ITコンサルタントはやめとけ?転職におすすめの理由や向いている人を解説
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ITコンサルタントはやめとけ?転職におすすめの理由や向いている人を解説
アンドエンジニア編集部
2022.10.04
この記事でわかること
ITコンサルタントはやめとけと言われる理由は、仕事の厳しさや常に最新知識を得る必要があるから
ITコンサルタントの仕事はハードだが、やりがいがあり高年収が魅力
ITコンサルタントは市場価値が高く独立や転職がしやすい職種である

ITコンサルタントはやめとけ?

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ネット掲示板などで「ITコンサルタントはやめとけ」という意見があります。だれもが目標にしたい職種のITコンサルタントですが、なぜ「やめとけ」という意見があるのでしょうか?

ここでは、「やめとけ」と言われる理由を探り、またITコンサルタントの仕事内容、年収、ITコンサルタントに向いている人などについて紹介をしていきます。ITコンサルタントを目指している方はぜひ参考にしてみてください。

ITコンサルタントはやめとけと言われる理由

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ITコンサルタントは高年収の職種であり、憧れる人が少なくありませんが、なぜ「やめとけ」というネガティブな見方があるのでしょうか?そうした見方の背景には、ハードな仕事だという認識があるのかもしれません。

ここでは、転職後に後悔をしないためにITコンサルタントの仕事がハードであると思われる理由やその実態について、解説をしていきます。

ITコンサルタントの仕事はハード

ITコンサルタントは成果主義です。クライアントへの納期が迫ってくれば、深夜残業も厭わず仕事を行う人が少なくありません。苦手な分野、未経験の業界からの受注でも、勉強しながら全力をあげて対応します。あくまでもクライアントファーストです。

クライアントペースで仕事を行うことにより、結果的に拘束時間が長くなることもあります。残業で間に合わなければ、休日出勤や徹夜作業となり、プライベートを犠牲にすることになります。

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ITコンサルタントは常に知識を更新する必要がある

プログラマーはプログラミング言語を身に付ければ、それで仕事を請けられます。エンジニアも身に付けた技術やスキルを仕事に生かせますが、ITコンサルタントは身に着けた知識が直ぐに陳腐化していきます。社会は時間とともに大きく変化し、企業のビジネスモデルは刻々と変わります。

IT分野も日進月歩の勢いで技術革新が行われています。このような変化に対応していくことも、ITコンサルタントの大切な役割です。クライアントが知っている最新技術をITコンサルタントが知らなければ、それだけで仕事がもらえなくなる可能性もあります。

そのため多くのITコンサルタントは最新情報に敏感になり、常に勉学に励みます。時間を惜しんで、移動中にもビジネス誌や情報誌に目を通します。常に新しい知識や技術を身に付け続けなければならない姿も激務と言われる要因かもしれません。

ITコンサルタントは顧客の要望に応える必要がある

多くのITコンサルタントの仕事はコンサルティングだけでは終わりません。もちろん、報告書を提出して終わりという案件も中にはありますが、多くのITコンサルタントはコンサルティング結果をシステム開発や導入の受注につなげるミッションを負っています。

ITコンサルタントにSEが同行していることがありますが、彼らはシステム開発における要件定義を行うために、現状把握や顧客ニーズの確認を行っているのです。コンサルティングだけで仕事が終わってしまっては、仕事の途中放棄と同じことになります。

ITコンサルタントはシステムの受注を行うためのプレセールス的な役割を担っていますので、時には顧客の無理難題でも受け止め、クライアントの要望に応える必要があります。こうした対応を行うには、強靭なメンタルが要求されることもあります。

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ITコンサルタントの仕事内容と年収

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ITコンサルタントの主な仕事は、企業や行政などのITに関する問題点の発見と解決策の提案です。その組織におけるIT戦略の立案、新システムの導入提案から、時にはプロジェクトマネージャとして、プロジェクトのマネジメントまでカバーすることもあります。

