フリーランスのAWSエンジニアになるには?
AWSはAmazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。AWSに含まれるクラウドサーバやストレージを活用し、システム開発を行う企業が増えています。今後AWSを使う企業はさらに増えることが予想されるため、AWSスキルの重要性は高いと言えます。
そんな需要が高まるAWSエンジニアの中でも、フリーランスは働き方が自由であるのに加え、実力次第で年収を伸ばしていくことがしやすいイメージがあり、独立を検討している方もいるでしょう。
フリーランスエンジニアの中でもAWSは需要が高いと聞いており、AWSのスキルを伸ばして稼ぎたいと考えている人もいるかもしれません。しかしながら、フリーランスのAWSエンジニアになるために、まず何から始めるべきか分からない人も多いのではないでしょうか。
【参考】:アマゾン ウェブ サービス | AWS
まずは企業でAWSスキルを身につけるのがおすすめ
結論を先に言うと、いきなりフリーランスになるのは難しいため、まずは企業でAWSのスキルを身につけることをおすすめします。AWSに限った話ではありませんが、フリーランスは自力で稼いでいかなくてはならず、ある程度の実力がないと厳しいです。
また、1度AWSエンジニアとして転職することで人脈を作れる可能性があり、独立後に仕事を獲得しやすくなることもあります。
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AWSエンジニアに必要なスキルや年収について
続いて、AWSエンジニアに必要なスキルや年収について解説します。これからAWSエンジニアを目指すという方は参考にしてください
AWSエンジニアに必要なスキル
AWSエンジニアに最低限必要なスキルは次の3つです。
- サーバ、ネットワークの知識
- セキュリティの知識
- AWSそのものの知識
これらに加え、フリーランスのAWSエンジニアを目指すなら、仕事の幅を広げるために他のクラウドサービスの知識やマネジメントスキルなども身につけておくと良いでしょう。
AWSエンジニアの年収
AWSエンジニアの年収に関する情報はないので、AWSエンジニアに近いサーバーエンジニアの年収情報を記載します。
サーバーエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は429万円(※2023年4月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、サーバーエンジニアは一般平均年収よりも、やや高めであることが分かります。
インフラ系のエンジニアは、システム開発において必要不可欠な存在ですので、市場価値が高まりやすい傾向があります。そのため、年収も高くなりやすいと言えるでしょう。
【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
フリーランスのAWSエンジニアになるためのロードマップ
続いて、フリーランスのAWSエンジニアになるためのロードマップについて解説します。いきなりフリーランスを目指すのではなく、以下の手順を踏んでじっくりスキルを高めていくことをおすすめします。
サーバ・ネットワーク関連の資格を取得する
AWSエンジニアになるにはサーバ・ネットワークの知識が必要です。サーバ・ネットワークの知識を身につけるなら、資格取得を目指すのがおすすめです。サーバ関連ならLinuC、ネットワーク関連ならCCNAなどの資格を取得すると良いでしょう。
資格取得を目指すことで学習方針を立てやすくなりますし、スキルを偏りなく身につけることが可能です。資格を取得できれば、転職できるレベルには到達することができます。
【参考】:IT資格といえば LinuC | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan 【参考】:CCNA - Training & Certifications - Cisco
AWSエンジニアとして転職する
資格を取得したら、それを武器にAWSエンジニアへの転職を目指します。エンジニア経験者の場合、「なぜインフラ関連の仕事に転職したいのか」について理由を明確化させておくことが大切です。
AWSエンジニアは転職後も継続して勉強することが求められるため、サーバ・ネットワークに本当に興味があるということを証明する必要があります。
働きながらAWSのスキルを身につける
AWSエンジニアに転職できたら、働きながらAWSなどのスキルを高めていきます。AWSは新しいサービスが登場したり、EC2などの主要サービスの機能が変更になったりすることが多くあります。そのため、AWSの知識は随時アップデートしていかなくてはいけません。
なお、IT企業の中には研修を手厚く行なっている企業も多く存在するので、そういった企業に転職しAWSスキルを1から身につけるのも選択肢の1つです。ただ、研修が手厚い企業は人気が高く転職は容易ではないので、エージェントのサポートを受けて選考対策を周到に行うことをおすすめします。
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副業でAWS案件を試しに受注してみる
AWSエンジニアとしての経験を積んだら、副業でAWS案件を試しに受注してみると良いでしょう。クラウドソーシングなどには、エンジニアの副業案件が多くあります。副業である程度稼げると分かってから独立した方が、独立後に稼げなくなるリスクを下げることができます。
AWSエンジニアとして独立する
副業で順調に稼げるようになったら、フリーランスのAWSエンジニアとして独立します。独立後はクラウドソーシングだけでなくフリーランスエージェントも活用したり、SNSなどで自分で営業を行なって仕事を獲得したりして、より高年収の案件獲得を目指すことをおすすめします。
フリーランスのAWSエンジニアの将来性がある理由
フリーランスのAWSエンジニアは将来性が高いと言えます。将来性が高いと言える理由は、大きく次の2つに分けられます。
AWSエンジニアはまだ希少性が高い
クラウドサービスは導入企業が増えている一方で、エンジニアの数は不足している傾向があります。そのため、AWSエンジニアは希少性が高く、案件を獲得しやすいと言えるでしょう。
今後はクラウドがスタンダードになっていく
今後はクラウドサービスの活用がよりスタンダードになっていくと予想されます。自社でサーバを導入するオンプレミスでの開発にもメリットは多くありますが、初期コストや運用コストがかかるデメリットも大きいため、資金に余裕がある企業以外はクラウド開発を選択することが多いでしょう。
そのため、フリーランスのAWSエンジニアの活躍の場もますます広がると言えます。
フリーランスのAWSエンジニアを目指せる企業に転職するなら
本記事ではフリーランスのAWSエンジニアを目指す方法について解説しました。フリーランスを目指すなら、まずは企業に勤めてAWSスキルを高めるのが良いでしょう。
とはいえ、すべての企業がクラウドサービスを活用しているわけではないですし、AWS以外のサービスを使っている可能性もあります。AWSスキルを身につけることを主目的とするなら、「その企業で使われているスキル」や「AWSエンジニアの人数」などを確認することが大切です。
しかし、中々条件に合致するIT企業が見つからない場合もあるでしょう。また、見つかったとしても、しっかり面接対策を行わなくては転職することは難しいです。
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