ホワイトハッカーになるために必要な資格やスキルとその将来性は?
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ホワイトハッカーになるために必要な資格やスキルとその将来性は?
アンドエンジニア編集部
2021.09.13
この記事でわかること
ホワイトハッカーは悪意を持った外部の攻撃からコンピューター機器やネットワークを守る活動を行う。
ホワイトハッカーになるための資格は特に必要はないが、高い知識やスキルが求められる。
ホワイトハッカーは社会的な要請があり、期待が大きく将来性の高い職業である。

ホワイトハッカーは具体的に何をする人?

将来性

ホワイトハッカーと聞くと、多くの方は「サイバー攻撃を行うブラックハッカーと闘う正義の味方」というイメージを持たれているかと思います。

映画やドラマの世界では、ホワイトハッカーが犯人を見つけ、懲らしめるシーンが描かれていますが、捜査や逮捕は警察の仕事で、ホワイトハッカーが行うのはあくまでも攻撃に対する防御です。ではホワイトハッカーは実際にどんな仕事をしているのでしょうか?

ホワイトハッカーとは

ホワイトハッカーは、コンピューターやネットワークに関する高度な知識や技術を有し、主にハッカーによる侵入や攻撃に対する防御を行っています。ITの浸透やインターネットの普及によって、政府組織や民間事業者を狙ったサイバー攻撃や不正アクセスが増加し続けています。

こうしたサイバー攻撃や不正アクセスに対する防衛、セキュリティ対策などの仕事に就く人材をホワイトハッカーと称します。ホワイトハッカーはサイバー攻撃やハッキングなどを防ぎ、迅速に問題解決を図れる能力やスキルを有するセキュリティ人材であり、社会的ニーズが増しているITエンジニア職種の1つです。

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セキュリティエンジニアとの違い

セキュリティエンジニアは、サーバー関連の業務や情報セキュリティを主に担当するエンジニアを指します。 ITインフラの中で、サーバー構築や運用、保守などを担当し、セキュリティを十分に考慮したシステムの設計・運用、あるいは外部からの侵入や攻撃を防ぐための調査・対策などを行います。

一方、ホワイトハッカーは既に構築されたサーバーやネットワークに対するハッカーやクラッカーからの攻撃を防ぐ仕事が中心ですが、両者の仕事には重なる部分が少なくありません。

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ホワイトハッカーの仕事

SQL

ホワイトハッカーが主に攻撃を防ぎ、防御の仕事を行っていると述べましたが、具体には何をしているのでしょうか?ホワイトハッカーの仕事は大きく分けると以下の通りです。

コンピューターやネットワークの監視

悪意あるハッカーたちは企業のネットワークに侵入し、サーバーに対して攻撃を行います。攻撃の目的は、サーバーをダウンさせることであったり、貴重な情報を盗むことであったりします。

金銭目的の場合もあれば、自分たちの技術を誇示する目的で行う場合もあります。或いは怨恨による破壊活動もあります。ホワイトハッカーはこうした動きを監視し、発見する役割を担っています。

セキュリティ対策の実施

ホワイトハッカーは企業や組織の業務システム、WEBサイトなどの脆弱性を診断し、脆弱性の改修を行います。その診断にはツールを用いる場合と、人的診断の2通りがあります。この両面からセキュリティ・ホールを発見し、対策を施します。

セキュリティには人的セキュリティもあり、企業や組織によってはセキュリティ・エンジニアが人的セキュリティの対応を担当するケースもあります。

サイバー攻撃発生時の防御

サーバーやネットワークを監視システムを用いて監視していると、外部からの攻撃が発生した際に監視システムがアラートを発します。或いは監視システムを突破した攻撃によって、ネットワークやサーバーがダウンすることもあります。

こうした事態になるとホワイトハッカーが対応をします。具体的には攻撃元を見つけ、攻撃に利用されているネットワークを遮断する、あるいはサーバーを強制停止するといった対応を施します。その後、攻撃を招いたセキュリティ・ホールを特定化し、具体的な対策の立案や対策実施を行います。

ホワイトハッカーになるには

shell programming

ホワイトハッカーになるには、学歴は必要ありません。ただし、ブラックハッカーからのサイバー攻撃に対応しなければならないため、IT全般に関する知識に加え、セキュリティに関する知識、ネットワークやサーバーに関する専門性の高い知識やスキルが求められます

また、ブラックハッカーはプログラムを用いた攻撃を行うことがあり、ホワイトハッカーはそれらに対応するためにプロクラミングの知識も時に必要になります。こうしたことから、ホワイトハッカーには総合的・体系的な学習が必要です。

ホワイトハッカーに求められる知識や資質

ホワイトハッカーに求められる知識や資質について代表的なものをあげてみましょう。以下は最低限必要な知識や資質と考えてください。

 1.     セキュリティに関するスキル ホワイトハッカーはセキュリティ・ホールを見つけ出し、対策を施すことが求められます。従って、セキュリティに関する深い知識、専門知識が求められます。

2.     IT関連の法律知識 サイバー攻撃はサイバー犯罪です。またサイバー攻撃を利用した詐欺、盗難、スパイ行為、改ざん、破壊、業務妨害などさまざまな犯罪が想定されます。これらを防止するための法律、処罰法などの知識も必要です。

3.     正義心とモラル ホワイトハッカーが誘惑に負けてブラックハッカーに転身する例があります。ホワイトハッカーは企業機密や情報にアクセスすることができるため、誘惑に駆られて情報を売るといった犯罪に関わる可能性を否定できません。そうしたことから、ホワイトハッカーには強い正義感と高いモラルが求められます

