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「GitHub Copilot X」が発表!開発者を支える新技術
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「GitHub Copilot X」が発表!開発者を支える新技術

アンドエンジニア編集部
2023.04.27
この記事でわかること
GitHubは3月23日、OpenAIのGPT-4を採用した「GitHub Copilot X」を発表しました
機能別にテクニカルプレビューとして提供され、今後の製品化と提供方法が検討されます
GitHubは、「GitHub Next」としてリサーチプロジェクトを定義し、開発生産性を高める予定です

「GitHub Copilot X」が発表された

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2023年3月23日、GitHubは「GitHub Copilot X」を発表しました。およそ2年前にリリースした「 GitHub Copilot」を改良し進化させたものです。

具体的には、OpenAIのGPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)を採用し、チャットと音声機能が組み込まれ、プロジェクトのあらゆる場面でAIが利用可能になります。

GitHubは、リサーチプロジェクトを「GitHub Next」としてまとめており、「GitHub Copilot X」はそれぞれのプロジェクト単位で公開されます。

【参考】:GitHub Copilot X:AIを搭載した開発者体験 【参考】:GitHub: Introducing GitHub Copilot X 【参考】:GitHub: GitHub Next

GitHub Copilot Xの「X」とは?

GitHub Copilot Xの「X」は、コードの保管からワークフローの拡張へと製品が広がる用途へ対応する可能性を持つプレースホルダー(仮置きした名称)を意味します。「X」は適用領域に応じて使い分けできるので、AI自体における開発へのコミットメントを表すものとして用いられています。

【参考】:GitHub: Introducing GitHub Copilot X

GitHub Copilotとは

GitHub Copilotとは、OpenAIのGPT-3を改良したテキスト生成の言語モデル:「OpenAI Codex」を利用するコード生成・変換を得意とするプログラマー支援ツールを指します。GitHubとOpenAIにより開発されました。

GitHub Copilotに対して、コードを書いたりコードにさせたいことをコメントとして伝えたりすることで、必要となる候補を提示してくれます。AIを活用したペアプログラミングを行うことができます。また、日本語のコメントも処理できることが確認できています。

【参考】:GitHub Docs 【参考】:GitHub Copilot

AIペアプログラマー「GitHub Copilot」の使い方や導入メリットを徹底解説!

GitHub Copilot Xを利用するには

GitHub Copilot Xは、テクニカルプレビューとして利用することができます。利用するには公式サイトでの利用登録が必要です。その際、ウェイティングリストに登録して利用登録完了を待たなければならないため、いつから使えるのか疑問に思う場合は、すぐにウェイティングリストに登録するのが良いでしょう。

なおウェイティングリストに登録できるのは、GitHub Copilotの有効なサブスクリプションを持つ方に限定されています。

【参考】:GitHub Copilot X:AIを搭載した開発者体験 【参考】:GitHub: Introducing GitHub Copilot X 【参考】:Join the GitHub Copilot chat Waitlist

GitHub Copilot Xの料金

GitHub Copilot Xは、テクニカルプレビューとして利用が始まったばかりです。まだサブスクリプションが設定されていません。そもそもGitHub Copilot Xは、そのままGitHub Copilotの製品としての位置付けではなく、将来のビジョンを表現したものと説明されています。

テクニカルプレビューを通じて製品化と提供方法を検討していくとしています。

【参考】:GitHub: Introducing GitHub Copilot X

ベースとなるGitHub Copilotは、2021年6月にテクニカルプレビューが始まり、2022年6月から個人向けサブスクリプションが開始されています。個人向けとビジネス向けがあり、個人向け価格は月当たり10USドル、または年あたり100USドルから選択できます。

学生・教師・オープンソースの保守担当者の場合は、無料サブスクリプションが利用できます。

【参考】:GitHub Copilot の課金について 【参考】:GitHub: Pricing

GitHub Copilot Xの機能と使い方

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GitHub Copilot Xは、前述の通りテクニカルプレビューとして提供されるため利用登録が必要です。1つのウェイティングリストに登録するだけではすべてを利用できないため、それぞれ登録が必要です。

GitHub Copilotの有効なサブスクリプションを持つ方に限定されていますので、先行してGitHub Copilotのサブスクリプションを取得しておくと良いでしょう。

【参考】:GitHub Copilot X:AIを搭載した開発者体験 【参考】:GitHub: Introducing GitHub Copilot X 【参考】:GitHub: The latest GitHub previews

ここからは、具体的に提供されるGitHub Copilot Xの各機能について解説していきます。

GitHub Copilot Chat

「GitHub Copilot Chat」は、開発環境にフォーカスしたチャットインターフェースです。統合開発環境(IDE)と連携し、コードブロックの分析やユニットテストの生成、バグの修正提案なども可能です。音声ベースのコード支援ツールである「GitHub Copilot Voice」も今後搭載する予定です。

「GitHub Copilot Chat」は、OpenAIとMicrosoftがChatGPTや「新しいBing」で進めた作業をベースに構築されます。そのため、テクニカルプレビューはVS(Visual Studio)またはVSCodeのユーザー向けに提供されます。

【参考】:GitHub Copilot chatへのウェイティングリスト登録 【参考】:GitHub Copilot Voice 【参考】:GitHub Copilot Voiceへのウェイティングリスト登録

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GitHub Copilot for Pull Requests

「GitHub Copilot for Pull Requests」は、GitHub上のPull Requestに対してAIによる説明を追加する機能です。使われるAIには、OpenAIの最新のGPT-4が使われています。

「GitHub Copilot for Pull Requests」のプレビューに参加するには、組織の管理者または個人のリポジトリ所有者である必要があります。GitHub Appを通じて、Pull Requestにタグを埋め込むことで、AIによる説明が追加され、管理者やリポジトリオーナーがその提案された説明を確認したり、修正したりすることができます。

【参考】:Copilot for Pull Requests 【参考】:GitHub Copilot for Pull Requestsへのリポジトリ登録

GitHub Copilot for Docs

「GitHub Copilot for Docs」は、ドキュメントに関する質問についてAIが生成した回答を提供するチャットインターフェースです。現在は実験的なツールの扱いのため、GitHub、React、Azure、MDNのドキュメントのみがサポートされています。プレビューに必要な前提条件はありません。

【参考】:GitHub Copilot for Docsへのウェイティングリスト登録

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GitHub Copilot for CLI

「GitHub Copilot for CLI」は、コマンドラインで使用するコマンドの構文や使い方について開発者をサポートするCLI(Command Line Interface)の提案を行います。プレビューに必要な前提条件はありません。

【参考】:GitHub Copilot for CLIへのウェイティングリスト登録

GitHub Copilot Xは開発生産性を高めます

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GitHub Copilot Xは、OpenAIのGPT-4を採用しています。GPT-4は、話題の自然言語処理が可能なAIの言語モデルです。日本語の扱いも可能ですので、今後はテキストのキーボード入力のみならず、音声認識を用いたプログラミングも可能になるでしょう。

このように、今後急速にAI活用が進むと考えられるため、コード開発においても情報のキャッチアップをしておくことをおすすめします。

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