フィールドエンジニアは底辺ではなくおすすめ?年収や出世から真相が判明!
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フィールドエンジニアは底辺ではなくおすすめ?年収や出世から真相が判明!
アンドエンジニア編集部
2024.01.27
この記事でわかること
フィールドエンジニアは企業や顧客にとって必要不可欠の重要な職種
フィールドエンジニアは現場で、自社の製品が最善の状態で稼働するようサポートを行う重要な役割を担ったエンジニア
フィールドエンジニアは顧客の期待が大きい分だけストレスフルな仕事だが、やりがいのある職種

フィールドエンジニアは底辺?

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ITエンジニアの中でも「フィールドエンジニアは底辺だ」という噂があります。確かにネット掲示板やSNSには、フィールドエンジニアは「きつい」「やばい」といった意見もあります。また、フィールドエンジニアから転職したいという書き込みも見受けられます。

一方では、ITの重要性は年々高まり、フィールドエンジニアの必要性が高まっています。このギャップはなぜ起きているのでしょうか。この記事では、未経験からフィールドエンジニアを目指す方や検討中の方に向けて、フィールドエンジニアは本当に底辺職なのか、仕事内容や年収についても解説していきます。

フィールドエンジニアは底辺ではなく、むしろ重要な職業

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どのような噂にも何らかの理由がありますが、フィールドエンジニアは決して底辺の職業ではありません。フィールドエンジニアは、企業や顧客にとって必要不可欠の重要な職種です。フィールドエンジニアがいなければ、製品トラブルの解決・定期メンテナンス・納入サポートや顧客への製品説明をだれが行うのでしょう?これらを放置すれば、企業はクレームの嵐と信用失墜で直ちに倒産するかもしれません。また顧客は業務が停止し、困り果てることになります。

これだけ重要なポジションを占めるフィールドエンジニアは底辺どころか、むしろ自信を持っておすすめしたい職業の1つです。

フィールドエンジニアとは

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フィールドエンジニアのフィールド(Field)は現場を意味します。フィールドエンジニアは現場で自社の製品が正しく動作し、活用できるように最善の状態を保つためのサポートを行う重要な役割を担っているエンジニアです。

フィールドエンジニアは一般的なエンジニアとは異なり、システムの設計や開発を行うことはなく、自社の製品やシステムの保守及びメンテナンスなどを行うエンジニア職です。

フィールドエンジニアとは?仕事内容や将来性、必要なスキルを解説

フィールドエンジニアの仕事

フィールドエンジニアの仕事は、具体的には次のような内容を行います。

▪客先に出向き、自社製品や自社システムの納品作業(必要な機器などの設置、説明、稼働確認)を行う

▪客先で、製品稼働後の点検作業、定期保守作業を行う

▪製品やシステムの障害対応で客先に出向いて、その修理、復旧作業と原因究明を行う

このように、フィールドエンジニアは自社製品を利用している顧客のところに出向いて対応する仕事であり、他のエンジニアとは働くスタイルが大きく異なります。顧客との接点が最も多く、自社製品や自社システムに関する高度な知識、さらにコミュニケーション能力が求められる点もフィールドエンジニアの特徴です。

【参考】:フィールドエンジニアとは?仕事内容やキャリアプランについて|マイナビAGENT

フィールドエンジニアの年収

ネット上には「フィールドエンジニアは底辺だから年収も低い」という偏見があるようですが、実際のところはどうなのでしょう。

転職サイト「マイナビAGENT」の調べによると、平均で431万円(30代だと平均512万円)です。国税庁の令和2年度調査では、日本における給与所得者の平均年収433万円(平均年齢42.9歳)との比較で、平均年齢を考慮すると、フィールドエンジニアは給与所得者の平均年収を大きく上回っています。

【参考】:※平均年収ランキング|FAE・サービスエンジニア・サポートエンジニア|マイナビAGENT)

【参考】:令和2年度民間給与実態統計調査結果|国税庁

フィールドエンジニアとサービスエンジニアの違い

フィールドエンジニアと類似する職種にサービスエンジニアがありますが、基本的に呼称の違いと考えてください。

強いて違いを挙げると、サービスエンジニアは営業支援の要素を持っている点です。比較的歴史のあるメーカーでは、フィールドエンジニアやサービスエンジニアをカスタマーエンジニア(略称CE)と呼んでいるところもあります。

フィールドエンジニアとサービスエンジニアの違い、適性、将来性など

フィールドエンジニアの出世

フィールドエンジニアは泥臭い仕事のイメージからか、出世と無縁と見る動きもあります。しかし、フィールドエンジニアにも昇進や出世の機会は平等にあります。明確なキャリアプランを描いている人であれば、さらに出世の機会は多くあるでしょう。フィールドエンジニアは実力がものを言う世界であり、顧客からの評価が高い人は昇進や昇給の機会が増えますし、実力や実績があれば転職という方法もあります。

「フィールドエンジニアは底辺」と言われる理由

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フィールドエンジニアはITの普及や発展、その存続に欠かせない重要な職種ですが、それにもかかわらず「フィールドエンジニアは底辺」という厳しい見方がある理由はどこにあるのでしょうか。

その理由を以下に述べていきます。

トラブル対応がきつい

フィールドエンジニアの業務には、故障やトラブル対応があり、24時間365日の対応が求められることがあります。

しかもそれらは予期せぬタイミングで起き、さらに迅速な対応が求められます。対応が遅れたり、対応を誤ったりすると顧客に大きな迷惑や損失を与え、クレームに発展するリスクがあります。顧客には24時間営業の店舗などもあり、夜間や休日を問わず対応を求められることもあります。こうした背景から、フィールドエンジニアは変則的な勤務を余儀なくされ、ストレスを抱え込むこともあります。

フィールドエンジニアはきつい?向いている人や将来性も解説!

