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フィールドエンジニアとは?仕事内容・将来性・年収・向いている人を解説!
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フィールドエンジニアとは?仕事内容・将来性・年収・向いている人を解説!

アンドエンジニア編集部
2023.05.01
この記事でわかること
フィールドエンジニアは、ユーザーやクライアントのサポート全般を担当するエンジニアで幅広い業務を担う
フィールドエンジニアは「きつい」と言われる側面もあるが、それを超える「やりがい」を感じられる職種
フィールドエンジニアとして働くために最も必要なスキルはコミュニケーション能力

フィールドエンジニアとは?

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フィールドエンジニアは簡単に言うと、「顧客先に訪問して業務を行うITエンジニア」です。読者の中にも、そのイメージはあるが、具体的に顧客先でどのような仕事を担当し、エンジニアとして何をするのかを詳しく知らない方も多いかもしれません。

この記事では、フィールドエンジニアの仕事内容や役割などにフォーカスを当て、気になる年収やスキル・資格など、フィールドエンジニアへの転身を検討中の方が知りたい情報についてもまとめました。フィールドエンジニアについて深掘りしていくので、ぜひ参考にしてください。

フィールドエンジニアの仕事内容

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フィールドエンジニアとは、クライアント先に出向くエンジニアのことを言い、クライアント先の現場で様々な業務を行います。トラブルが発生した場合は、深夜や休日でも対応をしなければならないことも多く、顧客からの信頼性が必要とされる仕事です。

ここからは、フィールドエンジニアの具体的な仕事内容を中心に、その実態を見ていきます。なお、フィールドエンジニアとして扱う製品は多種多様なので、転職を考える際には、企業の情報を詳しく知る転職エージェントに相談することをおすすめします。

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フィールドエンジニアは機器の導入支援・トラブル対応を担当

フィールドエンジニアになりたての頃は、自社製品を利用しているユーザーやクライアント先へ出向き、機器の定期点検などを任されることが多いです。その後ある程度経験を積むと、機器の設置・設定・故障などの修理・トラブルの解決といった責任が求められる業務を任されることも多くなります。

また、自社製品の操作説明や取扱説明を行ったり、新しい製品の紹介を行ったりすることもあります。特に自社製品の機器にトラブルが発生した場合、素早い対応や機器の復旧が求められます。

故障箇所から原因を検証して迅速に修理するとともに、顧客に対して故障に関する詳細を説明し、納得してもらうことで自社の信用価値を守ることができます。

この対応次第で、ユーザーやクライアントからの企業への信頼が厚くなる場合もあれば、信頼を失ってしまう場合もあります。

ハードウェア製品を扱う場合、種類が豊富にあるため、担当する案件ごとに講習や技術訓練を受けてからユーザーやクライアント先に出向くことが多いです。そのため、フィールドエンジニアは機械をいじるのが好きな方に向いている職業と言えるでしょう。

フィールドエンジニアの役割はシステム運用のサポート

フィールドエンジニアは、機器の設置や設定、システムが保守・運用段階に入ってからの定期的なメンテナンスの実施や、トラブル発生時には迅速に対応することなどを担当します。

システム開発会社は、クライアントが求めている要件を満たしたシステムを構築するだけでなく、システム開発後も持続的に安定したシステムを提供することが大切です。

構築したシステムが何度もトラブルを起こすようなら、クライアントのビジネスに大きな悪影響を与えてしまいます。そのため、クライアントも長期に渡って安定して利用できるシステムを求めています。

安定したシステムを構築するには、システムの企画や設計の段階で整合性の取れたプログラムを意識することが重要です。そして、安定したシステムを提供するために保守・運用業務が欠かせません。

この役割を担っているのが、フィールドエンジニアです。フィールドエンジニアは「IT業界の入り口」と言われることもありますが、クライアントと常に直接対面してコミュニケーションを図るため、満足度に直結する仕事であると言えるかもしれません。

フィールドエンジニアのやりがい

フィールドエンジニアはユーザーやクライアントとの直接対面でコミュニケーションを取るため、感謝される機会が多い仕事と言えます。困っている人の役に立ちたいと考えている方には、魅力的でおすすめの職種です。

また、フィールドエンジニアは、プロジェクトメンバーだけでなく、ユーザーやクライアントと直接対面でコミュニケーションを取ることが多く、自社製品の設置や修理などのサポートを行うため、仕事を通して必然的にコミュニケーションスキルが身に付きます。

さらに、自社製品に関する知識・スキル・トラブル時の障害対応スキルなどが身に付くことによって、エンジニアとしてスキルアップができることもやりがいにつながるでしょう。

フィールドエンジニアとサービスエンジニアの違い、適性、将来性など

フィールドエンジニアの年収

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フィールドエンジニアの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」で似た職種であるテクニカルサポート/ヘルプデスクの平均年収は310万円(※2023年2月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」からSE・プログラマ(顧客向けソフトウェアの開発・実装)を参考にすると、平均年収593万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、テクニカルサポート/ヘルプデスクのエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。

年収をさらに上げるには、キャリアパスとして挙げられるSEや営業職への転身などもおすすめです。特に、顧客と密にコミュニケーションを図るため、培ったコミュニケーションスキルを活かせるような職種が向いているでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2015年から2016年の間でマイナビエージェントに登録いただいた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

フィールドエンジニアになるには?

