フルスタックエンジニアになる方法とそのロードマップについて解説
ロードマップ
フルスタックエンジニアになる方法とそのロードマップについて解説
アンドエンジニア編集部
2021.09.13
この記事でわかること
フルスタックエンジニアになるには、目標イメージを明確に持ち、強い心構えが必要
フルスタックエンジニアになるためのロードマップは3つあるので、自身に合った方法を選ぶ
フルスタックエンジニアには幅広いスキルが必要であり、公的資格を取得しておくのが望ましい

フルスタックエンジニアを目指す前に

 

マインド

「フルスタックエンジニア」はスーパーエンジニアとも呼ばれ、ITエンジニアの職種の壁を超え、何役もこなせるエンジニアを指します。他のIT職種と比べて高年収が期待でき、目指している方も少なくないでしょう。

では、どうすれば「フルスタックエンジニア」になれるのか、その方法やロードマップをご紹介します。また、「フルスタックエンジニア」になるために、取得しておくべき資格なども解説していきます。「フルスタックエンジニア」を目指している方はぜひ参考にしてください。

フルスタックエンジニアになるための心構え

なぜあなたは「フルスタックエンジニア」を目指すのですか?高年収を得たいから?人が羨むステイタスを得たいから?それだけでは、フルスタックエンジニアを目指す動機としては弱く、挫折する可能性があります。プロのエンジニアを目指すのなら、しっかり目標を定め、その目標に向かって粉骨砕身努力する気構え、心構えが必要です

ちなみに、スポーツ選手は一人前になるために1万時間の練習が必要だそうです。天才と呼ばれるプロ選手でも、血のにじむような努力を経て一流選手になっているのです。

フルスタックエンジニアの目標イメージを明確に持つ

「フルスタックエンジニア」は万能エンジニアと言われますが、全ての分野を担当できるわけではありません。それぞれ得意分野、活躍分野があります。Web系の開発なのか、AI系の開発なのか、あるいはビッグデータなのか、自身の興味や適性なども考えながら、目指す「フルスタックエンジニア」の目標イメージを明確に持つことが必要です

スポーツ選手は、ただ単にプロのアスリートを目指してプロになったわけではありません。明確な目標を定め、目標に向かって自己研鑽に励んだ結果、プロ選手になったのです。このように、自ら目指す目標のイメージは明確に持つことが大切です。   

フルスタックエンジニアになるための3つのロードマップ

3分岐

フルスタックエンジニアの具体的目標が定まったら、どのような手段・ステップを経て目標に向かうのかを考えてみましょう。大きく分けると、次の3つの道が考えられます。それぞれ一長一短はありますが、自身に最も相応しい方法を選択してください

下積みから始めてステップアップしていく

多くのエンジニアは下積み時代を経験します。まず、ITベンダーに就職したとしましょう。最初に教育を兼ねてプログラマーからスタートします。ある程度慣れ、開発プロジェクトへの参加を通じて、システム開発について学びます。設計工程を担当し、人によっては、運用部門やインフラ系の部門を担当する人もいます。

ジョブローテーションを通じて適性を見極めながらステップアップし、要件定義などの上流工程を経験後にプロジェクトリーダーになる人もいます。複数のシステム開発工程や領域を担当していく中で、次第に「フルスタックエンジニア」へと近づいていくのです。

経験が重視される世界なので、これが最もオーソドックスな道なのです。もちろん、「フルスタックエンジニア」を目指すという強い意志は持ち続ける必要があることは言うまでもありません。

独力でシステムプロダクトを開発する

クラウドが普及した今日は、独力でシステムプロダクトを作るというのが、最も現実的な近道です。今の時代ほど独力でシステムを開発できる時代はありません。クラウド技術の進展によって、自らサーバー構築やネットワーク構築を行う必要や手間が不要です。AWSにアカウント登録をすれば、無料で1年間開発環境を得ることができます。

ここで、1から実用的なプロダクトを作ることができれば、それを武器にしてビジネス展開していけば良いのです。もちろん、その前に自己投資は必要です。自分の強みはさらに伸ばし、弱い部分は補強が必要でしょう。会社員の人は、自己研鑽の時間を作り、コーディング、設計などを基本から学ぶ必要があります。

