Webエンジニアはやめとけって本当?実はやりがいやメリットも!
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Webエンジニアはやめとけって本当?実はやりがいやメリットも!
アンドエンジニア編集部
2022.08.23
この記事でわかること
Webエンジニアがやめとけと言われる最大の理由は、仕事量とスピードを求められること
Webエンジニアには未経験からでもなれるが、継続した勉強が必要
Webエンジニアは需要が高く、他のITエンジニアでは感じにくいやりがいを得られる

Webエンジニアはやめとけという話は本当?

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スマートフォンやタブレットが普及し、多くのWebサービスやWebアプリが利用されるようになった近年、Webエンジニアという職種に興味を持つ方も多いでしょう。

しかしその一方で「Webエンジニアはやめとけ」という意見も一部では挙げられています。

この記事では、Webエンジニアはやめとけと言われる理由や、Webエンジニアとはどのような職種なのか、Webエンジニアとして働くメリットなどについて解説します。Webエンジニアへの転職や就職を考えている方は、自分の働き方として適しているかどうかの判断材料にしてください。

Webエンジニアとは何か?その仕事内容や必要性、スキルについて解説!

Webエンジニアの特徴を理解することが重要

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Webエンジニアがやめとけと言われる原因の1つとして、Webエンジニアのイメージに関する誤解が考えられます。

一般的にWebエンジニアに対して抱くイメージとして、他のIT系エンジニアと比べて時間や服装の自由が利く・楽そう・最新の技術に触れられる、というような憧れのようなものがあるようです。しかし、これらは実際に働く会社や現場の環境にもよるもので、Web業界すべてがそうであるとは限りません。

おそらくこういったイメージを持った方がWebエンジニアの現実を体験し、そのギャップから「Webエンジニアはやめとけ」と言うことになるのではないかと考えられます。

Webエンジニアに転職や就職をしたいと考える方は、こういったイメージのギャップに惑わされないよう、Webエンジニアが実際にどのようなものなのかを理解しておく必要があります。

Webエンジニアとは

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そもそもWebエンジニアとはどのような職種なのでしょう。その特徴や未経験からでも目指せるかどうかなどのポイントについて説明していきます。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニア

Webエンジニアとは、現在広く活用されるインターネット上で展開されるWebサービスやWebアプリの開発に関わるITエンジニアのことです。

主にWebディレクターからの指示や、Webデザイナーのデザインにしたがって画面表示やサーバ側の動作に関するプログラミングを行いますが、その役割に応じてフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに分けられます。

フロントエンドエンジニアは、ユーザの目に見える画面の表示や、画面操作に関するUI(ユーザーインターフェース)などの開発を行います。主にHTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語を使用して業務を行います。

バックエンドエンジニアは、画面とデータベース間のデータのやり取りやユーザの商品購入手続きの取引処理など、ユーザの目に見えないWebサービスの裏側の処理の開発を担当します。PHP・C・C++・Pythonなどを使うことが多い職種です。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアを詳しく解説!

自社開発と受託開発がある

Webサービスを開発する会社について確認しておくべきことの1つとして、自社開発か受託開発かという点があります。

自社開発は、Webエンジニアが所属する会社自身で開発したWebサービスをユーザに提供する形態です。Webエンジニアとしては納品先が自社となるため、仕様や納期にある程度融通が利く場合が多いです。また、自社で企画やアイデアを出して開発できる楽しさも感じられるでしょう。

一方で受託開発は、社外の取引先企業にWebサービスを納品する形態です。シビアな納期を要求されたり急な仕様変更を求められたりするなど、納品先企業の都合によって仕事の大変さが変わる場合が多くあります。

しかし、発注元が変われば内容や使用する技術も変わり、自社開発では得られない経験や知識を得られるメリットもあります。

Webエンジニアの年収

Webエンジニアの年収についてですが、「マイナビエージェント職業別年収ランキング」での平均年収は385万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、Webエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。

上記はあくまで平均年収であり、スキル・実績・年齢によって平均よりも高い給与を得ている人も多いです。Webエンジニアに転職した後もスキルアップを図り、ITスキルやマネジメントスキルを高めていけば、給与の高いWebディレクターなどのポジションに就ける可能性も出てきます。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング

※【平均年収 調査対象者】2015年から2016年の間でマイナビエージェントに登録いただいた方

【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7)

【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

Webエンジニアの年収は?仕事内容・資格・将来性についても解説

未経験からWebエンジニアになれる?