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ここでは、フィールドエンジニアに必要なスキルや取得しておきたい資格について解説します。また、どのような人がフィールドエンジニアに向いているかを列挙したので、自分がフィールドエンジニアとして適性があるかもチェックしましょう。

コミュニケーションスキルが重要視される

フィールドエンジニアになるには、ベースとしてITや半導体など製品に関する知識とスキルは欠かせませんが、最も重要視されるのは「コミュニケーションスキル」です。

フィールドエンジニアが仕事をする環境は、ユーザーやクライアント側でトラブルや不具合が発生した場合が多いため、クライアントと直接応対して、発生したトラブルの原因や課題をスムーズにヒアリングしなければなりません。

さらに、クレームが大きくならないようにクライアントとのやり取りを円滑に対処していくことも求められます。コミュニケーションスキルは、フィールドエンジニアとして働く上で必要不可欠な能力と言えるでしょう。

フィールドエンジニアのキャリアパス

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フィールドエンジニアは製品知識とコミュニケーション能力が大切な職種ですが、これらの力はエンジニアとしてはもちろん、IT業界以外の様々な分野で活かせる能力になります。そのため、ここでは、IT業界以外も含んだいくつかのキャリアパスをご紹介します。

フィールドエンジニア・営業

フィールドエンジニアとして運用やメンテナンス、トラブル対応などの経験を積むことで、高度なスキルを持ったフィールドエンジニアになれる可能性があります。

市場価値の高さの指標の一つとして、高額装置の扱いが可能になることが挙げられます。専門性が高くなるほど、年収アップも見込めます。

また、担当する業界や職種を変える選択肢もあります。例えば、自動車・医療機器・産業機器など幅広い分野でフィールドエンジニアに類する役割が求められています。さらに、コミュニケーション能力を活かして営業職に転身する道もあります。

【保守・運用】仕事内容や将来性、必要なスキルについて徹底解説!

プログラマー・システムエンジニア

フィールドエンジニアからのキャリアとして、上流工程のエンジニアへの転身があります。上流工程のエンジニアとは、プログラミングや要件定義を行う職種のことで、プログラマーやシステムエンジニアなどが該当します。

そもそも、システム開発は簡単に言うと「要件定義」「設計」「構築」の上流工程と「保守」「運用」の下流工程の流れで行われており、一般的に上流工程の方が高いスキルを求められます。

フィールドエンジニアが担当する保守・運用とは、システム開発全体の流れの中では下流工程に分類されるため、キャリアの見通しを立てつつ、フィールドエンジニアとして経験を積み、知識や技術を身につけることが大切です。

プログラマーとシステムエンジニアの違いは?年収はどっちが高い?

フィールドエンジニアにおすすめの資格3つ

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ここでは、フィールドエンジニアとして働くためにおすすめの3つの資格を紹介しましょう。

■ITパスポート試験 ITパスポートは、基礎的なITスキルを証明することができます。ITの基本的な知識はもちろん、「AI」や「ビッグデータ」などの最先端のIT技術に関する知識、経営に関する知識、プロジェクトマネジメントに関する知識など幅広く知識やスキルを習得できるでしょう。

エンジニアとなる上で登竜門とも言われている資格です。

【参考】:ITパスポート試験

ITパスポートとはどんな資格?メリットや難易度、合格率を解説!

■MCP資格 フィールドエンジニアは担当する案件ごとにハードウェアなどの機器の種類が異なる場合も多く、その度に勉強が必要となるでしょう。可能でしたらマイクロソフトが認定する資格である「MCP資格」を取得することをおすすめします。

この資格はマイクロソフトが提供している製品や技術、ソリューションの知識やスキルをもっていることを証明する資格です。

【参考】:MCP資格

MCPとは? マイクロソフト認定資格のロール分類と認定パスの詳細を解説

■普通自動車免許 フィールドエンジニアにとって意外と重要な資格として、普通自動車免許が挙げられます。フィールドエンジニアはユーザーやクライアント先への訪問対応が多く、移動が頻繁にあるため、求人に応募する際、普通自動車免許が必須の場合もあるので注意しましょう。

フィールドエンジニアが「きつい」と言われる理由

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フィールドエンジニアは「きついからやめとけ」などと言われることがあります。どのような部分がきついと言われてしまうのでしょうか。ここでは、フィールドエンジニアがきついと言われてしまう理由を3つ紹介します。

高度な知識やスキルを求められる

フィールドエンジニアは、ユーザーやクライアントに対して接客を行う場面が多い職業ですが、自社製品と向き合うエンジニアでもあります。そのため、まずエンジニアとしての高度な知識やスキルが求められます。

フィールドエンジニアとして続けていくために、知識のアップデートや高度なスキルを求められることに対して大変だと感じてしまうこともあるようですが、常に学習を怠らないことで自身の市場価値を高めることができます。転職時にはその高いスキルが大きなアドバンテージとなります。

