Pythonの難易度は高い?
Pythonの学習を始めたいものの、Pythonの難易度は高いのではないかと不安に思う方は多いのではないでしょうか。Pythonは人工知能開発やデータ分析など難しそうな分野にも使える言語のため、ハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
確かに、プログラミング言語には難しいもの・簡単なものがあります。初心者はなるべく簡単な言語から取り組んだ方が、学習を挫折する心配が少ないためおすすめです。
Pythonは初心者にもおすすめできる言語
Pythonは決して難易度が低いというわけではありませんが、参考書籍やWeb上での情報が豊富なため、学習ハードル自体は高くはなく、初心者が最初に学ぶ言語としてもおすすめできます。プログラミング初心者向けのPython本も多く出版されているうえに、Pythonを学べる学習サイトも豊富です。
人工知能開発などは数学知識なども必要でありハードルが高いとも考えられますが、Pythonで業務自動化ツールやWebアプリを作るのは、しっかり知識を付けて少しずつトライしていけば、そこまで難易度が高い作業ではありません。初心者の方はまず、それらの開発から挑戦してみると良いでしょう。
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Pythonとは?
そもそもPythonはどういった言語なのでしょうか。ここでは、Pythonの特徴やPythonで何ができるか、Pythonエンジニアの年収について説明します。
Pythonの特徴
Pythonは、1991年にリリースされたプログラミング言語です。Pythonで具体的に何ができるのかというと、人工知能開発やWebアプリ開発などが例として挙げられます。また、コードの可読性やライブラリの豊富さなど優秀な点が多いため、将来性が高い言語として注目されています。需要が高い、という観点からも初心者がPythonを学ぶのはおすすめです。
【参考】:プログラミング言語 Python 総合情報サイト - python.jp
Pythonエンジニア(プログラマー)の年収
Pythonエンジニアに絞った年収情報はないため、参考としてPythonを活用するプログラマーの平均年収のデータを記載します。
プログラマーの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は344万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビの調査では民間企業平均年収よりもやや低く、経済産業省のデータではやや高いということになります。
プログラマーは若手エンジニアが担当することが多いこともあり、調査方法によっては平均年収が低めに算出されることもありますが、Pythonは他言語に比べ将来性が期待されている言語のため、Pythonエンジニアはプログラマーの中でも年収を上げやすいことが期待されます。
【参考】:マイナビエージェント 職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
Pythonが初心者におすすめできる理由
ここでは、Pythonが初心者におすすめできる理由を解説します。取り掛かりやすい理由を知ることで言語としての特徴も見えてきて、Pythonの学習がより捗るようになります。
コードの可読性が高い
Pythonはコードの可読性が高いのが大きな特徴です。他言語よりもコードの記述ルールが厳しく、他人が書いたコードが自分の書き方からあまり離れないようになっているためです。たとえば、Pythonは指定箇所で正しくインデントをしないとエラーが発生するようになります。
プログラミングを学ぶ場合、まずはコードを読んでその意味を理解しなくてはいけません。そのため、コードの可読性が高いのは大きなメリットと言えるでしょう。
ライブラリが豊富
Pythonはライブラリが豊富なのも初心者に優しい点です。ライブラリとはよく使う機能がパッケージ化されたもののことで、インストールすることで利用できるようになります。
たとえばmathライブラリを使えば、難しい計算処理を自動で行ってくれるため、自分でコードを書かなくて良くなります。
学習教材が豊富
Pythonは需要が高い言語のため学習教材が豊富なのもメリットです。初心者向けのPython本も出版されていますし、Pythonが学べる学習サイトも多いです。自分に合った学習教材を選択できるため、効率的に勉強することができます。
また、企業の中には研修制度が整っている場合もあり、未経験から知識をつけながら働くことも可能です。未経験からITエンジニアを目指すなら、自分のスキルにあった企業を探してくれる転職エージェントの活用をおすすめします。
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Pythonと他の主要言語の難易度比較
Python以外にも実務で使われている言語は多くあり、それらの勉強から始めるべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこでPythonと他の主要言語の難易度を比較していきます。
Java
JavaはPython同様にWebアプリ開発で多く使われる言語ですが、Pythonに比べると難易度が高めです。また、Pythonよりもコードの記述量が多く、内容を理解するのに時間がかかることもあります。ただ、Javaはスマホアプリや業務システムなど多くの分野で活躍する言語でもあります。プログラマーとしての活躍の場を広げたいなら、Javaを最初に選択する手もあるでしょう。
【参考】:Java|Oracle
PHP
PHPはWebアプリ開発で使われる言語であり、Python同様に学習難易度が低いです。フレームワークの豊富さや文法の分かりやすさから人気も高いです。PythonとPHPのどちらを最初に学ぶべきかは難しいところですが、PythonはWeb開発だけでなく人工知能開発などでも活躍するため、その分野に参入したい方はPythonを選択すると良いでしょう。
【参考】:PHP: Hypertext Preprocessor
Ruby
Rubyも同様にWebアプリ開発で使われる言語です。Rubyの特徴はRuby on Railsという優秀なフレームワークがあり、開発を効率化できる点です。Pythonにもフレームワークはありますが、種類が多く、場合によっては複数のフレームワークを勉強しないといけない場合があります。
ただ、Pythonにはやはり人工知能開発で使えるアドバンテージがあります。PythonもRubyも難易度は低めのため、参入したい分野で学習言語を決めると良いでしょう。
【参考】:オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby 【参考】:Ruby on Rails
Pythonを学んで仕事に活そう!
本記事では、Pythonの学習難易度について解説しました。Pythonは他言語に比べ難易度が低いというわけではありませんが、プログラミング初心者が最初に学ぶ言語としておすすめできます。
Pythonスキルに自信がない場合、研修が充実した企業を選択すると良いでしょう。研修が充実した企業なら、Pythonの文法基礎からじっくり学ぶことができます。分からない箇所も研修で質問できるため、独学よりも挫折する心配が少ないはずです。とはいえ、研修が充実した企業に転職するのがまず難しい、と考える方もいるのではないでしょうか。
そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。
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