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CCNA試験の申し込み方法を把握し、資格試験の勉強に集中しよう
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CCNA試験の申し込み方法を把握し、資格試験の勉強に集中しよう

アンドエンジニア編集部
2023.10.27
この記事でわかること
CCNAはCISCO技術者認定資格の初級レベルで、ネットワーク関係者はぜひ取得しておきたい資格
CCNA資格の取得は様々なメリットがあり、ネットワーク技術のスキル証明として有効
CCNA試験はオンラインで申し込みをするが、Ciscoアカウントの取得が前提となる

CCNA試験の申し込みをする前に

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CCNAは、ネットワーク機器最大手シスコ社の認定資格で、合格することでネットワークエンジニア初級レベルと認定されます。CCNAは「Cisco Certified Network Associate」の略称ですが、初級レベルとは言え、ネットワークに関する広範な知識が求められ、決して簡単な試験ではありません。

CCNAはネットワークを始め、IT業界で活躍する上でぜひとも取得しておきたい資格の1つです。

この記事では、CCNA試験への挑戦を検討されている方に向けて、CCNAの位置づけや受験方法、受験申し込みの方法などについて解説していきます。ぜひ受験の参考にしてください。

【参考】:CCNA - Training & Certifications| Cisco

CCNAは知名度の高い資格

CCNAは国家資格ではありませんが、ネットワーク業界やIT業界では世界標準資格とも言われ、知名度や認知度の高い資格として知られています。CCNA資格は、ネットワークに関する基礎的なスキル証明となりますので、特にネットワークやインフラ関係の仕事を目指す人には有利な資格です。

CCNAとは?詳細や試験概要、勉強方法について徹底解説!

CISCOの認定資格

シスコ技術者認定資格には、次の6段階のレベルが設けられています。エントリーレベルのCCT資格は、日本語の試験が廃止されたため、実質的に日本ではCCNAが入門資格の位置づけと言えます。

ネットワーク関係のエンジニアを目指す方は、CCNAから受験するのが一般的です。

▪アーキテクト(CCAr):シスコ認定の最上位資格、試験は英語のみ ▪エキスパート(CCIE):世界に通用する高水準のスキルレベル ▪プロフェッショナル(CCNP、DevNet Pro、CyberOps Pro):上級レベル ▪スペシャリスト(Cisco Certified Specialist、Cisco Certified DevNet Specialist):中級レベル ▪アソシエイト(CCNA、DevNet Associate、CyberOps Associate):基礎レベル ▪エントリー(CCT)※英語試験のみ》:入門レベル

【参考】:認定 - トレーニング & 認定 | Cisco

CCNAは難しい?難易度や他のIT系資格との比較を解説!

再認定ポリシー

シスコ技術者認定資格は3年の有効期間が設けられており、永久資格ではありません。再認定を受けるには、継続教育プログラムのアクティビティを終了するか、試験に新たに合格するなどのアクションが必要であることを認識しておきましょう。

【参考】:再認定ポリシー - Cisco

CCNAの概要

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CCNA資格のポジションは理解できたでしょうか。ここではCCNA試験の実施概要、出題範囲などについて見ていきましょう。

CCNA試験の実施概要

CCNA試験は基本的に1年中、都合の良い日に身近な試験会場で受験するか、自宅からオンライン試験を受けることも可能です。自分のペースに合わせて計画的に受験できます。

▪試験日:通年受験(基本的にいつでも可能、試験予約は前日まで) ▪試験会場:全国にあるテストセンター(オンライン受験も可能) ▪出題内容:ネットワークやIT系の仕事を進めるうえで必要なネットワーク知識や情報技術の基礎知識が問われます ▪合否:試験終了後その場で確認できます ▪受験料:42,900円(税込) ▪試験時間:120分 ▪問題数:非公開 ▪出題形式:CBT方式(コンピュータを利用したテスト) ▪合格点:非公開 ▪受験資格:特になし(13歳以上で、17歳までは保護者の同意が必要)