予期せぬトラブルが起こる

自社製品についての理解を深め、様々な場面や状況を想定してトラブル体制を整えていたとしても、全く予測していなかったトラブルが起きてしまう可能性も少なくありません。そういった場面に出会うたびに、フィールドエンジニアには業務に対する不安や緊張感が生じてしまうこともあります。

しかし、そういったトラブルに対処していくうちにフィールドエンジニアとしての問題解決能力も上がっていきます。仮にまた同じようなトラブルに見舞われたとしても、前回よりも迅速に対応することが可能です。大変な側面もある職種ですが、同時にそれを補うスキルも培われていきます。

納期の緊迫感

制限された時間内に作業を完了させなければならないなどの緊迫した状況が多いことに対して、「きつい」と感じているフィールドエンジニアが多いです。退職理由として挙げられるのは、やはりこういった原因によるものも多くみられます。

一方、「きつい」と言われやすい反面、その経験はエンジニアとして成長するための糧や実績となります。仕事を通して得た経験は、その後エンジニアとして働いていく上での財産となっていくでしょう。

フィールドエンジニアに向いている人

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エンジニアかつ営業の側面を持つのがフィールドエンジニアですが、具体的にどのような人が向いている職種なのでしょうか。以下に特徴を挙げてみたので該当するかチェックしましょう。

機械いじりが好きな人

フィールドエンジニアはハードウェア製品を扱うことが多いため、機械いじりが好きな方に向いています。クライアントによってハードウェアの環境や使用法が異なるため、トラブル発生時には様々な角度から対処法を見極めなければなりません。

人と接することが好きな人

フィールドエンジニアの仕事のメインは、クライアントとのコミュニケーションです。初対面の人と接する場面も多いため、人と接することが好きだったり接客への抵抗感がなかったりする人が向いています。

想像力や柔軟性がある人

クライアント先での担当者がハードウェア製品に知見がない場合もあるため、トラブルがどのような原因で発生しているのか想像力を働かせ、さらに担当者に分かりやすく伝える柔軟性が求められます。フィールドエンジニアに限りませんが、想像力や柔軟性に長けている人は職場で重宝される傾向にあります。

逆境に強い人

フィールドエンジニアは、トラブル対応やクレーム対応などの状況に置かれることがあります。そのため、ある程度メンタルの強さや逆境への強さも必要です。また、円滑なコミュニケーションを図るために謙虚さも兼ね備えているとなお良いでしょう。

フィールドエンジニアへの転職には自身の適性やスキルも重要ですが、何より就職先選びが重要です。数ある企業の中から、自力で自分にとって良い企業を探すのは大変なこともあるでしょう。そこで、転職エージェントの利用をおすすめします。

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フィールドエンジニアの将来性

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これまでに、フィールドエンジニアの具体的な仕事内容や働き方について紹介しました。ここからは、フィールドエンジニアの将来性について具体的な解説をします。

フィールドエンジニアの需要は低くない

近年のクラウド技術の発展により、物理サーバを自社に設置して利用するオンプレミス型から、インターネット上のサーバを利用するクラウド型へ移行する企業が増加しています。

なお、クラウドとは、クラウドベンダーが用意したリソースをインターネットを介して利用し、利用量に応じて料金を支払う方式のことを言います。

このような状況の中で、フィールドエンジニアは需要が減少していく可能性もありますが、大手企業含め様々な場所でオンプレミス型のITシステムが今もなお利用されています。

というのも、オンプレミス型には外部漏洩のリスクが少なく、自社で独自にカスタマイズしやすいといったメリットもあるからです。 

また、クラウドへ移行する際に、データセンターでのフィールドエンジニアの需要が増加しています。今後「AI」や「ビッグデータ」の利用、「IoT」の推進などでシステムの利用がさらに拡大していくことが予想されるでしょう。

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フィールドエンジニアの求人数は多い

IT業界に限らず、様々な業界でIT機器が利用されるようになってきており、フィールドエンジニアを必要とする現場が増えています。そのため、転職サイトでは現在もフィールドエンジニアに関する求人を多数確認することができます。

業種については、多くの機器を使用している医療業界や、電力業界やガス業界などが挙げられます。

フィールドエンジニアはやりがいのあるおすすめの仕事

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幅広いITに関する知識やスキルだけでなく、ユーザーやクライアントとの対応スキルも磨かれるフィールドエンジニアは、業界を超えて活躍できるエンジニアへとステップアップできる職業です。

フィールドエンジニアは、「きつい」と言われる側面もありますが、それを超える「やりがい」を感じられる職種でもあります。今後もIT技術が発展していくことが予想されるため、フィールドエンジニアの需要と将来性は高いでしょう。

多くの企業が重宝している「高度なコミュニケーションスキルをもっているエンジニア」であるフィールドエンジニアになるには、待遇面・給与などがしっかりとしている企業選びが重要です。しかし、多数ある求人の中からピッタリな企業を探し出すのは簡単なことではありません。

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