C#エンジニアに資格は必要なの?廃止された資格や取得のメリットを解説
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C#エンジニアに資格は必要なの?廃止された資格や取得のメリットを解説
アンドエンジニア編集部
2022.06.02
この記事でわかること
C#関連の資格を取得することでいくつものメリットを享受できる
C#関連のMicrosoft認定資格には廃止になっているものがあるので気をつける
C#関連の資格勉強は書籍やスクール、学習サイトを使って効率的に行うと良い

▼ITエンジニアにおすすめの資格一覧をご紹介!

ITエンジニアも資格がある方が有利?おすすめの関連資格を解説!

C#の業務を行うのに資格は必要?

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C#を使用して業務を行うのに資格は必須ではありませんが、自分自身の技術力の向上や将来のキャリアアップを目指すために資格の取得は大変有益です。

C#は汎用性が高く様々な場面で使われるプログラミング言語です。WindowsをはじめiOSやAndriodアプリ開発、WebアプリやIoT関連、ゲーム開発まで幅広く使われていて、今後もIT技術が社会に浸透していく中でC#の需要は増加していくと見られています。

本記事では、C#を活用するのに役立つ資格を紹介し、取得のメリットや資格の選び方などを解説します。C#関連の資格で廃止されているものもあるため、受ける資格をどのように選ぶかという点についても説明します。

C#とは?できることやメリット・デメリットについて解説!

C#に関連する資格の取得にはメリットがある

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C#に関連する資格の勉強をすることで知らなかった実装方法や機能を知り、自身の実力アップにつながるというメリットがあります。日々の業務の範囲内だけでは一定までの知識しか身につけられないこともあるため、資格の勉強をすることで幅広い基礎力や応用力を身につけることができます。

また、より良い条件や環境で仕事をしたい、年収をアップしたい、キャリアアップしたいと考えるエンジニアにとって資格の取得は自分の知識やスキルを対外的に証明できる材料となります。資格を持っていると手当が出る会社もありますし、よりハイレベルな案件にアサインされる可能性も高まります。

フリーランスであれば案件を獲得するのに資格は良いアピールとなりますし、転職を考える場合も資格があるとスムーズに転職活動が進むケースが多くあります。

フリーランスエンジニアになるメリット・デメリット、年収や将来性

C#に関連する資格を探す時に気をつけたいこと

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C#はMicrosoftが開発したWindowsとの親和性が高いプログラミング言語です。そのためMicrosoft認定試験にはC#関連の資格が以前は多くありましたが、現在はその多くが廃止となっています。

Microsoft認定試験は新製品の登場やバージョンアップに合わせて随時見直され、Microsoftの最新の技術とスキルに合わせて追加や廃止が行われます。近年は各製品の知識や技術を問うものから、「ロールベース」と呼ばれる業務上の役割に応じた資格試験が中心になりつつあります。

そのため、C#に特化した資格試験というより、C#を使用できる分野・業務範囲の知識を問われる試験や、エンジニアとしての基礎・応用力を問われる試験を選ぶとよいでしょう。

念のため、Microsoft認定試験の中で廃止されたC#に関連する認定試験をピックアップします。(2022年5月時点)

1.試験70-483 Programming in C#

2.試験70-484 C#を使用したWindowsストアアプリ開発の基本

3.試験70-485 C#を使用した高度なWindowsストアアプリ開発

4.試験70-486 Developing ASP.NET MVC Web Applications

5.試験70-740 Installation, Storage, and Compute with Windows Server 2016

6.試験70-741 Networking with Windows Server 2016                

7.試験70-497 Software Testing with Visual Studio

その他の廃止された認定試験や終了予定の試験については、Microsoftの公式サイトで情報を確認してください。

【参考】:試験の廃止 | Microsoft Docs

C#に関連する資格一覧

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C#エンジニアが取得する有利な資格を紹介していきます。

国家試験であり対外的にも信頼性が高く、エンジニアとしての幅広い技術と知識を学べる基本情報技術者試験・応用情報技術者試験と、C#を活用できるUnity、データベース、IoTの分野から役立つ資格をピックアップしました。

データベースとは?今更聞けないその内容をITエンジニアとして改めて学ぶ
IoTとは?概要から動作の仕組み・実際の用途まで丁寧に解説!

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はハードウェアやソフトウェアの設計、データベースなどといったIT技術に関わる幅広い知識が問われる試験で、ITエンジニアの登竜門とも呼ばれます。

アルゴリズムやシステム開発に関する基礎知識やプロジェクトのマネジメント、経営戦略まで含まれ、エンジニアとして十分な基礎力を持つことを証明できます。

C#エンジニアにとっても役に立つ内容ですし、クライアントへのアピールや転職においても説得力がありますので、ぜひ合格しておきたい試験です。

【参考】:立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験

基本情報技術者試験とは?資格のメリットや学習方法を解説!