Webエンジニアは未経験からでもなれる可能性が十分あります。Web業界を含めIT業界全体として人材が不足している傾向があるため、現場で使えるスキルがあれば未経験者でも採用する企業は多いです。

しかし、企業としては即戦力となる人材を採用したいのは当然であるため、未経験であれば独学やスクールなどで学習して知識をしっかりと身につけることが大切です。Webエンジニアを目指すには、まずHTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語の勉強から始めましょう。

やる気さえあれば、自宅でもWebサイトやWebアプリを実際に作ってみて勉強することもできます。Webエンジニアとしての基礎知識は、他のシステム開発系ITエンジニアと比べて独学でも身につけやすいと言えます。

自分でWebサイトやWebアプリなどを作れば実践スキルが身につくだけでなく、面接の際にスキルや能力をアピールするために活用することもできます。

【参考】:マイナビIT エージェント

HTML・CSSとは何か?使い方やできること、独学方法を解説!
JavaScriptとは?その特徴やメリット・デメリットを解説!

Webエンジニアはやめとけと言われる理由とは

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ここでは、「Webエンジニアはやめとけ」と言われる理由を紹介していきます。実際はこれらの理由が大変だと感じるかどうかは人によるところも大きいと言えます。自分にとってどう感じるかを確認してみましょう。

Webエンジニアはきつい?きついと言われる理由を徹底解説!

仕事量や残業が多くスピードが求められる

Webエンジニアが手がけるWebサービスやWebアプリは、主に顧客企業や一般エンドユーザが利用します。リリース予定を厳守するために、納期の直前は残業が極端に多くなる場合があります。

また、利用しているユーザから不具合の報告を受け、至急の対応が求められることもあり、やむを得ない長時間・緊急の業務が避けられないことがあります。

さらに、Web開発では主にアジャイル開発という開発手法が使われます。これは開発の工程を細分化して、設計・開発・テストの工程を繰り返すものです。

開発のスピードが速く、仕様の変更に対応しやすいというメリットがありますが、その分エンジニアは柔軟に対応することが求められ、人によってはついていけないと感じることもあるでしょう。

このように、長時間労働や開発のスピード、柔軟性などが求められる結果、Webエンジニアにかかる負担が大きくなり激務となる可能性があります。これが、Webエンジニアはやめとけと言われる最も大きな理由だと考えられます。

自ら勉強を続ける姿勢が必要

IT業界は日進月歩と言われ、日々技術が進歩し続けています。Web開発は特に進歩のローテーションが早く、数年前に現れた技術がもう古いものとされていることもよくあります。

そのため、新しいプログラミング言語やAPI、フレームワークなどの情報は常にチェックしておくことが求められます。また、クラウドやAIといった時代のキーワードにも敏感にアンテナを張っておくことが望ましいです。

仕事を1人で抱えてしまいがち

Webエンジニアは勉強を続けることが求められる職種だけに、向上心が高い方が多く、自分が開発を担当している領域について相当な知識や経験を蓄積する傾向にあります。これにより、自分の担当領域に責任ある仕事ができると言える一方で、その人でなければできない仕事が発生することもあります。

何かあった際に自分でなければ対処できない領域があると、休みづらかったり長期休暇を取りづらくなったりする可能性があり、この点もWebエンジニアが大変だと思われる一因となっていると考えられます。

特別なスキルが身につくわけではない

Web開発では、他のITエンジニアが行うシステム開発などに比べてシステムの多様性が少なく、幅広いエンジニアとしてのスキルを学ぶことが難しい場合があります。

また、一般的な業務システム開発を担うSIer(システムインテグレーター)に比べてWebエンジニアの場合は全体を見るマネジメントスキルもつきにくい傾向があります。

SIerはひとまとまりのプロジェクトを通したスケジューリングやマネジメントの経験やスキルを身につけやすいのに対して、Webエンジニアはアジャイル開発により小さい開発のサイクルを回していくことが多いためです。

アジャイル開発のメリット・デメリットや代表的な手法について解説!

