CCNAの問題の内容は?傾向と対策を解説!おすすめの勉強方法も紹介
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CCNAの問題の内容は?傾向と対策を解説!おすすめの勉強方法も紹介
アンドエンジニア編集部
2022.10.18
この記事でわかること
改定によってCCNAはクラウドや無線などの分野の知識が求められるようになった
選択式の問題だけでなくシナリオやシミュレーション問題もあるので注意
参考書やWeb問題集を活用しながら、効率よく勉強することが重要

CCNAの試験内容と資格保有のメリット

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ここでは、CCNAの試験内容と資格保有によるメリットについて説明します。CCNAを受験する前に試験の概要について理解し、資格保有によってどんなメリットがあるのかを把握しましょう。

【参考】CCNA 認定とトレーニングプログラム-Cisco

CCNAとは?詳細や試験概要、勉強方法について徹底解説!

ネットワーク関連が1つに統合されて内容も大きく変わった

2020年に改定される前のCCNAは全部で8種類に分かれており、CCNA Cloud・CCNA Routing and Switching・CCNA Security・CCNA Service Providerなどの名称の試験がありました。日本では特に「CCNA Routing and Switching」に申し込む人が多かったです。

受験者にとってのデメリットは、資格に合わせた個別の学習が必要なことや、就職・転職先の企業ニーズに合わせた資格を取得する必要があったことです。しかし、2020年2月の改定によって分かれていたジャンルが1つにまとめられ、幅広い知識を証明できる資格となりました。

CCNAは様々なメリットがある人気の資格

ベンダ資格であるCCNAは、就職や転職の際に高いスキルを証明できる資格として人気を集めています。CCNAを保有しているとネットワーク関連のスペシャリストであるとみなされ、さまざまな業界で重宝される人材となるでしょう。各企業での認知度や評価も高い資格であり、フリーランスとして活動する際も優先的に案件を取得できるというメリットがあります。

また、CCNAは世界共通の資格です。日本だけでなく海外での評価も高くなるため、海外での就職や転職の際にも役立つでしょう。なお、CCNAには上位資格も用意されています。さらに年収をアップさせたい方やフリーランスとして活躍したい方は、チャレンジするのもおすすめです。

【参考】シスコ技術者認定 - トレーニング & 認定 - Cisco

CCNAの難易度は?取得のメリットや他の資格との比較を解説

CCNAの試験方法とは?

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ここではCCNAの解答方法・受験日・問題数と解答時間について説明します。また、解答方法についての注意点についても解説しますので、資格に向けた勉強を始める前に試験方法について理解しましょう。

解答方法はCBT方式。解答は後回し・後戻りできないため要注意

解答方式は「CBT方式」という方式が採用されています。一般的なペーパー式の解答方法とは異なり、CBT方式はコンピューターで解答します。コンピューターに問題が出題され、コンピューターに映し出された選択肢から解答を選んだり、解答を記入したりします。

解答の際に最も注意すべきことは、既に答えた解答の見直しができないことです。問題は1問ごとに出題され、択一問題が中心となります。途中シミュレーション問題が出題されることもありますが、次の問題へは先に進むためのボタンを押さない限り見ることができません。

また解いた問題へ戻るボタンがないため、一度解答したら見直しできない仕組みです。そのため短時間で正確に解答する力が要求されます。勉強時間を活用してしっかり知識をつけることが重要です。

日曜・祝日以外ならいつでも受験可能

CCNAの受験日は特に決まっておらず、日曜・祝日以外であればいつでも受験可能です。ただし、試験センターによって異なる場合がありますので必ず事前に確認しましょう。申し込みはインターネットで行います。

申し込みの際に注意することは、CCNAのコードを間違えないことです。Ciscoの各種資格試験にはコードが割り振られており、受験の申し込みの際もコードを選択する必要があります。CCNAのコードは200-301です。コードを間違うと全く異なる試験になるため注意してください。

CCNAの問題数と解答時間

試験の制限時間は120分で、問題数は100問弱あります。なお、いきなり問題が出題されるのではなく、はじめに様々なアンケートに回答してから問題が出題されます。試験終了後は各分野の内容を踏まえたスコアが出力され、その場で合否判定があります。

合格点の目安は非公表となっており、1000点満点で正解率によってスコアが変化します。平均で8割以上の正解率が求められますので、各分野を満遍なく勉強しましょう。

CCNAは難しい?難易度や他のIT系資格との比較を解説!

CCNAの出題傾向と試験対策

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CCNAはネットワーク関連の知識を問われる問題が多数出題されますが、基礎知識から応用分野まで幅広い知識が問われる内容となっています。またシミュレーション問題も数問入っているので、時間配分をしっかりと考えなければなりません。

スピーディーに正確に答えることが大切で、着実に知識をつけることが求められます。なお、CCNAを管理するCisco社が公式サイトでチュートリアルが公開されており、試験のイメージを掴むのに役立ちます。

【参考】CCNA

ネットワークだけでなく幅広いIT分野の問題が出題される

CCNAは基礎知識から応用知識まで、非常に広い範囲でネットワーク関連の知識を求められます。主な項目は全部で6つあり、それぞれ問題が出題されます。解答は項目ごとに正解率が出され、スコアへ反映されるシステムです。

