▼ITエンジニアにおすすめの資格一覧をご紹介!
プログラミングの資格は役立つ?
世の中には様々な資格試験がありますが、プログラミングに関する資格も多く存在します。しかし、プログラマとして働くために、プログラミング関連の資格の取得は必須ではありません。
一部のITエンジニアの間では、エンジニアの評価基準として、資格の有無よりも現場での経験や実践的なスキルがあるかどうかを重視するという声もあります。プログラミングに関する資格は、取得して役に立つものなのでしょうか。
プログラミング関連資格を取得するメリットは多い
プログラミングの資格の取得には多くのメリットがあります。様々な分野やレベル、プログラミング言語などに応じた多くの資格があり、自分に必要なものを取得して役立てることができるのです。
例えば、プログラマとして十分な経験を積んでいる人であれば、資格の取得でそのスキルを対外的に証明することができます。またこれからプログラマを目指そうという人にとっては、初級者向けの資格の取得を目指すことで下地となる知識を身に着けることができます。
この記事では、資格の取得を考えている人の参考になるよう、資格取得のメリットを解説し、おすすめの資格をご紹介します。
プログラミングの資格を取得するメリット
ここでは、プログラミングの資格を取得するメリットにはどんなものがあるか解説します。自分にとって魅力のあるものがないかチェックしてみてください。
プログラミングのスキルを対外的に証明できる
プログラミングに関する資格を取ることで自らの能力を証明することができます。プログラマがどれくらいのスキルや知識を持つかは、同じ職場で働くエンジニアには分かりますが、顧客や営業など現場にいない人や、プログラミングにあまり詳しくない人には、伝わりにくいでしょう。
そこで、自分の得意とする言語や専門分野の資格を取得すれば、顧客や所属会社の営業担当者などはその人に任せられる仕事の内容やレベルを客観的に判断することができます。
現場経験が長く高いスキルを持っていれば、それに見合った難関資格を取得してエンジニアとしての高い価値をアピールし、よりやりがいのある案件にチャレンジする機会も増えるでしょう。
プログラミングについて体系的に理解を深められる
プログラミング資格にチャレンジすることで、プログラミング・情報処理技術・専門分野に関することを体系的に学ぶことができます。
多くのプログラマは、業務の中で自ら学んでプログラミングスキルを成長させることが多いです。そのため、関わる案件や分野によって得られるスキルや知識に偏りが出る場合があります。
資格の勉強をすることで、自分で築いたスキルや知識に不足していたものを埋めることができ、よりクオリティの高い業務をおこなうことができるようになります。
会社によっては資格手当が出る場合がある
会社によっては、プログラマが業務に関わりの深い資格を取得すると、基本給とは別で資格手当を出してくれる場合があります。また、会社が指定した資格の取得であれば、研修やテキスト代、試験費用などを負担してくれる場合もあります。
資格を取りたい場合は、こういったサポートが得られないかあらかじめ会社に確認してみましょう。
社内評価や転職の時に有利になる場合がある
プログラミングの資格を取得することで、その言語や分野において一定のスキルを持っていることが証明できるため、社内での査定や転職時に有利に働く場合があります。特に、転職してキャリアアップを目指したい場合は、目指すキャリアに合わせた資格を取得してアピールすることをおすすめします。
プログラミングの資格取得の前に知っておきたいこと
ここでは、プログラミングの資格を取得する前に知っておきたい予備知識について説明します。
国家資格と民間資格とは
プログラミングに関する資格は、大きく分けて国家資格と民間資格に分けることができます。さらに、民間資格の中には、IT関連のソフトウェアやハードウェアを販売する会社が認定するベンダー試験と、特定のベンダーに拠らず中立的な立場で認定するベンダーニュートラル試験があります。
国家資格は、日本における認知度や信頼性において民間資格より有利であると言えます。しかし、ベンダー試験にはITベンダーとして世界的に有名な企業が認定し、 IT業界における知名度や信頼度が高いものも多くあります。
資格取得のタイミング
プログラミングに関する資格は、経験や年齢にかかわらず受けられるものがほとんどです。自分が必要と思うタイミングで受験することができます。
そのため、現場で活躍しているプログラマが業務と並行で勉強して取得することもありますし、IT企業に入社した新入社員が、まず初心者向けレベルの資格の取得を目指すケースもあります。
高校生や大学生が卒業後にプログラマを目指すのであれば、在学中に資格取得を目指しても良いでしょう。特に大学生の場合は、就職活動が本格的になる前に資格を取得しておくと、就職活動を有利に進められる可能性があります。
自分に合った勉強方法を活用する