応用情報技術者試験

基本情報技術者試験の上位試験という位置づけです。出題はITシステムのアーキテクチャ設計における技術調査やチーム管理を中心として、アルゴリズムやデータベース設計などに及びます。

プロジェクトのメンバーとしてプロジェクトリーダーや上位者の方針を理解し、品質や工程の管理や自らで技術的問題を解決できる知識やスキルを問われる高難易度の試験です。

以前は「ソフトウェア開発技術者試験」とも呼ばれており、開発に役立つ知識が多く学べるため、C#開発者にとっても役に立ちます。

【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は難しすぎる?その真偽やメリット、試験対策など

Unity認定資格

Unityはゲーム開発やVR、ARの分野において世界中で広く使用されているツールで、主にC#が用いられます。

このUnity認定資格ではC#などを使ったゲーム制作の知識やスキルが問われ、Unityに関する技術が一定に達していることを認定します。C#を使ってゲーム、VR、AR開発を行なっているエンジニアや、またはこれから成長が見込まれるこれらの分野に参入したいと思っているエンジニアにはぜひおすすめしたい資格です。

「ユーザー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」のランクに分かれていますので、まずはUnityの基本的スキルと3Dの基礎的な制作を問われる「ユーザー」やプロとしてUnity関連の業務を行う技術を証明する「アソシエイト」などを目指すと良いでしょう。

【参考】:ゲームデザインとゲーム開発の認定資格 | Unity

オラクルマスター

データベース製品大手の日本オラクル社の認定試験で、データベースの管理や運用、SQLについての知識が問われます。世界的に知られるオラクル社のベンダー資格のため高い知名度を持ち、対外的にもデータベース関連の技術をアピールしやすい資格と言えます。

データベースの知識はシステム開発、Web、アプリ開発など様々な分野で必要とされます。この資格試験では汎用的なデータベース知識も問われるためC#エンジニアにもスキルアップのためにおすすめできる資格です。

【参考】:ORACLE MASTER Portal - be an ORACLE MASTER - | オラクル認定資格制度 | Oracle University

試験AZ-220: Microsoft Azure IoT Developer

Microsoft Azure IoT開発者向けの認定資格で、難易度は中級者以上向けと言えます。

IoTエンジニアとしての能力を客観的に証明できます。C#を使用したプログラミングを含め、IoTエンジニアとしてのデータ処理や分析、Azureサービスの活用のための知識や技術を問われます。IoTに携わるC#エンジニアであれば取得を検討したい資格の1つです。

【参考】:試験 AZ-220: Microsoft Azure IoT 開発者 - Learn | Microsoft Docs

C#に関連の資格を取得するための勉強方法

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C#に関連する資格の勉強を効率よく行うためには、参考書やテキストなどの書籍を使って勉強する、スクールに通う、学習サイトを利用するなどの中から自分に合う方法を選んで活用することがポイントです。

参考書やテキスト、問題集などで勉強する

1人でコツコツ勉強できる方には、参考書やテキストなどを読んでひたすら問題集や過去問を解くという勉強方法がおすすめです。費用は書籍代だけで済み、自分のペースで進めることができます。

たくさんの問題を解いて解説を読んで知識を蓄積しましょう。過去問を公式サイトに掲載している資格試験もあります。過去問と同じ問題や一部が変わっただけの問題が出ることもありますので、過去5年分は確認しておきましょう。

スクールに通って勉強する

資格試験に初めて挑戦するので不安という場合やできるだけ早く資格を取得したいと思う場合は、スクールに通って勉強するという手段があります。

独学よりも費用や通うための時間などがかかりますが、スクールではわからないことを講師にすぐ質問することができ、出題の傾向を捉えた講義で効率よく資格勉強が進みます。

周りに一緒に勉強する仲間もいるためモチベーションを維持しやすいのも特徴ですので、自分で学習するとメリハリがなくて進まないという方にもおすすめです。

学習サイトで勉強する

近年ではインターネット上で学習できる環境も整ってきています。一般公開されている無料動画などでもある程度勉強できますし、有料でしっかりと教えてくれる学習サイトも多くあります。

また、Microsoftの認定資格を受けるのであればMicrosoftのラーニングサイトで学習するのも良いでしょう。

【参考】:Microsoft Learn | Microsoft Docs

Unity認定資格を受ける予定であれば、Unity公式サイトで閲覧できる無料学習教材で勉強するのも効果的です。また、有料の認定試験対策用の動画教材(コースウェア)や模擬試験なども用意されています。

【参考】:コーディング経験なしでゲーム開発を学ぶ | Unity

C#に関連する資格を取得してキャリアアップを目指すなら

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ここまでC#の実力アップやスキルの証明ができる資格について解説してきました。C#エンジニアに役立つ資格と勉強方法などをおわかりいただけたと思います。資格を取れば社内でのキャリアアップに役に立ちますし、C#のスキルを活用して収入アップや高待遇を目指して転職することも現実的になってきます。

ですが、もし資格を活用して転職を考える場合には自分が携わりたい業務や雇用条件を満たす会社や、資格を活かしてキャリアパスの広がりが期待できる会社を探すことが必要です。会社勤めをしながら時間を割いて転職活動を行うとなると、1人ではなかなか難しいものです。

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