データ分析の仕事について詳しく知らない方は多い
昨今人工知能の発展やコンピュータの性能向上などに伴い、テータ分析の重要性が高まっています。たとえばSNSに投稿された商品の口コミを収集することで、商品改善の鍵になる情報が見つかる可能性があります。
データ分析に関わる仕事にはさまざまな種類がありますが、具体的にどのような仕事があるのか、仕事内容やどういったスキルが必要なのか、ご存知ない方が多いのではないでしょうか。
データ分析というワード自体は注目されているものの、具体的に何をやっているのかまでは知らない方が多いでしょう。
データ分析の仕事は大きく2種類に別れる
データ分析関連の仕事は大きく2種類に分かれます。
- データの収集・分析を行う仕事
- 分析したデータを使い課題解決を行う仕事
1つ目がデータの収集や分析を行う仕事であり、データサイエンティストやAIエンジニアが該当します。どちらかと言えばエンジニア寄りの仕事です。
2つ目が分析データを課題解決に活かす仕事で、コンサルタントやAIアナリストが該当します。こちらはエンジニアよりも経営側の仕事といえるでしょう。
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データ分析の基礎知識
ここでは、データ分析の基礎知識についてまとめました。そもそもデータ分析は何なのか、データ分析を行う仕事の年収についても解説します。
データ分析とは?
データ分析とはデータを収集・加工し、何らかの規則性を見出すことです。規則性を見出した後は、企業の課題解決や商品・サービスの改善に役立てます。
データ分析の手法は昔から多く研究されてきましたが、実用化が注目されたのは最近のことです。その理由は、SNSやスマホの普及に伴い、ネットに多くの情報が記録されるようになったうえに、コンピュータのスペックが上がり多くの情報を処理できるようになったためです。
データ分析を行う仕事の年収
データ分析を行う仕事の中でも代表的なITコンサルタントの年収について解説します。
ITコンサルタントの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は512万円(※2023年1月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のコンサルタントを参考にすると、平均年収928万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ITコンサルタント一般平均年収よりも、やや高めであることが分かります。
データ分析は企業の売上アップにつながる可能性のある仕事です。成果を出すことができれば昇給が狙える仕事であり、平均年収が高めなのもそれが原因であると推測されます。
【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
データ分析関連の仕事の種類
データ分析関連の仕事にはどういったものがあるのか詳細を解説します。各職種の仕事内容や必要なスキルについてまとめました。
データアナリスト
データアナリストは統計学などの知識を使ってデータ分析を行い、その結果を元にビジネスの意思決定を行う仕事です。データ分析に関する知識だけでなく、ビジネス知識も要求される仕事です。ゼネラリスト寄りの仕事といえるでしょう。
データサイエンティスト
データサイエンティストは専門的なデータ分析スキルを活かし、新しい分析モデルを構築したり機械学習を使ってデータ動向を予測したりする仕事です。データアナリストよりも専門的な仕事であり、高度なデータ分析スキルや人工知能関連の知識が要求されます。
データアナリストはゼネラリスト寄りの仕事ですが、データサイエンティストはスペシャリスト寄りといえるでしょう。
AIエンジニア
AIエンジニアは人工知能そのものの開発に携わったり、AIを導入したスマホアプリやWebアプリなどの開発を行ったりする仕事です。高度なデータ分析を行う場合、AIの導入が欠かせないため、AIエンジニアがデータ分析のためのAIを開発する場合もあります。
ITコンサルタント
コンサルタントは企業課題を顧客からヒアリングし、課題解決方法を提案する仕事です。コンサルタントは顧客の業界に関する知識はもちろんのこと、顧客の売上データなどを分析するためにデータ分析スキルも要求される場合があります。
顧客課題をシステム開発によって解決する職種はITコンサルタントと呼ばれており、IT業界で多く活躍しています。ITコンサルタントはプログラマーなどのエンジニア職からも狙える仕事です。
研究者
新しいデータ分析手法に関する研究を行う仕事もあります。研究者は、大学や行政などの研究機関や大手企業のラボなどに在籍する場合が多いです。データ分析関連の仕事の中でも特に専門知識が要求される仕事で、データ分析の最新スキルについても熟知している必要があります。
データ分析関連の仕事に必要なスキル
最後に、データ分析関連の仕事に必要なスキルをまとめました。これらのスキルは独学でも習得は可能なので、データ分析に興味のある方は勉強してみると良いでしょう
統計学などの数学知識
データ分析を行うには統計学を始め、微分積分や線形代数などの大学レベルの数学知識が必要です。数学知識は大学で学ぶ人が多いですが、独学で学ぶことも可能です。
プログラミングなどのIT知識
データ分析を行うためにはプログラミングなどのIT知識も必要です。データ分析に使われるプログラミング言語はPythonとRです。特にPythonは汎用性が高く、初心者でも覚えやすいのでおすすめです。
プログラミングは学習サイトや参考書を使って独学することができます。独学が難しい場合は、研修制度が整っている企業への転職を目指し、働きながらプログラミングを学ぶ手もあります。
未経験からデータ分析関連の仕事を目指すなら、研修制度が整っている理想の企業を探してくれる転職エージェントの活用をおすすめします。
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ビジネス知識
データアナリストなどビジネス寄りの仕事の場合は特に、分析したデータをビジネスで活かすためのビジネス知識が必要です。市場動向や売上状況なども踏まえて、今後企業がどの方向へ進んでいくのが最適なのか、答えを導き出さなくてはいけません。
データ分析関連の仕事を目指すならエージェントを活用する
本記事では、データ分析関連の仕事について解説しました。データ分析を行う仕事にはどういったものがあるのか、必要なスキルについても分かりました。
データ分析は昨今注目されている分野であり、ITコンサルタントなどのデータ分析関連の仕事は年収が高い傾向があります。データ分析に興味がある方は、まずは統計学やプログラミングなど必要なスキルを身につけるところから始めましょう。
しかしながら、データ分析の仕事は年収が高い分、転職難易度も高いと予想されます。特に未経験から目指す場合、面接で上手く過去の実績や保有スキルをアピールしなくてはいけません。
また、データ分析の仕事は未経験者採用が少ないのが現実です。総合型の転職サイトやエージェントには、未経験者採用の仕事が掲載されていない可能性もあります。
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