プログラミングツールには何がある?メリットや種類、おすすめを紹介
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プログラミングツールには何がある?メリットや種類、おすすめを紹介
アンドエンジニア編集部
2023.04.29
この記事でわかること
プログラミングツールには、主にコードエディタ・ソースコード管理ツール・ドローツールの3種類がある
ツールを使うことでコーディングの効率向上、多人数でのコード編集が容易になる
おすすめのツールには、Visual Studio Code・GitHub・draw.ioなどがある

プログラミングツールとは

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プログラミングは今や現代社会に欠かせないものであり、現職のプログラマーでなくとも多くの人がプログラミングを習得しています。そんなプログラミングには同作業を効率化するツールが存在します。

プログラミング自体が未経験もしくは始めたばかりの方の中には、そのようなツールの存在を知らない方も多いでしょう。本記事では、プログラミング自体やそれを使う職種の説明からスタートし、ツールの種類やメリットを解説するとともに、おすすめのツールも紹介します。

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コードエディタやソースコード管理ツールがその代表

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プログラミングツールは、プログラミング業務全般を効率よく進めることを目的としています。

ツールには3種類あり、1つ目は自分の書いたソースコードを見やすくすることや、書き出すスピードを上げるコードエディタです。2つ目は、多人数で同じソースコードを編集する際、個人個人が編集した内容を上手く統合して管理できるソースコード管理ツールです。

そして3つ目は、プログラミングのための設計図である仕様書について、分かりやすさに必要なフローチャートなどの図を容易に作成できるドローツールです。

プログラミング業務を主体とするプログラマーを目指すためには、このようなツールを使いこなすことが求められており、プログラミング技術だけを学べば良いわけではないことは覚えておきたいところです。

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プログラミングツールについて

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まずはプログラミング自体にあまり詳しくない方々のために、プログラミングやそのツールについての基礎知識から説明します。

そもそもプログラミングとは

そもそもプログラミングとは何でしょうか。プログラミングとは、コンピュータにやってもらいたい処理を実行するための一連の命令を作る作業のことです。

この命令はプログラミング言語と呼ばれる特殊な言語で記述され、記述された命令群はソースコードと呼ばれています。ソースコードを作成する作業のことを、コード作成の意味で「コーディング」とも呼びます。

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プログラミングツールの種類

このようなプログラミングを主体とする業務では、時に膨大な量のコーディング作業を行うことや大人数で同時にソースコードを編集することもあります。そのため、その作業をサポートするツールの存在が欠かせません。プログラミングツールには以下の種類があります。

■コードエディタ ソースコードの作成を支援する強化されたテキストエディタと言えるものです。自動的にアノテーションを付けてコードを見やすくする、コード内で使用する関数や変数を簡単に検索できる、などコーディング作業自体の効率を上げる機能を持っています。

■ソースコード管理ツール ネットワーク上にソースコードを格納し、多人数でのコーディングを容易にするツールです。このツールを使えば、同じタイミングで別の誰かがソースコードを編集してしまっても上手く自分のものと統合することができるようになります。

■ドローツール プログラミング自体とは直接関係ありませんが、ソフトウェアの設計図と言える仕様書の作成をサポートするツールです。仕様書では誰が見てもわかりやすいようにフローチャートやシーケンス図などの図を併記することが求められています。

ドローツールはそういった図を簡単に作成できる機能を持っています。

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プログラミングを行う職種

前述したようなプログラミング作業を行う職種には、どういったものがあるのでしょうか。プログラミングを行う職種自体は数多くありますが、それを主体とする職種としてはプログラマーが代表的です。

プログラマーは、主にシステムエンジニアなどの上流工程で設計された仕様をもとにプログラミングを行います。実際にプログラミング作業を行う分、プログラミング言語の知識だけでなく、ツールの習熟度も問われます。

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プログラマーの年収

では、実際に世の中で働くプログラマーはどの程度の年収を得ているのでしょうか。

プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年3月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビにおいてプログラマーは一般平均年収よりもやや低めでありますが、経済産業省のデータでは高めに出ています。調査媒体によって年収にはバラつきがあることが分かります。

