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PHPの独学は何から始めるべきか?未経験者におすすめの学習ロードマップ
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PHPの独学は何から始めるべきか?未経験者におすすめの学習ロードマップ

アンドエンジニア編集部
2022.12.22
この記事でわかること
PHP独学にあたって、まずはHTMLやCSSから学んでいくことがおすすめ
次のステップとして、PHP自体の文法を学び、簡単なプログラムを作成できるようにしよう
PHPを習得したら、データベースに関連したSQLなども学んでいきたいところ

PHPの独学は何から始めるべきか?

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Webページを構成する言語において、HTMLなどと合わせてよく使われているPHPですが、需要の高さやシンプルさから、興味を持っている方も多いと思います。一方で、プログラミング未経験の方にとっては、どのようにして勉強を進めればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、独学でPHPを学ぶための具体的な勉強方法とおすすめの学習ロードマップを紹介していきます。

まずはWeb系の基礎からスタートしよう

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結論から言うと、PHPを初めて学ぶ未経験者の方は、まずWeb系の基本であるHTML・CSSを学ぶことからスタートするべきでしょう。PHPは主にWebページを構成する言語として使われており、多くの場合、Web開発で使用されます。

したがって、PHPを仕事で使っていきたいのなら、Webページを構成する言語をまず学んでおく必要があります。PHP自体は難易度が高くない言語であると言われていますが、それだけを勉強すればよいわけではなく、関連する技術を身に付ける必要があることは念頭に置きましょう。

上記に加えてデータベース関連の知識も学んでおけば、PHPエンジニアとしての箔もさらに付きます。そして、独学でPHPを身に付けた先では、研修が充実した企業に就職することを目指すのもよいでしょう。

研修が充実した企業であれば、仕事をしながらさらに技術を身に付けることができ、キャリアアップのチャンスも広がります。

Webアプリ開発言語PHPの特徴や学習方法を初心者向けに解説!
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PHPとは

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まずはPHPの学習方法を説明する前に、PHPがどのような言語なのか、その概要を説明していきます。

PHPはオープンソースのスクリプト言語であり、他の言語と比べてシンプルで学習しやすい点が特徴です。大多数の言語はコンパイルと呼ばれる手順を踏まないと実行することができませんが、PHPはコンパイル手順を踏まずにすぐに実行できるため、デバッグしやすい点も特徴的です。

PHPとは一体何か?他のプログラミング言語と異なるポイントを解説!

PHPはどのような場面で使用されるか

PHPはほとんどの場合、Webページ作成を含むWeb開発で使われます。PHPはWebコンテンツを供給するサーバーサイドに実装され、ユーザーの目に見えないところで活躍するため、縁の下の力持ちとも言えるでしょう。

また、PHPは特にデータベースとの連携に強く、Webページ上の入力フォーム処理や掲示板、予約システムなどに利用されています。

PHPを学ぶメリット

未経験者がPHPを学ぶメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。まず、PHPはデータベースを含めたWebシステムで必ずと言っていいほど使われており、世界中で使用されている代表的なCMSである、WordPressもPHPで設計されているため、需要が高いところがポイントです。

加えて、文法が非常にシンプルで特別な環境構築も不要であるため、未経験者でも勉強しやすいプログラミングの入門言語である点もポイントです。PHPでの学習経験をもとにプログラミングの基礎を身につけていけば、他の言語を学んでいく際にも有効に働くことでしょう。

【参考】:WordPress

フロントエンドエンジニアの年収

PHPを使用するエンジニアの年収はどの程度なのでしょうか。PHPはWeb系開発の部類に入るため、フロントエンドエンジニアが使用しています。

フロントエンドエンジニアの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は385万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、フロントエンドエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。

PHPを学んでもあまり年収を上げられないのでは、と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、PHPを含むWeb系のエンジニアはWebディレクターへとキャリアアップしたり、他のエンジニア職へキャリアチェンジするチャンスもあります。

【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】 2015年〜2016年末までの間にマイナビエージェントにご登録頂いた20代・30代の方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

独学でのPHP学習方法

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ここまででPHPの概要を説明しました。PHPは主にWeb開発で活躍しており、需要の高い言語であるということをお分かりいただけたと思います。次に独学にあたっての具体的な勉強方法を説明していきます。

本で勉強する

昔からある最も一般的な方法が本で勉強することです。PHPは他のWeb系言語と同じく歴史があり、初心者向けから上級者向けまで多くの書籍が出版されています。

書籍を1冊読み切ることにハードルの高さを感じてしまう方も多いかもしれません。ただ、もしそうすることができたのなら知識だけでなく、大きな自信も付けることができるでしょう。

初心者向けの代表的な書籍には以下が挙げられます。

■確かな力が身につくPHP「超」入門 PHPを基礎から学ぶことができる入門書です。実際に使われているプログラムをサンプルとして引用している点が分かりやすいポイントです。

▪著者:松浦 健一郎、司 ゆき ▪ページ数:344ページ ▪出版社:SBクリエイティブ ▪発売日:2016/9/27 【参考】:確かな力が身につくPHP「超」入門

