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ChatGPTの制限は無料版と有料版で違いがある?ChatGPT-4oの機能制限なども解説
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ChatGPTの制限は無料版と有料版で違いがある?ChatGPT-4oの機能制限なども解説
アンドエンジニア編集部
2024.06.13
この記事でわかること
ChatGPTには無料版もあるが、機能面や制限などで有料版とは明確な差がある
ChatGPT-4o(オムニ)が新登場し、無料版でも制限付きながら一部使用可能となった
ChatGPTを選択する際には利用目的に応じて、適切なプランを選択することが重要

ChatGPTの制限とは?

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ChatGPTは2022年11月にOpen AI社によって発表されて以来、自然言語による本格的な生成AIチャットボットとして世界中から注目を浴び、今や生成AIの代名詞ともなっています。

登場してから1年半が経過し、ChatGPTはGPT-3.5からGPT-4.0、さらにはGPT-4o(オムニ)が登場するなど、着実に進化を遂げています。

ChatGPTは用途により、さまざまなモデルがラインアップされ、また無料版と有料版とに分かれています。無料版は有料版と比較して、利用回数や文字数などの制限があり、不便を感じることもあります。

この記事では、ChatGPTの制限について詳しく解説しますので、無料版か有料版かの選択で迷っている方や、ChatGPTを更に活用してみたい方はぜひ参考にしてみてください。

【参考】:ChatGPT | OpenAI

ChatGPTとは?今話題のAIチャットボットの概要や仕組みを解説!

ChatGPTのラインアップ

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ChatGPTの制限について理解するためには、ChatGPTが提供するサービスについて知る必要があります。無料版と有料版の機能や制限の違いについて、ChatGPTのラインアップから詳しく見ていきましょう。

無料版ChatGPT

個人ユーザや初心者向けに無料版が提供されています。生成AIのエンジンは主にGPT-3.5ですが、利用制限はあるもののGPT-4o(オムニ)も制限付きで利用可能です。一方、無料版でも制限付きで提供されていたGPT-4は、GPT-4oの登場により利用できなくなりました。

【参考】:Hello GPT-4o | OpenAI

■ 無料版の制限 無料版には文字数制限と利用回数制限があります。具体的には、日本語入力の場合、1度に最大で2,048文字までの制限があり、この文字数を超えるとエラーが発生します。最大応答長、すなわち1回の会話セッションで生成できるトークンの最大数は、日本語で約1,500文字程度です。

利用回数はGPT-3.5を利用の場合、1分あたり最大60回、1日あたり最大4,000回とされています。

また、GPT-4oは3時間で10回までの利用に制限されており、制限解除には1時間程度の間を置く必要があります。ただし、アクセスの混雑次第で、1時間以上経過しても利用できない場合があります。

有料版ChatGPT Plus

ChatGPT Plusは高機能を求める個人ユーザや仕事に利用したい方を対象とした有料サービスで、月額料金は20ドル(約3,000円)です。無料版の全機能に加え、以下の機能が利用可能です。

・GPT-4/GPT-4oへのアクセス ・画像生成(DALL-E) ・ブラウジング機能(学習していない情報はWeb参照する機能) ・データ分析機能(与えられたデータを種類に関わらず分析する機能) ・カスタムGPT(オリジナルGPT)の作成機能

■ 有料版の制限 有料版では無料版の制限が緩和されています。文字数制限は約25,000文字、利用回数制限は1分あたり600回、1日あたり100,000回です。GPT-4oの利用回数は最大で3時間あたり80回とされています。

[参考]:How can I access GPT-4, GPT-4 Turbo and GPT-4o? | OpenAI Help Center

ChatGPT Plus(有料版)とは?無料版との違いやGPT-4の機能も解説!

ChatGPT Team

チームでの利用に特化したサービスで、ChatGPT Plusの機能に加えて共同利用が可能です。無料のFreeプラン、月額30ドルのPlus、法人向けのEnterpriseプランがあります。

【参考】:ChatGPT for teams | OpenAI

ChatGPT Enterprise

企業向けに公開された最新バージョンのChatGPTです。性能が非常に優れており、セキュリティとプライバシー対策、管理機能の強化が特徴です。GPT-4が無制限に利用でき、さまざまな業務領域で活用できます。

実行スピードはGPT-4の2倍、Code Interpreterが無制限に利用でき、最大32,000トークンまでの長い入力が可能です。利用料金は公開されておらず、利用規模やオプションによって異なります。

【参考】:ChatGPT for enterprise | OpenAI

【法人向け】ChatGPT Enterpriseの料金は?日本で導入が進む理由

ChatGPT-4o(オムニ)について

ChatGPT-4o(オムニ)は、OpenAIが2024年5月に発表した最新モデルです。以下にChatGPT-4oの特徴と制限を詳しく説明します。

▪ 専門家のような文章生成 ChatGPT-4oは、高精度で専門的な文章を生成できます。記事の執筆、要約、翻訳、質問への回答など、さまざまなタスクで人間と同等以上のパフォーマンスを発揮します。