ITコンサルタントの仕事はやりがいがあり、また高年収であることから、多くのITエンジニアがキャリアパスとして挙げています。それでは、ITコンサルタントの主な仕事内容について見ていきましょう。

プロジェクトマネージャーとは?仕事内容や将来性、必要なスキルを紹介

ヒアリング

ITコンサルタントの最初の仕事は、クライアントのビジネスの現状やビジネス上の問題点把握です。経営戦略から経営内容、業務内容、稼働しているシステムの概要など、経営者やIT部門の責任者からヒアリングを行います。有価証券報告書などから経営分析を行うこともあります。

それはヒアリングから導いた仮説の裏付けをとる際に、財務諸表などが必要になるからです。

分析

ヒアリングを通じて企業の全体像を把握したら、現状分析と課題の整理を行います。必要に応じて、各部門の責任者と面談し、問題点の裏付けを取ります。部門責任者の協力が必要となりますので、経営者の理解と了解が必要になります。

また、ここでは問題点の抽出にコンサルタントとしての知識や経験が大きく関わってきます。

提案

ヒアリングや調査から導き出した問題点の分析結果から、課題解決のための提案を行います。的確な現状把握、現状分析をベースにした有効な解決策を示す必要があります。

今、何が問題なのか、その原因はどこにあるのか、効果的な解決策は何かについて、クライアントにしっかり認識してもらうことが重要です。内容が抽象的であったり、ポイントがずれていると提案は却下されることがあり、クライアントの立場に立って、説得力のある提案を行う必要があります。

プロジェクトマネジメント

課題解決に向けた提案内容についてクライアントの承認が得られたら、その実行をマネジメントします。プロジェクトの編成、メンバーの確保やプロジェクト計画の立案、進捗管理、品質管理などを行います。

プロジェクトマネジメントとは?知識が必要ないと考えるのは素人?

ITコンサルタントの年収

ITコンサルタントの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」によると平均年収512万円となっています。一方、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」におけるコンサルタント職の平均年収は928万円です。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収433万円と比較して、ITコンサルタントは高いことが分かります。

さらに、経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」でITコンサルタントの年収を他のIT業種の平均年収と比較すると、以下のようになっています。

・プロジェクトマネージャ 891万円 ・高度SE・ITエンジニア 778万円 ・SE・プログラマ(顧客向けシステム開発)  593万円

上記のように、比較的高年収と言われる各IT職種と比較して、ITコンサルタントは高年収であることが分かります。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑:ITコンサルタント ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスに登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

ITコンサルタントへの転職をおすすめする理由

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ITコンサルタントはハードな仕事のイメージもありますが、人から頼られる、やりがいがある仕事です。ここでは、ITコンサルタントへの転職をおすすめする理由(メリット)を詳しく述べていきます。

高年収である

先に述べたようにITコンサルタントは高収入が期待できる職種です。マイナビエージェントの公開求人※を参考にすると、年収1,000万円以上の条件の企業が多くあり、中には1,500万円という条件の企業もあります。

大学・大学院卒の新卒入社が年収500万円を得るのは容易なことではありませんので、ITコンサルタントの高年収は群を抜いています。またITコンサルタントは激務で、深夜残業や徹夜勤務が多いと思われがちですが、働き方改革やリモートワークの浸透もあり、オーバーワークは次第に解消されています。

【参考】:※ITコンサルタントの求人・転職・中途採用|マイナビエージェント

やりがいがある

人が仕事を続けていく上で、モチベーションとなる大きな要素は「やりがい」です。自分の仕事に対する評価、感謝の言葉が「やりがい」につながります。

ITコンサルタントは大きなプロジェクトを受注することもあり、プロジェクト目標を達成した時には大きなやりがいを味わえます

またプロジェクトが成功した暁には、クライアントから謝意を示され、、次のプロジェクトまで任されることもあります。どんな仕事にもやりがいはありますが、より責任の重い仕事を任された時のやりがいは格別なものがあります。

