AWS Black Beltとは
AWSのブログやセミナー情報に、AWS Black Beltという案内が掲載されることがあります。AWS Black Beltとは、AWSが主催するオンラインセミナーを指します。日本語の情報展開は、日本法人であるAmazon Web Services Japan(アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)が実施しています。
AWS Black Beltで学べること
AWS Black Beltで学べることは、初心者からすでに利用経験がある方向けまで多岐にわたります。実際に運用に役立つことから、SysOpsやSolutions ArchitectなどAWS認定資格の参考情報まで幅広いニーズに対応します。セミナーのテーマは、「サービス別」「ソリューション別」「業種別」に分けられて実施されます。
【参考】:AWS 認定
AWS Black Beltの提供形態
AWS Black Beltはオンラインセミナーとして提供されます。ライブ配信と動画コンテンツの公開などが行われます。コンテンツはYoutubeを通じて公開されることが多いです。セミナーの告知は「Amazon Web Services ブログ」から発信され、プレゼンテーション資料もPDFファイルとして公開されます。
AWS Black Beltの利用料金
AWS Black Beltオンラインセミナーは、無料で提供されています。利用上の制限は特に設けられておらず、AWSへのサインアップをしていない方もリンク情報からそのまま視聴することができます。
AWSのイベントスケジュール
AWSでは、イベント情報を「AWS イベントスケジュール」に掲載しています。AWS Black Beltのみに範囲を限定せずに、ライブやオンデマンド・ハンズオンなどの各種イベントを確認することができます。
2023年5月時点の情報は、AWS 主催イベントが42件、パートナー主催イベントが14件登録されています。
【参考】:AWS イベントスケジュール
AWSイベントの難易度
AWS イベントスケジュールを表示すると、各項目に100~400のレベル表示が割り振られています。この数字は難易度を表します。AWSイベントは難易度をレベル別に設定しており、以下の分類がされています。
・Level 100(Introductory) 入門レベルを表します。概要中心で、そのトピックの知識がない方を対象としています。
・Level 200(Intermediate) 中級レベルを表します。このトピックに関して入門レベルの知識がある方が対象です。サービスの機能の詳細やデモなどが提供されます。
・Level 300(Advanced) 上級レベルで、対象トピックスの詳細を説明します。該当の知識がある、またはある程度精通している前提で紹介されます。
・Level 400(Expert) 専門家のレベルです。トピックに精通している方向けに、サービスやアーキテクチャの実装や連携が説明されます。
AWS Black Beltオンラインセミナーにも、想定レベルが表記される場合があります。
【参考】:AWS イベントスケジュール
ブログによるAWS Black Beltの案内
Amazon Web Services ブログでは、個別にAWS Black Beltの開催の告知を行っています。タグとして「Tag: Black Belt」が付記されるものは、ブログの一覧リストで確認できます。
また、「AWS Black Belt コンピュートシリーズのあるきかた」や「2023 年 4 月の AWS Black Belt オンラインセミナー資料及び動画公開のご案内」などのように、一括してまとまった単位で情報を整理し、案内する場合があります。今後の予定も合わせて掲載されることもあります。
【参考】:Amazon Web Services ブログ: Tag: Black Belt 【参考】:Amazon Web Services ブログ: AWS Black Belt コンピュートシリーズのあるきかた 【参考】:Amazon Web Services ブログ: 2023 年 4 月の AWS Black Belt オンラインセミナー資料及び動画公開のご案内
AWS Black Beltの掲載一覧
AWS Black Beltの情報は、「クラウドサービス活用資料集」や「Amazon Web Services ブログ」に掲載されます。クラウドサービス活用資料集では、最新情報の紹介やセミナー告知等を行っています。
AWS Black Beltの情報一覧は、「AWS サービス別資料」に掲載されています。このサイトで一覧表示される情報から重点的にAWS Black Beltの動画や資料にアクセスすることができます。
【参考】:AWS クラウドサービス活用資料集 【参考】:AWS サービス別資料
AWS Black Beltのサービス別一覧
AWS Black Beltの情報一覧は、「AWS サービス別資料」に掲載されています。このサイトでは、サービスカテゴリー別に登録セミナーを表示することができます。
全登録数は2023年5月時点で328件表示されます。サービスカテゴリー別では次のような件数が登録されています。
・分析(34件) ・アプリケーション統合(7件) ・ブロックチェーン(2件) ・クラウド財務管理(8件) ・コンピューティング(21件) ・コンテナ(40件) ・データベース(12件) ・デベロッパーツール(17件) ・ウェブとモバイルのフロントエンド(5件) ・エンドユーザーコンピューティング(4件) ・IoT(9件) ・機械学習と AI(25件) ・マネジメントとガバナンス(27件) ・メディアサービス(2件) ・移行と転送(13件) ・ネットワーキングとコンテンツ配信(19件) ・ビジネスアプリケーション(21件) ・セキュリティ、アイデンティティ、コンプライアンス(29件) ・サーバーレス(15件) ・ストレージ(18件) ・VR および AR(1件) ・その他(19件)
【参考】:AWS サービス別資料
「AWS サービス活用資料集」の初心者向け資料一覧
AWSではこれからAWSを始める方向けの動画や資料を、「AWS 初心者向け資料」に掲載しています。
今後予定されているイベントの他、「アマゾン ウェブ サービスとは」「AWS で最低限知っておきたい 10 のことシリーズ」「AWS Builders Online Series」などのコンテンツに分類されて掲載されています。動画は10分から20分程度ですので、初心者の方は一通り目を通しておくのが良いでしょう。
【参考】:AWS サービス活用資料集: AWS 初心者向け資料
「AWS サービス活用資料集」のハンズオン資料一覧
AWSの初心者向けハンズオン資料は、「AWS Hands-on for Beginners」または「AWS 初心者向けハンズオン」と題して掲載されています。2023年5月時点で23本の解説動画が公開されています。最初に視聴する「ハンズオンはじめの一歩」から個別のサービス向けの解説の視聴を進めていきます。
【参考】:AWS サービス活用資料集: AWS ハンズオン資料
AWS Black BeltのYouTube動画一覧
AWS Black Beltオンラインセミナーの動画は、主にYouTubeを通じて公開されます。公式サイトは「Amazon Web Services Japan 公式」で、「AWS Black Belt Online Seminar」と題して公開されます。順番に視聴するのであれば、公式サイトから直接「すべて再生」などを行うことができます。
【参考】:YouTube: AWS Black Belt Online Seminar
AWS Black Beltを活用し知識の底上げを図りましょう
AWS Black Beltは無料で視聴可能であり、AWSアカウントも要りません。すでに利用中の方はもちろんのこと、これからの利用を検討する方も前提知識の理解や知識の底上げが可能です。AWS Black Beltは最初の一歩を踏み出すためにも、動画視聴や資料確認などの活用をおすすめします。
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