▪ スピーディな応答 ChatGPT-4oは、複雑な質問でもほとんどタイムラグなく回答を生成できます。従来のGPT-4よりもスピードが向上しています。

▪ 優れた画像認識能力 ChatGPT-4oは、画像認識能力が向上しており、人間と同様に細かい部分まで正確に認識できます。料理の写真からカロリーを推定するなど、画像に基づく分析も可能です。

▪ 感情豊かな音声会話能力 ChatGPT-4oは、音声による会話能力にも優れており、人間のように感情を表現しながら返答することができます。

▪ API価格の低下によるオープン化の拡大 ChatGPT-4oのAPI価格は、従来のGPT-4 Turboと比べて半分に低下しました。高精度なモデルがより広く利用できるようになりました。

※ChatGPT-4oの制限については、次の点に注意してください。

ChatGPT-4oは、従来のモデルと同様にいくつかの制限があります。例えば、現在の出来事に対する推論能力は限られており、2021年以前のデータで訓練されているため、社会的偏見や幻想、敵対的なプロンプトなどの問題が存在します。

また、ChatGPT-4oは無料版でも利用できますが、一定時間内に使用できる回数に制限があります。制限を超えると、GPT-3.5に切り替えるか、ChatGPT Plusにアップグレードするように通知されます。

【参考】:Hello GPT-4o | OpenAI

ChatGPT(無料版)とChatGPT Plus(有料版)の比較

以下に、無料版と有料版の比較を示します。無料版でも多くの機能が利用できますが、最新のGPT-4oの利用には制限があります。

 ■ ChatGPT(無料版) ▪️価格:                無料 ▪️使えるモデル:           GPT-3.5、GPT-4o ▪️GPT-4oの利用回数:    10回/3時間 ▪️質問文字数:       2,500文字 ▪️最大応答長:       1,024文字 ▪️回答スピード:      混雑状況による ▪️GPTsの利用:                          ◯ ▪️画像読込:                           ◯ ▪️画像生成:                               ✕ ▪️Webブラウジング:               ◯ ▪️カスタムGPTの作成:             ✕

■ ChatGPT(有料版) ▪️価格:               月額20ドル(約3,000円) ▪️使えるモデル:           GPT-4o、GPT-4、GPT-3.5 ▪️GPT-4oの利用回数:    80回/3時間 ▪️質問文字数:         25,000文字 ▪️最大応答長:       2,048文字 ▪️回答スピード:       混雑状況による ▪️GPTsの利用:                            ◯ ▪️画像読込:                            ◯ ▪️画像生成:                                 ◯ ▪️Webブラウジング:                 ◯ ▪️カスタムGPTの作成:            ◯

ChatGPTによって仕事が変わる

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ここまでChatGPTのラインアップ、制限について説明しました。また、2024年5月にリリースされた多機能のChatGPT-4o(オムニ)についても紹介しました。ChatGPTは日々進化しており、その活用次第では仕事のやり方が大きく変わっていくでしょう。

プログラミング支援機能の活用

ChatGPTはプログラミングにおいても非常に強力なツールです。コードの自動生成、バグの修正、ドキュメントの作成など、多岐にわたるサポートが可能です。例えば、以下のような用途に利用できます。

▪️コードの自動生成:指定した要件に基づいてコードを生成 ▪️デバッグ:コードのバグを検出し、修正方法を提案 ▪️コードの説明:複雑なアルゴリズムや関数の動作を解説 ▪️テストケースの生成:ユニットテストや統合テストの自動生成

ChatGPTをプログラミング学習に活用しよう!方法やコツを解説
ChatGPTでコードレビューができる?やり方や事例・VSCodeとの連携方法も解説

企業での活用例

企業では、ChatGPTを活用して業務の効率化やコスト削減を図るケースが増えています。具体例としては次のような利用シーンが挙げられます。

▪️カスタマーサポート:顧客からの問い合わせに対する自動応答 ▪️マーケティング:キャンペーンのアイデア出しや、コピーライティングの自動化 ▪️プロジェクト管理:タスクの進行状況のモニタリングや、次に取るべきアクションの提案

これらによって、従業員はよりクリエイティブな業務に集中でき、企業全体の生産性が向上するでしょう。

ChatGPTの活用方法!エンジニアの業務に活かせるか利用してみた

ChatGPTは適切なプランを選定して最大限に活用しよう

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ここまでChatGPTの制限について、主に無料版と有料版を比較しながら解説してきました。

ChatGPTは無料版でも多くの機能を持っていますが、有料版ではさらに多くの制限が解除され、より高度な機能を利用することができます。

利用目的に応じて、適切なプランを選択することが重要です。特に、業務での利用や教育目的での利用を考えている場合、有料版のChatGPT PlusやChatGPT、 Enterpriseが有効です。最先端のAI技術を駆使して、日々の業務や学習をより効率的に、そして楽しく進めていきましょう。

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