リードエンジニアとは
システム開発をする際には、プロジェクトを立ち上げ、さまざまな役割を持った人がシステムの完成に向けて働いています。
その役割の中にはリードエンジニアという職種もありますが、いまいちリードエンジニアの仕事内容が分からないという方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、リードエンジニアの職種や、リードエンジニアを目指す方法について解説します。
リードエンジニアは技術的な側面でプロジェクトをリードする
リードエンジニアは、結論から言うと技術的な側面を含めて、エンジニアをリードする立場の人を指します。
例えばプロジェクトを進行する際、実際に開発をするエンジニアの技術的なフォローを行いつつ、クライアントとの折衝もこなすのがリードエンジニアです。
そのため、ただ技術的なスキルを持っているだけでなく、エンジニアとクライアントの間に立ってプロジェクトをリードするスキルが求められます。また、リードエンジニアは幅広いスキルが求められる職種のため、企業からの需要も高いと言えるでしょう。
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リードエンジニアとは
ここからは、リードエンジニアの具体的な仕事内容や、年収などを解説します。今後リードエンジニアとして転職を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
リードエンジニアの仕事内容
リードエンジニアの仕事内容は企業によっても変わりますが、大きくプロジェクトの管理とエンジニアの管理業務の2つに分けられます。
まず、プロジェクトの管理業務としては、スケジュール管理やクライアントとの折衝などが含まれます。
エンジニアの管理業務としては、他のメンバーのリーダーとして技術的な困りごとの相談を受けたり、メンバーのスケジュール管理を行ったりします。また、プロジェクトの規模にもよりますが、メンバーのコードレビューをはじめとした、教育的な業務を行うこともあります。
リードエンジニアの年収
リードエンジニアという職種での年収データが見当たらないため、今回はリードエンジニアに近いプロジェクトマネージャーの年収を紹介します。
プロジェクトマネージャーの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング」での平均年収は670万円(※2023年7月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のプロジェクトマネージャを参考にすると、平均年収891万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プロジェクトマネージャーは一般平均年収よりも、やや高めであることが分かります。
この理由は、やはりエンジニアの中でもリーダー的な立場にあり、さまざまなスキルが求められるためだと考えられます。
【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング ※【平均年収 調査対象者】2019年12月~2020年5月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
リードエンジニアとプロジェクトリーダーの違い
リードエンジニアとプロジェクトリーダーは、プロジェクトを遂行するための業務を行うという意味では、似ている職種と言えます。では一体、この2つの職種の違いは何でしょう。
ここからは、リードエンジニアとプロジェクトリーダーの違いを解説します。
仕事内容が異なる
まず、仕事内容が違うことが挙げられます。プロジェクトリーダーは、開発で遅れが出ないようにスケジュールを管理することをメインとしています。もし、プロジェクトが遅れそうな場合は、その原因を調査し、クライアントに折衝することが多いでしょう。
一方で、リードエンジニアはスケジュールが遅れそうな場合、自分の技術力を発揮してエンジニアリングまで行います。実際に開発まで行う、より一層エンジニア寄りの職種が、リードエンジニアと言えるでしょう。
リードエンジニアはより技術力が求められる
リードエンジニアの場合は、他のメンバーの開発をフォローする場面や、コードレビューする必要が出てきます。そのため、参画するプロジェクトで使用するプログラム言語の基本的な知識は習得している方が多いです。
さらに、サーバやセキュリティに関する知識など、技術者としての知識を求められることも多いため、必要に応じて技術的な勉強も求められる可能性があります。
リードエンジニアを目指す方法
エンジニアとしての技術を磨き、今後リードエンジニアとして活躍したいと考えている方も多いと思います。ここからは、リードエンジニアになる方法について紹介します。
プログラミングやITに関する知識を学習する
エンジニアリングもできることがリードエンジニアの特徴ですので、プログラミングの知識やサーバ、セキュリティに関する知識などが必要です。
どの知識が必要になるかはプロジェクトによって変わりますが、何かしら得意なプログラミング言語や、データベースがあると良いでしょう。
また未経験から転職する場合は、研修が手厚い企業を選ぶことをおすすめします。そのような企業では、業務を行いながら研修を行うため、スキルを磨きながら働くことが可能です。
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マネジメント能力を磨く
チームのリーダーとして、他のエンジニアの進捗管理も行う可能性があります。そのため、マネジメントの経験がある方は、そのスキルが強みとなるでしょう。反対に、これまでマネジメントの業務を行ったことがない方は、マネジメントの本や研修を受けることをおすすめします。
トラブルシューティングの練習をする
プロジェクトでは開発が予定通り上手くいかなかったり、想定外のエラーが発生して困ってしまったりする場面もあるでしょう。リードエンジニアはこのような時に、他のメンバーから相談を受け、問題の解消をすることもあるため、トラブルシューティングに慣れておく必要があります。
また、トラブルシューティングの経験を積むには、実際の開発を行うのが1番近道でしょう。具体的な方法としては、自分で何かしらのプログラミング言語を用いて、簡単な機能のシステムを作成することをおすすめします。
そうすると、システムを作る途中でよくあるコードのエラーや、つまづく箇所などが分かります。
リードエンジニアとして転職を目指すなら
本記事では、リードエンジニアの仕事内容や、リードエンジニアになるための方法について紹介しました。多方面のスキルが求められるリードエンジニアですが、転職を検討している方は本記事で紹介したような方法を参考にして、スキルを磨きましょう。
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