フロントエンドエンジニアとは?未経験から目指す効果的な転職方法を徹底解説!
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フロントエンドエンジニアとは?未経験から目指す効果的な転職方法を徹底解説!
アンドエンジニア編集部
2022.07.02
この記事でわかること
フロントエンドエンジニアはWebデザイナーの設計に従って、HTMLやCSS、JavaScriptを用いて、コーディングを行う
フロントエンドエンジニアはコミュニケーションスキル、ロジカルシンキングなどのヒューマンスキルが求められる
フロントエンドエンジニアは未経験からなることは可能だが、習得すべきスキルは多くしっかり計画を立てることが重要

フロントエンドエンジニアとは?

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フロントエンドとはWebブラウザ側、すなわちクライアントやユーザー側で動作する部分を指します。フロントエンドエンジニアは、ユーザーが画面を通して触れるフロントエンドのWebアプリケーションの設計や開発を行うWebエンジニア職種の1つです。

フロントエンドエンジニアに対して、ユーザーから見えないOSやデータベース側を担当するエンジニアとして、バックエンドエンジニアがいます。

フロントエンドエンジニアはWebデザイナーの設計に従って、HTMLやCSS、JavaScriptを用いて、コーディングを行います。開発現場によってはフロントエンドエンジニアはWebデザインやディレクション業務に携わることもあり、活躍範囲の広い職種といえます。

Webエンジニアとは何か?その仕事内容や必要性、スキルについて解説!

フロントエンドエンジニアの年収

フロントエンドエンジニアの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」での平均年収は385万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のコンテンツクリエイタ/デザイナーを参考にすると、平均年収411万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、フロントエンドエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。

キャリアパスとしては、フロントエンドエンジニアとして経験を積み、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーを目指すなどの道があります。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング

【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7)

【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収、必要スキルを解説!
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Webサイトの構築に関わる仕事や役割

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フロントエンドエンジニアは、Webエンジニアで「フロントエンド」部分を担当するエンジニアであることが分かりました。では、Webサイトの構築に関わる仕事や役割にはどのようなものがあるのか、4つの仕事や役割について紹介をしていきます。それぞれの仕事内容、違いについて理解を深めるための参考にしてください。

SEO・マーケティング

SEOとは「Search Engine Optimization」の略語で、検索エンジン最適化と訳されている、Webサイトを検索上位に表示させる手法のことです。SEOは主に「SEOエンジニア」やWebサイトの企画・制作・運用を行っている「Webマーケター」が担当しています。

Webデザイン

Web構築において、WebデザインはWebサイトの成否を大きく左右します。そのWebデザインを担当するのが「Webデザイナー」です。

Webの多くはアクセスしたユーザーの属性や、タイミングに合わせた動きをしますが、Webサイトに動きを付けるには「HTML」や「CSS」などのWeb言語知識に加えて、動的なページを実現させる「JavaScript」の知識が欠かせません。

Webデザイナーは時にWebデザインだけではなく、「JavaScript」などを用いてWebページ作成に携わることがあります。

バックエンド開発

バックエンドは、サーバ側やデータベースなど、Webページの裏側にあり、Webを利用するユーザーから見えない部分のことです。Webページからユーザーが入力したデータを処理し、データベースを更新したり、その処理結果をユーザーに返したりといった役割を担います。

バックエンドで主に利用される言語には、Java、PHP、Python、Rubyなどがあります。これらバックエンド部分の開発を担当するエンジニアをバックエンドエンジニアといいます。

フロントエンド開発

フロントエンドはWebサイトのユーザーから見える部分で、クライアントサイドとも呼ばれる部分です。利用される言語には主に、HTMLやCSS、JavaScriptなどがあり、このフロントエンドを担当するエンジニアがフロントエンドエンジニアです。

フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアを詳しく解説!

未経験からITエンジニアを目指すためのステップ

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未経験からフロントエンドエンジニアを目指すには、明確な目標を持ち、目標に向かってしっかりと計画を立てて準備を進めることが必要です。基本的には次のステップでフロントエンドエンジニアを目指すと良いでしょう。

言語の習得に努める

エンジニアが学ぶべきプログラミング言語は非常に多くありますが、フロントエンドエンジニアとして最低限必要な言語はHTML・CSS・JavaScriptの3つです。それら3つについて簡単に解説をします。

1.HTML

HTMLはHyperText Markup Languageの略語で、マークアップ言語とも呼ばれ、Webページ制作には欠かせない言語です。

HTMLとは?今さら人に聞けないその概略や役割を解説!

2.CSS

CSSはCascading Style Sheetsの略語で、Webサイトを装飾する上で欠かせない言語です。一般的にはWebの基本部分をHTMLで作成し、文字の色、サイズ、背景や配置などの見た目に関わる部分はCSSで定義します。

CSSとは?概要や基本書式、具体的な記述方法について解説!