きちんとした将来設計を行い、明確な目標を持って、プロダクトを作っていきましょう。これによって、システム開発の全ての工程を経験することができます。プロダクトを幾つか開発しながら実務を経験し、スキルを磨くことができます。

教育機会を利用して資格を身に付ける

基礎がないのにいきなりプロジェクトに参画したり、自らプロダクト開発をしたりするのは無理だと考える人もいるでしょう。専門学校や大学などで基礎からプログラミングやITの基礎について学んだ方であれば、前記のような選択も可能ですが、そうではない人にとっては、先ずは基本が大切です。

今は、「フルスタックエンジニア」を目指す人に向けたオンライン講座などもありますので、そういった講座を利用して、資格取得を目指すのも1つの方法です。

フルスタックエンジニアに必要となるスキルや資格について

スキル

フルスタックエンジニアを目指す方法は分かりましたが、フルスタックエンジニアになるためには、どのようなスキルが必要で、どんな資格を取得すれば良いのでしょうか?

市場が求める「フルスタックエンジニア」になるためには幅広い技術、幅広い知識が不可欠です。また複数の領域の経験を持っていると有利です。これは待っていて得られるものではありません。自らの強い意志と、あらゆるチャンスをものにする積極性が求められます。

また、高い判断力、ユーザーの欲求をくみ取る力、そのためのコミュニケーション力、企画力、プレゼンテーション能力などが必要です。これらを念頭に置いて、「フルスタックエンジニア」を目指すために必要なスキル、資格について見ていきましょう。

フルスタックエンジニアに必要なスキル

「フルスタックエンジニア」はスーパーエンジニアと呼ばれるように、多くのスキルが求められます。これから「フルスタックエンジニア」に必要とされるスキルについて、1つずつ解説していきます。ここで、自身が既に身に付けたスキル、未知のスキル、これから強化すべきスキルを確認してください

  1. プログラミングスキル

システム開発に関わる以上、「フルスタックエンジニア」にはプログラミング知識とその実務経験は必須と考えてください。

「フルスタックエンジニア」は要件定義からシステム運用までを一通りこなせるエンジニアです。開発工程も担当しますので、最低限プログラミングスキルと実務経験が欠かせません

また、システムテストやシステムの障害においては、プログラミング経験あると障害の切り分け、障害の原因究明、プログラムの修正などが迅速に行えるというメリットもあります

2.実務経験

システムは机上の空論だけでは作れません。学んだ知識だけでは対応ができないケースもあり、その時に必要になるのは経験値です。実務経験を重ねることで、教科書だけでは学べないことを学ぶことが往々にしてあります

経験の積み重ねがエンジニアとしての勘を養ってくれます。どれほど学業成績が優秀なエンジニアであっても、実務経験者には適わないことがあるのです。

3.Webに関する知識

今やユーザーの目に触れるシステムの多くはWebです。フロントエンドとも称されるWebは、そのデザインやGUIによってある程度評価が決まります

実際に、バックエンドの仕組みが同じでも、Webの出来栄えによってユーザーの評価は180度変わります。これからの「フルスタックエンジニア」はWebに明るく、Webに強いことがさらに求められるでしょう

  1. OSに関する知識

「フルスタックエンジニア」が担当するシステム開発には、Windows系もあれば、Linux系やiOSやAndoroidOS系の開発もあります。プログラミング言語であるJAVA自体は仮想マシン上で動作し、基本的にOSには左右されない言語ですが、コマンドの操作はOSごとに異なり、サーバー設定やインストールなどもOSごとに異なっています。

あらゆるOSの下でのシステム開発を想定すると、「フルスタックエンジニア」にとってはOSに関する知識が必須といえます。

5.クラウドに関する知識

最近のシステム開発ではクラウドの利用が大半となっています。クラウドサービスとしてはAWSやAzureなどが知られていますが、クラウド利用についての知識を持っていなければ、顧客に対してシステムの提案すらできません

