCIE Enterprise Infrastructure・CCIE Enterprise Wirelessではそれぞれの「ラボ試験」に合格することで、該当する認定を取得できます。

【参考】:CCNP Enterprise 認定とトレーニングプログラム

CCNP ENCORの試験情報

CCNP ENCORは、ピアソンVUEが提供する全国100箇所以上のテストセンターで受験できます。受験日は希望したテストセンターの受験可能日の中で自分の都合に合わせて決めることが可能です。

試験の申し込みは、ホームページ上またはコールセンターで行えます。ピアソンVUEでの受験が初めての場合は、まずIDを取得して予約を行います。すでにIDを取得している場合はテストセンターで直接申し込むことも可能です。

CCNP ENCORの受験料は57,200円(税込)です(2023年10月現在)。変動する可能性がありますので、試験の予約時には金額を確認して申し込みましょう。

【参考】:シスコ認定試験 【参考】:試験申し込み

CCNP ENCORを活用できる職種の年収とは

CCNP ENCORとコンセントレーション試験・ラボ試験に合格することで認定されるCCNP・CCIEのEnterprise資格を活用できる代表的な職種として、ネットワークエンジニアが挙げられます。

ネットワークエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は380万円(※2023年11月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ネットワークエンジニアの年収は一般平均年収と比べてやや低めから高めまで幅広いことが分かります。

ネットワークエンジニアは、ネットワークの運用・管理などを行うエンジニアです。より高収入を目指すには、ネットワークの設計・構築を行う上流工程に携わりスキルを向上させることが大切です。クラウドネットワークなどの最新のネットワーク技術についても積極的に学ぶと良いでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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CCNP ENCORの難易度

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シスコ技術者認定のエンタープライズレベルに位置づけられるCCNP ENCORの難易度は、どの程度なのでしょうか。ここではCCNP ENCORの難易度とあわせて、受験のメリットについても解説します。

合格率は非公表だが難易度は高い

シスコ技術者認定の試験の合格率は公式に発表されておらず、CCNP ENCORの合格率も明らかになっていません。しかし、CCNP ENCORに合格したエンジニアの合格体験記などを参考にすると、試験の難易度は高いことがうかがえます。

その難易度の高さの1つの要因として考えられるのは、試験範囲の広さでしょう。「アーキテクチャ」「仮想化」「インフラストラクチャ」「ネットワークアシュアランス」「セキュリティ」「自動化」が出題範囲で、それぞれの範囲内においても多様な項目にわたって出題されます。

例えば、アーキテクチャでは、エンタープライズネットワークにおける設計原理・ワイヤレス展開モデル・Cisco SD-WANソリューションなど設計・ハードウェア面の知識が問われます。

また、最も出題比率が高いインフラストラクチャでは、レイヤ2およびレイヤ3に関する各種のトラブルシューティング・EIGRPとOSPFのルーティング概念の比較対照・ワイヤレスなど、ITインフラに関する様々な要素について問われます。

このように出題範囲が幅広いため、現役ネットワークエンジニアの方でも普段あまり触れないカテゴリに関する問いについては容易に回答することが難しいでしょう。しっかりと準備期間を設けて対策勉強を行うことをおすすめします。

【参考】:CCNP ENCOR 試験の内容

受験するメリット

試験範囲が広く難易度が高いCCNP ENCORですが、コンセントレーション試験・ラボ試験にも合格してCCNP・CCIEのEnterprise資格を取得することができれば、高いネットワーク技術を持つことを示すことができます。

ますます広がるデジタル化社会において、高度なスキルを持つネットワーク技術者の需要は今後さらに増加するものと考えられ、これらの資格取得者の市場価値は高いと言えます。

取得した資格を活用して、自分が働きたい環境を求めて転職したい場合にもアドバンテージとなるでしょう。

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CCNP ENCOR合格を目指す勉強方法とは

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ここでは、CCNP ENCORの合格のためにどのような勉強を行うと良いか説明します。シスコ社が認定取得の学習のために用意した様々な学習プログラムを活用するか、参考書や問題集で学ぶ方法が考えられます。

シスコ公認のトレーニングで学ぶ

シスコでは、ネットワークエンジニアの育成と業界の発展を目指して、各種トレーニングを用意しており、CCNP ENCORの合格を目的としたトレーニングもあります。

受講費用は比較的高額で、コースによっては集合研修のためのまとまった日数が必要ですが、受講することで合格を目指したより効果的な学習を行うことができます。

集合研修では講師や他の受講者とのコミュニケーションも生まれるため、CCNP ENCORの学習だけに限らない様々な情報交換ができる点を考えても、受講には非常に高い価値があると言えます。

【参考】:ENCOR v1.0 コース

参考書や問題集で学ぶ

日頃の業務の空き時間や休日を使って、自分でじっくりと時間をかけて参考書や問題集を活用して勉強してするのも良いでしょう。

その場合には、学習に使う書籍の選び方が重要です。多くの受験者が活用して合格している書籍、できるだけ発売日が近く、近年の試験傾向をしっかり押さえた書籍を使用して学習を行いましょう。

おすすめの書籍としてご紹介したいのが、「シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集[対応試験]コア試験ENCOR(350-401)」です。

IT技術専門スクールの講師が執筆を手掛けており、分かりやすい解説で効率的に学習を進めることができます。章末には確認問題があり、ダウンロードできる模擬試験も2回分用意されていて、理解度を確認しながら勉強できるのも知識の定着に役立ちます。

「シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集[対応試験]コア試験ENCOR(350-401)」 ▪著者:林口 裕志・川島 拓郎 ▪監修:中道 賢 ▪ページ数:976ページ ▪出版社:翔泳社 ▪発売日:2022/09/21 【参考】:シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集 [対応試験]コア試験ENCOR(350-401)|翔泳社の本

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CCNP ENCORを取得してEnterprise認定の取得を目指そう

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ここまで、CCNP ENCORの概要や難易度、勉強方法について説明してきました。CCNP ENCORに合格したらコンセントレーション試験・ラボ試験を受験して、CCNP・CCIEのEnterprise認定を取得しましょう。

認定を取得することで、国際的に信頼性の高いシスコ認定の取得者としてネットワークエンジニアとしてのスキルを証明することが可能です。さらなるキャリアアップを目指して、転職を考えるのも良いでしょう。

しかし、転職には苦労がつきものです。資格を活用できる企業を探して面談を受け、自己アピールを行う必要があります。仕事の合間に転職活動をする場合は、企業探しや面談を行う時間の調整なども大変でしょう。

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