常に成長できる

ITコンサルタントの仕事では定常業務は限られます。ある意味、自分でコントロールすることができます。その代わり、待機状態となる閑散時期は、自己啓発に努める必要があります。ITコンサルタントは時代の流れを敏感に感じ取り、常に新しい知識や情報を得て、自らの知識やスキルを更新しなければなりません。

この知識やスキルの更新が成長へとつながり、ITコンサルタントとしての価値を高めてくれます。

独立や転職がしやすい

ITコンサルタントは独立や転職がしやすい職種です。またITを活用した経営の重要性が認識され、ITコンサルタントの需要は高まっています。自社のコンサルティングを依頼したITコンサルタントをCIO(情報担当役員)としてスカウトする企業もあります。

また、ITコンサルタントはシステムエンジニアやプログラマーを組織化しやすい立場にあり、コンサルビジネスで起業する人も見かけます。またITコンサルタントの市場価値は高く、求人が豊富にあることから転職しやすいというのもメリットです。

ITコンサルタントが独立するメリット・デメリットとその方法

ITコンサルタントに向いている人

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ITコンサルタントにも向き、不向きはあります。どんな人がITコンサルタントに向いているのかについて解説をしていきます。ITコンサルタントへの転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

コミュニケーション能力が高い人

ITコンサルタントはクライアントが抱える問題点、ニーズなどを的確に把握することが求められます。時には経営者に直接会って、経営者の悩みを聞き出すこともあります。またヒアリング結果を整理し、課題として明確になれば、プロジェクトメンバーにそれらを正確に伝えなければなりません。

また、プロジェクトの編成に当たっては経営者や部門責任者と交渉し、予算や人員の確保も求められます。こうしたことからITコンサルタントは高いコミュニケーション能力を持つ人が向いています。

IT全般の知識が高く、論理的思考ができる人

ITコンサルタントはシステム開発やプログラミングの知識があると、より仕事を進めやすくなります。またIT全般に関する知識やITの最新の動向や最新技術に関する知識に加え、ロジカルシンキング(論理的思考力)が必要とされます。

それは、ITコンサルタントの仕事は問題解決の能力が求められるからです。クライアントからヒアリングした問題を分析し、論理的に解決策を見出し、提案することが必要だからです。

業務経験、業務知識を強みとしてITコンサルタントをしている方もいます。「プログラミングはできない」という方でもITコンサルタントをしている方はいますので、プログラミング経験がないからといって諦めることはありません。

論理的思考力とは?エンジニアに論理的思考力が必要な理由とその獲得法

気持ちを引きずらない人

ITコンサルタントの仕事は苦労して行った提案が却下され、採用されないことも珍しくありません。1か月以上かけて現状調査・ヒアリング・分析・提案を行っても、それらが採用されないことがあります。

また苦労して採用に至っても、システム開発の人材確保に失敗し、思うようなプロジェクトの成果を上げられないこともあります。そうした事態に陥っても、気持ちの切り替えを行い、前向きに受け止める懐の深さ、柔軟性が求められます。

心身ともにタフな人

ITコンサルタントの仕事は心身ともにハードです。そのため、ストレス耐性があり、体力も求められます。プロジェクトの途中で音を上げることはできませんので、常に心と身体を鍛えておくことが必要です。そのため、普段から趣味などでストレス発散をしたり、身体を鍛えることが求められます。

ITコンサルタントへの転職を成功させるには

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ここまでITコンサルタントの仕事が「やめとけ」といわれる理由、一方でITコンサルタントをおすすめする理由、ITコンサルタントに向いている人について解説をしてきました。ITコンサルタントは心身ともにハードな仕事ではありますが、魅力ある憧れの職種です。

皆さんがITコンサルタントへの転職を目指すのは大変に理にかなったことですが、自分にあった転職先、活躍できる転職先を探すのは簡単なことではありません。またITコンサルタントを募集している企業はコンサルファーム、Sier、ITベンダーと業界もまちまちで、企業選択には業界知識が必要です。

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