「フルスタックエンジニア」を目指すからには、クラウドに関する知識は大前提といって過言ではありません。

6.データベースに関する知識

「フルスタックエンジニア」はWebなどのフロントエンドに限らず、バックエンド系も知っていなければなりません。従ってバックエンドにおいては必須となるデータベースに関する知識が必要です。

7.コミュニケーションスキル

「フルスタックエンジニア」は他の人の手を借りず、独力でシステム開発ができる人材のため、コミュニケーションスキルはさほど必要ないと思われがちですが、実は逆です。

各工程間の調整や橋渡しだけではなく、時にはプロジェクトリーダーやPMを担当、あるいは兼務することもあります。また、上層部や関係部署、ユーザー(顧客)との折衝が必要となるケースもあります。従って、コミュニケーションスキルは「フルスタックエンジニア」にとっては欠かせない重要なスキルの1つです。

フルスタックエンジニアが取得しておきたい資格

フルスタックエンジニアの職種の定義は定まっておらず、従って必要な資格というものはありません。資格よりも実践力が問われる世界です。とは言っても、自称フルスタックエンジニアでは通用しないケースもあります。資格はスキルを有している客観的判断材料にはなります。自分を高く売るための武器になりますので、積極的に資格取得に努めましょう

ITストラテジスト試験(ST)

情報処理推進機構(IPA)主催の国家資格です。情報技術を用いて事業改革を競争優位を獲得するための戦略を練り、その策定や提案、推進できる人材をその対象者像としています。企業のCIOやCTO、或いはITコンサルタントを目指す方に適した資格です。

試験の合格率は15.4%と難易度はかなり高めですが、「フルスタックエンジニア」以外でも、取得することでさまざまなキャリアパスを描くことができますので、取得しておきたい資格の1つです。

ITストラテジスト試験(ST) ~ 経営とITを結びつける戦略家 ~

システムアーキテクト試験(SA)

同じく情報処理推進機構(IPA)主催の国家資格です。情報システム戦略の具現化に向けた業務モデルの検討を行い、情報システムの要件定義、システム開発の主導などができる人材を対象者像としています。システムアーキテクト試験の合格率は15.3%で、こちらも大変難易度の高い資格です。

システムアーキテクト試験(SA) ~ 業務とITのグランドデザイナー ~

プロジェクトマネージャ試験(PM)

こちらも同じく情報処理推進機構(IPA)主催の国家資格です。その名の通り、情報システム開発プロジェクトの全体責任者を担える人材を対象者像としています。システム開発に関する知識や経験に加え、必要スキルとしてマネジメントスキルが求められます。

合格率も15.1%と非常に難易度の高い資格と言えますが、「フルスタックエンジニア」を目指す方にはぜひ最初に取得しておいてほしい資格です。転職時などにも大きなアドバンテージになります。

プロジェクトマネージャ試験(PM)

  

フルスタックエンジニアのキャリアパス

キャリアパス

「フルスタックエンジニア」は人気の高い魅力的な職種です。しかし、「フルスタックエンジニア」は望んですぐになれる職種ではありません。基本的には以下のようなキャリアパスを経る必要があります。

1.エンジニアとして、システム開発の4つのステップ(要件定義・設計・開発・運用)を経験する

2.開発においては(フロントエンド開発・バックエンド開発、インフラ、アプリケーション開発)を経験する

3.別分野、別領域のスキルを習得する

4.幅広いスキルの習得に努め、フルスタックエンジニアとなる

ここまでのキャリアを積むには、最短でも3年から、人によっては10年ほどの期間が必要です。

また、「フルスタックエンジニア」となった後のキャリアパスも想定しておくことをおすすめします。「フルスタックエンジニア」としてスペシャリストを目指す道以外に、独立や、ITコンサルタントを目指すこともできるでしょう。企業内であれば、CIOやCTOという可能性もあります。

「フルスタックエンジニア」は最終目標ではなく、あなたの夢に向かう通過点と考え、より大きな目標を目指して自己研鑽に励んでください

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