3.JavaScript

JavaScriptは、Web広告に動きをつけたり、画面上のボタンをクリックした際にへこませたり、Web画面に動きをつけられる開発言語です。

Webサイトに動きを付ける以外に、Webアプリケーション開発でも利用されるなど、HTMLやCSSと比較すると、よりプログラミング的な要素が強い開発言語です。ちなみに、汎用的なプログラミング言語のJavaとは全く無関係です。

JavaScriptとは?人気のJavaScriptを5分で学ぶ

スキル証明となる資格を取得する

フロントエンドエンジニアは未経験からの転職は可能ですが、ITに関する知識や経験がゼロでは転職は難しいでしょう。転職での採用では即戦力期待もあるため、しっかりと準備を進める必要があります。

具体的にはスキル証明となる資格を有していると、未経験者でも転職がしやすくなりますので、この後で紹介する資格試験への挑戦は必須と考えてください。

転職エージェントを活用する

未経験者の転職はさまざまな不安や予期せぬ壁にぶつかることがあります。それらを解消するには自身が活躍できる適した企業を紹介してくれる転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントは無料で専門家による転職相談を受けられ、自身の興味分野や将来目標、適性、希望年収などをヒアリングした上で、自身に最も適した企業を紹介してもらえる利点があります。

【参考】:マイナビIT エージェント

フロントエンドエンジニアに必要なスキル

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次に、フロントエンドに向いている人や、必要なスキルについて見ていきましょう。自分のスキルと対比させ、不足するスキルについてはその強化に努めてください。

フロントエンドエンジニアに向いている人

フロントエンドエンジニアに向いている人は、常に新しい技術や知識に興味があり、常に自身を高められる人です。

またフロントエンドエンジニアは、システムの中でも最もユーザーに近い部分を担当することから、「人に関心が強い」「誰かをよろこばせたい」というサービス精神の旺盛な人、人の気持ちに寄り添えるタイプの人が向いています。

新しい技術や人に関心が薄い人は、フロントエンドエンジニアには向いていないかもしれません。適性に欠ける人は仕事を「つらい」と感じるようになりやすいので、目指す職業の適性は重要です。

コミュニケーションスキル

フロントエンドエンジニアはWebデザイナー、ディレクター、クライアントなどと接する機会が多い職種です。相手の意思を理解したり、自分の考えを伝えたりする円滑なコミュニケーションが求められますので、フロントエンドエンジニアにはコミュニケーションスキルが欠かせません。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは論理的思考能力です。エンジニア全般に必要な能力ですが、フロントエンドエンジニアも開発メンバーとのコミュニケーションやWebページの制作などでロジカルシンキングが必要となります。

ロジカルシンキングは研修への参加や日常の訓練で高める事が可能ですので、積極的に向上を目指しましょう。

技術的スキル

フロントエンドエンジニアは「HTML」「CSS」「JavaScript」を扱えるスキルの他、デザインフレームワークに関する知識、UI/UXの設計に関する知識、CMSの構築知識、SEOに関する知識などが求められます。

フロントエンドエンジニアにおすすめの資格

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未経験者がフロントエンドエンジニアになるには、スキル証明となる資格の取得が望ましいのです。特に転職者は即戦力としての期待が大きいため、以下の資格の取得をおすすめします。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験では高度IT人材としての知識・技能・活用能力を問われます。難関な国家試験の1つですが、フロントエンドエンジニアのみならず、すべてのエンジニア職に役立ちます。

基本情報技術者試験を取得している人は「応用情報技術者試験(AP)」を取得しておくと、高度なITスキルを有する証明となります。

【参考】:※1 基本情報技術者試験(FE)

【参考】:※2応用情報技術者試験(AP)

基本情報技術者試験のメリットやITパスポート試験との違いを解説!

Webデザイン技能検定

Webデザインに関する知識や技能、実務能力を問う試験です。Webに関わるエンジニア向けの国家検定で、特にWebデザインにかかわる人には、スキル証明となる資格です。フロントエンジニアが直接Webデザインに関わることは少ないのですが、この資格を取得しておくことで仕事の幅が広がり、また転職時には有利となる資格の1つです。レベルは3級から1級まであります。

【参考】:ウェブデザイン技能検定

未経験からITエンジニアを目指すなら

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私たちが毎日のように閲覧しているWebを支えているWebエンジニアの中で、特にユーザーが直接アクセスするWebページを作成しているのがフロントエンドエンジニアです。綺麗なWebページを作りたいと、憧れを抱く人は少なくありません。

しかし、未経験からフロントエンドエンジニアを目指すには、学ぶべきことは多く、転職に関するノウハウもありません。数ある企業から自分に適した企業を見つけるのも容易ではありません。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。

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