【参考】:Cisco Certified Network Associate (200-301 CCNA) | Cisco 【参考】:Cisco 認定試験のチュートリアル ビデオ | Cisco 【参考】:Cisco Systems |ピアソンVUE 【参考】:Cisco OnVUE試験情報 | Pearson VUE

CCNAの試験日はいつ?申し込みの流れや受験料について解説

CCNA試験(200-301)の出題範囲

シスコ社の公式サイトには、CCNA試験の出題ガイドラインとして以下のものが示されています。このガイドラインは予告なく変更されることもあるため、一応の目安と考えてください。

CCNAは、ネットワーク知識以外にAPIやプログラミングなどの知識が求められます。今やITシステムはネットワークが不可欠であり、システムエンジニアやプログラマーもネットワーク知識が求められます。ぜひ、そうした意識を持って勉強を進めましょう。

 出題項目    : 出題比率

1.ネットワークの基礎:20% 2.ネットワーク アクセス:20% 3.IP コネクティビティ:25% 4.IP サービス: 10% 5.セキュリティの基礎:15% 6.自動化とプログラマビリティ:10%

【参考】:CCNA 試験 v1.0(200-301)

CCNAの問題の内容は?傾向と対策を解説!おすすめの勉強方法も紹介

CCNA資格を取得するメリット

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CCNA資格を取得すると、どのようなメリットがあるのか確認しておきましょう。CCNA資格は知名度と認知度の高いIT資格であり、以下に挙げるように様々なメリットが想定されます。

IT・ネットワークに関するスキル証明となる

紹介したように、CCNAは世界的に通用する国際資格です。世界的な企業への就職、海外で仕事をする場合にも、CCNA資格は信頼度が高いスキル証明となり、名刺などに資格取得者と表記することで信頼度を得やすくなるでしょう。

就職や転職の際に有利となる

ネットワークスキルは全てのビジネスシーンにおいて必要不可欠となっています。そのため、シスコ認定資格の保有者は、就職や転職において優遇される可能性が高いです。

シスコのルーターやHUBなどの操作ができる人材は、様々な場面で重宝されます。また、シスコ技術者認定資格取得者には報奨金や資格手当を支給している会社もありますので、企業を選ぶ際には意識しておきましょう。

受験勉強はスキルチェックとなる

ネットワークの最前線で活躍しているエンジニアでも、業務内容によっては知識が偏ってしまいがちです。CCNA試験は出題範囲が大変広く、また実践力を問う内容が多いことから、現役のネットワークエンジニアでもスキルチェックに有効です。

CCNA試験の受験勉強を通じて、自身の知識やスキルチェックになり、ステップアップにも役立ちます。

CCNAは独学でも合格できる?過去問や勉強サイト、参考書の活用方法

CCNA試験の申し込み方法

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CCNA試験の申し込みには、Ciscoアカウントが必要です。Ciscoアカウントを持っていない方は、申し込みを行う前にアカウントを作成しておきましょう。1度アカウントを作成しておけば、次回以降の試験予約に使えるとともに、スコアシートの確認などもスムーズに行えるようになります。

アカウント作成

ここから、アカウントの作成手順について解説していきます。

1.以下の公式サイトにアクセスし、画面右上のログインをクリックします。アカウント作成済みの方は、「試験予約手順」に進んでください。

【参考】:ネットワーキング、クラウド、およびサイバーセキュリティ ソリューション | CISCO

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【図】:CISCO公式サイト トップ画面 

2.ログイン画面が表示されたら、「サインアップ」をクリックします。

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【図】:CISCO ログイン画面 

3.「電子メール」「パスワード」「名(ローマ字) 」「姓(ローマ字)」を入力し、「国や地域 」を選択したら「登録」をクリックします。

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【図】:Ciscoアカウント作成画面 

4.登録したメールアドレス宛に「承認メール」が届きますので、メールを確認して手続きを進めます。

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【図】:Ciscoアカウント作成承認メール送信画面 

5.シスコより届いたメール内にある「アカウントを有効化」ボタンをクリックします。これでアカウントが作成されましたので、以降はピアソンVUEのサイトから試験の予約が行えるようになります。