約100問中の各項目の比率を見ると、ネットワーク関連の基礎に関する問題が多く、全体の5割を占めます。残りは、セキュリティーやプログラミングなど応用知識の範囲から出題されます。時間が限られているため、1問あたりにかける解答時間は事前に考えましょう。

なお、苦手な分野があると時間がかかり最後まで解答できないこともあるので、勉強は満遍なく取り組むことが大切です。

解答はスピーディーかつ正確に

CCNAはパソコンに問題が映し出され、解きながら先に進めていくシステムです。わからない問題をスキップしてもあとから解き直しや見直しができないため、注意が必要です。また100問近くある問題を120分で解く必要があり、1問に1分未満で解答するスピーディーさと正確さが求められます。

最も多いのが選択問題で、複数の選択肢から1つまたは複数選択して解答します。選択問題で時間を取られてしまうと他の出題形式で間に合わなくなるので、注意しましょう。ほかにも、複数の選択肢を適切な場所へ置いて解答するドラッグアンドドロップ方式や、文章穴埋め問題が出題されます。文章問題ではスペルミスがないように注意しましょう。

時間がかかるシミュレーション問題対策はしっかりと

CCNAの中で最も時間がかかるのが、シナリオ問題やシミュレーション問題です。シナリオ問題は複数出題され、知識以外にも文章を読み解く力が問われます。シミュレーション問題では仮想空間でルーターやスイッチなどのアイコンを適切な場所へ配置し、設定を入れる問題が出題されます。

コマンドは実際のルーターと同じように進める必要があるため、設定コマンド・確認用コマンド・保存コマンドそれぞれを理解して実行しないと不正解となります。実際に作業する感覚での解答が求められるので、普段からエミュレーターや実機で慣れておきましょう。

多数の問題をスピーディーに解答するための勉強方法

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数多くの問題を正確に解く必要があるCCNAですが、効果的な勉強方法を考え込んで時間が経過してしまう人も少なくありません。しかし、試験日は決まっておらず自分の都合のいい日に受験できるため、自分のスケジュールに合わせて無理なく勉強することが重要です。ここでは、おすすめの勉強方法について紹介します。

目標設定後はWeb問題集や参考書を活用する

締め切りを自分なりに決めておけば、モチベーションを保ちながら勉強を進められます。地道に進めることによって、着実にレベルアップが可能です。勉強はWeb問題集や参考書を活用しながら、知識を積み重ねましょう。ある程度Web問題集を利用して感覚を掴みながら、参考書でしっかりと知識を詰め込むのがおすすめです。

Web問題集は問題を先に解くよりも、解説を理解できるように進めてください。また履歴も簡単にチェックすることができるので、自分がどれだけ習得しているかひと目で把握できることもメリットです。問題内容や見合った解答を把握することによって、自然とCCNAに向けた準備が進むでしょう。

専門用語を参考書で理解する

Web問題集は、問題が乱れ打ちのように出題されて気が滅入ってしまうこともあります。専門用語も多数登場するので、理解するには時間がかかるでしょう。参考書を活用しながら着実に知識に取り込むことで、体系的に理解して段階を踏んだ学習ができます。

しかし、参考書によっては1300ページ以上もあるため挫折することもあります。そこで徐々に範囲を決めながら学習し、Web問題集でわからなかった部分を参考書で探すといいでしょう。常に効率よく学ぶために、索引がついている参考書がベストです。

復習は必須。出題傾向の把握も重要

Web問題集や参考書は1度やったら終わるのではなく、内容を暗記するくらいまで解きましょう。特に何度も間違える問題はチェックし、きちんと理解したのち復習しましょう。また、出題傾向を理解することで実際の試験で焦らなくなります。

問題の形式は多岐にわたっており、ランダムに構成されています。受験した日によってはシミュレーション問題やシナリオ問題が5問以上出題されることもあれば、2問程度だったケースもあります。どんな問題が出ても焦らないよう、網羅的に勉強すると安心です。

公式の練習問題にチャレンジする

Ciscoの公式サイトには、資格取得のためのオンラインテストや実際の試験と同じような練習問題が公開されています。参考書やWeb問題集などに加え、公式の問題にも取り組みましょう。その際、解答にかかる時間を測ることもおすすめです。全体で何分かかったか、1問につき何分かかったかなどを計測し、解答スピードを上げる練習もしてください。

【参考】シスコ認定のオンラインテスト

【参考】CCNA Routing and Switchingv3.0レプリカ問題

過去問は非公開?

CCNAの過去問については非公開となっています。また、受験者は守秘義務のため試験の内容を公表することを禁じられているため、ネット上で出題傾向や詳しい問題内容について調べることはできません。口コミでは試験問題を「例のやつ」と呼び、内容に触れないようにしているようです。

なお、問題が流出し過去問集が公開されている場合がありますが、違法のため関わらないようにしましょう。

試験問題の傾向や解答方法を事前に理解して合格を目指す

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CCNAは2020年に改定されてから、解答時間の長さや出題される範囲がより広くなっているので、難易度が増しているように見えます。そのため、試験がどのように出題されるのか・スコアはどのようにつけられるのかを理解することが重要です。

正解率で算出される傾向にあるため、特段それぞれの問題で得られる得点に大差はありません。出題される範囲を効率よく学ぶために、様々なサイトや参考書をチェックして自分なりのスケジュールを組みましょう。

CCNAとCCNPのどちらを受けるべき?難易度が桁違い?
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