年収にバラつきがあるということは、プログラマーとして従事する業種によって待遇が大きく変わることを表しています。様々な言語やツールを使いこなせるようにして市場価値を高めていけば、高収入を狙うこともできるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

プログラミングツールを使うメリット

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プログラミングの概要やそのツールについて簡単に紹介しましたが、それらを使いこなすことでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは代表的なメリットを紹介します。

コーディング効率が上がる

コードエディタのようなツールを使いこなせば、コーディング作業自体を効率化することができ、結果的にプログラミング業務にかかる時間を削減することができます。

業務の種類によっては膨大なコーディング作業を行う必要があり、なおかつ請負単価やスキルが時間で測られるプログラマーにとって、いかに早く仕事をするかは死活問題です。こうしたツールを駆使することでコーディング作業を短縮し、本人の客観的な評価を上げることにもつながります。

多人数でのプログラミングが容易になる

ソースコード管理ツールを使うことで多人数でのソフトウェア開発を円滑に進められるようになります。

個人でプログラミングをする分には、こうしたツールはあまりメリットがないように思えるかもしれません、しかし、1つのソースコードを複数人が編集するとなると、全員がそれぞれ編集したものを最後に統合する必要があり、コードエディタだけでは非常に労力がかかります。

同ツールはこの統合作業を自動で行うことができるため、このような労力を最小限にすることが可能です。また、ソースコード自体をクラウド上に保存できるためバックアップも容易です。

他者への引き継ぎが容易になる

ここまではコーディング作業におけるメリットに注目してきましたが、ソースコードを他者へ引き継ぐときに必要となるのが設計図とも言える仕様書です。ドローツールはこの仕様書の作成に不可欠なフローチャートなどの図を容易に作成できるようにしてくれます。

どのような業務であっても、いずれ成果物であるソースコードを誰かに引き継がないといけません。そうした時に、豊富な図表を有する仕様書を用意できれば、引き継ぎ作業もスムーズに進められることでしょう。

おすすめの無料プログラミング用ツール

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プログラミングのためのツールのメリットを紹介してきました。最後に、具体的にどのようなツールがおすすめできるかを紹介します。ここでは無料で使用できるものに焦点を当てています。

Visual Studio Code

コードエディタの中でも定番とも言えるソフトが「Visual Studio Code」です。

Microsoft社が2015年からリリースしている本ツールは、エディタとしての使いやすさはもちろんのこと、様々な拡張機能がリリースされており、ほとんどの言語、開発分野で活躍できます。また、この後説明するソースコード管理ツールのGitHubとも連携が可能です。

【参考】:Visual Studio Code

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GitHub

ソースコード管理ツールの代表であるGitをより使いやすく仕上げたものが「GitHub」です。無料登録でも同サービス上のクラウドへソースコードを保存できるほか、第三者と共有して共同開発を行うこともできます。

Git特有のコミット、プルリクエストなど専門用語が多く、初心者には分かりづらいかもしれません。しかし、多くの企業で使われているツールなので、使いこなせれば転職活動を有利に進められるでしょう。

【参考】:GitHub

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draw.io

無料で使えるドローツールとして評判が高いのが「draw.io」です。ソフトのインストールすら不要でブラウザ上ですぐに製図を行うことができます。

作成できる図もフローチャート、ネットワーク図などソフトウェアの仕様書に必要なものを網羅しています。保存する際にもGoogleドライブやGitHubなどクラウドサービスへ直接保存できる点も優れたところです。

【参考】:draw.io

プログラミングツールを使いこなしたその先には

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本記事ではプログラミングとそのツールについて説明しました。使用するメリットやおすすめのツールの紹介を通じて、プログラマーへのチャレンジを考えている方もツールのイメージが思い浮かぶようになったのではないでしょうか。

それでも最初はプログラミング業務にチャレンジするのは不安なものであり、できるなら未経験者を歓迎する優良企業で研修を積みたいところです。しかし、そういった企業を数ある求人の中から探していくことは非常に困難です。

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