Python3エンジニア認定実践試験とは?概要やメリットを解説
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Python3エンジニア認定実践試験とは?概要やメリットを解説
アンドエンジニア編集部
2023.10.01
この記事でわかること
Python3エンジニア認定実践試験は、2022年11月に始まったPythonのスキル向上を目指すエンジニア向けの試験である
Python3エンジニア認定実践試験の合格率は、主催協会の代表理事のコラムによると50%程度である
Python3エンジニア認定実践試験の出題内容はPython本体の機能に焦点を当てており、Pythonの基本機能を理解し活用する能力が求められる

Python3エンジニア認定実践試験とは

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Python3エンジニア認定実践試験は、近年、多くの開発現場で活用されているPythonのスキルを持つことを認定する試験です。人工知能、機械学習、データ分析などの分野で重要な役割を果たすPythonのプログラミング能力を評価します。

Python3エンジニア認定実践試験は2022年に開始されたばかりの試験ですが、今後も広く活用されると思われるPythonの技術力を証明できる試験として、注目を集めることは間違いないでしょう。

Pythonと機械学習を学んでAI時代に対応できるエンジニアに

試験の内容を確認して受験を検討しよう

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Python3エンジニア認定実践試験は、Python3エンジニア認定基礎試験とPython3エンジニア認定データ分析試験の後継として位置づけられています。より実践的なPython文法を問う試験で、Pythonのスキルを高めたいエンジニアにおすすめしたい試験です。

しかし、始まったばかりの試験でもあるので、その内容や難易度についてあらかじめ情報を集めておかないと、受験するかどうかの判断も難しいでしょう。

そこでこの記事では、Python3エンジニア認定実践試験の受験に興味がある方のために、試験の概要や受験のメリット、試験範囲、勉強方法などについて解説していきます。

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Python3エンジニア認定実践試験の概要

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ここでは、Python3エンジニア認定実践試験の目的や試験要綱、取得を役立てられる職種の年収など、試験の基本的な情報について解説していきます。

試験の目的

Pythonエンジニア認定試験は、一般社団法人「Pythonエンジニア育成推進協会」が主催する試験です。

Pythonを使うエンジニアの間で共有されている「Pythonic(Pythonらしい、シンプルで読みやすいコードの書き方)」という理念に基づいて、Pythonの素晴らしさを最大限に引き出せるエンジニアを育成することを目的に行われています。

その中でも、2022年11月に新設された実践試験は、初学者向けの基礎試験・データ分析試験に続く試験であり、Pythonを実践的に活用する際に重要な仕様やライブラリの使い方を問うことで、エンジニアのコーディング力を向上させることを主な目的としています。

【参考】:Python試験・資格、データ分析試験・資格を運営する一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会

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試験要綱

Python3エンジニア認定実践試験の受験要綱は以下の通りです。

■問題形式:選択問題 40問 ■試験時間:75分 ■合格ライン:正答率70%(700点) ■受験費用:12,000円(外税) 学割 6,000円(税別) ■受験会場:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター ■受験申し込み:オデッセイ コミュニケーションズWebページから申し込み

【参考】:Pythonエンジニア認定試験 | Odyssey CBT | オデッセイ コミュニケーションズ

主教材として、「Python実践レシピ」(技術評論社)が指定されており、この書籍が試験の基礎となっています。

【参考】:Pythonエンジニア育成推進協会監修 Python実践レシピ:書籍案内|技術評論社

資格を役立てられる職種の年収

Python3エンジニア認定実践試験を取得することで役立てられる職種として、AIエンジニアや、データサイエンティストなどが挙げられます。

AIエンジニアに近いと思われるプログラマーの年収は、「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年9月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、AIエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めから高めであることが分かります。

AIエンジニアは、AIやディープラーニングに関する高度な専門知識とスキルが求められます。主に使用される言語であるPythonの技術を高め、最新技術を積極的に取り入れ、最先端のAI技術に対応できるようにすることで、さらに高い年収を得ることができるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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Python3エンジニア認定実践試験の難易度

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ここでは、Python3エンジニア認定実践試験の合格率から見る難易度や、自分で試験の難易度を判断する方法を解説します。

合格率から見る難易度

Python3エンジニア認定実践試験は2022年に開始されたばかりの試験のため、公式サイトには合格率の情報はまだ掲載されていません。

しかし、試験の主催団体である一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会の代表理事のコラムによると、その合格率は50%を少し超える程度であるとされています。他のIT系の資格試験と比較しても、合格率50%ほどであれば難易度はそこまで高いものではないと考えられます。