■PHPの絵本 イラストが多用された初心者向けの書籍です。CやC++も出版されており、定番シリーズとなっています。

▪著者:株式会社アンク ▪ページ数:264ページ ▪出版社:翔泳社 ▪発売日:2017/4/13 【参考】:PHPの絵本

■いちばんやさしいPHPの教本 ワークショップ形式で侵攻していくPHPの入門書です。その名の通り、読者が思うようななぜの疑問に答えてくれるやさしい参考書です。

▪著者:柏岡秀男、池田友子、有限会社アリウープ ▪ページ数:248ページ ▪出版社:インプレス ▪発売日:2021/11/22 【参考】:いちばんやさしいPHPの教本

PHPのおすすめ本13選!入門レベルからさらに学べる学習本まで解説

プログラミングスクールで学ぶ

見方によっては独学とは異なりますが、プログラミングスクールに通うことも有効な手段の1つです。

プログラミングの需要増加とともにスクール間の競争も激化し、優れたサービスも増えてきました。学習計画を立案してくれることやその場ですぐ質問できるメリットはスクールならではと言えます。その分、費用はかかりますが、未経験者には特におすすめできる手段です。

学習サイトを活用する

費用もかけず、スキマ時間からのスタートを目指す場合には学習サイトの活用が効果的です。学習サイトには、書籍のように読み込んでいくタイプと実際にコーディングをしながらクイズ形式になっているタイプが存在しています。

前者は書籍ほどの内容はありませんが、無料で学習できることが多い形です。後者は全て無料ではないものの、コーティングを実践しながら学ぶことができるため、未経験者や初心者に非常におすすめできます。後者の代表的な例として、PaizaやProgateがあります。

【参考】:Paiza 【参考】:Progate

おすすめの学習ロードマップ

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次に本題となるPHPの学習ロードマップを紹介していきます。ロードマップが定まっていないと学習の見通しが見えず、効率もモチベーションも上がりません。勉強を始める前には、必ずロードマップを決め、それを意識しながら進めましょう。

ここで紹介する方法はあくまでも一例のため、自分なりに工夫するのも1つの手です。

HTML/CSSを学ぶ

まず最初にPHPを学ぶのではなく、Web開発の基礎となるHTMLやCSSから学んでいきましょう。というのも、WebページはPHPだけで構成されることはなく、必ずHTMLやCSSがセットになっているためです

PHPだけの案件であっても、ベースとなるHTMLやCSSについての知識がなければ、エンジニア同士で連携が取りづらくなるため、関連する分野の知識も身に付けておくべきです。もちろん、これらをマスターしなければならないわけではありません。

目安としては学習サイトを参考に簡単なWebページを自作できるレベルであればよいでしょう。

PHPを学習する

Webページ作成の基礎を身に付けたらいよいよPHPの勉強をスタートさせます。学習の方針としては以下の順序がおすすめです。

■基礎文法の理解  まずは1番の基礎である文法を一から学んでいきましょう。未経験者には上記で述べたProgateなどの学習サイトがおすすめです。

■サンプルプログラムの模写 文法が理解できたら、次は既存コードの模試です。実際のプログラムは文法通りではないため、模写をすることでどのような流れや構造かを直感的に理解できます。

■自力で簡単なプログラムを作る  次のステップとして自分で機能を考えてプログラムを作ってみましょう。コードを全て自分で書いたときに真の実力が見えてきます。作るものとしてはPHPの代表的なアプリケーションであるお問合せフォームがおすすめです。

PHPの基礎を習得した段階で、PHP開発を行う企業への就職を目指すのも1つの手です。研修が充実した企業へ就職できれば、仕事をしながらも学習を継続することができるため、効率良く業務にあたることができます。

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データベースやフレームワークを理解する

自力でプログラムを作れるまで知識を身に付けたら、応用としてデータベース関連の知識を付けていきましょう。ここでは、SQLというデータベース用の言語を理解する必要があるため、学習サイトなどを通して一通り文法を理解しましょう

文法を理解できたら、PHPでデータベースを操作するアプリケーションを作ります。代表的なものとして掲示板を作るのがよいでしょう。

ここで同時にフレームワークという概念を理解し、試しに使ってみましょう。フレームワークとは、プログラムを設計する上でのテンプレートのようなもので、必要な機能やコードが最初から実装されているため、設計にかける時間を短縮することが可能です。

PHPのフレームワークでは、代表的なものにLaravelがあり、利用すれば開発がずっと楽になることが体感できることでしょう。ここまで理解し、作業をこなすことができれば、PHP開発に携われるレベルの技術は身についたはずです。

PHPを学んだあとは研修が充実した企業を探そう

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本記事では未経験者の方向けに、PHPの概要とおすすめする学習ロードマップを紹介しました。学習の方針が決まり、PHPエンジニアを目指して勉強をスタートしようと思われた方もいらっしゃるかもしれません。一方で、未経験からのエンジニア業務を自分ができるのか、不安に思った方も多いはずです。

ただ、昨今の業界は未経験の方を考慮して研修を充実させている企業も増えてきており、そうした企業では安心して仕事に取り組めるはずです。

しかし、数ある企業の中から研修が充実しており、自分のキャリアパスにもあった企業を探すことは非常に困難です。

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