データサイエンティスト検定とは?勉強法や資格が活かせる仕事も紹介
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データサイエンティスト検定とは?勉強法や資格が活かせる仕事も紹介
アンドエンジニア編集部
2023.02.14
この記事でわかること
データサイエンティスト検定はリテラシーレベルの実務能力を証明する試験
データサイエンティスト検定の勉強法は、試験対策テキストや動画講座を活用する
データサイエンティスト検定はデータサイエンティストの仕事や転職に活かせる

データサイエンティスト検定とはどのような試験?

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エンジニアとして活躍されている方でも、データサイエンティストと聞くとどのような仕事をする職業なのか、今1つイメージが沸かない方も多いのではないでしょうか。

データサイエンティストとは、データを分析した結果に基づいて将来を予測したり、企業のコスト削減や売り上げに貢献する有益な治験を導き出したりできる職業です。データサイエンスの技術を駆使し、ITだけでなく統計やAIの知識も求められます。

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データサイエンスの基礎となる数理統計学やAI教育の知識・技術を証明する

データサイエンスとは、統計・数理解析や、コンピュータによる処理によって大量のデータを分析し、データに基づく合理的で有用な知見を導き出す技術分野です。データサイエンティスト検定では、データサイエンスの初学者として、リテラシーレベルの知識・技術を身に付けていることを証明します。

現在データサイエンティストとして働いているという方のキャリアアップは勿論、将来データサイエンティストとして働きたいという方にとっては、転職の際のスキル証明としても有効な検定試験です。

【参考】:データサイエンティスト検定 リテラシーレベル | 一般社団法人 データサイエンティスト協会

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データサイエンティスト検定の概要

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データサイエンティスト検定は、データサイエンティスト協会が主催する検定試験です。

同協会が定義するアシスタント・データサイエンティストと、「数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム」が公開している、リテラシーレベルの数理・データサイエンス・AIにおけるモデルカリキュラムを統合した内容です。

【参考】データサイエンティスト協会 【参考】数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム

試験の概要と難易度

試験は年に2回、春と秋に実施されます。具体的な試験の実施期間については、公式ホームページを参照してください。

【参考】データサイエンティスト協会-よくある質問

出題形式はCBTによる選択式問題で、問題数は90問前後、試験時間は90分です。合格ラインと合格率については2、022年度に実施された2回目の試験では正答率80%以上が合格ラインで、合格率は50%程度でした。

【参考】データサイエンティスト協会-データサイエンティスト検定 リテラシーレベル-過去のDS検定 開催報告

試験問題は試験毎に少しずつ刷新されるため、難易度にも振れ幅があるようですので、過去の合格率などは参考程度に留めておくのがよいでしょう。

CBT試験とは?概要やメリット、採用されている資格一覧を紹介!

データサイエンティストの年収

データサイエンティスト検定を取得するエンジニアの年収はどの程度なのでしょうか。主な取得者であるデータサイエンティストを、ITを活用して企業の問題を解決する専門家であるITコンサルタントと仮定して見ていきます。

ITコンサルタントの年収は、「マイナビエージェント年収ランキング」での平均年収は512万円(※2023年1月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近いコンサルタントを参考にすると、平均年収928万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ITコンサルタントは一般平均年収よりも、やや高めであることが分かります。

エンジニア全体の中でもデータサイエンス分野の需要は、AIやビッグデータのニーズの高まりに伴って、今後も高まっていくと予想されています。専門性もあり、ITエンジニアの平均よりも高い年収が期待できるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング ※【平均年収 調査対象者】2019年12月~2020年5月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

データサイエンティスト検定の勉強法

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データサイエンティスト検定の概要やデータサイエンティストの具体的な年収例を知って、データサイエンティスト検定の受験を考え始めた方もいらっしゃるかと思います。ここからは、検定合格に向けた実際の勉強法について紹介します。

書籍を活用する

多くの資格や検定の例に漏れず、データサイエンティスト検定でも公式の推奨する参考書籍と問題集が発表されています。まずはこちらを活用して、データサイエンティスト検定の出題範囲の全体像を掴み、試験問題の雰囲気や現在の自分自身の実力を知るところから始めましょう。

「最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック 第2版」

▪著者:菅由紀子、佐伯諭、高橋範光、田中貴博、大川遥平、大黒健一、森谷和弘、參木裕之、北川淳一郎、守谷昌久、山之下拓仁、苅部直知、孝忠大輔 ▪ページ数:328ページ ▪出版社:技術評論社 ▪発売日:2022/4/28(電子版)、2022/5/14(紙版) 【参考】:最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック 第2版

「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」の公式リファレンスブックです。要点と学習のポイントを基本から1つ1つ解説しています。

「徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応」

▪著者:小縣 信也、斉藤 翔汰、山田 弦太朗 ▪ページ数:328ページ ▪出版社:インプレス ▪発売日:2022/4/21 【参考】:徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応

「データサイエンティスト検定 リテラシーレベル」に対応した問題集です。「データサイエンス力」「データエンジニア力」「ビジネス力」それぞれの分野に対応した問題と詳しい解説をしっかり網羅しており、バランス良く学習できます。

対策講座を活用する

参考書籍や問題集だけでは合格できるか自信がないという方は、対策講座の受講も検討するとよいでしょう。対策講座は参考書籍や問題集同様に、公式ホームページで紹介されていますが、それぞれ受講料やカリキュラムにも違いがありますので、充分に比較検討して選択しましょう。

【参考】データサイエンティスト協会-データサイエンティスト検定 リテラシーレベル-検定概要-対策講座

データサイエンティスト検定を活かせる仕事

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データサイエンティスト検定を取得したら、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、合格をアピールすることで転職に有利になったり、学んだ知識や技術を活かせたりする代表的な仕事について紹介します。

データサイエンティスト

検定の名称にもなっている通り、データサイエンティストがこの検定を活かせる最も代表的な職業と言えるでしょう。

データサイエンティストは、統計・数学・AIなどを駆使して膨大な量のデータを分析し、データに基づいて未来を予測したり、コスト削減や売り上げの増加に繋がる有益な知見を導き出してアドバイスを行ったりするデータ分析の専門家です。

データサイエンティスト検定は、見習いレベルのデータサイエンティストとして求められる知識や技術が網羅されているため、データサイエンティストを募集している企業に就職・転職するためのアピール材料にもなり、第一歩として相応しい検定と言えるでしょう。

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ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを活用して企業の抱える課題を解決する職業です。データサイエンスはデータに基づいて企業の課題を解決するスキルであるため、自身のコンサルティングの裏付けにもなり、説得力を高めるのに役立つでしょう。

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データサイエンティスト検定を突破してキャリアアップを目指そう

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当記事では、データサイエンティスト検定についての概要や難易度・勉強法に加えて、検定に合格することで評価される職業や、検定で学んだ知識や技術を活かせる職業について解説しました。

一方で、検定に合格しただけではどのようにしてデータサイエンティストへのキャリアを進めばよいのか見当がつかないかもしれません。

資格を活かして就職や転職を成功させるためには、データサイエンティストを募集している企業選びや、データサイエンティスト検定合格を履歴書や面接でどのようにアピールしたらよいかなど、就職や転職のノウハウが必要です。

そこでぜひご活用いただきたいのがマイナビIT エージェントです。

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