ChatGPTの代替となるツールは数多くある
ChatGPTは人間が質問した内容を、自然な文章で回答してくれる便利なAIツールとして有名です。しかし、ChatGPT以外にもこのような便利なツールは数多く公開されています。
そこで今回は、ChatGPTの代替となるAIツールを紹介します。それぞれのツールの特徴を確認した上で、目的に合ったツールを試してみましょう。
ChatGPTの代替ツール6選
では早速、ChatGPTの代替ツールを紹介します。ツールの中には、無料で使用できるものもありますので、試しに利用したい方はぜひ料金についても確認してください。
Notion AI
Notion AIは、Notionを利用している人には特におすすめのAIツールです。Notionはプロジェクト管理や、自分のコンテンツを公開できるツールですが、Notion AIを利用すればより便利にNotionを利用できます。
例えば議事録を自動で作成や文章の要約、翻訳なども自動で行うことができます。Notion AIは月額1人あたりUS10ドルで使用できます。ただし、年払いにすると月額1人あたりUS8ドルと若干料金が安くなりますので、本格的に利用したい方は年払いをおすすめします。
料金の詳細については公式サイトに掲載されています。気になった方はチェックしましょう。
【参考】:Notion AI公式 【参考】:Notion AI公式 料金
Jasper Chat
Jasper ChatはChatGPTと同様に、ユーザの質問に対して自然な文章で返答してくれる対話型のAIチャットツールです。またJasper Chatでは、これまでの会話の流れを踏まえた上で返答をしてくれるため、使い勝手も良いと言えるでしょう。
Jasper Chatは事前にユーザ登録が必要ですが、Googleのアカウントと連携できます。すでにGoogleのアカウントを所有している方は簡単にユーザ登録できますので、気軽に試してみましょう。
ちなみに料金は月39ドルからです。ただし無料トライアルも用意されていますので、まずは無料で試してみることをおすすめします。
Github Copilot
Github CopilotはGithubのAIツールで、コーディングでコードの候補を提示してくれる開発支援ツールです。ChatGPTでもコードの解説や簡単なサンプルコードを返答してくれますが、Github CopilotはVisual Studio Code、Visual Studio、Vim、JetBrainsなどの開発環境で利用できます。
すでに上記のようなIDEを利用して開発している方は、拡張機能に追加してこの機能を利用できますので、環境構築などは必要ありません。
ちなみに料金は有料です。Github Copilotの支払いはサブスクリプション形式で、Copilot for Individualsというページからサブスクリプションの支払いを行います。ちなみに、Github Copilotは月10ドルからの金額が課金されます。
ただし、このツールも無料試用版が用意されていますので、試しに利用したい方は無料で試すこともできます。料金の詳細については、公式サイトを参照してください。
ChatSonic
ChatSonicはGPT-4の機能を搭載したAIチャットツールです。ChatGPTと同様にコンテンツ作成なども可能な上、イラストを作成できます。また、アバターの作成機能も搭載されています。音声入力にも対応しているところも魅力の1つと言えます。
ChatSonicでは料金プランがいくつか用意されており、使用しているモデルの種類や対応する機能によって料金が変わります。また、こちらのツールも無料トライアルが用意されているので、使用感を試したい方はトライアルのプランを活用しましょう。
また、ChatSonicを利用するにはユーザ登録が必要です。こちらのツールが気になった方は公式サイトからユーザ登録を行いましょう。
【参考】:ChatSonic公式
Character AI
Character AIはChatGPTのように対話型のAIツールですが、その他にもさまざまな機能を有しています。
例えば、画像の生成やゲームキャラクターの作成、AIアシスタントの利用などが可能です。さらに、言語学習用のボットなども提供されており、外国語の学習がしたい時などにも非常に便利なツールです。ちなみに下の図は、言語学習用のボットの一覧を表示させた結果です。
また、このツールは無料で使用できるため気軽に試すことができます。気になった方は、公式サイトを確認してみましょう。
【参考】:Character AI公式
Bing
BingはMicrofoftの提供する検索エンジンで、世界中の人が利用しているポータルサイトです。Bing AIはEdgeのブラウザなどから利用できます。
Bing AIを利用すると、Webから得られた情報を要約して回答してくれます。その他にも、テキストから画像を作成、検索の絞り込み、献立を考えてくれるなどさまざまなシーンで利用できます。
下の図は、Bing AIのチャットモードの画面です。ChatGPTと同じように、チャット形式で質問を入力することができます。
ChatGPTの代替ツールを利用する際の注意点
ここからは、ChatGPTの代替ツールを利用する際の注意点を紹介します。対話型のAIツールは、これまでインターネットに公開されたデータを基に回答が作られます。
そのため、回答として得られた情報が間違えていることや、ネット上のデータをそのまま引用している可能性も否定できません。ツールを利用する際は、これから紹介する注意点もしっかり理解した上で利用しましょう。
古い情報の場合もある
対話型AIツールを利用する時には、古い情報が混ざっている可能性がありますので注意しましょう。なぜなら、AIツールが回答を作成する際に、必ずしも最新の情報を取得してくれるとは限らないためです。
例えば、コード支援を目的にAIツールを使う場合、プログラミング言語がバージョンアップされているにもかかわらず、古い関数を使ってしまうことがあります。
そのコードをそのまま利用してしまうと、バグの原因にもなり得ますので、AIの回答は必ず人間が確認する必要があります。
著作権に注意する
先述の通り、AIツールが回答を作成する際、インターネット上で既に公開されているサイトの情報を基にしています。そのため、著作権には十分注意する必要があります。
AIツールで得られた回答を、そのまま自分のサイトなどに掲載してしまうと、知らないうちに著作権に違反してしまう可能性があります。そのため、得られた回答をそのまま転用したり、記載したりするのは避けましょう。
ChatGPTの代替ツールも活用して業務効率化を目指そう
ChatGPTの代替ツールの中にも、それぞれ特徴があることが分かりました。ChatGPTだけでなく利用用途にあった代替ツールも活用できれば、さらなる業務の効率化を目指すことも可能です。
また、今回紹介したツールの中には無料トライアルが設定されているツールもありますので、気になったツールがあれば気軽に試してみましょう。
ただしChatGPTの代替ツールを利用する際は、本記事で解説した注意点などを意識して、情報の正確さや著作権違反などに注意しましょう。
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