勉強や仕事の合間に勉強して資格を取得するためには、自分にあった効率の良い勉強方法を見つけることがポイントです。
1.参考書で勉強する まず、参考書を使って基礎的な知識を身につけましょう。参考書は、それぞれの資格の傾向や対策を抑えたものや、基本的な知識を網羅したものなど、目的とレベルに応じて使い分けることができます。
近年は、インターネットで様々な参考書の内容や使いやすさを、書評レビューなどである程度確認することもできます。自分に合った参考書を見つけて活用しましょう。
2.公式サイトの過去問や学習コンテンツなどで勉強する 取得したい資格試験に関するインターネット上の情報もよく確認しておきましょう。資格試験の公式サイトに過去問が掲載されていたり、試験の学習のためのコンテンツが公開されているなど、勉強に役立つ情報が見つかる場合があります。
3.スクールで勉強する 1人でコツコツ勉強を進めるのが苦手な人は、スクールに通うという方法もあります。スクールであれば、通って勉強しなければならない状況になりますから、おのずと勉強に向かうことになります。また、講師や同じ資格取得を目指す仲間と学習することで、モチベーションを維持できます。
おすすめのプログラミングの資格
ここでは、おすすめのプログラミングの資格をいくつか紹介します。資格を取得するときは、手当たり次第に取得するのではなく、自分が行なっている業務に役立つものや、将来スキルアップしたい方向性などをよく考えて選びましょう。
基本情報技術者試験(FE)
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が主催し、情報処理技術者として一定のスキルを持つことを証明する、幅広い認知度を持つ国家資格の1つです。
情報処理の基礎から、セキュリティ・データベース・ネットワークなどプログラマとして知っておきたい基本的な知識、システムの設計・開発・運用に関する技能が問われるなど、ITエンジニアとしての基礎力が問われます。
さらに難易度の高い上位の国家資格として、応用情報技術者試験や、さらに高度な知識・技能を問われる資格試験もあります。レベルに応じてチャレンジしてみることをおすすめします。
【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:基本情報技術者試験 【参考】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧
C言語プログラミング能力認定試験
C言語に特化したプログラミング資格として知られる認定試験です。C言語を使ったプログラミングの作成能力を問われる資格で、レベルに応じて3級・2級・1級の区分があります。
3級はC言語の初心者でも勉強すれば十分取り組める一方、1級は実際にパソコンを使った実技となるため現場でプログラムを書ける高いスキルを求められ、自分のレベルに応じて受験することができます。
Python3エンジニア認定
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が認定する資格です。Pythonは特にAI分野の開発に強い言語として知られます。小規模なものから大規模な開発まで対応でき、アプリケーション開発やデータ解析など幅広い分野でも使用されます。
【参考】:Python試験(Python資格)
ORACLE MASTER
ORACLE MASTERは、日本オラクル社が認定するベンダー資格です。世界で使用されるオラクルデータベースの管理技術を持つことを認定します。ランクはBronze、Silver、Gold、Platinumに区分されていますが、Platinumについては詳細未定となっています。
ORACLE MASTERの受験を通して、データベース技術者に必要なRDB(リレーショナルデータベール)の仕組みや、SQLなどのスキルを体系的に習得することができます。
【参考】:ORACLE MASTER Portal - be an ORACLE MASTER - | オラクル認定資格制度 | Oracle University
資格を取得してキャリアアップを目指そう
ここまで、プログラミングに関する資格の取得について説明してきました。取得のメリットや注意点、おすすめの資格などお分かりいただけたかと思います。ご紹介した以外にも様々な資格がありますので、自分に合った資格を取得し、ITエンジニアとしての価値を高め、社内での活躍や転職に活かしましょう。
しかし、資格は1人でがんばって取得できても、それを活かしてキャリアアップのために転職を行うのは、1人では難しいものです。自らの取得資格を活かせる転職先を探し、スキルや能力を十分にアピールする必要があります。
そこでぜひご活用いただきたいのがマイナビIT エージェントです。
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