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【図】:Ciscoアカウント有効化のメール 

試験予約手順

Ciscoアカウントの登録が済んだら、以下のピアソンVUEのサイトから試験予約を行います。ここでは、受験料の支払いにクレジットカードを利用する方法で解説していきます。

1.以下のピアソンVUEサイトにアクセスし、画面右手の[ログイン]をクリックします。

【参考】:Cisco Systems|ピアソンVUE

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 申し込み画面 

2.Ciscoアカウントでログインすると、住所や電話番号などの確認画面が表示されます。必要に応じて入力し、[Update Adress]をクリックをクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 住所等の確認画面 

3.必要な情報を求められますので、該当する箇所をチェックします。英文表示で分かりにくい時はブラウザの機能を利用して日本語表示に変えましょう。回答をすべて「いいえ」にすると申し込みできないということはありません。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 必要な情報入力画面1 
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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 必要な情報入力画面2 

4.住所および必要な情報の入力、確認が済むと試験予約の画面に推移しますので、[試験のスケジュールを立てる]をクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 準備完了、設定、テスト画面 

5.画面中段左側の[Find the best testing environment for you]にある[Schedule Now]をクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 スケジュール設定選択画面 

6.「試験を探す」画面が表示されたら、「監督付き試験」を選択し、次の画面で試験グループの選択を求められたら、先頭に表示される「CCNA」を選択します。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 試験を探す画面 

7.「試験を探す」画面が表示されたら、「監督付き試験」を選択し、次の画面で試験グループの選択を求められたら、先頭に表示される「CCNA」を選択します。CCNAの下に「200-301 シスコ認定ネットワークアソシエイト」が表示されますのでクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 試験(CCNA)選択画面 

8.「試験オプションを選択してください」が表示されたら、[テストセンターで直接対面]を選択します。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 試験オプション選択画面 

9.試験に必要な持ち物や準備等について確認したら、右下の[次]をクリックします。受験言語を聞かれますので、日本語か英語を選択し[次]をクリックします。

続いて「追加情報を提供する」画面が表示され、機密保持契約の同意確認画面が表示されますので、「はい」を選択し、[次へ]をクリックし、契約内容を表示した画面が表示されたら、内容を確認して[同意]します。契約に同意しない場合は受験予約ができなくなりますので注意しましょう。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 試験持参物・準備の確認画面 

10.「テストセンターを探す」画面で、自宅住所周辺地図とテストセンター一覧が表示されますので、ロケーションのよいセンターを最大3つ選択してチェックを入れ、画面スクロールをして[次へ]をクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 受験センター選択画面 

11.カレンダーから受験希望日を選択します。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 受験日付選択画面 

12.受験日を選択したら、次に受験時間を選択し、[この予約をする]をクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 受験時間選択画面 

13.「カート画面」が表示されたら、試験名・日時・試験会場等を確認して[チェックアウトに進む]をクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 テストセンター・受験日程確認画面 

14.「支払いと請求を入力してください」が表示されたら、支払いクレジットカードを選択し、[次へ]をクリックします。請求先情報、カード情報を入力する画面が表示されますので、カード番号、有効期限。カード所有者名などを入力し、[支払い]をクリックします。

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【図】:ピアソンVUE シスコ技術者認定 受験料支払い金額・支払いカード選択画面 

CCNA試験の申し込み完了後に、登録したメールアドレス宛に予約内容のメールが届きます。試験種目、受験場所、日時などを誤って選択・入力していないか確認をしておきましょう。

CCNA合格に向けて

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ここまで、CCNA資格試験の概要や資格の取得メリット、試験の申し込み方法について解説してきました。受験申し込み方法が分かったら、受験勉強に専念しましょう。

CCNAは独学で合格が可能なレベルの試験であり、合格者の多くは参考書や問題集を活用しています。CCNA試験は順次実施内容が更新されていますので、ここで紹介したサイトにアクセスし、常に最新のバージョンを確認するようにしましょう。この記事を参考にCCNA試験にぜひチャレンジしてみてください。

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