常に最新技術や知識が求められる

フィールドエンジニアは、日進月歩で進化し続ける自社のIT機器などを扱うため、常に最新かつ高度な製品知識、半導体知識やITスキルが求められます。また、周辺機器やクラウド技術に関する知識も求められます。知識やスキルが陳腐化すると顧客の期待に応えることができず、仕事にも大きな支障を来たします。

故障はないのが当たり前

ITや機器への依存度が高まれば、それに比例して故障や障害の影響も大きくなります。そこで、これまでは「故障はないに越したことはない」という緩い要求から、「故障は絶対にあってはならない」という厳しい要求に変化します。この結果、フィールドエンジニアに向けられる目は厳しくなり、「故障はないのが当たり前」となり、大変なプレッシャーやストレスに晒されることとなります。

以上のようなストレスフルの仕事環境が、「きつい」「やばい」という愚痴となり、退職理由や「インフラエンジニアは底辺」という悲観的、自虐的な見方に発展したのだと考えられます。

フィールドエンジニア職をおすすめできる理由

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ここまで、「フィールドエンジニアは底辺」といわれる理由について確認しました。その理由の多くは、フィールドエンジニアに対する期待の裏返し、期待の大きさから来るものが大半でした。逆に考えれば、フィールドエンジニアは「やりがいのある職業」と言えるでしょう。ここからは、フィールドエンジニア職をおすすめできる理由について述べていきます。

自分の知識とスキルが顧客の評価に直結する

フィールドエンジニアは営業職と同じく、エンジニア職でありながら顧客との接点が非常に多いのが特徴です。すなわち、自らの働きが顧客満足度を左右します。フィールドエンジニアは自分の知識やスキルが顧客満足向上に直結し、さらにそれを直接肌で感じ取れる立ち位置にいるのです。これは他のエンジニアにはない大きなやりがいの1つです。

エンジニアスキルが向上する

先ほど述べたように、フィールドエンジニアは適切な顧客対応のために、常にスキルを磨いて最新技術を取り入れる必要があります。結果、フィールドエンジニアになることで常にエンジニアスキルが向上していきます。客先での迅速な対応力、顧客への的確な製品説明力に磨きが掛かり、さらに自社製品に対する反応や評価を直接聞いて、製品開発にフィードバックするなど、スキル向上と相まって重要な役割を果たすことができます。自身のスキルアップや、やりがいを感じたい人におすすめです。

自由な仕事環境

エンジニアの中には、机に向かって仕事をするのが苦手な人がいます。フィールドエンジニアの職場は客先や現場であり、ある程度の自由が許される仕事環境にあります。社用車を運転して現場を回り、さまざまな顧客と接し、自由時間には青空を観ながら寛ぐといった過ごし方もできます。現場が好き、人が好きという方にはピッタリの職業です。

フィールドエンジニアに向いている人とは

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フィールドエンジニアがおすすめできる理由は理解できたでしょうか?次に、フィールドエンジニアはどのような人に向いてる職種なのかについてご紹介していきます。以下に、フィールドエンジニアに向いている人の特徴についてまとめました。

【参考】:未経験からフィールド / サービスエンジニアへの転職は志望動機で勝利をつかむ!|マイナビAGENT

人とのコミュニケーションが好きな人

フィールドエンジニアは自社の製品を介して、顧客と円滑なコミュニケーションを図る必要があります。どのようにして顧客に理解してもらい、満足してもらえるのかなど、顧客の立場に立ってコミュニケーションを図れるような人が適任です。パソコンに向かう仕事よりも、顧客と話をする仕事の方が好きな人はフィールドエンジニアに向いています。

人の役に立ちたい人

製品の不具合で困っている顧客の役に立つのがフィールドエンジニアの役目です。どのような仕事でも何らかの形で人の役に立っていますが、フィールドエンジニアは直接的に顧客の役に立てる仕事です。顧客の感謝の言葉を聞きたい、肌で感じたいという人にはうってつけのエンジニア職です。

機械が好きな人

フィールドエンジニアが扱う製品の多くはハードウェアです。それらの不具合を解決するには機械の内部に触れ、故障原因の調査、不具合箇所の特定化を行います。こうした作業は、元々メカが好きな人でなければ難しいでしょう。フィールドエンジニアはメカが好き、機械いじりが得意な人に向いている職種と言えます。

未経験からフィールドエンジニアになるには

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フィールドエンジニアへの不安を払拭し、業界未経験からフィールドエンジニアを目指すには、自分自身に適した企業を選ぶことが重要です。

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