ただし、実践試験は開始されたばかりで、受験者の中には基礎試験やデータ分析試験の上位試験として実践試験の開始を待っていた、Pythonの熟練者も含まれると考えられます。

そのため、合格率50%とはいえ、決して易しい試験とは言えないでしょう。しっかりと勉強時間を確保して学習し、試験に挑む必要があります。

【参考】:Python実践試験の合格率が50%前後に

公式サイトの例題を確認しよう

実際の難易度がどの程度か判断するために、公式サイト内の「◆実践試験の例題」には、例題が掲載されています。掲載されている問題数は少ないですが、どのような問題が出題されるか、1度確認しておくことをおすすめします。

【参考】:Python 3 エンジニア認定実践試験

Python3エンジニア認定実践試験のメリット

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Python3エンジニア認定実践試験を取得することで、実践的なPythonのコーディングスキルを持つことを証明でき、社内評価アップや転職などに活用できるメリットがあります。

Pythonを現場で実践的に活用できる

Python3エンジニア認定実践試験を受けて得られる最大のメリットは、Pythonを実際の現場で実践的に活用できるようになることです。

試験合格への勉強を通して、業務レベルで役立つPythonの仕様やライブラリを理解し、実践的なコードの記述方法を習得することで、よりPythonを活用できるコードを作成できるようになります。

Pythonのよく使うライブラリ一覧!一段上の開発を目指そう

Pythonの即戦力として社内評価アップや転職に活かせる

Python3エンジニア認定実践試験に合格することで、幅広い知識と実践的なスキルを備えており、現場での実務業務において活躍できるPythonの即戦力であることが証明できます。

Pythonは現在多くの開発現場で使われており、実際のコーディングにすぐに対応できることはアピールポイントになります。

試験に合格することで、自社内で対応できる案件が増えたり、希望する仕事ができる企業への転職に活用したりできるなど、Pythonエンジニアとしてのキャリアを築く上で大きな助けになるでしょう。

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Python3エンジニア認定実践試験の試験範囲と勉強方法

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ここでは、Python3エンジニア認定実践試験の試験範囲や、合格を目指してどのような勉強をすればいいのかについて解説します。

試験範囲

Python3エンジニア認定実践試験の試験範囲は、「Python実践レシピ」(技術評論社)に準拠していることが、公式サイトにて公表されています。

■Pythonエンジニア育成推進協会監修 Python実践レシピ ▪著者:鈴木たかのり,筒井隆次,寺田学,杉田雅子,門脇諭,福田隼也 ▪ページ数:512ページ ▪出版社:技術評論社 ▪発売日:2022/01/19 【参考】:Pythonエンジニア育成推進協会監修 Python実践レシピ:書籍案内|技術評論社

試験の公式サイトでは、「Python実践レシピ」の各章の内容が出題される割合が示されていますが、出題内容はPython本体の機能に焦点を当て、サードパーティー製のライブラリは除外されています。これにより、Pythonの基本機能をしっかりと理解し、活用する能力が求められます。

勉強方法

試験の勉強は、まず「Python実践レシピ」を参考書として十分に読み、内容を理解しましょう。出題範囲は広いため、自分なりに要点をノートにまとめながら学習することをおすすめします。

参考書で十分に勉強したら、試験の公式サイトで紹介されている模擬試験で実力を確かめてみましょう。実際の試験のつもりで取り組み、間違えた問題はもう1度参考書で繰り返し学習しなおして実力アップを目指し、試験当日に臨みましょう。

【参考】:ディープロ | DIVIC

Python3エンジニア認定実践試験を取得してスキルをアピールしよう

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ここまで、Python3エンジニア認定実践試験の概要や難易度、取得のメリットや勉強方法について解説してきました。受験を迷っている方も、どのような試験なのかイメージが湧いてきたのではないでしょうか。

Python3エンジニア認定実践試験は、Pythonを実践的に使っていく上で重要な仕様やライブラリの使い方を問う試験であり、現場でのスキルを高めるのに役立ちます。合格したら、Pythonスキルをもっと活用できる企業に転職を考えるのも良いでしょう。

しかし、試験に合格できても、転職するのにはまた違った苦労があるものです。例えば、自分が希望するキャリアパスを実現できる企業を探したり、職務経歴書を作成したり、さらに、面談では上手に自己アピールができるよう準備しなければなりません。

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