ホワイトハッカーに求められる資格

ホワイトハッカーは資格がなければ、就くことができない職業ではありません。特に取得すべき資格や試験もありません。しかし、資格を取得しておくことでホワイトハッカーとしての客観的スキルの証明になります

独学でも構いませんが、セキュリティに関連する資格を取得しておいた方が有利です。これからホワイトハッカーを目指す方におすすめの資格をご紹介しますので、資格の難易度、ご自身のスキルやキャリアパスを想定しながら、必要な取得の取得に努めてください。

ホワイトハッカーになるためにおすすめの資格

情報セキュリティマネジメント試験(スキルレベル2、合格率49.4%) 情報セキュリティマネジメント(略号SG)は、ITの安全な利用や活用を推進する上での基本的な知識や技能が求められる国家試験です。スキルレベルは2で、比較的ベーシックな試験です。ホワイトハッカーの入門資格として取得をしておいてください。

情報処理安全確保支援士(スキルレベル4、合格率19.4%) 情報処理安全確保支援士技術者試験(略号RISS)はサイバーセキュリティ分野の国家資格です。2016年に廃止となった情報セキュリティ・スペシャリスト試験の後継資格として位置づけられています。

情報セキュリティに関わる広範な知識や豊かな経験、優れた実践能力が求められ、企業や組織において安全性の高い情報システムの企画、設計、開発、運用の支援、サイバーセキュリティ対策に関する調査、分析、評価及びその結果に基づいた指導・助言などの役割が期待されています。

シスコ技術者認定 シスコ技術者認定プログラムは、ネットワーク関連機器メーカーのシスコシステムズが実施している試験の総称です。民間資格ですが、世界的に信頼された、ネットワークエンジニアの技能認定資格です。

シスコのサイトによると、CCENTはエントリーレベル、CCNA Cyber Opsが実務上最低限必要なレベル、CCNP Securityはプロフェッショナル、CCIE Securityがエキスパートレベルと4段階に分かれています。

認定ホワイトハッカー(CEH) CEHは米国国際電子商取引コンサルタント協議会(EC-Council社)提供の認定資格であり、ハッキングを論理的に実証できるだけの能力を証明する試験です。

CompTIA認定資格 CompTIA Security+は、IT業界のための認定資格ですが、国際的にも認められた認定試験で、世界中のあらゆる企業やセキュリティ・プロフェッショナルに活用されています。

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ホワイトハッカーの年収と将来性

PythonとAI

現在、日本ではIT人材の不足が大きな問題になっているのは皆さんご承知の通りです。こうした状況の中、サイバー攻撃や情報漏洩などのセキュリティリスクは増加する一方です。そうした事態に対応するホワイトハッカー(セキュリティ・エンジニア)が絶対的に不足しているのが実情といえます。

巧妙化・複雑化するセキュリティ犯罪

ITは企業にとっても、私たち個人にとっても、なくてはならない存在になりましたが、その普及に比例して情報セキュリティに関する事件や犯罪も増加しています。

もちろん、企業も手をこまねいているわけではありませんが、次第に巧妙化、複雑化するサイバー犯罪は増加の一途をたどっています。最近では、コロナ禍によるテレワークの一般化で、企業のネットワークの脆弱性を標的にした攻撃や犯罪も活発になっています。

これから活躍が見込まれる分野

ホワイトハッカーの活躍が望まれるわけですが、ホワイトハッカーは今後、どのような分野で必要とされ、活躍していくのでしょうか。ホワイトハッカーの活躍が求められる業界について以下まとめてみました。ほぼ全ての分野でホワイトハッカーが必要とされているのが分かるでしょう。 

1.ITサービス関連 ITサービス・ソフトウェア業界では、今後さらにソフトウェア、アプリケーションの設計や構築に向けて、セキュリティ観点の対策が必須となり、セキュリティ・エンジニアの活躍の場がさらに広がると考えられます。

2.ECサイト関連 ECサイトはインターネット環境が必須のため、サイバー攻撃の脅威にさらされており、電子商取引におけるセキュリティの確保が重要課題です。さらに利用が進む電子マネーなどキャッシュレス決済への対応、顧客情報の保護といったテーマでセキュリティ・エンジニアのニーズが一層高まると見込まれます。

3.家電メーカー 今後の家電はインターネットに接続され、スマホによってコントロールされる機器が一層増えていくと考えられます。家電が常時インターネット接続されている状態は便利な反面、サイバー犯罪の脅威にさらされることを意味し、家電のセキュリティ性が問われる時代になっていきます。

4.金融(FINTEC) 銀行、保険、クレジット業界などのフィンテック関連でも、セキュリティの重要性が高まっています。電子決済が当たり前の時代を迎え、金融業界も今まで以上にセキュリティ強化が求められています。

5.官公庁や一般企業 ホワイトハッカーは、国家公務員や一般企業でも必要とされています。個人情報保護が当たり前となった今日、マイナンバーカードの利活用、ハンコの廃止、ワークフローの普及、テレワークの推進など、ネットワークへの依存度はさらに高まっていきます。こうした中、セキュリティ対策がよりこれまで以上に強化が求められ、情報セキュリティマネジメントに対するニーズは益々高まっていくでしょう

ホワイトハッカーの年収

ホワイトハッカーなどITセキュリティコンサルタントの年収は、一般的なSE・プログラマーと比較すると高年収なのが特徴です。高い知識と技術力が求められますが、その結果として高い報酬を手に入れることができるでしょう。

ホワイトハッカーとは?気になる年収について解説!

以上、ホワイトハッカーの就業先候補を上げましたが、他にもITコンサルタントや、ITセキュリティ専門企業など、可能性は無限に広がっています。後はあなたの努力次第です。今後のご活躍を祈っています。

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