Webエンジニアとして働くメリット

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Webエンジニアの大変な面を見てきましたが、Webエンジニアとして働くことには多くのメリットもあります。Webエンジニアは需要が高く将来性があること、ものづくりの楽しさが味わえること、比較的自由な働き方ができる業界であることなどが挙げられます。

Webエンジニアは需要があり将来性が高い

Web関連の仕事は、今後のWeb業界の発展に伴ってますます需要が高まると考えられていますが、一方で人材不足が懸念されています。これからWebエンジニアが増加すれば将来的に増えすぎになるという意見もあるようですが、その状況は今のところ起こりにくいと考えられます。

2019年の経済産業省のデータでは、2025年に30万人、2025年に36万人ものIT人材が不足するという試算が出ています。

【参考】:IT人材の育成(METI/経済産業省)/IT人材需給に関する調査(概要)

新しいWebサービスやWebアプリが毎日のように生まれているため、Webエンジニアとしてスキルを磨けばより待遇の良い会社に転職して自分なりのキャリアを選択し年収アップを目指すなど、将来性も期待できるでしょう。

【参考】:マイナビIT エージェント

ユーザーの意見に触れられるものづくりが楽しい

Webエンジニアが開発するサービスの特徴は、多くの人が目に触れ、実際に操作して評価をもらえるということです。自分が作ったものがどのように受け取られたかというユーザの声が届きやすいことが、Webエンジニアにとっては大きな楽しみとなります。

時にはクレームや厳しいアドバイスの声が聞こえてくることもありますが、それもさらに良いサービスを開発するモチベーションや技術力向上の種になります。ものづくりのやりがいを分かりやすく感じられるという点だけでも、Webエンジニアを仕事として選択する価値は十分にあると言えます。

自由度が高い働き方ができる会社が多い

Web業界の企業は創業からの年数が浅い会社が多いことや、アメリカなど海外の大手Web企業などの風土にならって、Web業界は他のITエンジニアの職種に比べて働き方が柔軟な傾向にあります。仕事内容もリモートワークとの親和性が高い場合が多く、働く時間帯や服装も自由な企業も多くあります。

その分、Webエンジニアには確かなスキルと開発技術が求められますが、自ら学ぶ意識を高く持って技術力を向上させ、会社に貢献しながら自由な働き方を選びたい人にとっては働きやすい業界と言えるでしょう。ただし会社によって違いはありますので、就職や転職時に十分確認する必要があります。

フリーランスを目指せる

Webエンジニアとしてスキルを身につけると、1つの案件ごとにWeb開発業務を請け負うフリーランスとしての働き方も目指せるようになります。

フリーランスには高い技術が求められ、自分自身で業務を完結させる責任が必要となりますが、納期までに納品物を作成すればどこで仕事をしても構わない在宅型の案件もあり、より自分に合う自由なワークスタイルを実現できます。

未経験からWebエンジニアを目指すなら

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ここまでWebエンジニアはやめとけと言われる理由を中心に、Webエンジニアとはどのような仕事か、メリットについても解説してきました。Webエンジニアを仕事として選ぶかどうかの判断材料になったのではないでしょうか。

しかし、自ら勉強して現場でも通用するスキルを身につけても、未経験から採用してもらえるWeb系企業があるかどうかは別の話です。転職を成功させるには、企業との条件のマッチングや効果的な自己PRが行えるかどうかがポイントとなります。そのため、1人で転職活動を行うのは難しいものです。

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